ENEGAERU / 脱炭素・再エネ行動変容ラボ
小さな実装をRCTで確認し、共通プロダクトへ展開
最初からすべての機能をAI化する必要はない。90日は、小規模な業務改善を設計・試行する計画例である。試験規模・承認・追跡期間が必要なRCTを90日で必ず完了できるという意味ではない。基盤設計と科学的評価を同じリリースサイクルで行う。
読み方:「実証結果」「学術研究に基づく一般論」「エネがえる独自の実装提案」を区別して記載。提案施策の効果は導入後の実験で検証する。
重要な論点・エビデンスから分かること
Days 1–15
入力・試算・レポート作成・問い合わせ・差戻しのログを整理。頻度×顧客時間損失×事業影響で課題に順位を付ける。
Days 16–45
入力エラーとCSV変換の支援、同一条件での提案書生成を先行実装する。
Days 46–90
RCT・品質監査・運用コスト計測を行い、標準機能・オプション・API提供の切り分けを判断する。
何が行動・意思決定を止めているのか
ロードマップの数量が目的化
ページ数・AI機能数ではなく顧客の仕事が終わるまでの時間を指標にする。
効果未測定の全社展開
一部条件での成功だけで全顧客に自動展開しない。
実装手順:顧客の仕事を終わらせるために
- データ契約匿名化した行動ログ、成果物の品質ラベル、エラー分類を定義する。
- 提供方式低リスク機能から権限を分けた独立サービスで実装する。
- 投資ゲート人手削減・品質・継続利用・純便益を同時評価して次フェーズを判断する。
どのKPIで実際の成果を評価するか
90日は、成果を保証する期間ではない
90日でできるのは、対象を絞り、手順を変え、初期の結果を評価できる状態をつくることです。長期の契約や設備稼働、年間CO₂削減まで確認するには、さらに追跡が必要な場合があります。短期間で測れる工程成果と、長期間で確かめる事業成果を分けて計画します。
| 期間の目安 | 実施すること | 次へ進む条件 |
|---|---|---|
| 1〜15日 | 対象・現行手順・差戻しを調査 | 一つの主な詰まりを特定 |
| 16〜30日 | 改修案、計測、試験計画を作成 | 比較条件と停止条件が確定 |
| 31〜60日 | 限定範囲で実装・利用 | 重大不具合なし、記録が取れる |
| 61〜75日 | 効果・費用・不利益を分析 | 改善と不確実性を説明できる |
| 76〜90日 | 継続・修正・停止を決定 | 運用担当と長期追跡が決まる |
最初の担当と、運用後の担当を分けて決める
実験を作った人だけが更新できる仕組みは、通常業務に移すと止まりやすくなります。制度データの更新、例外処理、問い合わせ、計測、改善判断の担当を決めます。担当者が不在のときに、入力や原稿をどの版へ戻すかも記録します。
段階ごとに停止できる
データが取得できない、母数が足りない、改修で重要事項の理解が下がる、運用費が想定を上回る。その場合は、予定どおり拡大することを優先しません。対象を狭める、近い工程指標へ問いを戻す、試験期間を見直すなど、判断を変えた理由を残します。
終了時に残す資産
最終画面だけでなく、入力仕様、仮説と変更履歴、検証データ、結果の読み方、未解決の例外、運用手順をまとめます。次の顧客・自治体へ転用する際には、共通で使える部分と、地域や契約に依存する部分を分けます。同じ施策を配ることより、同じ方法で確かめられることを資産にします。
一次資料・学術文献
出典は2026年10月11日時点の確認情報。原著の評価対象・測定期間・適用条件を参照してください。
- OECD Sludge Audits:不必要な摩擦の監査OECD・2024
- 環境省「ナッジ実証事業取りまとめ」詳細版(2026)環境省・2026年9月
- エネがえるAPI ポータル(提供範囲・連携例)国際航業・エネがえる
科学的知見をそのまま転用せず、実際の顧客プロセスと対象行動に合わせた検証計画から始めましょう。
エネがえる公開調査レポートを見る →あわせて読みたい
最終確認:2026年10月11日。設備・料金・制度は最新情報を参照。
運営:国際航業株式会社 エネがえる。公開資料に基づく解説と本ラボの独自提案を掲載。調査・編集にはAIを補助的に使用しています。
資料確認日:2026年10月11日。内容へのお問い合わせ・訂正のご連絡は公式お問い合わせ窓口へ。
