GX ZEH住宅提案ワークベンチ
住宅事業者のためのGX ZEH実務ガイド
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この記事でできること:蓄電池の追加価値、EVの燃料費差、3案の年次収支を整理する。
蓄電池へ回す余剰電力の追加価値を計算
太陽光だけの状態に蓄電池を追加したときの、年間の差額を確認する概算です。以下は仕組みを学ぶための架空の入力例で、市場価格や個別住宅の予測ではありません。充電電力量は、発電余剰・容量・出力・生活時間から別途確認した値を入力します。
式・除外条件・解釈を確認する
追加年間収支 = 充電電力量 ×(往復効率 × 回避買電単価 − 売電単価)− 保守費。単純回収 =(追加費用 − 補助金)÷ 追加年間収支。収支が0以下の場合は回収年を表示しません。
この簡易式は、太陽光余剰から充電し、放電をすべて住宅の買電削減に使う条件です。基本料金削減、系統からの充電、時間帯差、待機電力、劣化、交換費、借入金利、税務、売電期間の切替、DR収入は計算しません。買電単価には回避できる従量部分を使い、電気代全体を使用量で割った値を無条件に使わないでください。太陽光の自家消費・EV充電との重複配分も別途確認が必要です。約35年という計算結果は機器が35年使える意味ではありません。正式提案には年次収支と時系列の試算を使います。
EVの燃料費差を確認する
ガソリン車とEVの走行エネルギー費だけを比べる架空例です。購入価格、税・保険、残価、V2H費用、太陽光や蓄電池の効果は含みません。これだけで車両の総保有費は決まりません。
ガソリン代=距離÷燃費×単価。EV充電費=距離÷電費÷充電効率×単価。電費が充電損失込みの値の場合、効率を100%とし、損失を二重計上しません。時間課金・定額の公共充電や基本料金は別途確認します。
3案の20年収支を並べる
正式な需給シミュレーションの出力を受け取って比較する、期間別の年間効果を入力する補助表です。初期値は架空例であり、製品の見積・発電予測ではありません。全案で比較対象の範囲を揃えてください。Aは太陽光、Bは蓄電池併設、CはEV/V2Hを追加した案の記入欄です。Cには車両差額や維持費も必要に応じて含めます。
計算の扱いと制約
0年目に初期費用から補助金を引いた支出を置き、年1〜4、年5〜10、年11〜20の効果額を分けます。各年の効果=該当期間の入力効果×(1−劣化率)^(年−1)。保守を毎年控除し、指定年に交換費を1回控除します。割引後収支は各年を(1+割引率)^年で割ります。各期間の入力効果は、いずれも劣化前の基準値として扱います。
本表は需給・料金・FIT条件を自動計算しません。補助金は0年目に一括入金する仮定です。融資は含まない投資収支で、ローン返済を重ねて計上しないでください。劣化率を既に含む効果額を入力する場合は本表の劣化率を0%にします。劣化を車の燃料費差等へ一律適用できない場合、表の劣化率を0%とし、正式な年度別出力で確認してください。税務、廃棄、複数回交換、インフレ、売却は別計算です。「20年」は比較期間で寿命や保証年数ではありません。
提案前チェック
根拠・確認範囲
確認日:2026年9月23日。制度は公表された一次資料、事例は公開インタビューを参照しています。工程、例、チェック項目は本記事の実務提案です。個別案件の適合・採択・効果を保証するものではありません。