蓄電池の賢い使い方 2.ダブル発電・押し上げ効果について

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国際航業株式会社公共コンサルタント事業部カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG

樋口 悟(著者情報はこちら

国際航業 公共コンサルタント事業部カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG。国内700社以上・導入シェアNo.1のエネルギー診断B2B SaaS「エネがえる」(太陽光・蓄電池・オール電化・EV・V2Hの経済効果シミュレータ)を開発提供。

みなさんこんにちは。

蓄電池の導入シミュレーション「エネがえる」の土屋です。

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先日、とあるお客様のところへお伺いし、エネがえるのご説明をしてきました。

このブログのおかげでしょうか?HPからのお問合せも増えてきて嬉しい限りです(^O^)

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蓄電池の導入シミュレーションなら国際航業の「エネがえる」にお任せ!お気軽にご相談くださいね!

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さて、今回のテーマは『ダブル発電・押し上げ効果について』です。

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太陽光発電を設置されている方やオール電化にされている方の中には、

エネファーム(燃料電池)を勧められた際に、

「ダブル発電」という言葉を耳にしませんでしたか?今回はこのダブル発電を解説します。

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さて、今の電力買取制度では、蓄電池も「発電設備」とみなされるようで、蓄電池からの給電が「ダブル発電」扱いになってしまうといった機種があります。

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また、「押し上げ効果」も少し解説しますと、

「押し上げ効果」とは、読んで字のごとく、太陽光発電の売電量を押し上げる効果のことを言います。

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蓄電池の経済メリットのところで、

「安い深夜電力を貯めて、高い昼間に使う」という蓄電池に使い方をご説明したことがありましたが、この差額のメリットが蓄電池の一番の経済メリットになるのですが、それ以上にもっと経済メリットを出そうとする場合、この押し上げ効果を利用します。

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昼間は、太陽光発電が電気をつくっています。

そして、一般的には、その発電量のなかから、家庭内での電気使用量を差し引いた、

余剰電力を、東京電力等に売電しています。

それを、ここでは、その家庭内での電気使用量を、蓄電池にためられていた電気でまかなうことで、さらに多くの電気を売電に充てることが出来ます。

これが押し上げ効果の仕組みです。

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ただし、この押し上げ効果は、蓄電池の種類などによっては、ダブル発電の扱いになるものとならないものがあるようです。

W発電となってしまうと、売電価格が下がってしまいます。

(平成23年 42円⇒34円、平成24年 42円⇒34円、

平成25年 38円⇒31円、平成26年 37円⇒30円、平成27年 33円⇒27円)

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京セラの蓄電システム(タイプA)の場合では、押し上げ効果があり、売電量は増えるようですが、W発電になってしまい、売電価格が下がります。

長州産業やPanasonicの蓄電池は、押し上げ効果があり、また、ダブル発電にならないので、売電価格は変わらないのですが、屋外型ですので、設置スペースを考慮しないといけません。

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いずれがお得かは、ダブル発電のデメリットと押し上げ効果のメリットとで、どちらの方が大きく影響するのか、太陽光発電の設置容量や電気の使用スタイルによって変わってくるようです。「どちらがお得なの…?」というお客様も、過去の発電実績や電気使用量明細から「エネがえる」でシミュレーションを行うことで分かりますので、お気軽にお問合せくださいね!

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それではまた明日!

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