蓄電池製品選び 2.どれくらいの容量にすればいいの?

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国際航業株式会社公共コンサルタント事業部カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG

樋口 悟(著者情報はこちら

国際航業 公共コンサルタント事業部カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG。国内700社以上・導入シェアNo.1のエネルギー診断B2B SaaS「エネがえる」(太陽光・蓄電池・オール電化・EV・V2Hの経済効果シミュレータ)を開発提供。

みなさんこんにちは。

太陽光・蓄電池の導入シミュレーションなら「エネがえる」!国際航業の土屋です。

毎度おなじみになってきた(?)前段コーナーですが、今日からは年末年始に行ってきたニュージ―ランドの風景写真をお送りしたいと思います(^^)/

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まずはこちら。マウントクックの風景です!NZは日本と逆の夏ですが、氷河も残っていて、この川は氷河が溶けてできているんです。雄大ですね…。

さて、今回のテーマは『どれくらいの容量にすればいいの?』です。

蓄電池の容量選びには、「通常時に電気がどれだけ必要か」といった視点と

「非常時に電力がどれだけ必要か」といった視点があるように思います。

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まず、「通常時に電気がどれだけ必要か」ですが、一般的な家庭で使用される1日の電気使用量は約10kWhです。昼間と夜間との消費電力比率は7:3なので、昼間は7kWh、夜間は3kWhになります。

もちろん、各ご家庭の太陽光発電システムの有無やパネル数などにもよるのですが、太陽光発電システムをお持ちで無い場合で考えると、単純に7kWhの容量のある蓄電池を保有することで、夜間に蓄電池に貯めた安い電気を、昼間に気兼ねなく使用することが出来るということです。

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続いて、「非常時に電気がどれだけ必要か」ですが、夏季や冬季といった時期や寒冷・温暖といった地域などにも多少違いはあるにせよ、やはり一番欲しいのは照明でしょうか?

停電などによって、夜間、周辺地域や自宅のすべてが暗闇となり、その中で生活するということは、非常に寂しく・心細くなりますよね。

また、災害・避難情報などを得るための手段としてテレビ、携帯電話の充電といったものも必要になりそうです。

参考までに、一般的な消費電力を載せておきます。

電子レンジ:1500W

ホットカーペット(3畳用):800W

エアコン(暖房):750W(※)

エアコン(冷房):650W(※)

IH調理器(弱):700W

洗濯機(8kg):600W

電気ケトル:250W

冷蔵庫(40L):190W

テレビ:150W

照明:100W

こたつ(弱):100W

パソコン:100W

携帯電話:15W

仮に、この中から、300W分の電化製品を20時間使用したい場合、

単純に、6kWh(300×20=6000)の蓄電池の容量が必要になりますが、「放電深度」と「電力変換損失」も考慮する(70%で計算)となると、6kW÷0.7(70%)=約8.6kWとなります。

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通常時だけでなく、非常時を想定して、蓄電池を選ぶことも必要ですね!

それではまた明日!

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