蓄電池販売ノウハウ: 成約率アップと新人早期戦力化のための5つの戦略

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国際航業株式会社カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG

樋口 悟(著者情報はこちら

国際航業 カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG。国内700社以上・シェアNo.1のエネルギー診断B2B SaaS・APIサービス「エネがえる」(太陽光・蓄電池・オール電化・EV・V2Hの経済効果シミュレータ)のBizDev管掌。AI蓄電池充放電最適制御システムなどデジタル×エネルギー領域の事業開発が主要領域。東京都(日経新聞社)の太陽光普及関連イベント登壇などセミナー・イベント登壇も多数。太陽光・蓄電池・EV/V2H経済効果シミュレーションのエキスパート。お仕事・提携・取材・登壇のご相談はお気軽に(070-3669-8761 / satoru_higuchi@kk-grp.jp)

エネがえるシュミレーション電気上昇年率4%の場合
エネがえるシュミレーション電気上昇年率4%の場合

蓄電池販売ノウハウ: 成約率アップと新人早期戦力化のための5つの戦略

蓄電池市場が急成長する中、販売施工店や太陽光メーカー、EPC事業者にとって効果的な販売ノウハウの確立が急務となっています。
本記事では、蓄電池販売の成約率アップと新人の早期戦力化を実現する5つの戦略をご紹介します。

目次

1. 顧客ニーズに合わせたソリューション提案

蓄電池販売において最も重要なのは、顧客のニーズを的確に把握し、最適なソリューションを提案することです。家庭用(住宅用)と事業者用(産業用)では求められる機能や規模が異なるため、それぞれに適したアプローチが必要です。

家庭用蓄電池の場合:

  • 電気料金の削減効果: 家庭用蓄電池を導入することで、昼間の高い電力料金を避け、夜間の安い電力を蓄えて使用することができます。これにより、電気代の節約が可能です。
  • 停電時のバックアップ電源としての機能: 自然災害や停電時に備え、蓄電池がバックアップ電源として機能することで、家庭内の重要な電力供給を維持できます。
  • 太陽光発電との連携による自家消費率の向上: 太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせることで、発電した電力を効率的に自家消費し、余剰電力を蓄えることができます。
  • V2Hシステムとの連携による電気自動車(EV)の活用: V2H(Vehicle to Home)システムを利用することで、電気自動車のバッテリーを家庭の電力供給に活用できます。

事業者用蓄電池の場合:

  • ピークカットによるデマンド料金の削減: 事業者用蓄電池を導入することで、電力使用のピーク時に蓄電池から電力を供給し、デマンド料金を削減できます。
  • 非常用電源としての活用: 事業継続計画(BCP)の一環として、非常時に重要な設備やシステムに電力を供給するためのバックアップ電源として活用できます。
  • 再生可能エネルギーの有効活用: 太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを蓄電池に蓄え、効率的に利用することで、エネルギーコストの削減と脱炭素化に貢献します。
  • 電力需給調整市場への参入機会: 蓄電池を活用して電力需給調整市場に参加し、余剰電力を売電することで追加収益を得ることができます。

顧客のニーズを正確に把握し、それに合わせたソリューションを提案することで、成約率アップにつながります。

2. 経済効果シミュレーションの活用

蓄電池導入の経済メリットを具体的な数字で示すことは、顧客の信頼度アップと成約率向上に直結します。そのためには、精度の高い経済効果シミュレーションツールの活用が不可欠です。

例えば、エネがえるASPは、家庭用太陽光・蓄電池・オール電化の経済効果を高精度でシミュレーションできるツールです。

同様に、エネがえるBizは産業用自家消費型太陽光・蓄電池のシミュレーションに特化しています。

これらのツールを活用することで、以下のような具体的なメリットを顧客に提示できます:

  • 電気代削減効果の具体的な金額: シミュレーションツールを使用することで、蓄電池導入後の電気代削減効果を具体的な数字で示すことができます。これにより、顧客は投資の価値を明確に理解できます。
  • 投資回収期間の明確化: 蓄電池導入にかかる初期投資と、電気代削減効果を比較することで、投資回収期間を明確に示すことができます。これにより、顧客は導入の経済メリットを具体的に把握できます。
  • 長期的な経済メリットの可視化: シミュレーションツールを使用することで、蓄電池導入後の長期的な経済メリットを可視化できます。これにより、顧客は将来的なコスト削減効果を具体的に理解できます。
  • 蓄電池容量の最適化提案: シミュレーションツールを使用することで、顧客の電力使用パターンに基づいた最適な蓄電池容量を提案できます。これにより、顧客は最適な投資を行うことができます。

さらに、エネがえるEV・V2Hを使用すれば、電気自動車やV2Hシステムを含めた総合的な経済効果も提示可能です。これにより、顧客の多様なニーズに対応した提案が可能となり、セールスの幅が広がります。

3. 営業プロセスの標準化

蓄電池販売ノウハウを効果的に展開するには、営業プロセスの標準化が重要です。
これにより、新人の早期戦力化や人材不足解消にもつながります。

標準化のポイント:

  • 顧客情報の収集と分析手法の統一: 顧客情報の収集と分析手法をエネがえるを活用して統一することで、営業プロセスの効率化とデータの一貫性を確保できます。
  • 提案資料のテンプレート化: エネがえるの診断レポートを活用して、お客様向けの提案資料をテンプレート化することで、営業担当者が迅速かつ効果的に提案を行えるようになります。
  • 商談の進め方や説明のスクリプト作成: エネがえるの経済効果シミュレーションを軸にして商談の進め方や説明のスクリプトを作成することで、営業担当者が一貫したメッセージを伝えることができます。
  • よくある質問(FAQ)とその回答の整備: よくある質問とその回答を整備することで、顧客の疑問に迅速かつ的確に対応できます。
  • 成功事例のデータベース化: 成功事例をデータベース化することで、営業担当者が参考にできる具体的な事例を提供できます。

これらの標準化により、営業担当者の経験や個人スキルに依存せず、一定水準以上の提案品質を維持できます。また、提案スピードアップや時短にもつながり、より多くの顧客にアプローチすることが可能になります。

成功事例:エネがえるBizの成功事例インタビューを参照ください。難易度の高い産業用自家消費型太陽光の提案でも各社で成功事例が続出しています。営業でも簡単に使えるからこそ、新人も早期戦力化ができる仕組みを作りやすいと評判です。

共伸興建(EPC):導入3ヶ月で自家消費受注/自家消費提案リードタイム1/6に短縮/入社2ヶ月の新人が早期戦力化

WQ(再エネ商社):導入半年で13件自家消費受注/転職してきた新人が即日覚えて操作する

 

4. 継続的な商品知識とスキルの向上

蓄電池技術や関連する制度は日々進化しています。販売ノウハウを維持・向上させるには、継続的な学習が欠かせません。

知識向上のポイント:

  • 蓄電池メーカーの最新製品情報の把握: 蓄電池メーカーの最新製品情報を常に把握し、顧客に最適な製品を提案できるようにします。

    ・エネがえるには国内TOPクラスの蓄電池製品データベースがあり、主要約30社・100製品以上の蓄電池がカバーされています。

  • 電力会社やガス会社の新サービスの理解: 電力会社やガス会社が提供する新しいサービスや料金プランを理解し、顧客に適切な提案を行います。

    ・エネがえるでは国内TOPクラスの電気料金プランデータベースがあり、月1回100社3,000プランの料金プラン単価が自動アップデートされています。

  • 再エネ政策や補助金制度の最新動向のフォロー: 再生可能エネルギー政策や補助金制度の最新動向をフォローし、顧客に最適な導入プランを提案します。

    ・エネがえるでは全国都道府県別・市区町村別に約1,500件のスマエネ補助金データベースがあり、月1回補助金情報が自動アップデートされています。

  • エネルギー市場全体の動向分析: エネルギー市場全体の動向を分析し、顧客に最適なエネルギーソリューションを提供します。

    ・エネがえるをご契約いただくと全国各地の販売トップクラスの販売施工店、大手有名太陽光・蓄電池メーカー、TOPシェアの商社、大手電力会社・ガス会社、住宅メーカー、地方自治体等のエネがえるを活用するネットワークからパートナーや取引先の無償マッチングを提供しています。また別途オプションでエネルギー関連の審議会・政策情報提供サービスも提供しています。

これらの知識を組織内で共有し、定期的な勉強会や研修を実施することで、チーム全体のスキルアップにつながります。結果として、お客様の信頼度アップや稟議承認率アップにも寄与します。

5. デジタルツールの導入による業務効率化

蓄電池販売の効率を飛躍的に高めるには、最新のデジタルツールの活用が不可欠です。
特に、API(Application Programming Interface)を活用したシステム連携は、業務プロセスの自動化と効率化に大きく貢献します。

活用可能なAPIの例:

これらのAPIを自社独自のWebシミュレーター、シミュレーションシステムやマーケティングツールと連携させることで、提案資料の自動生成や電力消費量データと連携した独自アプリケーションの開発が簡単に実現可能になります。結果として、営業の標準化や売れる仕組みの構築につながり、組織全体の販売力強化に貢献します。エネがえるAPIを活用している大手電力会社・ガス会社・太陽光・蓄電池システムメーカーは50社以上に登ります。

エネがえるAPI活用事例:太陽光発電・蓄電池導入シミュレーション-シャープ | 発電Dr 

まとめ

蓄電池販売ノウハウの確立は、単なる商品知識の習得にとどまりません。顧客ニーズの的確な把握、経済効果の可視化、営業プロセスの標準化、継続的な学習、そしてデジタルツールの活用を組み合わせることで、真の競争力を獲得できます。

これらの戦略を実践することで、販売施工店やEPC事業者は成約率アップと新人の早期戦力化を実現し、急成長する蓄電池市場でのポジションを確固たるものにできるでしょう。

蓄電池販売のさらなる効率化と成果向上をお考えの方は、ぜひエネがえるASPの無料トライアルをお試しください。
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