産業用蓄電池シミュレーションでの余剰太陽光蓄電オプションの使い方は? – 自家消費型太陽光シミュレーション「エネがえるBiz」
産業用蓄電池シミュレーションでの余剰太陽光蓄電オプションの使い方は?(翌日の余剰太陽光発電を前提に系統充電を減らすオプション)
●産業用蓄電池シミュレーションでの余剰太陽光蓄電オプションとは?
・非FIT自家消費型太陽光・蓄電池シミュレーター「エネがえるBiz」では、従来より提供している蓄電池のピークカット効果のシミュレーションだけではなく、「太陽光発電の余剰充電によるピークシフトの効果も反映したシミュレーションがしたい」というご要望にお答えし、産業用蓄電池シミュレーションで、翌日の余剰太陽光発電を前提に系統充電を減らすオプションを追加しました。
産業用自家消費シミュレーターのエネがえるBizのサービス概要については電力・環境系Youtuber棚瀬様による取材インタビュー動画を参照ください。とてもわかりやすくサービス解説や操作デモが紹介されています。
(画像01:翌日の余剰太陽光発電を前提に系統充電を減らすオプションのチェックボタン)
このオプション(翌日の余剰太陽光発電を前提に系統充電を減らすオプション)をチェックするとシミュレーションは次のように変化します。
(画像02:グラフで効果が見れます。余剰率が減る・自家消費率が上がる・電気料金削減率が上がる)
▼「翌日の余剰太陽光発電を前提に系統充電を減らすオプション」のチェックボタンがOFFの場合は?
・系統からの充電で産業用蓄電池を満充電にしています。
▼「翌日の余剰太陽光発電を前提に系統充電を減らすオプション」チェックボタンがONの場合は?
・翌日の太陽光発電の余剰電力分を蓄電に回して、その分系統からの充電を行いません。
●「翌日の余剰太陽光発電を前提に系統充電を減らすオプション」でシミュレーションできる効果は?
・これによって、自家消費率、電気料金削減率が向上し、太陽光の余剰率が減少します。
・なお、自家消費率=(全体の使用量ー買電量)/全体の使用量) で計算しています。
・放電時間帯を広くとり、蓄電池の放電量が増えると、太陽光余剰電力からの充電量が増えて自家消費率を上げることができます。
・日中の使用量差が少なく(ピークシフトが重要ではない)、太陽光余剰を有効利用して自家消費率を上げたいような場合は、放電時間を調整ください。(蓄電池充放電の時間帯を設定できます)
・目的にあわせてシミュレーション結果を見ながら(かつリスクを考慮しながら)設定を調整ください。
・翌日の太陽光発電が想定どおりにならなかった場合に充電量が不足するリスクがありますが、気象予報をもとにした蓄電池制御の精度向上(当社でも蓄電システムメーカー等に提供しています)の導入により、このような動きができることが期待されています。今後こういった蓄電システムの最適制御は家庭用・産業用問わずますます注目されるでしょう。
●FAQはこちら(産業用蓄電池シミュレーションでの余剰太陽光蓄電オプション – 自家消費型太陽光シミュレーション「エネがえるBiz」)
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