エネがえるBCP・レジリエンスガイド
BUSINESS CONTINUITY × ENERGY

屋根上PV・産業用蓄電池のBCP設計

日常の買電削減と、非常時に必要な電源の役割を一つの運用計画にまとめます。

2026年9月22日確認・更新|国際航業 エネがえる

まず供給経路を確認する

重要負荷へ給電するPV・蓄電池・発電機・UPSの接続確認事項
独自作成の概念図。数値・設備接続の認証図ではありません。

系統連系の太陽光があっても、停電時に自動で工場全体へ給電できるとは限りません。自立対応PCS、系統分離、起動電源、重要負荷回路、保護・接地、必要な単相/三相電圧などを設計者に確認します。

蓄電池のkWhはエネルギー、kWは出力です。十分なkWhがあってもポンプや冷凍機の起動に必要な瞬時出力を満たすとは限りません。電源品質は1時間刻みの計算では検証できません。

日常と非常時の切替ルール

日常の電気代削減に使う容量と非常時の予約容量の配分を決める概念図
独自作成の概念図。数値・設備接続の認証図ではありません。
運用場面意思決定収支に入れる項目
通常日非常時予約SOCと日常運用の範囲を決める自家消費削減、追加劣化・運用費、予約の機会費用
予報・警戒誰の判断で充電・放電制限へ切り替えるか充電費、誤報時の費用、操作契約
停電中負荷優先度と燃料・日照の配分を決める残余停止、燃料、品質・衛生条件
復電後段階投入、再同期、充電復帰を決める再起動費と次の停電への準備

PPA・リース・自己所有で確認する契約

判断を前に進める確認

最初の打合せに何を持参しますか?

所在地・業種・重要業務・既存バックアップ・停止履歴と、分かる範囲の負荷データを用意します。未確認の項目は空欄にし、推測と実測を区別します。

不確実な値はどう扱いますか?

根拠と確認日を残し、低位・基準・厳しい条件で比較します。頻度が分からない場合は発生確率を断定せず、損失単体と判断が変わる閾値を確認します。

根拠と確認範囲

  1. GSユアサ|防災型太陽光発電システム — 停電中は特定負荷へ供給。一般的な系統連系PVと区別。
  2. NLR(旧NREL)|REoptの計算範囲 — 重要負荷・電源構成・開始時刻・継続時間を分ける。米国の技術経済分析ツール。
  3. 米DOE|Microgrid Building Blocks — 2026-06-03。保護・制御・通信と相互運用を含むモジュール化。

公開一次資料を2026年9月22日時点で確認。業種別の着眼点、図解、チェックリスト、試算は本ガイドの編集・計算モデルです。特定拠点の災害確率や設計適合を証明するものではありません。資料の公表年と災害の発生年を区別しています。

次の判断に進む

拠点の条件を、実行できる比較案へ。

所在地、業種、守りたい業務、既存電源、30分値があれば、検討の出発点を整理できます。需要家の導入相談、EPC・電力会社・商社の提案支援も受け付けています。

本サイトの簡易モデルは独立した検討支援です。エネがえるの停電回避価値の評価機能は今後開発予定で、ご関心・ご要望を相談いただけます。