エネがえる EV・V2H 2026年10月3日午前 更新
EV専用プランに変えれば、必ず電気代が下がるのでしょうか。答えは、充電時間と家庭全体の買電の形によって変わります。昼に車がある家、夜しか充電できない家、太陽光の余剰を使える家では、比較すべき候補が違います。
無料の料金比較・V2H採算ツールを使う 料金マスター・計算式付きExcel / CSV・JSON・計算コード一式
最初に見るのは、①加入できるか、②何時に買電するか、③契約容量が変わるか、の3点です。そのうえで、太陽光の売電収入、EVの充電損失、V2Hの変換損失、維持費まで含めた年間支出を比べます。設備の導入前と導入後では、同じ料金プランの評価が逆転することもあります。
| 設備・生活パターン | 優先して比較する候補 | 見落としやすい条件 |
|---|---|---|
| EVのみ・夜間充電 | 従量電灯、EV向け夜間割安、加入できる時間帯別 | 給湯機が必要なオール電化プランを候補に混ぜない。夜間以外の家電料金も比較 |
| EVのみ・昼間に自宅充電可能 | 昼間割安、従量電灯、EV向けプラン | 休日だけ充電できる場合、夏冬休日の料金区分が平日と違うことがある |
| 太陽光+EV・普通充電器 | 余剰充電後の残る買電で比較 | 昼の安い料金を使う予定でも、実際は太陽光で賄われ、安い系統電力をほとんど買わない場合がある |
| 太陽光+EV+V2H | 余剰充電、夜間系統充電、夕方放電を別々に試算 | V2H除外条項、在宅時間、SOC、出力、走行予備量、売電機会損失 |
| オール電化+EV | 既存プランの継続、夜間型、昼間型、固定単価型 | 給湯とEVの同時運転による契約電力増加。既契約の割引喪失 |
| 太陽光+定置用蓄電池+EV+V2H | 機器を1つずつ追加した増分比較 | 同じ余剰電力を蓄電池とEVの双方に計上しない。両方が同じ夕方負荷を削減したことにしない |
ここでいう候補は「最安の断定」ではありません。契約地域、設備、買電実績をそろえたときに初めて、比較が成立します。公開ツールは候補の絞り込み用、最終提案は12か月の実績または設備運用シミュレーションを使う、という使い分けが実務的です。
東京電力エナジーパートナーは9月29日、11月1日開始の「電化プラス」を案内しています。従来の「くらし上手」と異なり、太陽光を持たない家庭も対象となり、所定の蓄熱式機器等に加えてEV・PHEV充電設備が加入条件に入ります。電話受付は9月29日、Web受付は10月14日からの案内です。既存のくらし上手契約は移行対象です。
電化プラスSの発表済み電力量単価は全時間30.63円/kWh、基本料金は10Aあたり506.06円/月です。一方、改定後のスマートライフSは、基本10Aあたり392.06円、1〜6時27.91円、その他35.81円。電化プラスは「深夜の単価をさらに下げるプラン」と理解すると誤ります。時間帯差をなくし、充電や給湯の時間を自由にしやすくする設計です。東京電力EPの発表・新料金表
この秋に確認すべき変更は、新プランの発売だけではありません。既存プランの単価変更、名称変更、受付終了プランの継続条件も含まれます。中国電力のおひさまシフトコースは10月1日から「ひるeco電化コース」に名称変更。沖縄のEeスマートの開始は2025年10月であり、2026年秋の新発売として紹介すべきではありません。大阪ガスMY EVプランの今回参照した設計は2026年7月からのものです。10月1日に発表された12月検針分からの単価改定も、現行版と分けて収録しました。
また、公共充電の会員サービスや実証実験は、自宅全体に適用する小売電気料金プランとは別です。外出先の充電料金の割引を、自宅の電力量単価に足したり引いたりすると誤算になります。この記事とデータセットは、家庭の系統買電契約を中心に整理しています。中国電力の名称変更注記・沖縄電力の開始時期・MY EVの条件
中国電力は、東京電力エリア向け「ぐっとずっと。プラン シンプルコース」の電力量料金を、2026年11月1日から36.87円/kWhから37.73円/kWhへ0.86円引き上げます。最低月額料金は3,300円で据え置きです。いずれも税込、燃料費調整額を含みません。400kWhなら基本・電力量部分の差は344円/月です。公式例の請求額も14,288円から14,632円へ344円増ですが、この例には2026年11月分の燃料費調整額と再エネ賦課金が含まれます。
EV専用商品ではありませんが、EV・電化設備の加入条件がない東京エリアの関連小売候補として、現行版と改定後版を追加しました。最低月額料金があるため、太陽光自家消費で買電量が小さい世帯では「使用量×単価」だけで比較しないことが重要です。中国電力の2026年10月2日公式発表
中部のスマートライフ・昼とくは、10kVAまでの基本料金が1,838.44円から3,106.24円へ変わります。九州の電化でナイト・おひさま昼トクでは、10kW以下の基本料金が1,888.80円から2,761.00円へ。電力量単価がわずかに下がる時間帯があっても、基本料金を含めた電気代が下がるとは限りません。従量電灯側も改定されるため、「新旧の同じプランの比較」と「改定後のプラン間比較」は分けます。
実量契約では、EVの充電を給湯や空調と重ねて契約電力を押し上げると、後の月にも影響が残り得ます。充電器を選ぶときは最大出力だけでなく、出力制限、タイマー、HEMS等の連携、契約容量との整合を確かめることが重要です。中部の単価・九州の単価・契約条件
以下の表は、発表済み改定後の代表単価です。北陸は確認時点の現行単価を示します。現行版も含む全収録行はExcel・CSVにあります。地域間で単価だけを比べても、燃料費調整の基準が異なるため、実際の請求額の地域順位にはなりません。
{{REGION_TABLE}}エネとくスマートの改定後は、昼38.30円、夜29.52円/kWh、基本676.60円/kW月です。エネとくスマートlifeプランは全時間30.88円、基本880.10円/kW月。所定の電化設備条件があり、EVを購入したという理由だけで加入できるとは限りません。従量電灯Bは基本572.10円/10A、3段階35.77・42.06・45.78円です。
昼の使用が多い家庭では時間帯同一型を、夜に給湯と充電を寄せられる家庭では夜間型を比較します。ただし暖房需要が大きい地域なので、夏だけの実績で決めず冬を含めます。EV・暖房・給湯を同時運転したときの契約kWが、両プランの比較結果を左右します。スマート・スマートlife・従量電灯
改定後の夜間単価はナイト8が28.93円、ナイト10が29.24円、ナイト12が29.73円/kWhです。夜間時間帯はそれぞれ23〜7時、22〜8時、21〜9時。長い夜間枠には夕方・朝の使いやすさがありますが、昼間単価や段階区分も変わります。夜間単価が最小という理由だけでナイト8を選ぶのも、時間が長いという理由だけでナイト12を選ぶのも不十分です。
主開閉器契約と実量契約では基本料金が異なります。公開ツールは主開閉器契約を収録し、実量契約を同じ金額に置き換えていません。よりそう+ナイトSは新規受付終了であり、既契約の比較対象として別管理します。東北電力新旧単価一覧・ナイトSの受付状況
スマートライフは総容量1kVA以上の対象蓄熱式機器等が必要です。EV普通充電器だけの家庭に、無条件で最適候補として出してはいけません。電化プラスはその比較対象を広げます。一方、従量電灯Bは使用量が少ない家庭や、自由料金との燃調差が拡大する局面で比較に残ります。
太陽光で昼間の買電が減ると、残る買電に占める夜間比率が上がる場合があります。電化プラスが「太陽光と相性のよい新プラン」だから一律有利とは判定せず、太陽光導入後の買電データで再計算します。中国電力の東京電力エリア向けシンプルコースも、現行36.87円/kWh、11月1日以降37.73円/kWh、最低月額3,300円の関連小売候補として比較に加えました。スマートライフ条件・電化プラス条件・中国電力シンプルコース改定
改定後スマートライフは、夜16.58円、@ホーム28.67円、デイ38.86円/kWh。夜の枠は標準22〜8時、朝とく23〜9時、夜とく21〜7時から比較できます。昼とくは春秋の10〜17時16.48円、夏冬の平日同時間18.56円。夏冬休日はホームタイム25.55円となり、平日の昼単価を全休日に適用しません。
昼とくの加入には、対象給湯器・蓄電池・EV等を使い、昼へ負荷を移せることが必要です。昼に車が自宅にない通勤世帯では、EV向けの昼割安を使い切れない場合があります。太陽光があるなら、昼の充電が買電なのか余剰自家消費なのかも分けます。スマートライフ・昼とく約款
くつろぎナイト12は夜20〜8時26.98円、平日昼39.87円、休日昼33.80円/kWh。原則として対象のヒートポンプ式給湯器が加入条件です。EV専用の4時間枠より長いため、帰宅後の家電利用も含めた比較ができます。基本料金は10kVAまで2,255円、超過1kVAあたり302.50円です。
従量電灯Bは30.86・34.75・36.46円の3段階。従量電灯ネクストとは単価と燃調上限の扱いが違います。ecoシフトチェンジの割引も全使用量に一律適用するものとして扱わず、対象設備・対象電力量・DR条件を別途確認します。エルフナイト等の既契約者には、まず現契約のままEVを追加した場合を提示します。料金一覧・加入条件
はぴeタイムRの改定後は夜23〜7時16.00円、リビング23.52円、昼は夏29.59円・その他26.96円。基本は10kWまで2,842.84円、超過467.55円/kW。対象給湯設備等が必要で、IH等の条件を満たす場合は5%割引を確認します。従量電灯Aは最低15kWhまで763.81円、その後20.89・26.29・29.27円です。
ガス給湯を使うEV世帯では、加入条件を満たさないはぴeタイムRをランキングから除き、従量電灯AとEV向け小売を比較します。大阪ガスMY EVはV2H対象外なので、V2Hの商談ではプランの再検討が必要です。はぴeタイムR新料金表・関西電力改定資料
ナイトホリデーは最大需要容量6kVA未満等を対象とし、改定後は夜・休日35.91円、昼は夏50.73円・その他48.27円。基本料金はありませんが、最低月額2,057.02円があります。電化Styleは所定の給湯設備が必要で、基本10kWまで2,255.36円、夜休日30.92円です。
ひるeco電化は主に昼間に沸かす1kVA以上のHP給湯器が対象。8〜16時は夏36.45円・その他29.07円、他時間36.45円です。EVのみを理由に加入できる昼間型として紹介しないことが大切です。また中国は燃調の控除額が大きい月もあり、表面の従量単価を他地域と直接比較すると実態から離れます。ナイトホリデー・電化Style・昼間型
でんかeの改定後は、10kWまで7,760.93円の基本料金に平日昼40kWhと夜休日130kWhを含みます。超過単価は昼43.89円、夜休日34.76円。単純な「基本料金+全kWh×単価」では二重請求の計算になります。対象IH・給湯機等により5%または10%割引を確認します。
昼トクeは基本10kWまで2,003.18円、春秋9〜15時28.37円、それ以外32.37円。所定の昼間沸上げエコキュートが必要です。これら自由料金の改定は11月検針日以降の使用分を対象とし、12月分料金から適用されます。規制料金の11月1日実施と同じ請求月としてまとめないでください。でんかe・昼トクe
電化でナイトの改定後夜間は14.57円/kWh。おひさま昼トクの10〜16時は春秋12.33円、夏冬13.43円です。一方、8〜10時・16〜18時は春秋31.80円、夏冬34.98円となります。「日中が安い」という説明だけでは、開始・終了時刻をずらした効果を取り違えます。
昼にEVが家にあり、充電を10〜16時に収められる家庭は昼間型の比較対象です。平日の車が職場にある家庭は夜間型を軸にします。10kWを超える契約区分では基本料金が段階的に変わるため、給湯との同時運転を避ける制御も併せて検討します。おひさま昼トク・電化でナイト
Eeスマートの改定後は基本2,640.27円、7〜23時47.57円、23〜7時36.66円。対象蓄熱機器等が加入条件です。全電化割引は対象額の10%、上限3,300円/月。従量電灯は最低10kWhまで767.82円、その後42.06・47.60・49.58円です。
Eeホームホリデー・フラット・時間帯別電灯は2025年9月末で新規受付が終了しています。既契約者には、今の契約を続けた場合との比較が欠かせません。離島等供給約款の適用地域は、本表と分けて確認します。全単価表・対象設備・旧プランの扱い
確認時の公式表示単価を9エリア分収録しました。以下は現行表示で、11月改定後の確定単価として流用しません。EV/PHEV所有・購入予定、自宅充電などの適用条件を確認します。2年契約等の追加割引は自動的には計上していません。
{{ENEOS_TABLE}}年間走行距離が同じでも、毎日少しずつ充電する人と、休日にまとめて充電する人では4時間枠の使い方が変わります。夜間の単価差に加え、昼・夕方の家電料金、契約基本料金、燃調条件を足して比較します。V2Hの適用は契約前に個別確認する扱いとし、公開ツールでは確認が済んでいない候補を自動推奨しません。ENEOSの公式料金・条件
2026年7月以降の料金は、基本450円/月、1〜7時19.48円、リビング25.98円。9〜16時のソーラータイムは23.26円を上限とする変動単価であり、23.26円の固定単価とは異なります。公開ツールは上限ケースで計算します。対象都市ガス契約等の条件に加え、V2Hは対象外である点を先に確認します。MY EV公式
大阪ガスは託送料金の変更を受け、2026年11月1日付で約款を変更し、12月検針分から新料金表を適用すると発表しました。11月1日以降の使用量すべてへ一律に適用するという意味ではありません。
| 税込・燃調等を除く | 現行 | 12月検針分から | 差額 |
|---|---|---|---|
| 基本料金 円/月 | 450.00 | 723.66 | +273.66 |
| 昼9〜16時 上限 円/kWh | 23.26 | 23.95 | +0.69 |
| 生活7〜9時・16〜翌1時 円/kWh | 25.98 | 26.64 | +0.66 |
| 夜1〜7時 円/kWh | 19.48 | 20.11 | +0.63 |
公式の月560kWhモデルは18,529円から19,170円へ641円増。これは11月検針分の燃調・賦課金を含む比較例であり、実際の12月請求額の予測ではありません。昼110・生活270・夜180kWhとし、昼を両方とも上限で計算すると、基本・電力量料金だけの増加は273.66+110×0.69+270×0.66+180×0.63=641.16円(独自計算・請求端数処理前)です。
EVの充電だけでなく家庭全体の買電を再比較します。太陽光で昼の買電が減っても基本料金増は残ります。V2Hを追加する提案ではMY EVの加入条件から外れるため、加入可能な別プランで導入前後を比較してください。MY EVプラン+の新単価も同資料に掲載されていますが、本ツールの比較候補には収録していません。10月1日発表・公式新旧料金表(2ページ)
今後の新電力比較では、「夜間特価」「昼間特価」「市場連動」「ポイント還元」「公共充電会員特典」を分けます。値引きの母数が家庭全体なのか、充電分なのか、特定時間の使用量なのかをデータに持たせないと、実際より大きい節約額が出ます。
改定後、両プランに加入できる60Aの家庭を考えます。月間買電量をQ、うち1〜6時の比率をfとすると、基本・電力量料金の差は次の式です。燃料費調整等の差がない前提で、正の値なら電化プラスの方が高くなります。
月600kWhなら、深夜比率が約51.1%未満で電化プラスの構成料金が小さくなります。月300kWhなら分岐は約36.7%。同じ60Aでも、買電量が減るほど高い基本料金を取り戻しにくくなります。太陽光導入後に「総買電は減ったが残る買電は夜に偏る」場合、導入前の最適判定をそのまま使えません。この分岐は家庭固有の請求額予測ではなく、公式単価を使った代数計算です。
他の条件が同じなら、基本料金が月1,000円高く、移行する電気の単価が10円/kWh安いとき、必要な移行量は100kWh/月です。家電側の単価も上がるなら、必要量はさらに増えます。EV充電分だけの節約を提示し、家庭側の増加を省く提案は避けます。
3kWの実効出力で4時間なら、メーター側で最大12kWhです。電池に入る量は充電効率を掛けます。たとえば電池側電費6km/kWh、充電効率90%、1日40kmなら、必要買電は約7.41kWh。3kWで約2.47時間の計算です。これは説明用の仮定であり、実際の電費・受入出力・温度条件は車種と使用条件に合わせます。
家族の送迎、通勤、冬季暖房、長距離走行が重なる日は充電量が増えます。平均日で収まることと、必要な日に走行用SOCを確保できることは分けて確認します。充電器を6kWにすると時間を短縮できますが、契約容量や家の同時使用電力に余裕があるかも点検します。
余剰電力の売電単価が8円、充放電の往復効率85%、夕方に回避する買電が35円、劣化等費用を放電1kWhあたり2円と仮定します。家庭で使える放電1kWhの価値は、35 − 8÷0.85 − 2 = 約23.59円です。売電損失をゼロにすると過大評価になります。
年間1,500kWhを実際に家庭へ放電でき、追加維持費が5,000円なら、年間正味便益は約30,382円。追加投資70万円なら単純回収は約23.0年です。これはV2H価格の相場や標準性能を示すものではなく、任意の入力例です。補助金、停電対策の価値、車両更新、保証期間、機器交換は別項目として評価します。
単価が時間帯で同じプランでは、系統から充電して後で放電するだけの裁定利益は、損失を考えると通常マイナスです。一方、太陽光余剰の有効利用、契約電力の抑制、停電への備えは別の価値です。電化プラスが一律単価だからV2Hが無価値とも、V2Hがあるから必ず夜間プランが最適とも言えません。
年間発電量と年間走行消費量だけでは、余剰充電量は決まりません。昼の余剰がある瞬間に車が接続されているか、受け入れる空き容量があるか、翌朝の走行予備量を残せるか、充放電出力の上限を超えないかを時間ごとに判定します。月間で売電と買電を相殺するだけの試算は、この制約を失います。
提案用の詳しい計算では、家庭負荷、発電、車の在宅、走行消費、SOC、充放電出力を同じ時系列にそろえます。定置用蓄電池もあるなら、余剰の配分順序と停電用残量を決めます。公開ツールのV2H採算計算は、別途確認した実現可能な年間放電量を入力する設計です。
最初の提案は、現契約の継続、料金変更のみ、タイマー付き普通充電の3つです。料金削減のためだけに不要な給湯機やV2Hを追加する順序にはしません。走行距離が小さく基本料金差を回収できない家庭には、現契約と充電タイマーの組合せが有力な場合もあります。
休日の余剰充電と夜間充電を分けます。「太陽光があるから車の充電は無料」という説明は避け、平日の日中余剰は売電、夕方・夜は買電という実際の流れを示します。V2Hを追加する前に、車の接続曜日と在宅時間を聞くことが商談の分かれ目です。
普通充電の余剰活用を最初の基準にし、V2H追加によって夕方・夜の家庭買電をどれだけ減らせるかを増分計算します。V2Hを付けなくても実現できる走行用自家消費を、V2Hの導入効果に全額帰属させないことが大切です。売電単価は実契約を使います。
まず充電の開始時刻と出力を変え、給湯との重なりを減らします。そのうえで、夜間型の継続と給湯・EVの昼間移行を比較します。基本料金の低減が目的なら、30分最大値だけでなく契約電力の決定方式と過去11か月の履歴が必要です。
機器の発注前に小売契約のV2H条件を確認します。対象外になる場合は、料金変更による家電側の増減もV2H提案に含めます。車両・V2Hの組合せ、停電時の給電範囲、工事条件、保証を確認し、経済性と防災価値を別々に示します。
全設備一括の効果だけでなく、太陽光のみ、太陽光+普通充電、そこへV2H追加、さらに定置蓄電池追加、という比較を出します。追加設備の便益が小さい場合も見えるようにすると、予算に合った提案ができます。停電対策として残す容量を経済運転に同時利用したことにしない、という運用条件も共有します。
以下は発表済みの事実からの見通しであり、各社の未公表計画ではありません。確率や将来単価を裏付けなく数値化せず、何が起きたら見直すかを明確にします。
| 見通し | 根拠となる観察 | 条件・反証 | 需要家・事業者の行動 |
|---|---|---|---|
| 昼間需要を増やす商品が比較上重要になる | 中部・中国・四国・九州等で昼間利用に対応するメニュー | 夜間が安い地域・契約も残る。全家庭が昼型になるわけではない | 昼在宅・接続可能な顧客を抽出し、曜日別に比較 |
| 固定費の差とピーク制御が提案に効く | 11月改定で基本料金が増える代表プラン | 契約容量の閾値内では制御しても基本料金が減らない場合がある | 削減可能な契約kWを先に確認 |
| 新電力は単価転嫁とEV特典を別建てで設計する可能性 | 共通の託送費用変化と、充電時間を絞る既存商品 | 転嫁時期・配賦方法・販売戦略は会社別。未発表単価は予測で埋めない | 基本・従量・調整費・特典のどこが変わるか監視 |
| EVを含む家庭全体の制御提案が増える余地 | 設備条件付きの昼間型や時間帯別商品が併存 | 対応機器、通信、顧客の操作負担、車の不在で便益が出ない場合 | 料金プラン変更と運転設定を一緒に検証 |
長期見通しでは、電力量単価の一律上昇率を置くだけでなく、基本料金、昼夜差、燃調、売電単価、設備費を個別に変えます。たとえば「昼夜差が縮む」「燃調が上がる」「売電単価が高い期間が残る」「EVの在宅時間が減る」という条件でも提案価値が残るかを確かめます。託送料金改定の制度背景は、9エリアの託送料金改定分析で詳しく整理しています。
会社名・プラン名・円/kWhだけでは比較に足りません。版ID、供給エリア、適用開始日、検針との関係、受付状態、契約単位、最低料金、段階閾値、時間帯、季節、休日、加入設備、割引母数、上限、燃調方式、V2H条件、出典URL、確認時刻を持たせます。今回のJSONは計算に使うルールと基本料金方式を保持し、CSVは単価行として展開しています。全契約条項の機械化を完了したマスターではありません。
年間買電費、売電収入、ガソリン等から置き換わる走行エネルギー費、維持費、補助金控除後の投資額を分けます。EVを購入する意思決定と、充電器・V2Hを追加する意思決定では、比較する追加投資が違います。自動車全体の購入価格を充電器の節約額だけで回収させたり、車両の走行費削減をV2H単体の便益に加えたりしません。
料金比較用の合成データは説明・動作確認用です。実際の地域平均、顧客実績、気象に基づく発電予測として配布しません。公開ツールは2026年カレンダーで比較し、料金の版を固定します。2026年の途中改定を織り込んだ請求再現には、適用日と検針区分を追加して計算する必要があります。
無料ツールで「どの条件が結果を左右するか」を確認した後、顧客の設備と生活条件をそろえて詳細試算へ進みます。エネがえるEV・V2HはEVを含む家庭のエネルギー提案の相談窓口です。料金プラン・機器・APIの対応範囲は相談時点の仕様を確認してください。本記事の公開用データを更新したことと、SaaS本体の料金データベース更新は別の作業です。
必ずではありません。充電量が少ない、安い時間内に充電できない、昼夕方の家電が多い、基本料金や燃調差が大きい場合は、従量電灯が比較に残ります。
プランごとに違います。一般家庭が対象のもの、所定の給湯・蓄熱設備が必要なもの、EV充電設備で対象となるものがあります。名称から判断せず、適用条項を確認します。
昼に車が接続され、充電の空き容量があり、夜に放電できることが前提です。太陽光余剰で充電するなら、昼の系統単価だけでなく売電機会損失が比較軸になります。
系統からの購入電力量が減る分は、購入電力量に応じる賦課金の削減につながります。基本料金が同じだけ減るわけではありません。系統から充電するV2Hでは、充電時の賦課金と変換損失も費用に含めます。
先に現契約の継続と比較してください。新規受付終了プランには、変更後に戻れないものがあります。失う割引・契約条件も確認します。
ツールの順位は基本・電力量料金の参考比較です。加入条件の適合、各社の月別燃料費等調整、手数料、割引、検針期間、契約決定方法を確認してから判断します。未収録プランがあるため、市場全体の最安を示しません。
公式の新料金表・適用条件・燃調・受付終了情報を監視対象にし、差分を確認して版を更新する運用を想定しています。単にページの更新日が変わっただけでは単価を変更しません。出典未確認の数値で空欄を埋めず、変更内容と適用日をそろえて検証します。実際の設定状況は配布一式の更新運用ファイルに記録します。
EVの料金最適化は、安い単価を一つ見つけて終わる作業ではありません。車が家にある時間、太陽光で減る買電、給湯との重なり、基本料金、燃調条件がそろうと、納得できる候補が見えてきます。まず無料ツールで違いを確認し、実データを使った設備・運転・料金の組合せ比較へ進めてください。
以下は今回の取得・確認資料です。個別単価行の根拠はCSV・JSONにも保持しています。ページ内の現行表と将来表、規制と自由、一般供給と離島供給を取り違えないでください。本文の提案シナリオ・数式例・将来見通しは、出典の文章ではなく、記載した条件に基づく分析です。
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