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産業用蓄電池の最適容量(kWh)・出力(kW)を提案するための参考値の提示機能はどうやって使う? – 産業用太陽光・蓄電池シミュレーション「エネがえるBiz」
産業用蓄電池の最適容量(kWh)・出力(kW)を提案するための参考値の提示機能はどうやって使う?
-エネがえるBizで太陽光自家消費シミュレーションで表示している “蓄電池選定のための参考値” について-
自家消費型太陽光+産業用蓄電池の経済効果シミュレーター「エネがえるBiz」に関する記事となります。
※家庭用エネがるASPは別プロダクトとなります。
エネがえるBizでは、自家消費・余剰電力のシミュレーションをする際に、最大デマンド値をどの程度カットするか?の数値をセットすると、産業用蓄電池の最適容量・出力(※最適かどうかは難しい点ですが。。)の参考値を自動で提示いたします。
以下その「産業用蓄電池選定のための参考値の推計機能」に関するご紹介です。
●「産業用蓄電池の最適容量(kWh)・出力(kW)選定のための参考値」を出すための設定について
設定項目としては以下の3つです。
「開始時」「終了時」「ピーク値」 *ピーク値=デマンド値
(画像1:蓄電池設定のための参考値設定画面)
上記の設定は、「5時から21時の間のデマンドを80kWでピークカット(シフト)する」という意味になります。
開始時、終了時については初期値がこの値になっています。
なお、次ステップの蓄電池設定では、この時間帯以外が系統からの充電時間の初期値としてセットされます。
ピーク値については、次のように導入前(現在)の買電量ピーク値(最小)の端数を切り捨てた値がセットされます。
(画像2:太陽光自家消費シミュレーション画面)
必要に応じて設定を変更ください。
太陽光自家消費シミュレーションを実行後、この設定に基づいて次のような表示が行われます。
(画像03:目標ピーク値(デマンド)の設定とグラフを見ながら必要な蓄電池の実効容量や出力を試算できる)
買電量のピークを目標ピーク値で抑えるためには超過している部分を蓄電池の放電でまかなう必要があります。
上の図の例の 2月5日は太陽光発電量が少なく、買電量が多くなっています。この超過買電量の合計が蓄電池に必要な実効容量(kWh)になります。また、時間単位の超過買電量の最大が必要な定格出力(kW)の目安となります。(実際のピーク値は30分単位で計測され、シミュレーションは時間単位で行っているため完全ではありません。)
太陽光発電の変動リスクを考慮し、太陽光の自家消費分を含めた電気使用量としての超過分も計算しています。
(画像04:デマンドピークが想定される日単位で試行錯誤ができる)
上の図の例にある、2月4日は太陽光の自家消費が多いので、買電量だけで見た場合は超過量が少ないですが、太陽光発電がゼロとなるリスクを考えた場合、自家消費分を含めた使用量の超過分を蓄電池をまかなう必要がありますので、その場合の必要量を計算しています。
なお、次の “蓄電池シミュレーション” に移る際は、買電量の超過量にあわせて初期値が設定されます。
(太陽光発電前提のシミュレーションとして)
●産業用蓄電池ピークカット効果や目標デマンドピーク値に対して容量・出力を試行錯誤できる「エネがえるBiz」
非FIT自家消費型太陽光や産業用蓄電池を提案される方が続々と導入されています。
詳しくは以下サービス資料をご参照ください。