デマンドデータがなくても始める、Bizの業種別需要推計
50業種・20規模帯のロードカーブと地域別の月別電力消費量を、太陽光・蓄電池の初期検討に活用する。
編集・構成:樋口 悟|国際航業 エネがえる 公開資料確認:2026年9月21日
データ待ちの案件を、比較できる段階へ
エネがえるBizでは、業種と規模に合うロードカーブに、地域や営業日の条件を合わせて想定需要を組み立てられます。1,000の業種×規模の組合せがあり、稼働日・非稼働日を合わせて2,000レコードです。月別電力消費量のデータも利用し、実測データが未取得の案件の初期提案に活用できます。

出典:業種別ロードカーブテンプレート拡張版FAQ(2026-09-21確認)。
何が分かっていれば始められる?
| 手元の情報 | 初期検討で進めること | 精査に追加する情報 |
|---|---|---|
| 業種・所在地・施設規模 | 近いテンプレートを選び、PVと昼間需要の重なりを概観 | 延床面積、受電区分、営業時間、既設設備 |
| 年間使用量だけ | 地域・業種の月別構成で12か月へ配分 | 12か月の請求書、季節操業・長期休業 |
| 1か月分のkWhだけ | 判明月と推計月を分けて概算 | その月が繁忙期か、設備増設・休業の有無 |
| 12か月のkWh | 各月の総量を合わせ、日内の形をテンプレートで補う | 実測30分値、ピーク時刻、非稼働日の常時負荷 |
| 年間30分値または1時間値 | 実績を優先して設備・料金の比較を精査 | 欠損・単位・日時・検針期間・既設PVの計測位置 |
出典:需要推計データの根拠と使い方(2026-09-21確認)。
使い方は4段階
発電量の計算と、需要の推計は別の工程です。需要テンプレートを選んでも、屋根の耐荷重、影、積雪、受電設備の余力、停電時切替が確認済みになるわけではありません。
公式の操作デモを見る規模帯の選び方と、混同しやすい点
| 施設例 | 入力の見方 | 注意 |
|---|---|---|
| 小さな店舗・診療所 | 延床面積と営業時間で近い規模を選ぶ | 低圧/高圧は面積だけで判定しない |
| 中規模スーパー・学校 | 売場と倉庫、教室と体育館を区分 | 総床面積に対する空調面積の割合を見る |
| 大工場・大規模病院 | 施設全体と主要設備を分けて比較 | 同じ床面積でも工程・病床・シフトで需要が違う |
| 複合施設 | 主用途のテンプレート+個別補正 | 複数用途の単純平均でピークを消さない |
公式FAQの20規模帯は概算選定の目安です。詳細な延床面積の対応は公式FAQの規模帯表で確認できます。
よくある質問
デマンドデータがなくても無料相談できますか?
はい。業種、都道府県、施設規模、分かる範囲の電気代・使用量からご相談いただけます。無料の初回相談で、概算に必要な情報と詳細試算の範囲を整理します。
このページでBizのデータベースを直接操作できますか?
このガイドは使い方を紹介するページです。Bizの実データベースや計算エンジンへ接続していません。正式なテンプレートはBizの操作デモ・サービス利用・試算相談からご確認ください。
データは地域の実測平均ですか?
推計マスタです。DECC、公的資料、公開事例、気象・カレンダー等を参照した想定需要であり、各都道府県の全需要家の実測平均ではありません。
30分データを取り込むと30分単位で計算しますか?
取込形式と計算刻みは別です。Bizでは30分データの取込に対応しますが、内部の計算は1時間単位です。30分ピークや市場連動料金の精密評価では、元の30分値を保持して別途整合確認します。
休日の需要をゼロにしてよいですか?
冷蔵・サーバー・ポンプ・保安設備などが残るため、休日もゼロとは限りません。一方で学校の長期休暇など、通常の土日と異なる期間は別に確認します。
テンプレートだけで補助金申請や投資決裁までできますか?
初期検討のたたき台に使い、正式提案では実測・請求書・現地条件で精査します。補助制度ごとに指定される算定条件や根拠資料も確認します。
判断を次へ進める
自社の条件で、選択肢を絞りませんか。
電気料金・太陽光・蓄電池・PPAの初回相談、セカンドオピニオン、エネがえるBiz導入企業などの候補紹介・取次相談は無料です。業種・所在地・電気代が分かる範囲でご相談ください。
無料紹介・比較相談を準備詳細設計・詳細試算代行等は、対応範囲と費用を事前にご案内します。個別企業の紹介可否は案件条件と受入状況を確認します。
BCP・停電回避価値まで、投資判断を広げる
50業種・28リスクから重要負荷を整理。停電損失、PV・蓄電池・発電機の持続時間、投資効果を比較し、稟議資料を作れます。
BCP・レジリエンス総合ハブへ登録なしで使える独立した簡易モデル。エネがえるの停電回避価値機能は今後開発予定です。