2022年住宅用太陽光 蓄電池の購買行動調査リサーチ結果 蓄電池経済効果シミュレーションの影響は?

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国際航業株式会社公共コンサルタント事業部カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG

樋口 悟(著者情報はこちら

国際航業 公共コンサルタント事業部カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG。国内700社以上・導入シェアNo.1のエネルギー診断B2B SaaS「エネがえる」(太陽光・蓄電池・オール電化・EV・V2Hの経済効果シミュレータ)を開発提供。

目次

太陽光・蓄電池の経済効果シミュレーションを提示すると約6割の蓄電池購入検討者は「その販売店が蓄電池購入の候補になりそう」と回答
※住宅用蓄電池購入者アンケート結果

2022年7月 住宅用太陽光・蓄電池消費者調査 報告書 ~1,090人の住宅用蓄電池購入者・購入検討者・非購入者へのアンケート結果~

太陽光・蓄電池の販売施工店は、蓄電池経済効果シミュレーションを提示すると、顧客はその販売店を蓄電池購入先候補にする傾向が高いことがわかった。特に、20~40代では、TOP2(あてはまる+ややあてはまるの合計)が68%.1と高く、50代~60代の55.6%と比べても割合が高い。

 

2022年7月、住宅用太陽光・蓄電池経済効果シミュレーター「エネがえるASP」産業用自家消費型太陽光・蓄電池経済効果シミュレーター「エネがえるBiz」を展開する国際航業のエネがえるチームでは、需要家の蓄電池購入動向を調査するため1,090人の蓄電池購入者・購入検討者及び非購入者に対して大規模なアンケート調査を実施しました。

その一部を、太陽光・蓄電池にかかわる事業者皆さまにブログ記事として随時お伝えしていきます。

住宅用蓄電システムのメーカー、商社・卸販売、販売施工店、住宅メーカー・ビルダー・工務店、電力会社・ガス会社、地方自治体関係者など住宅用の蓄電池に携わる方のお役に立てれば幸いです。

また、これから自分の家に太陽光・蓄電システムを導入しようとお考えの一般のお客様の参考にもなると思います。ご参照ください。

住宅用蓄電システム購入意向調査 結果サマリー

1.Q17. 画像(エネがえるの太陽光・蓄電池経済効果シミュレーション診断レポートのサンプルを提示)のような蓄電池の経済効果レポートが販売会社から提示された場合について、購入先候補として、この販売会社が候補になりそうか?あてはまるものをそれぞれお答えください。

(あてはまる / ややあてはまる / どちらとも言えない / あまりあてはまらない / あてはまらない)

【対象:蓄電池を購入検討中の人 n=413人 ※20代~40代 n=251/50代~60代 n=162】

 

●提示した経済効果診断レポートのサンプル

スライド50.PNG

●調査結果 回答

スライド28.PNG

約6割がこの販売店が蓄電池購入先になりそうと回答

年代別では20~40代が68.1%。50~60代が55.6%。どちらの世代にも太陽光・蓄電池経済効果シミュレーションの有効性が証明されたが、特に若い世代に有効であると言える。

 

スライド28.PNG

・TOTAL購入検討者:TOP2(あてはまる+ややあてはまるの合計):63.2% / BTM(あてはまらない+ややあてはまらない):5.1%

・20~40代購入検討者:TOP2(あてはまる+ややあてはまるの合計):68.1% / BTM(あてはまらない+ややあてはまらない):5.2%

・50~60代購入検討者:TOP2(あてはまる+ややあてはまるの合計):55.6% / BTM(あてはまらない+ややあてはまらない):4.9%

なぜ、エネがえるの太陽光・蓄電池経済効果シミュレーターを提示するとその販売会社で蓄電池を購入したいと思うようになるのか?

年代問わず、蓄電池経済効果シミュレーションを提示すると、その太陽光・蓄電池販売施工店を蓄電池購入先候補にいれる傾向が高い。

・太陽光・蓄電池の販売施工店は、蓄電池経済効果シミュレーションを提示すると、顧客はその販売店を蓄電池購入先候補にする傾向が高いことがわかった。

他の調査結果を見ても、20代~40代の層は、相対的にシニア層よりもネットやSNSを活用して自ら情報収集し、比較先行、蓄電池購入意思決定をするアクティブ層の比率が高い。

・以下の調査結果からもわかるように20代~40代の顧客特性や情報収集リテラシーを50代、特に20~40代の層はシニア層よりも「客観的な数値、エビデンス」を求める傾向が強く、「WEBサイトやSNSで自分で口コミも含めて情報収集、商品選定して意思決定したい」という傾向が強いといえる。

蓄電池購入フロー.PNG

特に20代~40代の蓄電池購入予定者は68.1%と、50代~60代の55.6%よりも割合が高く、太陽光・蓄電池セット導入の主要顧客層となる20代~40代ファミリー層に対して、相見積もりや競合比較をされる場合、「経済効果シミュレーションの提示」が自社が選ばれる確率を高める有効な施策になるといえる

・特に、20~40代では、TOP2(あてはまる+ややあてはまるの合計)が68%.1と高く、50代~60代の55.6%と比べても割合が高い。これは、今後、太陽光・蓄電池の創蓄セット導入をする大きなポテンシャル層となる20-40代に対して、特に経済効果シミュレーションの効果は「競合優位性の確保(自社が選ばれる確率アップ)」において効果が高いと推測される。

 

50代~60代のシニア層の蓄電池購入予定者においても約6割は経済効果シミュレーションを提示されるとその販売店を蓄電池購入先候補に入れると回答しているため、シニア層にも有効である。

・また、もちろん50~60代の卒FIT層と重なるシニア層でもTOP2(あてはまる+ややあてはまるの合計)が6割近くいるため、年代を問わず「蓄電池経済効果シミュレーションが

この販売店、この営業担当を購入先候補に入れる」という点で好影響を及ぼすと言える。

 

関連する調査結果など

その他、以下のような様々な視点で蓄電池を買いたい人、買おうと思っている人に調査をしている。参考にしていただきたい。

 

蓄電池購入者1,090人アンケート調査結果 – 太陽光 蓄電池 経済効果シミュレーションで約6割の顧客が販売店への信頼度アップ・約5割は蓄電池購入意欲アップ?

 

住宅用蓄電池を買うきっかけは「災害対策(停電対策)」と「電気代・光熱費削減」がTOP2?

 

住宅用蓄電池を買う決め手は「経済効果が高いこと」(16.6%)と 「本体価格が適切であること」(12.9%)がTOP2?

 

住宅用蓄電池を買った人の44.8%が「自身で情報収集し比較検討した上で購入する」と回答。若い世代では特にアクティブな買い方の傾向がある。?

 

住宅用蓄電池を買わない理由は「初期費用が高いこと」(42.6%)と 「費用対効果が見込めないこと」(21.3%)がTOP2?

 

住宅用蓄電池購入前の情報収集源は「住宅メーカーの営業の話」(33.4%)と 「住宅メーカーの提案資料とパンフレット」(26.8%)がTOP2?

 

住宅用蓄電システム消費者動向調査 公開ページ

調査レポート全ページをご覧いただけます。【住宅用蓄電池の販売・提案・マーケティングに携わる方におすすめ】住宅用蓄電池購入者・見込み客1,090人。蓄電池をどこで買う?なぜ買うか?なぜ買わないか?情報収集の手段は?経済効果診断は有効か?全58Pの住宅用蓄電池購入者調査結果レポート全ページ公開

URL:https://bit.ly/reserch-enegaeru

 

住宅用蓄電システム消費者動向調査 調査概要について

 

■調査の背景と目的

 

●調査背景

 

?本調査を実施した当社(国際航業株式会社)が提供するエネがえるは、太陽光・蓄電池経済効果シミュレーターをB2B SaaSやAPIサービスとして蓄電池メーカー、販売施工店など700社以上に提供している。

 

?しかしながら、過去に直接的なエンドユーザー(特に一般家庭・住宅)への蓄電池購入意識や経済効果シミュレーションの影響を定量的に調査したことはなかった。

?特に、住宅用蓄電池購入者や住宅用蓄電池購入予定者(見込み客)に対して、エネがえるが提供するような太陽光・蓄電池経済効果シミュレーションが販売会社の信頼度や、

蓄電池購入意欲にどう影響するか?の数値的な評価は従来調べたことがなかった。

●調査目的

下記の情報を収集することを、本調査の目的とする。

1.実際の消費者(蓄電池購入意向層、蓄電池購入層)、蓄電池検討者に対して、蓄電池の購入体験(購入の決め手や、提案された営業、営業手法、提案資料の信頼度、経済効果のシミュレーションはあったか?なかったか?)などの把握

2.蓄電池を購入する際には太陽光蓄電池 経済効果シミュレーションがある方が購入しやすい、あるいは販売会社を信頼しやすいという仮説を検証する

■調査フレーム

・スクリーニングで条件の判別とかねて、購入検討・意向の把握を実施
・本調査では各ターゲットの課題に沿った設問を聴取する

●スクリーニング

・購入経験、購入検討有無、購入意向有無
→購入経験者/検討者/非購入者
・購入経験者/検討者/非購入者のプロファイル

●①蓄電池購入者(蓄電池を買った人)

・購入決定プロセスの把握:検討~情報収集~購入
・購入後の評価
・他社推奨意向

●②蓄電池購入検討者(蓄電池を買おうと検討してる人)

・購入検討要因:きっかけ、タッチポイントなど

●③蓄電池非購入者(蓄電池を検討後に買わなかった人)

・非購入要因:購入検討したが購入に至らなかった理由

■調査設計

・調査方法:インターネット調査(1本化調査)
・調査地域:全国
・対象者条件:以下のスクリーニングの通り

●スクリーニング??

20-69歳 男女
職業、未既婚等、不問
近況パネルより「太陽光パネル・太陽光発電システム購入者/購入予定者」(購入時期は、1年以内)
※「マスコミ・広告・市場調査」の業種は除外

●本調査

蓄電池を購入したことがある20-69歳男女
蓄電池を購入検討中の20-69歳男女
蓄電池を購入検討したが、購入しなかった20-69歳男女
・抽出方法:大手調査会社ネットモニターより適格者を抽出(登録属性から条件適格者をサンプリング)
・サンプルサイズ
スクリーニング:3,000s回収

本調査:1,090s回収
購入者TOTAL489s(20-40代283s+50-60代206s)
購入検討者TOTAL 413s(20-40代251s+50-60代162s)
非購入者TOTAL 188s(20-40代109s+50-60代79s)

・実査期間:2022年7月8日(金)~2022年7月12日(火)

・調査ボリューム:スクリーニング:2問以内 本調査:17問 

・提示物:あり(※一部の設問でエネがえる経済効果シミュレーション診断レポートを提示して回答をもらった)

太陽光・蓄電池経済効果シミュレーションの「エネがえる」とは?

 

●太陽光・蓄電池を提案するなら「エネがえる」シリーズのご紹介 ? 業界シェアNo.1 太陽光・蓄電池・オール電化×電気料金プランシミュレーションの「エネがえる」

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・住宅用太陽光・蓄電池経済効果シミュレーターのエネがえるASP、産業用自家消費型太陽光・蓄電池経済効果シミュレーターのエネがえるBiz、Webシミュレーター向けのエネがえるAPIなど用途に応じたプロダクトを国内大手太陽光・蓄電池メーカーや商社、販売施工店はもちろん、電力会社、住宅会社、工事・電気店など大手から中小まで700社以上に提供。

 

・住宅用だけでも太陽光・蓄電池の経済効果シミュレーションの累計回数は年間100,000回を超える業界標準ツールとなっている。

 

エネがえるの全プロダクト資料はこちら

 

●エネがえるを無料で全機能お試ししませんか?

 

・無料15日間お試し登録(対象:エネがえるASP Lightプラン全機能)
https://form.run/@enegaeru-trial

・無料30日間お試し登録フォームエネがえるBiz(産業用)(産業用自家消費+蓄電池シミュレーター)
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●お問い合わせ(お気軽に何でもご相談ください)

国際航業株式会社 公共コンサルタント事業部カーボンニュートラル推進部

デジタルエネルギーグループ エネがえる運営事務局 担当:樋口悟

info@enegaeru.com

 

?お問い合わせフォーム:https://form.run/@contact-enegaeru

?Web商談ご予約フォーム:https://bit.ly/satoruhiguchi

 

調査内容・グラフの引用・転載について?

【共通】スライド0.PNG

【注】調査結果の転載・2次利用は引用・出典元を明記いただければ、ご自由に商用含めてご活用いただけます。
Web・Blogのコンテンツ記事、セミナーやイベント講演資料、社内外向け資料などご自由に転載ください。
「エネがえる運営事務局調べ」または「出典:エネがえる運営事務局」等を明記の上、WebやBlogに転載する場合は、以下のURLを出典元として明記ください。

住宅用太陽光・蓄電池経済効果シミュレーター「エネがえる」?

産業用自家消費型太陽光・蓄電池シミュレーター「エネがえるBiz」?

また、エネがえる運営事務局では、蓄電池経済効果シミュレーションはもちろん、蓄電池の購買活動(住宅・産業用いずれも)や、需要家視点・販売側視点など、さまざまな観点で今後、調査研究を進める「ラボ・研究」活動を推進していき、業界内外に役立つエビデンスを提示していく予定です。

共同研究・共同データ利活用・共同リサーチなどアイデアをお持ちの方はお気軽にご相談ください。

問合せフォーム:https://form.run/@contact-enegaeru

著者プロフィール

国際航業株式会社 公共コンサルタント事業部カーボンニュートラル推進部
デジタルエネルギーG? エネがえる運営事務局
太陽光・蓄電池経済効果シミュレーター「エネがえる」の事業開発・マーケティング・セールス・カスタマーサクセス担当。国内主要蓄電池メーカー、商社、販売施工店、住宅会社、電力会社など約700社以上へのエネがえる導入をリード。業界No1の導入シェアを誇るクラウド型サービスへ成長させる。今後は、EV・V2H対応の経済効果シミュレーターのローンチやAPIを活用したエネルギー事業者のWebシミュレーター実装・DX支援を準備中。

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国際航業株式会社公共コンサルタント事業部カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG

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国際航業 公共コンサルタント事業部カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG。国内700社以上・導入シェアNo.1のエネルギー診断B2B SaaS「エネがえる」(太陽光・蓄電池・オール電化・EV・V2Hの経済効果シミュレータ)を開発提供。

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