【2023年版】住宅用太陽光発電の経済効果シミュレーション結果(地域別・容量別)

【2023年版】住宅用太陽光発電の経済効果シミュレーション結果(地域別・容量別)

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【2023年版】住宅用太陽光発電の経済効果シミュレーション結果(地域別・容量別)

※2023年3月5日更新

2023年に住宅用太陽光発電を設置した時に、どれくらいの節電や売電ができて、そもそも儲かるのか知りたくありませんか?

そんなお悩みにお答えします。

✅本記事の内容

  • 住宅用太陽光発電の経済効果シミュレーションとは?
  • 各エリア(電力会社)ごとの太陽光発電の経済効果シミュレーション
  • 太陽電池容量ごとの太陽光発電の経済効果シミュレーション
  • 太陽光発電の発電量が高くなる条件
  • 発電シミュレーションで注意すべきこと
  • 住宅用太陽光発電の相場価格

✅本記事の信頼性

  1. 現役の某太陽電池メーカーの営業マンが監修(営業キャリア10年以上)
  2. 営業実績としては、毎月120棟の住宅用太陽光発電を2年以上販売継続中
  3. 多くの最新情報を組み込んだ最先端の経済効果シミュレーションソフト(エネがえる)を使用

太陽光発電の寿命は20年以上と長いため、設置する前にどれくらいの経済効果があるのか理解しておく必要があります。

この記事を見てもらえれば、2023年に住宅用太陽光発電を設置した場合に、各エリア(電力会社)や太陽電池容量ごとにどれくらいの節電や売電収益が見込めるのか理解できるようになります。また、発電量が高くなる条件や注意すべきことも合わせて理解できます。

住宅用太陽光発電の経済効果シミュレーションとは?

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まず、住宅用太陽光発電の経済効果シミュレーションがそもそも何なのかを見ていきましょう。

結論から言うと、設置した太陽光発電でどれくらいの電気が作られて、その電気がどれくらい「節電」と「売電」に使われて金銭面に影響を与えてくれるのかを教えてくれるものです。

もっと簡単に言えば、太陽光発電を設置して儲かるのかどうかわかるのが経済効果シミュレーションということになります。

早速、エネがえるの太陽光発電 長期経済効果シミュレーションを見てみましょう。

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太陽光発電を設置すれば、20年間で2,022,851円お得になることを表したシミュレーション結果になっています。

上記の経済効果シミュレーション作成にあたっての、作成条件は下記になります。

  • 4kWの太陽光発電を設置
  • 東京都在住
  • 片働き世帯で、昼間も電気を使う
  • 1ヶ月の電気使用量は400kWh
  • 電気料金プランは東京電力エナジーパートナのくらし上手S(60A)
  • 太陽光発電の設置は2023年度(つまり売電単価は16円/kWh)
  • 卒FIT後(設置から10年後)の売電単価は8.5円/kWh
  • 電気料金の上昇率は2%

経済効果シミュレーションを作成する条件は、お客様一人一人ごとに異なります。

ただ、エネがえるの経済効果シミュレーションでは、お客様一人一人の生活スタイルや設置できる太陽電池、契約されている電気料金プラン、設置場所に応じて具体的な経済効果を算出することができるシミュレーションソフトになっているのが特徴です。

本記事では、その中でも「日本の全10電力会社(エリア)ごと」と「太陽電池容量ごと」で住宅用太陽光発電を設置した時の経済効果シミュレーションを紹介していきます。

住んでいる場所や設置できる太陽電池容量ごとに2023年に住宅用太陽光発電を設置したときの経済効果が理解できますので、参考にしてみてください。

各エリア(電力会社)ごとの太陽光発電の経済効果シミュレーション

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まずは、各エリア(電力会社)ごとの太陽光発電の経済効果シミュレーションを見ていきましょう。

太陽電池容量は、日本の平均的な屋根に設置できる容量である「太陽電池容量4kW」をベースに計算しております。

それでは、早速結果を下記の表にまとめました。

電力会社 20年間の経済効果
北海道電力 2,583,235円
東北電力 2,626,494円
東京電力 2,022,851円
北陸電力 2,287,284円
中部電力 2,558,939円
関西電力 2,034,720円
中国電力 2,299,743円
四国電力 1,850,284円
九州電力 1,967,225円
沖縄電力

エリアごとに20年間の太陽光発電の経済効果のばらつきはありますが、平均すると2,000,000円近くの経済効果があることがわかります。

太陽光発電の経済効果シミュレーション作成の条件は、下記になります。

  • 4kWの太陽光発電を設置(年間発電電力量は4400kWh換算)
  • 各エリアの主要都市
  • 片働き世帯で、昼間も電気を使う
  • 1ヶ月の電気使用量は400kWh
  • 電気料金プランは、昼間よりも夜間の電気単価が安いプランを採用
  • 太陽光発電の設置は2023年度(つまり売電単価は16円/kWh)
  • 卒FIT後(設置から10年後)の売電単価は各電力会社の10年目以降の売電単価を採用
  • 電気料金の上昇率は2%

具体的に経済効果シミュレーションの内容を確認されたい方は、それぞれ管轄の電力会社をクリックしてもらえれば詳細確認できます。

太陽電池容量ごとの太陽光発電の経済効果シミュレーション

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次に、太陽電池容量ごとの太陽光発電の経済効果シミュレーションを見ていきましょう。

家に設置できる太陽電池の容量は、屋根の大きさによって変わります。

太陽電池の容量が大きければ大きいほど、たくさんの電気を作ることができるため「節電」と「売電」できる金額も大きくなります。

太陽電池容量 年間推定節電金額 年間推定売電金額 元が取れる年数
1kW 37,476円 2,221円 9~10年
2kW 62,478円 3,702円 7~8年
3kW 77,742円 17,770円 8~9年
4kW 97,188円 22,214円 8~9年
5kW 97,185円 51,832円 8~9年
6kW 104,130円 55,536円 9~10年
7kW 74,979円 93,307円 9~10年
8kW 83,304円 103,667円 9~10年
9kW 99,963円 124,398円 9~10年
10kW 104,130円 129,584円 10~11年

経済効果シミュレーション作成の条件は、下記になります。

  • 東京都在住
  • 片働き世帯で、昼間も電気を使う
  • 1ヶ月の電気使用量は、太陽電池容量が上がるごとに使用量も上げる
  • 電気料金プランは、東京電力のスマートライフプラン
  • 太陽光発電の設置は2023年度(つまり売電単価は16円/kWh)
  • 卒FIT後(設置から10年後)の売電単価は8.5円/kWh
  • 電気料金の上昇率は2%

太陽電池の容量が大きくなればなるほど、節電と売電金額も大きくなっておりますが、元が取れる年数は容量が小さくても大きくても変わりません。

理由は、太陽光発電の初期費用も容量に応じて金額が上がるためです。

経済的なメリットで言えば、太陽電池の容量はそこまで気にしなくても良いということになります。

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2023年時点では、売電単価よりも電力会社の電気料金が上がっているため、どれだけ節電できるかが一番のポイントです。

つまり、太陽電池の容量が小さくても太陽光発電で発電した電気はまず家庭内の電気に使われるため、節電に大きく貢献し経済的なメリットは高いということになります。

太陽光発電の発電量が高くなる条件

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次に、太陽光発電の発電量が高くなる条件を見ておきましょう。

発電量が高くなる条件は、下記3点です。

  1. 南向きに太陽電池を設置
  2. 設置角度は20度~30度
  3. 日射量が多い

条件に当てはまる方は、太陽電池を設置すれば高い発電量が見込めます。

それぞれ、もう少し内容を見ていきます。

条件①:南向きに設置

1つ目の条件は、南向きの屋根に太陽光発電を設置することです。

最も発電量が高い設置方位は、「真南」になります。

なぜなら、日射量のピークは太陽が真南にある時(昼の12時)だからです。

つまり、真南に太陽電池があれば太陽光を多く取り込むことができます。

下の図は、太陽電池を真南に設置した時の発電量を100%とした時に、東面・西面・北面が南面と比べた時に何%の発電量になるのかの目安を示したものです。

西面、東面は南面と比べて85%の発電量になり、北面に至っては南面と比べて60%程度しか発電しないことになります。

北面設置は、発電量や反射光の観点から太陽電池メーカーによっては設置NGにしているところもあります。

条件②:設置角度は20度~30度

2つ目の条件は、太陽電池の設置角度を20度~30度にすることです。

太陽電池の設置角度でも太陽光発電の発電量は変わってきます。

日本の場合だと、平均すると20度~30度が発電量を高く見込めるベストな設置角度になります。

発電量を多くするためには、太陽の光を垂直に太陽電池に当たる方が良いです。

そのため、緯度の高い北海道では太陽電池の設置角度を高く、緯度の低い沖縄では太陽電池の設置角度を低くする方が良いです。

最適な設置角度
北海道 34.8度
東京 32.8度
大阪 29.2度
沖縄 17.6度

だ、設置角度は10度、20度であったとしても最適な角度30度と比べても5%程度しか変わらないため、そこまで意識しなくても良いです。

たまに、設置角度にこだわりを持ちすぎて、角度を調整するような金具を使って太陽電池を設置されている方がいますが、コスパはそこまで良くないのでオススメはしていません。

条件③:日射量が多い

3つ目の条件が、日射量が多い地域かどうかです。

都道府県ごとに日射量の高い地域と低い地域があります。

✅年間の日照時間トップ3

  1. 埼玉県 2,366時間
  2. 群馬県 2,344時間
  3. 山梨県 2,335時間

一般的には、北海道・東北や日本海側は日射量が低く、太平洋側は日射量が高いです。

住んでいる場所も、簡単に変えられるものではありませんが、日射量の多いエリアにお住まいの方は積極的に太陽光発電を設置した方がお得になります。

発電シミュレーションで注意すべきこと

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次に、発電シミュレーションを見る上で注意すべきことを見ていきましょう。

発電シミュレーションでは、下記3点について考慮できていません。

✅発電シミュレーションで考慮できていないこと

  1. 影の影響
  2. 機器の経年劣化
  3. 日射量の変化

特に、影がかかる場所へ太陽電池を設置してしまうとシミュレーション結果と大きく異なる結果しか得られないため注意が必要です。

それぞれ、もう少し詳しく内容を見ていきます。

注意点①:影の影響

まず、何かの影が太陽電池にかかってしまうと大きく発電量が落ちてしまいます。

そのため、そもそも影がかかる場所への設置は推奨しておらず、発電シミュレーション上で影は考慮されていません。

また、太陽電池のどの部分に影がかかるかで発電量の落ち方が変わってきます。

✅パターン①(5直4並列)

上記の直並列(5枚1つのストリングが4つ)の場合、1つのストリングに影の影響が出ます。

残りの3つのストリングは通常通り発電します。


✅パターン②(4直5並列)

上記の直並列(5枚1つのストリングが4つ)の場合、全てのストリングに影の影響が出ます。

どのような直並列で、どこに影がかかるかで発電量は大きく変わってきます。

ただ、影がかかるといずれにしても通常の太陽電池のパフォーマンスは低下してしまうので注意しましょう。

注意点②:機器の経年劣化

次に、太陽電池やパワーコンディショナの経年劣化による発電量の低下があります。

太陽光発電は、パワーコンディショナの取り換えが必要になる可能性はありますが、20年以上発電をし続ける発電設備であることは間違いありません。

ただ、長期間使い続けるうちに、太陽電池やパワーコンディショナの経年劣化はどうしても発生します。

✅太陽電池とパワーコンディショナの寿命

  • 太陽電池:20年以上(およそ0.3%~1.0%/年の発電量劣化)
  • パワーコンディショナ:10年~15年

太陽電池メーカーは、太陽電池出力の劣化率を内部試験をして、発電出力の劣化率を加味して出力保証をかけております。

長く使える発電システムですが、少しずつ性能が落ちてくることはあらかじめ認識しておきましょう。

注意点③:日射量の変化

次に、日射量の変化があります。

発電シミュレーション上の日射量は、NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)が国内837地点、20年間のデータの平均値で日射量を設定されています。

その平均値よりも日射量が高くなる年もあれば、低くなる年もあります。

実際に、2015年の西日本は日射量が平均値よりもかなり低かった年でした。

天候によって、発電量が左右されることがあることも認識しておきましょう。

住宅用太陽光発電の相場価格

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最後に、住宅用太陽光発電の初期費用の相場を見ていきましょう。

太陽光発電の機器代と施工費を合わせて初期費用の相場は、22万円~25万円/kW程度です。

例えば、4kWの太陽光発電であれば88万円~100万円ということになります。

経済効果シミュレーション結果と照らし合わしてもらうと理解できますが、長期的に見れば確実に儲かることがわかります。

ちなみに、88万円~100万円に含まれている具体的な太陽光発電の機器構成は下記の通りです。

(住宅用太陽光発電の構成機器)

  • 太陽電池
  • 太陽電池の取付金具
  • 接続箱
  • パワーコンディショナ
  • 専用ケーブル
  • カラーモニター、送信ユニット

住宅用太陽光発電を適正価格で購入できる方法について、詳しく知りたい方は「【最新保存版】太陽光発電の相場価格をぶっちゃけ公開」の記事を確認してみてください。

どうやったら安く購入できるかのコツも理解できるようになっています。


地域別の太陽光発電経済効果シミュレーション結果まとめ

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今回は、住宅用太陽光発電の経済効果シミュレーションについてお伝えしました。

各電力会社(エリアごと)と太陽電池容量ごとにお伝えしましたので、太陽光発電の経済効果について少しは理解いただけたのではないかと思います。

改めて、下記で纏めておきます。

✅各電力会社(エリア)ごとの20年間の太陽光経済効果シミュレーション

電力会社 20年間の経済効果
北海道電力 2,583,235円
東北電力 2,626,494円
東京電力 2,022,851円
北陸電力 2,287,284円
中部電力 2,558,939円
関西電力 2,034,720円
中国電力 2,299,743円
四国電力 1,850,284円
九州電力 1,967,225円
沖縄電力

✅太陽電池容量ごとの経済効果シミュレーション

太陽電池容量 年間推定節電金額 年間推定売電金額 元が取れる年数
1kW 37,476円 2,221円 9~10年
2kW 62,478円 3,702円 7~8年
3kW 77,742円 17,770円 8~9年
4kW 97,188円 22,214円 8~9年
5kW 97,185円 51,832円 8~9年
6kW 104,130円 55,536円 9~10年
7kW 74,979円 93,307円 9~10年
8kW 83,304円 103,667円 9~10年
9kW 99,963円 124,398円 9~10年
10kW 104,130円 129,584円 10~11年

エネがえるの太陽光経済効果シミュレーションでは、住んでいる場所、電気料金プラン、設置できる太陽電池容量、ライフスタイルなどお客様の状況に合わせた経済効果シミュレーションを作ることができます。

細かな条件まで突き詰めて、太陽光発電を設置した時の経済効果を知りたいという方にオススメなシミュレーションになっています。

太陽光発電を設置して思ったような経済効果が得られなかった。。ということがないように、信頼のおけるシミュレーション(エネがえるのシミュレーション)を確認し納得した上で太陽光発電を購入するかどうか決めることが重要です。

電気代は、2023年4月以降から更に上がってくることが予想されています。

太陽光発電を設置したくても設置できない家も一定数はあります。

太陽光発電が屋根につけられる方は早めに準備を進めて、電気代に悩まされない快適な生活を手に入れていきましょう。

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本記事の執筆者:スポンジ

某外資系の太陽電池メーカーの現役の営業マンです。 太陽光発電業界には10年以上おります。 中学時代から再生可能エネルギーの無限大な可能性に興味を持ちました。 某国内の太陽電池メーカーの営業として入社し、現在は某外資系の太陽電池メーカーの営業マンで働きながら、正しい太陽光発電や蓄電池の知識を広めるためにプライベートでは個人ブログ「太陽光発電と蓄電池をお伝えするブログ」を更新しております。

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※本記事はエネがえるチームにてSNSなどでスポンジさんの超解像度の高い業界の営業マンならではの高品質なブログ記事を拝見し、寄稿記事としてエネがるを活用したシミュレーション公開記事を依頼して執筆していただいている記事です。スポンジさんのブログも都道府県別補助金やメーカー別蓄電池の特徴など幅広く記事が公開されてますのでぜひご覧くださいませ。(エネがえる運営事務局チームより)