新築は使用量の実測がないため、地域・人数・設備・暮らし方の仮定から需要を置きます。性能適合の確認と経済効果の比較を分け、屋根・配管・置場が変えられる期限までに採用を判断します。
対象:販売施工店・住宅会社・小売電気/ガス・商社・メーカー・EPC・PPA・リース等の提案担当者
接点づくりから次の合意までの手順
| 手順 | やること |
|---|---|
| ① 接点・アポ | 本体契約・資金計画の早い段階で設備の採否を比較 |
| ② 最初に集める | 地域・人数・断熱計画・給湯・在宅・屋根案・予算 |
| ③ 比較・シミュレーション | 需要目安→ASP経済性。建物性能計算・ZEH認定は別工程 |
| ④ 次の段階へ進む条件 | 設計変更期限、融資確認、置場・配管を合意 |
| 起こしやすい誤り | 省エネ性能の適合をそのまま請求額保証にする |
| 持ち帰るもの | 仕様決定カレンダー/需要前提票 |
| 見る指標 | 提案時期、採用率、着工後変更費 |
そのまま使える会話案
新居の電気使用量はまだ仮定です。断熱・給湯・暮らし方をそろえて、設備を採用するか判断できる幅で示します。屋根と配管を確定する前に、変更できる項目を一緒に整理しましょう。
新築と既築は、営業の時計が違う
| 項目 | 新築 | 既築 |
|---|---|---|
| 会うきっかけ | 土地・資金計画・住宅本体契約・仕様打合せ | 更新・卒FIT・屋根修繕・電気代相談・生活変化 |
| 競合する予算 | 住宅本体・断熱・キッチン・外構・借入枠 | 現預金・設備ローン・他の修繕・教育等の家計 |
| 需要の根拠 | 地域・人数・設備・在宅の仮定。外部建物計算と役割を分ける | 検針票・可能なら実測。既設PVの買電量だけを総需要としない |
| 提案時期 | 屋根・配管・分電盤・置場の確定前 | 現調前は概算、現調と見積範囲の確認後に確定 |
| 比較する基準 | 同じ住宅条件で設備なし/あり、購入/サービス | 現状設備の継続/更新/追加。既存便益は基準に残す |
| クロージング | 採用判断と設計変更期限、融資条件の合意 | 追加費用・工期・窓口・家族合意の確認 |
| 引渡し | 入居日・通電・連系・HEMS設定のずれを説明 | 既設設備との接続、撤去、保証、既存設定の変更 |
| 継続接点 | 入居後実測・OB点検・将来EV | 初期運転・季節差・PCS更新・保守 |
新築:予算から外す前に確認する
太陽光と蓄電池を、住宅の総予算の中で整理しましょう。設備を付けない場合、太陽光まで付ける場合、蓄電池も付ける場合で、初期費用と月々の支払いを同じ期間で並べます。新居の使用量はまだ仮定です。屋根や配管の変更ができる期限までに、どこまで決めたいですか。
既築:追加分だけで話す
今の太陽光で得られている効果は、そのまま基準に残します。今回は蓄電池を足すことで増える費用と効果を比べます。金額のほかに、停電時に使いたい機器と、設備を置ける場所も一緒に確認させてください。
コピーして使う記入テンプレート
本文を選択してコピーし、自社案件の条件を記入してください。以下は記入例ではなく空欄のテンプレートです。
T02 二段階提案の前提票
段階:概算/実データ精査/現調後
案件ID・版:
比較する案と基準案:
確認済み:
仮定した値と根拠:
仮定が変わると影響する項目:
今回言えること:
今回まだ言えないこと:
次に必要な資料:
取得担当・期限:
正式提案へ進める条件:
案件ID・版:
比較する案と基準案:
確認済み:
仮定した値と根拠:
仮定が変わると影響する項目:
今回言えること:
今回まだ言えないこと:
次に必要な資料:
取得担当・期限:
正式提案へ進める条件:
T04 買い手が持ち帰る一枚
今回決めたいこと:
選択肢:現状継続/案A/案B
比較期間と共通条件:
初期費用・毎月費用・将来費用:
得られる効果と条件:
工事・運用の負担:
まだ確認できていないこと:
誰が確認するか:
次回の判断日:
進める条件/見送る条件:
選択肢:現状継続/案A/案B
比較期間と共通条件:
初期費用・毎月費用・将来費用:
得られる効果と条件:
工事・運用の負担:
まだ確認できていないこと:
誰が確認するか:
次回の判断日:
進める条件/見送る条件:
よくある質問
新築なのに使用量はどう決める?
地域・人数・設備・暮らし方から目安を置きます。実測ではないので、仮定が違う場合も比べます。
需要目安→ASP。個別建物性能計算は別
昼間に沸かせば全部タダ?
天候や湯量によって買電が必要な場合があります。機器の動作と料金、蓄電池との使い分けを確認しましょう。
機種・余剰連動・電化の新設/更新を分離
回収年数が短いなら契約してよい?
工事範囲、屋根の条件、支払、保守、変更時の扱いまで確認してから判断しましょう。
経済性だけで技術・契約審査を省略しない
根拠と適用範囲
手順・台本は実務で使うための編集例です。特定企業の発言や、成約率の改善を保証するものではありません。設備・料金・機能は提案時の条件で確認してください。
自社案件の提案・試算を相談する
止まっている工程、手元の資料、比較したい案をお知らせください。無料相談で必要な情報と進め方を整理します。正式な試算・設計代行などの有償作業は、範囲と費用を別途ご案内します。
