お話を伺った方

株式会社 クラフティア 大分支店 電気技術部 安井様

業種

販売施工

株式会社クラフティア様は、電気工事や空調・給排水設備、再生可能エネルギー関連工事などを手がける総合設備会社です。大分支店では、工場や病院など電力使用量の大きい施設に向けて、自家消費型太陽光発電・蓄電池の提案に取り組んでいます。

同支店では以前、シミュレーション作成や複数パターンの比較提案に時間がかかり、慣れた担当者でも3〜4日、場合によっては1週間ほどかかっていました。そこで導入したのが「エネがえるBiz」です。

導入後は、複数パターンを含むシミュレーション作成が約1時間で可能になり、提案スピードの向上と資料品質の標準化につながっています。今回は、株式会社クラフティア 大分支店の安井様に、導入前の課題や導入後の効果について伺いました。

目的

  • 提案資料作成にかかる工数を削減し、顧客への提案スピードを高めたい。
  • 投資回収や発電量などを分かりやすく示し、顧客が判断しやすい提案を行いたい。
  • 担当者ごとの資料品質のばらつきを抑え、提案資料のクオリティを標準化したい。

課題

  • シミュレーション作成に時間がかかり、慣れた担当者でも3〜4日、場合によっては1週間ほど必要だった。
  • Excelやメーカー作成資料など提案資料の形式が統一されず、担当者によって見せ方や品質に差が出ていた。
  • 顧客から求められる複数パターンの比較提案に対応するたび、計算や資料修正に大きな手間がかかっていた。

効果

  • 複数パターンを含むシミュレーション作成時間が、従来の数日〜1週間から約1時間に短縮された。
  • 投資回収や月別発電量をグラフで示せるようになり、顧客への説明が分かりやすくなった。
  • 提案資料のクオリティが標準化され、営業活動全体の効率化につながった。

総合設備業として、再生可能エネルギー提案にも対応

まず、御社の事業内容について教えてください。

当社は、配電線工事、屋内配線、通信設備、再生可能エネルギー事業に伴う電気工事、空調・冷暖房・給排水設備工事など、総合設備業として幅広く事業を展開しています。

大分支店では、電気工事の一環として再生可能エネルギー関連のご相談にも対応しています。お客様から「太陽光を導入したい」「電気代を削減したい」「CO2削減につながる提案ができないか」といったご相談をいただいた際に、内容に応じて提案を行っています。

太陽光や蓄電池の提案先は、どのようなお客様が多いのでしょうか。

工場や病院など、電力使用量の大きい施設からのご相談が多いです。業種を特定しているわけではなく、お客様の施設や課題に応じて対応しています。

やはり多いのは、電気代削減に関するご相談です。工場の場合は、電気代削減に加えてCO2削減を意識されているケースもあります。病院などでも、電気代削減に関する関心は高いですね。CO2削減を重視されるお客様もいらっしゃいますが、根底には「導入すると電気代がどのくらい削減できるのか」という関心があると感じています。

顧客が最も重視するのは「投資回収期間」

太陽光や蓄電池の提案で、お客様が特に重視されるポイントは何ですか。

やはり投資回収期間です。

お客様からは、「このパターンだったらどうか」「パワコン容量を変えたらどうか」「パネルを増やした場合はどうか」といった質問をいただくことがよくあります。最終的には、「どのくらいの年数で投資回収できるのか」を知りたいというお客様が多いですね。

投資回収期間の目安として、お客様が納得しやすいラインはありますか。

工事内容や条件にもよりますが、10年から15年の間くらいが一つの目安になると感じています。もちろん、設備費や工事内容によって変わりますが、その範囲に収まるように検討したいという意識はあります。

今は物価高の影響もあり、設備費を下げるにも限界があります。それでも、投資回収期間が長くなりすぎる場合は、削減できる部分がないか、条件を変えられないかを確認しながら提案を進めています。

産業用太陽光は、単に「設置できます」と伝えるだけでは提案になりません。お客様にとっては、導入した結果としてどのくらい電気代が下がるのか、何年で投資回収できるのかが重要です。そのため、数字に基づいた分かりやすい提案が必要になります。

導入前は、提案資料作成に3〜4日、場合によっては1週間

エネがえるBiz導入前には、どのような課題がありましたか。

大きな課題は、提案資料やシミュレーションの作成に時間がかかっていたことです。

以前は、Excelで計算したり、メーカーさんにシミュレーションデータを作成してもらったりしていました。ただ、担当者や依頼先によって資料の形式が違うことがあり、提案資料のクオリティや見せ方にばらつきがありました。

また、社内で作成するExcelについても、計算の書式や考え方が担当者によって異なることがありました。間違っているわけではないのですが、資料の作り方が統一されていないため、見る側にとって分かりづらくなることもありました。

シミュレーション作成には、どのくらい時間がかかっていたのでしょうか。

慣れている人でも3〜4日はかかっていたと思います。私の場合は、情報収集をしたり、人に確認しながら進めたりする必要があったので、1週間くらいかかることもありました。

特に大変だったのは、複数パターンを求められた時です。お客様からは「この条件ではどうか」「別の容量ではどうか」と聞かれることが多いので、そのたびに配置図を変えたり、Excelに数字を入れ直したりしていました。

以前、12パターンほど作成したこともあります。その時は、配置図を何度も変更し、影の条件なども考慮しながら、Excelに数値を入力して発電量を出す作業を繰り返していました。かなりの工数がかかっていましたね。

グラフなど、見せ方の面でも手間がかかっていたのでしょうか。

そうですね。Excelでもグラフを作ることはできますが、複数パターンになると非常に手間がかかります。以前は、数字の一覧表だけで示すこともありました。

ただ、お客様に説明することを考えると、数字だけでは伝わりにくい部分もあります。月ごとの発電量や投資回収の推移などは、グラフで見せた方が分かりやすい。そこを毎回手作業で整えるのは、かなり大変でした。

導入の決め手は、必要な資料が揃い、分かりやすく出力できること

エネがえるBizを導入した決め手は何でしたか。

提案資料として必要なところを押さえている点です。

投資回収、シミュレーショングラフ、月別の発電量など、当社として提案時に欲しい資料が出せることが大きかったと思います。Excelで個別に作っていた内容を、一定の形式で分かりやすく出力できる点は魅力でした。

提案資料のクオリティという点では、どのような印象でしたか。

グラフが見やすく、お客様に見せた時に伝わりやすい資料になっていると感じました。

投資回収や月ごとの発電量などは、お客様が判断するうえで重要な情報です。それらを視覚的に分かりやすく示せるので、説明しやすくなります。提案資料のクオリティを標準化できる点は、導入して良かったポイントの一つです。

また、複数パターンを作成する時の工数を削減できることも大きいです。産業用太陽光の提案では、一つの案だけで終わることは少なく、条件を変えながら比較する場面が多くあります。そうした提案を効率よく作れる点は、実務上とても助かっています。

複数パターンのシミュレーションが約1時間で作成可能に

実際にエネがえるBizを使い始めて、シミュレーション作成時間はどのくらい短縮されましたか。

今は、本当に小一時間くらいで作成できています。

たとえば、「6パターン作ってください」と言われても、パターン変更を含めて1時間ほどで作れるようになりました。以前は数日かかっていたので、かなり楽になりました。

それは大きな変化ですね。

大きいですね。お客様と打ち合わせをして、必要な情報をいただいた後、その日のうちに資料を送れることもあります。たとえば、15時に戻ってきて、16時までに資料を作って送る、といったこともできるようになりました。

資料を送ると、お客様から「すごく早いですね」と言われることもあります。提案スピードが上がったことは、お客様にとっても良いことだと思いますし、こちらとしても営業活動を進めやすくなりました。

複数パターンの比較提案も、以前より対応しやすくなりましたか。

かなり対応しやすくなりました。

以前は、パネル容量やパワコン容量を変えるたびに、手作業で計算や資料修正をしていました。今は、条件を変えた場合のシミュレーションを短時間で作成できるので、事前検討もしやすくなっています。

お客様から質問される前に、「この容量以上増やしても効果が小さいかもしれない」「この条件の方が回収期間が良い」といった検討ができるようになりました。提案の質を高めるうえでも役立っていると思います。

グラフで説明できることで、顧客の理解度も向上

エネがえるBizの提案資料に対する、お客様の反応はいかがですか。

グラフで説明できるので、お客様にも伝わりやすくなっていると思います。

月ごとの発電量や投資回収などを見ながら説明すると、お客様からも「そういうことですね」と理解していただきやすいです。数字の一覧だけでは伝わりにくい部分も、グラフがあることで説明しやすくなります。

提案時の説得力も高まっているのでしょうか。

そう感じています。

産業用太陽光は、導入費用も大きくなりますし、お客様にとっては投資に近い判断になります。そのため、感覚的な説明ではなく、数字やグラフをもとにした説明が必要です。

エネがえるBizを使うことで、発電量や削減効果、投資回収の見通しを整理して伝えられるようになりました。お客様が社内で検討する際にも、資料として見やすいことは重要だと思います。

提案スピードの向上は、受注機会にも影響しそうですね。

再エネの提案は、お客様が検討に時間をかけることも多いです。2〜3か月待つこともありますし、しばらく経ってから話が再び動き出すこともあります。

ただ、こちらの提案が遅くなってしまうと、その間に機会を逃してしまう可能性もあります。だからこそ、早く提案できることは重要です。お客様の関心が高いタイミングで資料を出せるようになったことは、営業活動において大きなメリットだと感じています。

概算提案から詳細提案へ、デマンドデータ取得にもつながる

デマンドデータは、お客様からスムーズにいただけることが多いのでしょうか。

お客様の感触が良ければ、「デマンドデータをください」とお願いすると、だいたいいただけています。

最初から導入意欲が高いお客様の場合は、初回からデマンドデータをいただいてシミュレーションすることもあります。一方で、まずは概算で効果を見たいというお客様には、デマンドテンプレートを使って概算シミュレーションを出すこともあります。

まず概算で効果を示し、その後に詳細シミュレーションへ進む流れですね。

そうです。

最初は「概算シミュレーションです」とお伝えしたうえで、導入した場合のイメージを見ていただきます。そのうえで、お客様の反応が良ければ、「デマンドデータをいただければ、より詳細にシミュレーションできます」とお伝えします。

そこから見積もりや詳細積算に進んでいく流れです。いきなり細かいデータを求めるのではなく、まずは概算で可能性を示せる点も良いと思います。

顧客側も、最初に効果感が分かると検討しやすくなりそうです。

そうですね。お客様としても、まず「どのくらい効果が出そうなのか」を知りたいと思います。そこで一定のメリットが見えれば、詳細検討に進みやすくなります。

エネがえるBizを使うことで、初期提案から詳細提案までの流れを作りやすくなったと感じています。

今後は、技術者以外でもシミュレーションできる体制へ

今後、エネがえるBizをどのように活用していきたいですか。

今後は、技術者だけでなく、一定の電気知識を持つ営業担当者や事務担当者でもシミュレーション作成に対応できる体制を作れたら良いと思っています。

エネがえるBizは、慣れれば技術者でなくても使える可能性があると感じています。提案資料の作成が特定の人に偏ってしまうと、その人の負担が大きくなります。営業側やバックオフィス側でも一定の作業ができるようになれば、さらに効率化できると思います。

属人化を減らすという意味でも、活用の幅が広がりそうですね。

そうですね。

提案資料の作成が属人化してしまうと、担当者によって資料の内容や見せ方が変わってしまいます。エネがえるBizを活用すれば、一定の品質で資料を作成できるので、提案活動全体の標準化にもつながると思います。

もちろん、体制作りは簡単ではありません。ただ、今後の活用の方向性としては、より多くの担当者が使えるようにしていきたいです。

導入を検討している企業へのメッセージ

最後に、エネがえるBizの導入を検討している企業へメッセージをお願いします。

提案資料のクオリティを標準化したい企業や、提案資料作成の業務効率化を進めたい企業にとっては、導入を検討する価値があると思います。

実際に当社でも、以前は数日から1週間ほどかかっていたシミュレーション作成が、今では複数パターンを含めても約1時間で対応できるようになりました。グラフも見やすく、お客様にも説明しやすい資料を作成できます。

業務効率化や提案スピードの向上を考えている企業であれば、エネがえるBizは有効なツールだと思います。

まとめ:エネがえるBizは、再エネ提案の「早さ」と「分かりやすさ」を支える営業基盤

産業用太陽光・蓄電池の提案では、発電量や電気代削減額、投資回収期間などを分かりやすく示すことが重要です。一方で、複数パターンの比較や資料作成には時間がかかり、担当者ごとの資料品質にばらつきが出ることもあります。

クラフティア大分支店様では、エネがえるBizの導入により、これまで数日から1週間ほどかかっていたシミュレーション作成が、複数パターンを含めても約1時間で対応できるようになりました。さらに、投資回収や月別発電量をグラフで示せることで、顧客への説明もしやすくなっています。

提案スピードの向上と資料品質の標準化を実現できる点は、再エネ提案に取り組む企業にとって大きなメリットです。エネがえるBizは、産業用太陽光・蓄電池提案の効率化と提案力向上を支えるツールといえるでしょう。

 

提案作成が「1週間」から「1時間」へ。クラフティア大分支店がエネがえるBizで実現した、再エネ提案のスピード化と標準化

企業概要
会社名: 株式会社クラフティア 大分支店
事業内容: 建設・工事業
サイト https://www.kraftia.co.jp/

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