お話を伺った方
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社 久野様
業種
メーカー
目的
・太陽光発電と蓄電池を組み合わせて経済効果を試算できること
・段階を踏んで入力していけるわかりやすい操作性で、誰でも短時間で使いこなせること
・提案の最後に経済効果が一目で伝わる、見やすいレポートを出力できること
課題
・従来利用していたシミュレーションツールは販売店側がブラウザ上で直接操作する形式で、試算方法や提案内容にばらつきが生じやすかった
・太陽光発電と蓄電池を組み合わせた経済効果の試算がしづらく、複合提案への対応に限界があった
・利用していたツールの契約更新のタイミングが近づいており、シミュレーションツールの見直しが必要だった
効果
・メーカー側でシミュレーションを一括対応する体制に統一したことで、試算の質が安定した
・ シミュレーション履歴を活用し、容量違いやパターン違いのレポートを短時間で再作成できるようになった
・チャットや電話によるサポートしていただけることで、複雑な条件の試算にも迅速に対応できるようになり、販売店からの受注後押しにもつながっている
御社の事業内容と、太陽光発電・蓄電池関連製品について教えてください。
オムロンは電力系統の安全や電気設備を守る保護継電器など、電気機器の製造からスタートした会社です。創業から間もない時期にこの分野の生産を手がけ、そこで培ったノウハウを活かす形で、長年エネルギー関連事業に取り組んできました。そこから、太陽光発電システム向けに、太陽光パネルで発電した電力を家庭などで使えるように変換する機能を持ったパワーコンディショナを開発し、クリーンな電気を使っていただく提案を行うようになりました。さらに、発電した電気を「貯めて無駄なく使う」というニーズに応える形で蓄電システムへと事業を広げ、現在はエネルギー効率を最大化するための製品・サービスを幅広く提供しています。
パワーコンディショナのラインナップも、住宅用だけでなく遊休地を活用した野立て太陽光や、工場などの屋根に設置し消費電力を賄う完全自家消費型のシステムまで対応しています。蓄電池についても、単機能型から太陽光とのハイブリッド型、停電時に一部の負荷のみをバックアップする「特定負荷」タイプと、家全体をバックアップする「全負荷」タイプなど、お客様のニーズに応じて組み合わせられる商品構成にしています。蓄電容量も6.3kWhから16.4kWhまで幅広くラインナップしており、最近ではV2Hシステムと組み合わせられる商品も展開しています。
住宅向け製品は、どのような販売チャネルで展開されていますか。
弊社は販売店様や、そこに製品を卸す商社様、システムメーカー・ハウスメーカー様などといった販売チャネルを通じて展開しており、エンドユーザーへの直接販売は行っていません。基本的には、販売店様が自社製品を導入検討されるエンドユーザー様からのご要望を受けた際に、弊社がシミュレーションを代行するという流れが最も多いパターンです。
エネがえるASP導入前、販売店向けの経済効果シミュレーションにおいて、どのような課題がありましたか。
以前は別のシミュレーションツールを利用していました。ちょうどそのツールの契約更新のタイミングが近づいており、どのツールを選ぶか検討する中で、業界内でよく名前を聞くエネがえるさんを使わせていただくことになったという経緯です。
前後を比べてみると、以前のツールは試算方法や、お客様への提案内容にばらつきが多かったように感じています。当時は販売店様がブラウザ上で直接入力する形式だったため、伝わり方にばらつきが出やすかったのではないかと思っています。
数あるシミュレーションツールの中で、エネがえるASPを選んだ理由や、重視した点を教えてください。
導入を決めた時点では私自身はまだ担当ではなかったのですが、前後のツールはどちらも見たことがあります。エネがえるさんは、太陽光と蓄電池を組み合わせて計算できることはもちろん、段階を踏んで入力していけるのでわかりやすいですし、新しい製品が出た際の登録も簡単です。何より、最後に経済効果がわかりやすく提示される、提案向けにカスタマイズされたレポートになっている点が良いところだと思っています。
経済効果をお客様に明示する上でのわかりやすさは特に重要だと考えていて、そこのレポートが見やすかったことは、以前のツールと比較して大きなメリットだったと感じています。
販売店からの依頼は、どのような方法で受け付けていますか。また、どのような情報を受け取っていますか。
専用の入力フォーマットをこちらで作成し、Excelで電力契約や地域情報、太陽光の情報など必要な項目を入力していただく形で販売店様に展開しています。ご記入いただいたExcelは、担当メンバー宛に送られてくるのが基本的なルートです。依頼を受けてからは、翌日中に回答できるものが7割以上を占めており、複雑な内容でも2〜3日ほどでお返ししています。納期のご指定があれば、それに合わせて順次対応しています。
試算の内容としては、太陽光単体よりも、蓄電池の容量違いや太陽光とのセット提案など、複数パターンを比較するご依頼の方が多い印象です。作成したレポートはPDFでお返しし、販売店様にはレポート内の経済効果のページをご覧いただきながら、容量の比較などにご活用いただいています。実際の商談トークについては、基本的に販売店様にお任せする形です。
後から詳細なデータをいただいた場合は、その情報をもとに条件を修正してレポートを作り直すこともあります。その際も、同じ案件のデータをもとに条件だけを編集すればすぐに出し直せるため、履歴機能には助けられています。
エネがえるASP導入後、シミュレーション作成業務や販売店支援にどのような変化がありましたか。
以前は、販売店様に前のツールのブラウザ画面を直接ご案内し、販売店様ご自身にシミュレーションしていただく形でした。 そのため試算内容にばらつきが出ていたのではないかと思うのですが、エネがえるASP導入後は弊社側でシミュレーションを一括して対応する形に統一されたことで、試算の質が安定したと感じています。また、容量違いで悩まれているお客様に対しても、同じフォーマットで見るべきポイントをお伝えしやすくなりました。
具体的に助かっている点としては、シミュレーション履歴が残っているため、同じお客様で製品や容量だけが異なるレポートを作成する際に、内容を少し修正するだけですぐに新しいレポートを出せることです。1件ずつゼロから作成するのに比べて、結果を早くお出しできるようになりました。
販売店様からの直接的な反響を伺う機会は多くないのですが、時折「シミュレーションを提示したお客様が製品を採用していただいた」というご報告をいただくことがあります。容量で迷われていたお客様がどちらかに決まったとご連絡いただくこともあり、最後の後押しになっているのではないかと感じています。
エネがえるASPのサポート体制について、感じている効果があれば教えてください。
オール電化のお客様や、リストにない電力契約プランなど、複雑で詳細な条件の際に、画面右下のチャット相談による回答対応をよく利用させてもらっています。困った際にすぐ回答をいただけるので、お客様への対応もスムーズになり、非常に助かっています。
導入時、社内ではどのように運用体制を整えましたか。
導入当初は、全員が使えるようになることを基本方針として、サポート担当の方に教えていただいた内容を社内のメンバーに展開し、簡単な操作レクチャーを行いました。もともとわかりやすいUIで、順番に入力していけば迷わず使える設計になっているため、丁寧なマニュアルを整備しなくても、1時間程度説明すれば次回から自走して使えるようになる点も助かっているところです。
最後に、販売店支援や自社製品の販売促進を目的にエネがえるASPの導入を検討しているメーカーへメッセージをお願いします。
太陽光発電・蓄電システムは、補助金があるとはいえ高価な製品です。お客様が大きな決断をされる際に、経済効果を目に見える形でお示しできるシミュレーションの活用は、後押しする支援策として非常に良いものだと感じています。個人としても、こうした場面ではやはり見える化されたシミュレーションが欲しくなると思いますので、エネがえるASPのようなツールを使って提案の説得力を高めることは、多くの企業にとって有効な選択肢になるのではないかと思います。
「試算がばらつく」を解消、オムロンがエネがえるASPで実現した販売店支援の標準化
企業概要 会社名: オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社 事業内容: エネルギーソリューション事業 サイト https://socialsolution.omron.com/jp/ja/
