リーダー
国際航業株式会社デジタルエネルギーチーム
土屋 綺香
セールス
国際航業株式会社デジタルエネルギーチーム
樋口 悟
エンジニア
国際航業株式会社デジタルエネルギーチーム
桑田 正英
土屋:電気料金プランの比較や、太陽光・蓄電池を導入した時の経済効果をシミュレーションできるツールです。2018年4月末時点で、電気料金プランも2400種類以上に増えてきており、個人で調べようとしてもなかなか難しく、電力が専門でない会社がそれぞれ調べても大変な手間だと思うので、とても画期的なツールといえますね。エネがえるでは、電気料金プラン(燃調費含む)を月に1回、再エネ賦課金を年1回更新しています。2016年4月の電力自由化により、何百という新電力会社が生まれました。その数多くある中から、どの電気料金プランが1番適切であるのかをすぐに出せるといった特徴があります。インターネットがつながっていれば、パソコンでもタブレットでもログインができるという手軽さも魅力の1つです。
樋口:エネがえるを商品としてリリースしたのは、2016年6月からなのですが、そのきっかけは東日本大震災に遡ります。震災後、スマートシティを作る事業があり、幹事会社として都市計画をおこないました。その中で、スマートハウスに住んでいる方から太陽光・蓄電池がついているのに電気代が高いという相談を受けました。HEMSのデータを解析してみると、適切な電気料金プランではなかったということがわかって、時間別電灯プランの中から1番適切なプラン結果をお返ししたというところが、誕生のきっかけです。
土屋:ぱっと、視覚的に表現できるのが特徴なので、家庭用太陽光・蓄電池を取り扱う企業のうち、特に蓄電池の販売施工会社の方に使っていただきたいですね。そういった会社は国内で数万社程あると思うので、その方たちにメインで使っていただきたいと思います。また、それらを取りまとめている商社や、製造元のメーカーもターゲットですね。実際にメーカーのシミュレーションツールの裏側でエネがえるが使われています。さらに、メーカーや、ZEHのような省エネ志向の家を推進する住宅業界でも使っていただきたいです。つまり、太陽光・蓄電池の製造、販売、流通に携わる全ての方がターゲットです。
※2022年4月 産業用太陽光・蓄電池の電気代削減効果診断ツールもリリース
土屋:直近の話でいうと、2018年5月に住宅ビジネスフェアで、『蓄電池と住宅』というテーマで講演会をおこないました。その際に、ありがたいことに定員の1.5~2倍程の方が立ち見でいらっしゃって…。初日だけの予定だったのですが、主催者からアンコール講演の依頼をされて、翌日にも講演させていただきました。とても嬉しい反応でしたね。やはり、卒FITを迎え家庭用の蓄電池は今とてもホットな話題です。
※2022年には人気Youtuberと当社技術者桑田の対談も動画配信
土屋:よくある太陽光・蓄電池のシミュレーションソフトは、パソコンの中にインストールして営業の時に起動する、という流れが必要です。それに対し、エネがえるはパソコンを常備する必要がなく、タブレットを持ち歩いてお客様と接するような営業の方でも、インターネットが繋がってさえいれば操作ができます。さらに、営業現場とオフィスでデータを共有できる点も特徴です。こうした点を気に入られ、導入してよかったという反響をよくいただきます。
桑田:エネがえるは特許を2つもっています。1つは、1ヶ月分の消費電力量の実績データをもとに、1年間の各家庭の消費電力量を予測するというものです。もう1つは、その消費電力量から最適な電気料金プランを選定するというものです。
樋口:各蓄電池メーカーと個別に交渉して、製品情報のデータベースを登録しているのは当社だけなので、エネがえるだからこそできることと言えますね。
土屋:例えば、振り返っていただきたいのですが、太陽光パネルは10年くらい前にはそんなにメジャーではなかったと思います。それが今では、住宅街を歩いているとパネルがついている家がたくさん見当たりますよね?補助金などがあったからというのもあると思いますが、こういった流れが今後蓄電池でも起きて、蓄電池がついている家がどんどん増えていくと思います。
樋口:住宅用の蓄電池はこれからどんどん伸びていきます。2025年には、2,700憶円程の市場になってくると予測されます。これまで産業用を扱っていたり、太陽光だけ売っていたりしていたような企業が、今後は確実に参入してきます。何もしなくても蓄電池を売りたい人が増えて、エネがえるも広がっていくイメージです。(産業用のカンタン自家消費シミュレーターもリリース)
土屋:はい、そうです。我々には単純なツールを提供するだけでなく、売るノウハウや、メーカーや電力会社とのネットワークがあります。そういったものを提供することも含めてサービスだと思っています。
樋口:各メーカーの蓄電池ごとの特性に合わせたシミュレーションが可能なので、幅広い提案ができます。是非使っていただきたいですね。
桑田:そうですね。売電だけでは割に合わなくなることが目に見えているので、蓄電池を使うことによって、昼間に太陽光で発電した電気を貯めて、夜に使うというより効率のよい電気の使い方を提案すべく、各メーカーが動かれていますね。後々はその動きに向けても、エネがえるを使うことで、どんな容量がいいのかなどの診断ができたらと思っています。
土屋:シミュレーターをカスタマイズしたり、自社Webサイトにシミュレーションを組み込めるAPIサービスが売れています。小売電力事業者の電気料金プランWebシミュレーターはもちろん自社Webサイトで太陽光・蓄電池経済効果シミュレーションを実装したい大手メーカーが続々増えています。
樋口:エネがえるAPIサービスでは、独自のWebシミュレーション機能を自社Webサイトや自社システムに組み込めるのはもちろん、BルートやCTセンサーから取得されたお客様の電力消費量データ等と連携したアプリケーションもカンタンにAPI連携で実装できます。また、従来から多数ご要望をいただいていた産業用太陽光・蓄電池のシミュレーションに対応したエネがえるBizもリリースしました。
土屋:担当者を必ずつけさせていただいた上で、オフラインでの勉強会や、インターネットのWEB会議で使い方をご案内させていただくことができます。そのほかにも、例えば表示の仕方をこういう風に変えたいとか、こういう数値を出したいというような要望をいただくことで、エネがえるも発展していくと思います。
土屋:すぐお伺いします。全国津々浦々、北海道から沖縄まで、どこでも行きます!結局、太陽光・蓄電池を販売している方々というのは、各ご家庭に訪問して、人と人とで面と向かって販売していらっしゃるので、それと同じように我々も、お客様と面と向かって、全力でサポートをしたいなと。是非エネがえるを使って、多くの方に成功していただきたいです。
(注)全国からWeb商談の予約も急増しているようです。
Web商談予約URL:https://satoruhiguchi.youcanbook.me/
樋口:一緒に業界を盛り上げていくために、電力会社・ガス会社・メーカー・商社・販売会社のプラットホームになれたらと思っています。エネがえるはSaaS/ASP/APIサービスといったものではあるのですが、単にそのツールを提供したいわけではない、ということをお伝えしたいです。我々が目指すのは、国内だけではなく、海外に向けて、蓄電池の業界のイニシエーションを握っていく、リーダーシップをとっていくということです。「あらゆるお客様をエコシステムとして繋いでいく」という熱い思いのもと、チーム一丸となって頑張っていきます。
土屋:どんどんエネがえるを進化させていき、より多くの成功体験をしていただきたいと思っています。そのためにも様々なお客様のご要望・ご相談をいただけたら、こちらもいろいろな提案が可能になっていくかと思います。システム導入に対し、面倒に感じたり、抵抗感があるという方もいらっしゃると思います。しかし、そういったものも含めて、まずはご相談ください。ベストなソリューションを一緒に考えていきながら、お客様の成功にコミットします!ぜひ、一緒に業界を盛り上げていきたいです。