エネがえるBCP・レジリエンスガイド
BUSINESS CONTINUITY × ENERGY

規模・収益構造別のBCP投資判断

事業所の広さや売上だけでなく、停止時の代替可能性と責任範囲から判断します。

2026年9月22日確認・更新|国際航業 エネがえる

規模で変わる設計の論点

検討区分最初の重点見落としやすい費用
小規模・単一店舗安全終了、保冷、通信、担当不在時の操作夜間出動、保守、訓練、代替営業
中規模・単一工場工程間の依存、部分稼働、品質承認仕掛品、再洗浄、再校正、増産回復
大規模・複合施設複数系統、共通盤、権限、燃料補給系統改修、保護協調、全体訓練
多拠点・企業グループ同時被災、相互融通、代替生産拠点移管、物流、データ整合、供給先調整

ここでの規模は編集上の分類です。高圧・特別高圧の契約や法令上の施設分類と同一ではありません。

収益構造と損失の数え方

構造金銭評価の起点加算前の確認
受注・生産型回復できない限界利益+仕掛品等後日増産で回復する売上を除く
在庫・鮮度型温度逸脱品の純損失+販売機会原価と売上総額を重複しない
予約・サービス型取消・返金・追加手配費振替・保険・違約金との関係
公共・医療・福祉必須サービス達成を先に定義人命を売上に換算しない
テナント・オーナー型投資主体と便益帰属を分離他社の損失を自社NPVに足さない

判断を前に進める確認

最初の打合せに何を持参しますか?

所在地・業種・重要業務・既存バックアップ・停止履歴と、分かる範囲の負荷データを用意します。未確認の項目は空欄にし、推測と実測を区別します。

不確実な値はどう扱いますか?

根拠と確認日を残し、低位・基準・厳しい条件で比較します。頻度が分からない場合は発生確率を断定せず、損失単体と判断が変わる閾値を確認します。

根拠と確認範囲

  1. NIST SP 1197|レジリエンス投資の経済評価 — 現状維持と対策の費用・便益・損失回避・非市場価値・不確実性の比較。抄録確認。
  2. NIST SP 1190|建物・インフラの継続目標 — 社会・経済機能の回復目標と依存関係。抄録確認。

公開一次資料を2026年9月22日時点で確認。業種別の着眼点、図解、チェックリスト、試算は本ガイドの編集・計算モデルです。特定拠点の災害確率や設計適合を証明するものではありません。資料の公表年と災害の発生年を区別しています。

次の判断に進む

拠点の条件を、実行できる比較案へ。

所在地、業種、守りたい業務、既存電源、30分値があれば、検討の出発点を整理できます。需要家の導入相談、EPC・電力会社・商社の提案支援も受け付けています。

本サイトの簡易モデルは独立した検討支援です。エネがえるの停電回避価値の評価機能は今後開発予定で、ご関心・ご要望を相談いただけます。