車はもはや走るだけではない?!5大都市以外に住むEV・V2H導入世帯の年間走行距離は?

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国際航業株式会社カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG

樋口 悟(著者情報はこちら

国際航業 カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG。国内700社以上・シェアNo.1のエネルギー診断B2B SaaS・APIサービス「エネがえる」(太陽光・蓄電池・オール電化・EV・V2Hの経済効果シミュレータ)のBizDev管掌。AI蓄電池充放電最適制御システムなどデジタル×エネルギー領域の事業開発が主要領域。東京都(日経新聞社)の太陽光普及関連イベント登壇などセミナー・イベント登壇も多数。太陽光・蓄電池・EV/V2H経済効果シミュレーションのエキスパート。お仕事・提携・取材・登壇のご相談はお気軽に(070-3669-8761 / satoru_higuchi@kk-grp.jp)

EV・V2Hの活用について実態調査

  • 調査サマリー

※「再エネ自家消費」とは、太陽光パネルや蓄電池を設置し、発電した電力を自ら消費することを指します。

  • 調査概要

調査概要:5大都市以外のEV(PHEV)・V2H活用に関する実態調査

調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

調査期間:2023年10月23日〜同年10月31日

有効回答:東京・大阪・愛知・福岡・北海道(5大都市)以外の都道府県在住で、EV(PHEV含む)・V2Hを活用して再エネ自家消費を検討、または行っている110名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪調査結果の利用条件≫

1 情報の出典として「エネがえる運営事務局調べ」を明記してください。

2 ウェブサイトで使用する場合は、出典として、下記リンクを設置してください。

URL:https://www.enegaeru.com/

太陽光パネル発電とEV・V2H活用による再エネ自家消費、「行っている」が40.0%、「検討中である」が44.5%

「Q1.あなたは現在、EV・V2Hの活用により再エネ自家消費を行っていますか。」(n=110)と質問したところ、「行っている」が40.0%、「検討中である」が44.5%という回答となりました。

Q1.あなたは現在、EV・V2Hの活用により再エネ自家消費を行っていますか。Q1.あなたは現在、EV・V2Hの活用により再エネ自家消費を行っていますか。

・行っている:40.0%

・検討中である:44.5%

・わからない/答えられない:15.5%

購入を検討/所有しているEV(PHEV・FCV含む)、第1位「プリウスPHEV(トヨタ)」、第2位「MIRAI(トヨタ)」「bZ4X(トヨタ)」

「Q2.あなたが、購入を検討/所有しているEV(PHEV・FCV含む)を教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「プリウスPHEV(トヨタ)」が39.1%、「MIRAI(トヨタ)」が20.9%、「bZ4X(トヨタ)」が20.9%という回答となりました。

Q2.あなたが、購入を検討・所有しているEV(PHEV・FCV含む)を教えてください。(複数回答)Q2.あなたが、購入を検討・所有しているEV(PHEV・FCV含む)を教えてください。(複数回答)

・プリウスPHEV(トヨタ):39.1%

・MIRAI(トヨタ):20.9%

・bZ4X(トヨタ):20.9%

・サクラ(日産):19.1%

・リーフ(日産):17.3%

・アウトランダーPHEV(三菱):16.4%

・わからない/答えられない:11.8%

・Honda e(ホンダ):10.0%

・エクリプスクロスPHEV(三菱):9.1%

・アリア(日産):8.2%

・EQE(メルセデス・ベンツ):8.2%

・eKクロスEV(三菱):7.3%

・EQ(メルセデス・ベンツ):5.5%

・i-MiEV(三菱):3.6%

・MINICAB-MiEV(三菱):3.6%

・MX-30 EV MODEL(マツダ):3.6%

・ソルテラ(スバル):3.6%

・IONIQ5(ヒョンデ):2.7%

・その他:2.7%

V2Hを活用する上で重視するEVの選択基準、「価格」「バッテリー劣化のしにくさ」がともに60.9%で最多

「Q3.あなたがV2Hを活用する上で重視する、EVの選択基準を教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「価格」が60.9%、「バッテリー劣化のしにくさ」が60.9%、「航続距離の長さ」が51.8%という回答となりました。

Q3.あなたがV2Hを活用する上で重視する、EVの選択基準を教えてください。(複数回答)Q3.あなたがV2Hを活用する上で重視する、EVの選択基準を教えてください。(複数回答)

・価格:60.9%

・バッテリー劣化のしにくさ:60.9%

・航続距離の長さ:51.8%

・メーカーへの信頼度:50.9%

・電力供給タイプ:40.9%

・充電されるまでのスピード:38.2%

・特にない:1.8%

・その他:0.0%

・わからない/答えられない:0.0%

現在所有しているEVについて、回答者の79.5%が「新車」を購入

Q1で「行っている」と回答した方に、「Q4.あなたが現在所有しているEVの購入時の状態を教えてください。」(n=44)と質問したところ、「新車」が79.5%、「中古車」が20.5%という回答となりました。

Q4.あなたが現在所有しているEVの購入時の状態を教えてください。Q4.あなたが現在所有しているEVの購入時の状態を教えてください。

・新車:79.5%

・中古車:20.5%

・その他:0.0%

・わからない/答えられない:0.0%

年間の総平均走行距離、回答者の40.9%が「5,000km以上」

Q1で「行っている」と回答した方に、「Q5.あなたの現在の車の年間の総平均走行距離を教えてください。」(n=44)と質問したところ、「5,000km以上10,000km未満(毎週末ドライブで遠出をする)」が20.5%、「10,000km以上15,000km未満(通学・通勤でメインに使用)」が15.9%、「15,000km以上」が4.5%という回答となりました。

Q5.あなたの現在の車の年間の総平均走行距離を教えてください。Q5.あなたの現在の車の年間の総平均走行距離を教えてください。

・0kmに近い(EVをドライブ目的では使っていない):9.1%

・3,000km未満(近所に出かける程度):13.6%

・3,000km以上5,000km未満(月に数回の買い物や週末のドライブにて使用):36.4%

・5,000km以上10,000km未満(毎週末ドライブで遠出をする):20.5%

・10,000km以上15,000km未満(通学・通勤でメインに使用):15.9%

・15,000km以上:4.5%

・わからない:0.0%

EV・V2Hを活用して再エネ自家消費をするメリット、「電気代の節約になる」「停電時に非常電源として活用できる」が上位

「Q6.EV・V2Hを活用し、再エネ自家消費をする上でのメリットを教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「電気代の節約になる」が60.0%、「停電時に非常電源として活用できる」が57.3%、「太陽光発電等再エネ発電の余剰電力を、車に還元できる」が43.6%という回答となりました。

Q6.EV・V2Hを活用し、再エネ自家消費をする上でのメリットを教えてください。(複数回答)Q6.EV・V2Hを活用し、再エネ自家消費をする上でのメリットを教えてください。(複数回答)

・電気代の節約になる:60.0%

・停電時に非常電源として活用できる:57.3%

・太陽光発電等再エネ発電の余剰電力を、車に還元できる:43.6%

・環境に配慮した生活ができる:41.8%

・蓄電池と比べると電化製品の長時間利用ができる:33.6%

・車を使用していない間も有効活用できる:30.0%

・その他:0.0%

・特にない:0.9%

・わからない/答えられない:0.9%

「停電したときに活用できる」や「補助金がもらえる」などのメリットも

Q6で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q7.Q6で回答した以外に、EV・V2Hを活用して再エネ自家消費を活用することでのメリットがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=108)と質問したところ、「停電したときに活用できる」や「補助金がもらえる」など69の回答を得ることができました。

Q7.Q6で回答した以外に、EV・V2Hを活用して再エネ自家消費を活用することでのメリットがあれば、自由に教えてください。(自由回答)Q7.Q6で回答した以外に、EV・V2Hを活用して再エネ自家消費を活用することでのメリットがあれば、自由に教えてください。(自由回答)

<自由回答・一部抜粋>

・52歳:停電したときに活用できる。

・36歳:震災の時にも役立つこと。

・65歳:経済的なメリットだけでなく、地球環境に貢献していることをアピールできる。

・61歳:SDGs。

・52歳:補助金がもらえるのかなと思います。

・36歳:コスパ。

・38歳:全体効率が上がる。

45.5%が、「CEV補助金」という補助金制度を「使用したことがある」と回答

「Q8.あなたは、CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)という補助金制度を使用したことがありますか。」(n=110)と質問したところ、「ある」が45.5%、「ない」が53.6%という回答となりました。

Q8.あなたは、CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)という補助金制度を使用したことがありますか。Q8.あなたは、CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)という補助金制度を使用したことがありますか。

・ある:45.5%

・ない:53.6%

・わからない/答えられない:0.9%

補助金の金額、回答者の28.0%が「50万円以上55万円未満」

Q8で「ある」と回答した方に、「Q9.得ることができた補助金の金額を教えてください。」(n=50)と質問したところ、「50万円以上55万円未満」が28.0%、「55万円以上60万円未満」が18.0%という回答となりました。

Q9.得ることができた補助金の金額を教えてください。Q9.得ることができた補助金の金額を教えてください。

・45万円以下:16.0%

・45万円以上50万円未満:16.0%

・50万円以上55万未満:28.0%

・55万円以上60万円未満:18.0%

・60万円以上65万円未満:8.0%

・65万円以上70万円未満:4.0%

・70万円以上75万円未満:0%

・75万円以上80万円未満:0%

・80万円以上85万円未満:6.0%

・85万円以上:2.0%

・わからない/答えられない:2.0%

まとめ

今回は、5大都市以外の都道府県在住で、EV・V2Hを活用して再エネ自家消費を検討またはすでに行っている110名を対象に、EV・V2Hの活用に関する実態調査を実施しました。

まず、EV・V2H活用による再エネ自家消費について、40.0%が「行っている」、44.5%が「検討中である」と回答しました。V2Hを活用する上で重視するEVの選択基準としては、「価格」「バッテリー劣化のしにくさ」がともに60.9%で最も多くなりました。また、EV・V2H活用による再エネ自家消費を行っている方のうち40.9%が、年間の総平均走行距離が「5,000km以上」と回答しています。EV・V2Hを活用して再エネ自家消費をするメリットとして、「電気代の節約になる」「停電時に非常電源として活用できる」といった声が多く挙がりました。

今回の調査では、東京や大阪といった大都市以外でのEV・V2H活用の実態が明らかになりました。5大都市以外の地域での再エネ自家消費の取り組みは、地域脱炭素や持続可能なエネルギーの利用の拡大において鍵となります。駐車場が大都市と比較して比較的安価な5大都市以外では、今後ますます、V2Hとセットで太陽光パネルやEVを導入し、再エネ自家消費による電気代削減効果を意識したEV活用がますます増加するのではないでしょうか。

 

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