【9月は防災月間!家庭での停電対策を調査】太陽光パネルを設置済でも約半数は「停電」で困った経験有。3人に1人が家庭の停電回避対策として年間「5,000円以上」支払い可能と回答

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国際航業株式会社カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG

樋口 悟(著者情報はこちら

国際航業 カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG。国内700社以上・シェアNo.1のエネルギー診断B2B SaaS・APIサービス「エネがえる」(太陽光・蓄電池・オール電化・EV・V2Hの経済効果シミュレータ)のBizDev管掌。AI蓄電池充放電最適制御システムなどデジタル×エネルギー領域の事業開発が主要領域。東京都(日経新聞社)の太陽光普及関連イベント登壇などセミナー・イベント登壇も多数。太陽光・蓄電池・EV/V2H経済効果シミュレーションのエキスパート。お仕事・提携・取材・登壇のご相談はお気軽に(070-3669-8761 / satoru_higuchi@kk-grp.jp)

太陽光・蓄電池の経済効果診断「エネがえる(https://www.enegaeru.com/)」を提供する国際航業株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:土方 聡)は、太陽光を設置している方と太陽光&オール電化を導入している方105名を対象に、 家庭での停電対策に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

※調査結果については、後述する利用条件を順守することでご利用いただくことができます。
  • 調査サマリー

  • 調査概要

調査概要:家庭での停電対策に関する実態調査

調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

調査期間:2023年8月22日〜同年8月24日

有効回答:太陽光を設置している方と太陽光&オール電化を導入している方105名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪調査結果の利用条件≫

1 情報の出典元として「エネがえる運営事務局調べ」を明記してください。

2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://www.enegaeru.com/

50.5%が「家庭で防災対策を行っている」と回答

「Q1.あなたは、家庭で防災対策を行っていますか。」(n=105)と質問したところ、「行っている」が50.5%、「行っていない」が43.8%という回答となりました。

Q1.あなたは、家庭で防災対策を行っていますか。Q1.あなたは、家庭で防災対策を行っていますか。

・行っている:50.5%

・行っていない:43.8%

・わからない/答えられない:5.7%

家庭で行っている防災対策、回答者の79.2%が「食料・飲料などの備蓄」

Q1で「行っている」と回答した方に、「Q2.あなたが家庭で行っている防災対策を教えてください。(複数回答)」(n=53)と質問したところ、「食料・飲料などの備蓄」が79.2%、「停電対策」が56.6%、「非常用持ち出しバッグの準備」が52.8%という回答となりました。

Q2.あなたが家庭で行っている防災対策を教えてください。(複数回答)Q2.あなたが家庭で行っている防災対策を教えてください。(複数回答)

・食料・飲料などの備蓄:79.2%

・停電対策:56.6%

・非常用持ち出しバッグの準備:52.8%

・家具の固定:50.9%

・避難場所や避難経路の確認:49.1%

・家族同士の安否確認方法確認:34.0%

・その他:0.0%

・わからない/答えられない:0.0%

「自治体の情報活用」や「ガソリンは常に半分以上入れる」などの防災対策も

Q2で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q3.Q2で回答した以外に、あなたが家庭で行っている防災対策があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=53)と質問したところ、「自治体の情報活用」や「ガソリンは常に半分以上は入れている」など35の回答を得ることができました。

Q3.Q2で回答した以外に、あなたが家庭で行っている防災対策があれば、自由に教えてください。(自由回答)Q3.Q2で回答した以外に、あなたが家庭で行っている防災対策があれば、自由に教えてください。(自由回答)

<自由回答・一部抜粋>

・56歳:生活拠点を2箇所(すぐに生活できる家を2軒)、キャンピングカー購入(動く別荘)、大容量ポータブル電源3台(停電時でも2~3日冷蔵庫稼働)。

・43歳:消防団活動。

・57歳:自治体の情報活用。

・36歳:ガソリンは常に半分以上は入れている。

・65歳:風呂の残り水をためている。大型アイスボックスと保冷剤を用意している。

・60歳:井戸水の確保。

災害時に起こった停電、約半数が「困った経験がある」

「Q4.あなたは、災害時に起こった電で困った経験がありますか。」(n=105)と質問したところ、「何度もある」が5.7%、「数回程度ある」が24.8%、「一度だけある」が18.1%という回答となりました。

Q4.あなたは、災害時に起こった電で困った経験がありますか。Q4.あなたは、災害時に起こった電で困った経験がありますか。

・何度もある:5.7%

・数回程度ある:24.8%

・一度だけある:18.1%

・一度もない:48.6%

・わからない/答えられない:2.9%

災害時の停電での困りごと、回答者の68.6%が「照明がつかず部屋が暗い」、64.7%が「冷暖房が使えない」

Q4で「何度もある」「数回程度ある」「一度だけある」と回答した方に、「Q5.災害時の停電でどのような事に困りましたか。(複数回答)」(n=51)と質問したところ、「照明がつかず部屋が暗い」が68.6%、「冷暖房が使えない」が64.7%、「冷蔵庫のものが傷む」が52.9%という回答となりました。

Q5.災害時の停電でどのような事に困りましたか。(複数回答)Q5.災害時の停電でどのような事に困りましたか。(複数回答)

・照明がつかず部屋が暗い:68.6%

・冷暖房が使えない:64.7%

・冷蔵庫のものが傷む:52.9%

・電子レンジやIHなど調理器具が使えない:51.0%

・スマホが充電できず連絡が取れない:23.5%

・トイレの水が流れない:13.7%

・電気自動車の充電ができない:0.0%

・介護用の電子設備が使えない:0.0%

・ペット用の電子設備が使えない:0.0%

・その他:3.9%

 ー62歳:ガレージの電動シャッターが開かず自動車を出すことができなかった

 ー65歳:暖房が使えない

・わからない/答えられない:0.0%

「洗濯・給湯ができない」や「オール電化なので何もできなかった」などの声も

Q5で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、災害時の停電で困ったことがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=51)と質問したところ、「洗濯ができない、風呂を沸かせない」や「オール電化なので、電気が使えない事には何もできなかった」など33の回答を得ることができました。

Q6.Q5で回答した以外に、災害時の停電で困ったことがあれば、自由に教えてください。(自由回答)Q6.Q5で回答した以外に、災害時の停電で困ったことがあれば、自由に教えてください。(自由回答)

<自由回答・一部抜粋>

・56歳:洗濯ができない、風呂を沸かせない。

・61歳:家族分の懐中電灯がなかったため、人数分を用意しておくべきだと思った。

・55歳:入浴中に停電になった。

・47歳:オール電化なので、電気が使えない事には何もできなかった。卓上コンロを使った。シャッターを閉めていたがそれも電気なのでずっと暗いまま過ごさないといけなかったのは嫌だった。

・36歳:オール電化でお湯が沸かせなかった。

・65歳:テレビが見れないので、何もせずに時間を過ごすのが苦痛であった。

家庭での停電回避対策として年間に払える金額、「5,000円未満」が41.0%、「5,000円以上」が33.3%

「Q7.あなたは、災害時に停電した際、仮に24時間前後(約1日)一部家電の電気を使えるようになるとしたら、家庭での停電回避対策として年間にいくら払えますか。」(n=105)と質問したところ、「5,000円未満」が41.0%、「5,000円~1万円未満」が17.1%という回答となりました。

Q7.あなたは、災害時に停電した際、仮に24時間前後(約1日)一部家電の電気を使えるようになるとしたら、家庭での停電回避対策として年間にいくら払えますか。Q7.あなたは、災害時に停電した際、仮に24時間前後(約1日)一部家電の電気を使えるようになるとしたら、家庭での停電回避対策として年間にいくら払えますか。

・5,000円未満:41.0%

・5,000円~1万円未満:17.1%

・1万円~3万円未満:9.5%

・3万円~5万円未満:2.9%

・5万円~10万円未満:3.8%

・10万円~:0.0%

・わからない/答えられない:25.7%

住宅用蓄電システム、4割以上が「導入を検討したことがある」

「Q8.昨今の燃料費、電気代の高騰や災害時の停電対策に向けて、住宅用蓄電システム導入を検討したことがありますか。」(n=105)と質問したところ、「ある」が42.9%、「ない」が52.3%という回答となりました。

Q8.昨今の燃料費、電気代の高騰や災害時の停電対策に向けて、住宅用蓄電システム導入を検討したことがありますか。Q8.昨今の燃料費、電気代の高騰や災害時の停電対策に向けて、住宅用蓄電システム導入を検討したことがありますか。

・ある:42.9%

・ない:52.3%

・わからない/答えられない:4.8%

住宅用蓄電システム導入のハードル、回答者の86.7%が「初期費用が高い」

Q8で「ある」と回答した方に、「Q9.住宅用蓄電システム導入のハードルを教えてください。(複数回答)」(n=45)と質問したところ、「初期費用が高い」が86.7%、「耐久性が心配」が55.6%、「電気代削減による投資金額の元をとるのに時間がかかる」が35.6%という回答となりました。

Q9.住宅用蓄電システム導入のハードルを教えてください。(複数回答)Q9.住宅用蓄電システム導入のハードルを教えてください。(複数回答)

・初期費用が高い:86.7%

・耐久性が心配:55.6%

・電気代削減による投資金額の元をとるのに時間がかかる:35.6%

・経済効果が不明確:31.1%

・経済効果シミュレーションの信憑性が薄い:17.8%

・設置スペースが確保が難しい:11.1%

・合うブランド、プランが分からない:6.7%

・その他:4.4%

 ー63歳:投資回収できない

 ー60歳:すでに導入済み

・特にない:4.4%

・わからない/答えられない:0.0%

「維持費、更新費」や「耐用年数」などのハードルも

Q9で「わからない/答えられない/特にない」以外を回答した方に、「Q10.Q9で回答した以外に、蓄電池導入のハードルがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=45)と質問したところ、「維持費、更新費がどの程度かかるか」や「耐用年数」など24の回答を得ることができました。

Q10.Q9で回答した以外に、蓄電池導入のハードルがあれば、自由に教えてください。(自由回答)Q10.Q9で回答した以外に、蓄電池導入のハードルがあれば、自由に教えてください。(自由回答)

<自由回答・一部抜粋>

・47歳:種類が多い。

・55歳:価格、本当には必要なのかまだ不明確。

・47歳:維持費、更新費がどの程度かかるか。

・58歳:どれくらいの容量を準備すれば良いかわからない。

・46歳:耐用年数。

・39歳:コストメリット。

・42歳:まだ性能が悪い。

回答者の57.8%が「投資回収できないとしても、停電回避のために蓄電システムを購入したい」

Q8で「ある」と回答した方に、「Q11.あなたは、蓄電システムの投資回収はできない(ただし電気代は現状より月3,000円~5,000円程度削減できる)という前提でも停電回避の価値を重視して蓄電システムを購入したいと思いますか。」(n=45)と質問したところ、「非常にそう思う」が15.6%、「ややそう思う」が42.2%という回答となりました。

Q11.あなたは、蓄電システムの投資回収はできない(ただし電気代は現状より月3,000円~5,000円程度削減できる)という前提でも停電回避の価値を重視して蓄電システムを購入したいと思いますか。Q11.あなたは、蓄電システムの投資回収はできない(ただし電気代は現状より月3,000円~5,000円程度削減できる)という前提でも停電回避の価値を重視して蓄電システムを購入したいと思いますか。

・非常にそう思う:15.6%

・ややそう思う:42.2%

・あまりそう思わない:24.4%

・全くそう思わない:17.8%

蓄電システム導入にあたり重要視するもの、回答者の66.7%が「初期費用」、55.6%が「耐用年数」

Q8で「ある」と回答した方に、「Q12.あなたは、蓄電システム導入を検討する際に、最も重要視するもの上位3項目を教えてください。(上位3位)」(n=45)と質問したところ、「初期費用」が66.7%、「耐用年数」が55.6%、「価格」が48.9%という回答となりました。

Q12.あなたは、蓄電システム導入を検討する際に、最も重要視するもの上位3項目を教えてください。(上位3位)Q12.あなたは、蓄電システム導入を検討する際に、最も重要視するもの上位3項目を教えてください。(上位3位)

・初期費用:66.7%

・耐用年数:55.6%

・価格:48.9%

・経済効果:42.2%

・補助金対応の有無:22.2%

・停電回避価値:15.6%

・停電時の機能:13.3%

・環境への影響:0.0%

・その他:0.0%

・わからない/答えられない:4.4%

まとめ

今回は、太陽光を設置している方と太陽光&オール電化を導入している方105名を対象に、 家庭での停電対策に関する実態調査を実施しました。

まず、 太陽光を設置している方の50.5%が家庭で防災対策を行っており、「食料・飲料などの備蓄」「停電対策」「非常用持ち出しバッグの準備」などに取り組んでいることが分かりました。災害時に停電で困った経験がある人は約半数で、そのうちの68.6%が「照明がつかず部屋が暗いこと」、64.7%が「冷暖房が使えないこと」に困ったようです。また、家庭での停電回避対策として年間に払える金額について聞いたところ、3人に1人は年間で「5000円以上」払えると回答しました。さらに、4割以上が住宅用蓄電システム導入を検討したことがあり、そのうちの86.7%が「初期費用が高いこと」が導入のハードルであると考えています。蓄電システム導入にあたり重要視するものについては、「初期費用」「耐用年数」「価格」などの声が挙がりました。また、住宅用蓄電システムの導入を検討したことのある人のうち、57.8%が「投資回収できないとしても、停電回避のために蓄電システムを購入したい」と回答しました。

固定価格での買取期間満了(卒FIT)ユーザーを含む太陽光既設世帯へ蓄電システムの提案を展開される太陽光・蓄電池関連事業者みなさまのヒントにしていただけたら幸いです。

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