温室効果ガス・水循環観測技術衛星(GOSAT-GW)とは?

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国際航業株式会社カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG

樋口 悟(著者情報はこちら

国際航業 カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG。環境省、トヨタ自働車、東京ガス、パナソニック、オムロン、シャープ、伊藤忠商事、東急不動産、ソフトバンク、村田製作所など大手企業や全国中小工務店、販売施工店など国内700社以上・シェアNo.1のエネルギー診断B2B SaaS・APIサービス「エネがえる」(太陽光・蓄電池・オール電化・EV・V2Hの経済効果シミュレータ)のBizDev管掌。再エネ設備導入効果シミュレーション及び再エネ関連事業の事業戦略・マーケティング・セールス・生成AIに関するエキスパート。AI蓄電池充放電最適制御システムなどデジタル×エネルギー領域の事業開発が主要領域。東京都(日経新聞社)の太陽光普及関連イベント登壇などセミナー・イベント登壇も多数。太陽光・蓄電池・EV/V2H経済効果シミュレーションのエキスパート。Xアカウント:@satoruhiguchi。お仕事・新規事業・提携・取材・登壇のご相談はお気軽に(070-3669-8761 / satoru_higuchi@kk-grp.jp)

GOSAT-GW衛星システム
GOSAT-GW衛星システム

温室効果ガス・水循環観測技術衛星(GOSAT-GW)とは?

気候変動対策の新時代を切り拓く宇宙技術革命

2025年6月24日、日本の宇宙技術史に新たな1ページが刻まれる6温室効果ガス・水循環観測技術衛星「GOSAT-GW」H-IIAロケット50号機により種子島宇宙センターから打ち上げられ、地球環境監視の精度を飛躍的に向上させる技術的ブレークスルーを実現する12。この衛星は、従来の点観測から面観測への革命的転換を図り、パリ協定に基づく温室効果ガス排出量の透明性確保において世界をリードする役割を担う515。特に注目すべきは、フーリエ変換型から回折格子型分光方式への技術革新により、観測点数が従来の100倍以上に増加し、大規模排出源の特定精度が格段に向上することである824

GOSAT-GWの革命的意義と技術的ブレークスルー

気候変動観測における歴史的転換点

GOSAT-GWは、2009年に世界初の温室効果ガス観測専用衛星として打ち上げられた「いぶき」(GOSAT)、2018年の「いぶき2号」(GOSAT-2)に続く第3世代の観測衛星として、温室効果ガス観測技術の歴史的転換点を象徴している25。従来の点観測による直径10.5kmのスポット観測から、広域911km以上の面観測への移行は、単なる技術的改良を超えたパラダイムシフトを意味する18

GOSAT系列衛星の技術進歩:16年間の温室効果ガス観測技術の革新
GOSAT系列衛星の技術進歩:16年間の温室効果ガス観測技術の革新

この技術革新の背景には、パリ協定で求められる各国の温室効果ガス排出量報告の透明性確保という喫緊の課題がある1026。従来の地上観測データのみでは、広大な地域の排出量を均一に測定することが困難であったが、GOSAT-GWの面観測技術により、都市規模での排出量分布の詳細な把握が初めて可能となる1525

技術仕様の詳細分析

GOSAT-GWの主要技術仕様は、世界最高水準の観測精度を実現するために最適化されている4

衛星システム基本仕様

  • 衛星質量:約2.9t(推薬190kg含む)

  • 発生電力:約5.3kW(1アレイ故障時のEOL値)

  • 設計寿命:7年以上(従来機の5年から大幅延長)

  • 軌道:太陽同期準回帰軌道、高度666km

  • 軌道傾斜角:98.1度

  • 昇交点通過地方太陽時:13:30±15分

データ伝送能力

  • X帯直接伝送:400 Mbps

  • S帯直接伝送:1 Mbps(AMSR3専用)

この仕様により、従来機と比較してデータ取得量が飛躍的に増大し、より詳細な地球環境監視が可能となる9

搭載センサーの技術革新

TANSO-3:回折格子型分光技術の導入

GOSAT-GWに搭載される温室効果ガス観測センサ3型(TANSO-3)は、従来のフーリエ変換型分光器から回折格子型分光器への技術転換を実現した824。この変更により、以下の革命的な観測能力向上が達成される:

観測モードの二重構造

  1. 広域観測モード

    • 観測幅:911km以上

    • 空間分解能:10km

    • 用途:全球的な温室効果ガス分布の監視

  2. 精密観測モード

    • 観測幅:90km以上

    • 空間分解能:3km(目標1km)

    • 用途:大都市や大規模排出源の詳細観測

観測対象ガスの拡張

  • CO₂(二酸化炭素)

  • CH₄(メタン)

  • NO₂(二酸化窒素):GOSAT系列初の観測対象

温室効果ガス観測原理:太陽光の分光観測による大気中CO2・CH4濃度測定
温室効果ガス観測原理:太陽光の分光観測による大気中CO2・CH4濃度測定

NO₂の観測追加は特に重要な技術的進歩である28。NO₂は発電所や工場からCO₂と同時に排出され、大気中寿命が数時間から数日と短いため、排出源付近でのCO₂排出量をより精度良く推定できる指標として機能する28

観測原理の数理モデル

温室効果ガスの濃度算出には、以下の基本的な物理法則が適用される1117

ベール・ランベルトの法則
I = I₀ × exp(-τ)

ここで:

  • I:観測される放射強度

  • I₀:入射放射強度

  • τ:光学的厚さ

光学的厚さの定義
τ = ∫ σ(z) × n(z) dz

ここで:

  • σ(z):高度zでの吸収断面積

  • n(z):高度zでの気体分子数密度

気柱平均濃度(XCO₂)の算出
XCO₂ = (∫ CO₂(z) dz) / (∫ dry_air(z) dz)

この数式により、地表面から大気上端までの全大気中のCO₂総量が算出される5

AMSR3:多周波数マイクロ波放射計の革新

高性能マイクロ波放射計3型(AMSR3)は、水循環観測において世界最高水準の性能を実現する19。6つの周波数帯による多角的観測により、従来では不可能だった高精度な水循環変動監視を実現する。

AMSR3多周波数マイクロ波放射計の観測能力:6つの周波数帯による包括的地球観測
AMSR3多周波数マイクロ波放射計の観測能力:6つの周波数帯による包括的地球観測

周波数帯別観測能力

  1. Cバンド(6.9/7.3 GHz)

    • 主要観測対象:海面水温

    • 空間分解能:34×58km

    • 特徴:大気透過性に優れ、海洋観測に最適

  2. Xバンド(10.65 GHz)

    • 主要観測対象:降水量

    • 空間分解能:29×51km

    • 特徴:降水量推定の基準周波数

  3. Kuバンド(18.7 GHz)

    • 主要観測対象:水蒸気

    • 空間分解能:14×22km

    • 特徴:水蒸気量測定に最適な感度

  4. Kaバンド(23.8/36.5 GHz)

    • 主要観測対象:雲水量

    • 空間分解能:19×32km

    • 特徴:雲の微物理特性解析

  5. Wバンド(89.0 GHz)

    • 主要観測対象:降雪量

    • 空間分解能:3×5km

    • 特徴:高空間分解能による詳細観測

  6. Gバンド(165/183 GHz)

    • 主要観測対象:降水強度

    • 空間分解能:3×5km

    • 特徴:降水の強度分布測定

マイクロ波放射伝達の数理モデル

マイクロ波放射計の観測原理は、プランクの放射法則に基づく1819

輝度温度の定義
Tb = (I × λ²) / (2k)

ここで:

  • Tb:輝度温度(K)

  • I:観測放射強度

  • λ:波長

  • k:ボルツマン定数

放射伝達方程式
dI/dτ = -I + J

ここで:

  • I:放射強度

  • τ:光学的厚さ

  • J:放射源関数

この方程式の解により、大気中の水蒸気量や降水量が定量的に導出される21

パリ協定実装における戦略的意義

温室効果ガス排出量検証システムの構築

GOSAT-GWは、パリ協定に基づくグローバル・ストックテイクにおいて中核的な役割を担う1015。各国が報告する温室効果ガス排出量インベントリの客観的検証手段として、衛星観測データの重要性が国際的に認知されている22

パリ協定における衛星データの役割:温室効果ガス排出量の透明性確保
パリ協定における衛星データの役割:温室効果ガス排出量の透明性確保

2019年に京都で開催されたIPCC第49回総会では、「2006年IPCC国別温室効果ガスインベントリガイドラインの2019年改良」が採択され、衛星観測データが各国報告インベントリの正確性確認手段として正式に位置づけられた1015

排出量推定の数理アルゴリズム

衛星観測データから排出量を推定する際には、トップダウン手法が適用される17

排出量推定式
E = (C_obs – C_bg) × (V / τ) × A

ここで:

  • E:排出量

  • C_obs:観測濃度

  • C_bg:バックグラウンド濃度

  • V:大気の体積

  • τ:大気中滞留時間

  • A:対象地域面積

この手法により、従来の統計データベースの積み上げ計算(ボトムアップ手法)では把握困難な実際の大気中濃度変化から逆算した排出量が算出される15

国際協力体制の強化

GOSAT-GWの運用により、NASA、ESA(欧州宇宙機関)、CNES(フランス国立宇宙研究センター)等との国際協力体制がさらに強化される1013。特に、2021年に締結されたNASA-ESA間の気候変動分野戦略的パートナーシップにおいて、日本のGOSATシリーズは重要な補完的役割を果たしている13

経済効果と産業応用の展望

カーボンクレジット市場への影響

GOSAT-GWの高精度観測能力は、カーボンクレジット市場の透明性向上に重大な影響を与える16。2021年の世界のカーボンクレジット市場規模は約99兆円に達しており16、衛星データによる客観的な排出削減量検証需要が急速に拡大している。

衛星技術によるカーボンクレジット市場の透明性向上
衛星技術によるカーボンクレジット市場の透明性向上

従来の方法論の課題
従来のカーボンクレジット算出は「排出量 = 活動量 × 排出原単位」という間接的手法に依存していた16。しかし、この方法では実際の大気中濃度変化を直接測定しないため、検証精度に限界があった。

衛星観測による革新
GOSAT-GWの面観測技術により、森林や土地利用変化によるCO₂吸収量の直接的な測定が可能となり、カーボンオフセットプロジェクトの効果を客観的に評価できる16

再生可能エネルギー分野への応用

GOSAT-GWが提供する高精度な気象データは、再生可能エネルギー事業の効率化に重要な価値を提供する。特に、太陽光発電と蓄電池システムの最適化において、AMSR3による雲量・降水量データの活用が期待される。

この分野では、今後、エネがえるのような業界標準の太陽光・蓄電池経済効果シミュレーションシステムとの連携により、より精密な発電量予測と投資対効果算出が可能となるだろう。

参考:再エネ導入の加速を支援する「エネがえるAPI」をアップデート 住宅から産業用まで太陽光・蓄電池・EV・V2Hや補助金を網羅 ~大手新電力、EV充電器メーカー、産業用太陽光・蓄電池メーカー、商社が続々導入~ | 国際航業株式会社 

GOSAT-GWのデータは、以下の新規事業領域での活用が期待される14

  1. 精密農業:土壌水分・作物生育状況の高精度監視

  2. 保険業界:気象災害リスク評価の高度化

  3. 物流最適化:海況・気象条件を考慮した航路選択

  4. 都市計画:ヒートアイランド現象の定量評価

  5. 資産評価:環境要因を考慮した不動産価値算定

H-IIAロケット最終号機の歴史的意義

日本の宇宙技術の集大成

H-IIAロケット50号機によるGOSAT-GW打上げは、日本の基幹ロケットとして2001年から24年間にわたって運用されたH-IIAシリーズの有終の美を飾る歴史的瞬間である320

H-IIAロケットの実績

  • 打上げ回数:50回

  • 成功回数:49回

  • 成功率:約98%

  • 運用期間:2001年〜2025年

この高い成功率は、世界の商業打上げ市場においてもトップクラスの信頼性を示している20。特に、2007年の13号機以降の民間移管により、三菱重工業が担当する効率的な運用体制が確立され、コスト低減と信頼性向上の両立が実現された20

次世代H3ロケットへの技術継承

H-IIAロケットで培われた技術は、次世代のH3ロケットに継承される20。特に、以下の技術要素が重要な遺産として引き継がれる:

  1. 液体燃料推進系技術:液体水素・液体酸素エンジンの高い燃焼効率

  2. 固体ロケットブースター技術:推力向上と燃焼制御の精密化

  3. 誘導制御技術:高精度な軌道投入能力

  4. 地上システム技術:効率的な打上げ運用体制

データ処理とアルゴリズム革新

機械学習による処理高速化

GOSAT-GWの面観測により取得されるデータ量は、従来機の100倍以上に増大する28。この膨大なデータを効率的に処理するため、最新の機械学習技術が導入されている28

エアマス因子(AMF)計算の最適化
NO₂濃度導出における最大の誤差要因であるエアマス因子の計算において、情報通信研究機構(NICT)が開発した機械学習アルゴリズムにより、計算精度が約12倍向上、処理速度が約2倍向上を実現した28

放射伝達モデルの高速化
従来の放射伝達モデル計算は計算コストが高く、全観測データに適用することは非現実的であった28。機械学習の導入により、精度を維持しながら計算速度を大幅に向上させることが可能となった。

リアルタイムデータ処理システム

GOSAT-GWでは、一部のデータについて準リアルタイム処理の実現が検討されている25。特に、メタンと一酸化炭素については、差分吸収分光法(DOAS)に基づく高速アルゴリズムが開発され、災害時の緊急監視大規模排出源の即座の特定が可能となる見込みである。

技術的課題と解決策

観測精度の向上戦略

GOSAT-GWの観測精度向上には、以下の技術的課題への対処が重要である1117

雲・エアロゾルの影響除去
大気中の雲やエアロゾルは温室効果ガス観測において主要な誤差要因となる。GOSAT-GWでは、複数の観測波長を用いた雲スクリーニング技術の高度化により、この問題に対処している。

地表面反射率の補正
地表面の反射特性(アルベド)の違いは、観測精度に大きな影響を与える。GOSAT-GWでは、同時観測される近赤外域データを用いて、地表面反射率の影響を高精度で補正する手法が導入されている。

較正・検証体制の強化

GOSAT-GWの観測データの品質保証には、地上観測データとの比較検証が不可欠である17。以下の多層的な検証体制が構築されている:

  1. 地上観測ネットワーク:TCCON(Total Carbon Column Observing Network)等との継続的比較

  2. 航空機観測:HIPPO、CONTRAIL等の高精度航空機観測データとの検証

  3. 他衛星データ:NASA OCO-3、ESA Sentinel-5P等との相互比較

将来展望と技術発展の方向性

次世代観測技術への展開

GOSAT-GWで実現される技術は、さらなる次世代観測システムへの発展基盤となる25。特に注目される技術発展の方向性は以下の通りである:

超高分解能観測技術
将来的には、空間分解能1km以下での温室効果ガス観測が目標とされている25。これにより、個別の工場や発電所レベルでの排出量監視が可能となる。

複数衛星コンステレーション
単一衛星による観測の限界を克服するため、複数衛星による協調観測システムの構築が検討されている13。これにより、観測頻度の大幅な向上と、時間分解能の飛躍的改善が期待される。

国際標準化の推進

日本がGOSATシリーズで築いてきた技術的優位性を基盤として、温室効果ガス観測の国際標準化を主導する戦略が重要である22。具体的には:

  1. 観測手法の標準化:測定精度・較正手法の国際統一基準策定

  2. データフォーマットの統一:国際的なデータ交換促進

  3. 品質管理体制の確立:観測データの信頼性保証システム構築

FAQ:よくある質問と専門的回答

Q1: GOSAT-GWの観測データはいつから利用可能になりますか?

A: 打上げ後約6ヶ月間の初期チェックアウト期間を経て、2026年初頭から本格的な観測データ提供が開始される予定です6。ただし、一部の基本的なデータについては、初期運用期間中にも試験的な配信が行われる可能性があります。

Q2: 従来のGOSAT-2と比較して、どの程度精度が向上しますか?

A: 面観測技術の導入により、空間的な観測密度が100倍以上向上します828。また、NO₂の同時観測により、CO₂排出源の特定精度が従来比で約3-5倍向上すると予想されています28

Q3: データの商業利用は可能ですか?料金体系はどうなっていますか?

A: GOSAT-GWのデータは、基本的にオープンデータポリシーに基づいて無料で提供される予定です27。ただし、高次処理プロダクトや特別な解析サービスについては、有償提供となる可能性があります。詳細な料金体系は運用開始前に公表される予定です。

Q4: 他国の類似衛星と比較した技術的優位性は何ですか?

A: 主な優位性は以下の3点です:①回折格子型分光器による面観測技術の実用化、②7年以上の長期運用設計による継続的データ取得、③AMSR3との複合観測による包括的環境監視能力12

Q5: 気候変動対策にどの程度の効果が期待されますか?

A: GOSAT-GWのデータにより、各国の排出削減目標達成状況を客観的に評価できるようになります15。これにより、パリ協定の透明性メカニズムが強化され、全球での削減効果の最大化が期待されます。

Q6: 産業界での活用事例を具体的に教えてください。

A: 主要な活用分野として、①カーボンクレジット市場での排出削減量検証、②再生可能エネルギーの発電量予測精度向上、③農業分野での作物生育監視、④保険業界での気象リスク評価が挙げられます1416

結論:地球環境監視の新時代への扉

GOSAT-GWの打上げは、単なる新しい観測衛星の投入を超えた、地球環境監視技術の歴史的転換点を象徴している。フーリエ変換型から回折格子型への分光技術革新、点観測から面観測への観測手法の進化、そして7年以上の長期運用による継続的データ取得能力の確立により、人類は初めて真に包括的な地球環境監視システムを手にすることとなる128

GOSAT-GW衛星システム構成図
GOSAT-GW衛星システム構成図

パリ協定に基づく温室効果ガス削減目標の透明性確保において、GOSAT-GWが果たす役割は極めて重大である1015。各国が報告する排出量インベントリの客観的検証手段として、また、大規模排出源の実時間監視システムとして、この衛星は気候変動対策の実効性向上に直接的に貢献する。

技術的観点では、機械学習技術の導入によるデータ処理能力の革新、多周波数マイクロ波観測による水循環監視の高度化、そして国際協力体制の強化により、地球システム科学の新たな発展段階が開かれる1328

経済的な影響も甚大である。カーボンクレジット市場の透明性向上、再生可能エネルギー事業の効率化、新規環境ビジネスの創発など、数十兆円規模の経済効果が期待される1416。特に、エネがえるのような既存の再生可能エネルギーシミュレーションシステムとの連携により、産業界での実用化が加速されることが予想される。

H-IIAロケット最終号機という歴史的瞬間に託されたGOSAT-GWは、日本の宇宙技術の集大成であると同時に、持続可能な地球環境の実現に向けた人類共通の挑戦の象徴でもある320。2025年6月24日の打上げを契機として、地球環境監視は新たな時代を迎え、気候変動対策の実効性は飛躍的に向上することが確実である。

参考:再エネ導入の加速を支援する「エネがえるAPI」をアップデート 住宅から産業用まで太陽光・蓄電池・EV・V2Hや補助金を網羅 ~大手新電力、EV充電器メーカー、産業用太陽光・蓄電池メーカー、商社が続々導入~ | 国際航業株式会社 

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