同じ物差し
ホテルなら宿泊人泊、飲食なら食数、温浴なら来場者など、自社に合う活動量を電力・燃料に対応させます。売上が落ちて使用量が減っただけの状態と、省エネの成果を区別します。
温度と時間が重要
給湯・厨房・浴槽・洗濯の温度と時間帯を整理。排熱回収、配管保温、循環ポンプ、空調、ヒートポンプ化を比較します。需要の多い時間へ温水を確保できるか、季節COPが成立するかを確認します。
長期契約の見通し
改装、業態変更、繁閑、休館を想定し、PPAの購入条件とリース期間を照合します。太陽光余剰を給湯へ回す案は、蓄電池へ回す案と同じ余剰を重複利用しないよう比較します。
数字で比べる:ホテルの仮定ケース
計算方法を説明する架空条件です。業界平均・標準相場・導入実績ではありません。以下の条件が同時に成立するとは限らず、実際の見積・負荷で置き換えてください。
| 条件 | 入力 |
|---|---|
| 年間需要 / PV容量 | 400,000 kWh / 100 kW DC |
| 発電原単位 / 自家消費率 | 1100 kWh/kW・年 / 80% |
| 回避購入単価 / PPA単価 | 25円 / 18円/kWh(自家消費分に課金) |
| 自己所有設備費 / リース料 | 1,500.0万円 / 年90.0万円 |
| 自己所有維持費 / 交換 | 15.0万円毎年 / 12年目100.0万円 |
| 期末費用 | 自己所有50.0万円、PPA・リース0円の仮定 |
| 共通条件 | 20年、割引3%、発電劣化0.5%/年、電力・PPA単価変化0%、売電0円、補助金0円。借入・税・基本料金削減なし。リース維持費はリース料に含む仮定。 |
| 評価指標 | 自己所有 | PPA | リース |
|---|---|---|---|
| NPV | 1,316.5万円 | 878.5万円 | 1,798.5万円 |
| 20年累積差額CF | 2,247.1万円 | 1,175.2万円 | 2,397.1万円 |
| 初年度差額CF | 205.0万円 | 61.6万円 | 130.0万円 |
回避購入単価が変わると?
| 回避単価 | 自己所有NPV |
|---|---|
| 20円/kWh | 689.0万円 |
| 25円/kWh | 1,316.5万円 |
| 30円/kWh | 1,944.0万円 |
正の値は現状の購入継続より有利という意味です。リースに保守・交換・残価が含まれるか、PPA契約の料金改定・解約条件など、金額以外の条件をそろえてから採否を決めます。
自社の条件で比較し直す社内・ベンダーに確認する項目
- 稼働率・宿泊数・食数
- 燃料と電力の明細
- 給湯の必要温度
- 改装予定
- 厨房換気・衛生
- 営業継続条件
このテーマの根拠・確認先
- 省エネ・節電ポータルサイト — 省エネ診断・支援情報の確認先
- SII:省エネ・非化石転換補助金等の事業一覧 — 事業一覧確認。募集期限・補助率は本ページに固定掲載しない
確認順序・比較方法は本ガイドの実務上の提案です。公的機関がこの順序や個別案件の採算を認定したものではありません。
次の判断へ
PPA・リース・自己所有比較 ・ 見積依頼書 ・ 稟議・会議資料 ・ Excel・テンプレート
どの案を選ぶか、相談する。
再エネ調達・導入の初回相談、見積もりのセカンドオピニオン、ベンダー比較の進め方を相談できます。所在地・施設用途・年間電気代・検討中の案が分かる範囲でお知らせください。
無料相談フォームへこのページの簡易試算は無料・登録不要。個別の詳細試算、設計、レポート作成等は対応範囲・費用を事前にご案内します。
比較できる提案を、チームの標準に。
メーカー、EPC、商社、電力会社、PPA・リース事業者、金融機関向けに、Biz・BizEV・コーポレートPPA・API・BPOの利用方法をご案内します。
提案業務・サービス導入を相談業種・地域・料金・事例を、もう一段深く調べる
同じ業種グループでも、負荷と制約は違う
| 具体的な用途 | 負荷の特徴 | 最初の改善 | 守る条件 |
|---|---|---|---|
| ファストフード・軽飲食 | 食事時間帯の厨房ピーク | 厨房・空調・給湯の起動をずらす | 食品衛生・提供速度 |
| レストラン・居酒屋 | 昼食・夕食の二峰、夜間需要 | 予約・仕込み・換気を運転表にする | 排気・快適性・衛生 |
| ビジネスホテル | 夕方から朝の客室負荷 | 稼働率と外気温で使用量を補正 | 快適性・給湯 |
| 旅館・リゾートホテル | 温浴・給湯・季節宿泊需要 | 熱源更新とPVを別々に評価 | 湯量・衛生・サービス |
| スポーツ施設・フィットネス | 朝夜の利用と空調・給湯 | プール・浴槽・ジムを分離 | 水質・換気 |
BCP・停電回避価値まで、投資判断を広げる
50業種・28リスクから重要負荷を整理。停電損失、PV・蓄電池・発電機の持続時間、投資効果を比較し、稟議資料を作れます。
BCP・レジリエンス総合ハブへ登録なしで使える独立した簡易モデル。エネがえるの停電回避価値機能は今後開発予定です。