止められる負荷を限定
医療機器、情報システム、照明、空調、給湯を分けます。生命維持や医療継続に関わる電源は、必要な安全基準と専門設計を優先。一般的な太陽光・蓄電池の概算試算から、非常電源としての適合を断定しません。
給湯と空調を評価
入浴・厨房・洗濯などの時間帯、給湯温度、衛生条件、夜間の負荷を確認。設備更新に合わせて熱源効率や排熱利用を比較し、患者・入居者の快適性と室内空気質を制約条件にします。
継続機能を可視化
非常用発電機、燃料備蓄、UPS、蓄電池の役割と切替を整理。停電時に使えるコンセント・回路を図面へ記載し、訓練と保守まで計画します。電気代削減とBCP強化は別の予算効果として示します。
数字で比べる:病院・介護の仮定ケース
計算方法を説明する架空条件です。業界平均・標準相場・導入実績ではありません。以下の条件が同時に成立するとは限らず、実際の見積・負荷で置き換えてください。
| 条件 | 入力 |
|---|---|
| 年間需要 / PV容量 | 800,000 kWh / 150 kW DC |
| 発電原単位 / 自家消費率 | 1100 kWh/kW・年 / 95% |
| 回避購入単価 / PPA単価 | 25円 / 18円/kWh(自家消費分に課金) |
| 自己所有設備費 / リース料 | 2,250.0万円 / 年135.0万円 |
| 自己所有維持費 / 交換 | 22.5万円毎年 / 12年目150.0万円 |
| 期末費用 | 自己所有75.0万円、PPA・リース0円の仮定 |
| 共通条件 | 20年、割引3%、発電劣化0.5%/年、電力・PPA単価変化0%、売電0円、補助金0円。借入・税・基本料金削減なし。リース維持費はリース料に含む仮定。 |
| 評価指標 | 自己所有 | PPA | リース |
|---|---|---|---|
| NPV | 2,857.1万円 | 1,564.8万円 | 3,580.1万円 |
| 20年累積差額CF | 4,551.2万円 | 2,093.3万円 | 4,776.2万円 |
| 初年度差額CF | 369.4万円 | 109.7万円 | 256.9万円 |
回避購入単価が変わると?
| 回避単価 | 自己所有NPV |
|---|---|
| 20円/kWh | 1,739.4万円 |
| 25円/kWh | 2,857.1万円 |
| 30円/kWh | 3,974.8万円 |
正の値は現状の購入継続より有利という意味です。リースに保守・交換・残価が含まれるか、PPA契約の料金改定・解約条件など、金額以外の条件をそろえてから採否を決めます。
自社の条件で比較し直す社内・ベンダーに確認する項目
- 重要機器と必要電力
- 停止許容時間
- 給湯と衛生条件
- 非常電源系統図
- 保守・訓練計画
- 改修中の診療継続
このテーマの根拠・確認先
- エネがえるBPO — 案件単位の試算・設計等。初回相談無料と有償業務を区別
- 省エネ・節電ポータルサイト — 省エネ診断・支援情報の確認先
確認順序・比較方法は本ガイドの実務上の提案です。公的機関がこの順序や個別案件の採算を認定したものではありません。
次の判断へ
PPA・リース・自己所有比較 ・ 見積依頼書 ・ 稟議・会議資料 ・ Excel・テンプレート
どの案を選ぶか、相談する。
再エネ調達・導入の初回相談、見積もりのセカンドオピニオン、ベンダー比較の進め方を相談できます。所在地・施設用途・年間電気代・検討中の案が分かる範囲でお知らせください。
無料相談フォームへこのページの簡易試算は無料・登録不要。個別の詳細試算、設計、レポート作成等は対応範囲・費用を事前にご案内します。
比較できる提案を、チームの標準に。
メーカー、EPC、商社、電力会社、PPA・リース事業者、金融機関向けに、Biz・BizEV・コーポレートPPA・API・BPOの利用方法をご案内します。
提案業務・サービス導入を相談業種・地域・料金・事例を、もう一段深く調べる
同じ業種グループでも、負荷と制約は違う
| 具体的な用途 | 負荷の特徴 | 最初の改善 | 守る条件 |
|---|---|---|---|
| クリニック | 診療時間中心+医療機器 | 検査機器と空調の起動を把握 | 診療・感染対策 |
| 病院(急性期・総合) | 24時間ベース+昼間医療・空調 | 重要負荷と一般負荷を分離 | 生命維持・無停電要件 |
| 介護老人福祉施設 | 24時間空調・給湯・厨房 | 給湯と空調の効率を同時評価 | 入居者の健康・安全 |
BCP・停電回避価値まで、投資判断を広げる
50業種・28リスクから重要負荷を整理。停電損失、PV・蓄電池・発電機の持続時間、投資効果を比較し、稟議資料を作れます。
BCP・レジリエンス総合ハブへ登録なしで使える独立した簡易モデル。エネがえるの停電回避価値機能は今後開発予定です。