常温と冷凍冷蔵を分ける
常温倉庫は屋根が広くても電力負荷が小さい場合があり、屋根全面に設置した案が最適とは限りません。冷凍冷蔵は夜間を含む負荷、外気温、扉開閉、除霜を確認し、温度を維持した範囲で運転を検討します。
契約構造を整理
建物所有者、物流運営者、テナント、電力契約者、PPA事業者が異なる場合は、設備所有、屋根利用、料金請求、環境価値、原状回復の責任を表にします。空室やテナント変更後も成立する条件を協議します。
物流車両まで拡張
EV充電を追加する場合、日中不在の車両に昼間のPVが使えるとは限りません。帰庫時刻、翌日出発、必要SOC、充電出力、施設ピークを合わせ、充電制御と定置蓄電池の必要性を比較します。
数字で比べる:物流倉庫の仮定ケース
計算方法を説明する架空条件です。業界平均・標準相場・導入実績ではありません。以下の条件が同時に成立するとは限らず、実際の見積・負荷で置き換えてください。
| 条件 | 入力 |
|---|---|
| 年間需要 / PV容量 | 300,000 kWh / 200 kW DC |
| 発電原単位 / 自家消費率 | 1100 kWh/kW・年 / 55% |
| 回避購入単価 / PPA単価 | 25円 / 18円/kWh(自家消費分に課金) |
| 自己所有設備費 / リース料 | 3,000.0万円 / 年180.0万円 |
| 自己所有維持費 / 交換 | 30.0万円毎年 / 12年目200.0万円 |
| 期末費用 | 自己所有100.0万円、PPA・リース0円の仮定 |
| 共通条件 | 20年、割引3%、発電劣化0.5%/年、電力・PPA単価変化0%、売電0円、補助金0円。借入・税・基本料金削減なし。リース維持費はリース料に含む仮定。 |
| 評価指標 | 自己所有 | PPA | リース |
|---|---|---|---|
| NPV | 672.0万円 | 1,207.9万円 | 1,636.0万円 |
| 20年累積差額CF | 1,871.1万円 | 1,615.9万円 | 2,171.1万円 |
| 初年度差額CF | 272.5万円 | 84.7万円 | 122.5万円 |
回避購入単価が変わると?
| 回避単価 | 自己所有NPV |
|---|---|
| 20円/kWh | -190.8万円 |
| 25円/kWh | 672.0万円 |
| 30円/kWh | 1,534.8万円 |
正の値は現状の購入継続より有利という意味です。リースに保守・交換・残価が含まれるか、PPA契約の料金改定・解約条件など、金額以外の条件をそろえてから採否を決めます。
自社の条件で比較し直す社内・ベンダーに確認する項目
- 賃貸残存期間
- 冷凍・常温の区分
- テナント別需要
- 荷役時間と車両運用
- 屋根防水・耐荷重
- 廃棄品と温度記録
このテーマの根拠・確認先
- エネがえるBiz — 検索取得で産業用太陽光・蓄電池試算を確認。ページ再取得403
- エネがえるBizEV — 提供中。個別機能・契約条件は公式窓口で確認
確認順序・比較方法は本ガイドの実務上の提案です。公的機関がこの順序や個別案件の採算を認定したものではありません。
次の判断へ
PPA・リース・自己所有比較 ・ 見積依頼書 ・ 稟議・会議資料 ・ Excel・テンプレート
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同じ業種グループでも、負荷と制約は違う
| 具体的な用途 | 負荷の特徴 | 最初の改善 | 守る条件 |
|---|---|---|---|
| 一般倉庫 | 屋根が広くても日中負荷は小さい場合 | 屋根面積より最低需要でPV容量を検討 | 賃貸期間・屋根改修 |
| 冷凍冷蔵倉庫 | 通年ベース負荷と除霜の山 | 除霜・予冷の順序を見直す | 庫内温度・保管品質 |
| 水産加工・低温施設 | 水揚げ・製氷・冷凍の季節需要 | 製氷と凍結の重なりを確認 | 鮮度・漁期・衛生 |
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