お話を伺った方

ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社 藤村様

業種

メーカー

御社の事業内容について

まずは御社の事業内容についてご紹介ください。

藤村さん:ネクストエナジーでは、産業用・家庭用の両方の太陽光発電システムを展開しています。単なる機器販売だけでなく、設計から施工までを自社一貫で手がける点が大きな特徴です。特に産業用では、屋根置き型、カーポート型など多様なニーズに対応しています。

また、当社は2005年から太陽光パネルのリユース事業にも取り組んできました。使用可能な中古パネルを厳密に検品・保証し、市場に再流通させることで、価格を抑えつつ安心を提供する独自の価値を築きました。このリユース事業は、当社の知名度向上と、現在でいうSDGs推進企業イメージの醸成に大きく貢献しています。

導入前の課題

エネがえるAPI導入前に抱えていた課題とは?

小井さん:住宅用太陽光発電システムの設計では、複数の設計ソフトを併用しており、それぞれ得意領域が異なるため、シミュレーション結果にばらつきが生じる問題がありました。

たとえば、あるソフトは複雑な屋根形状に強いが、カーポートを併用する設計には非対応といった具合です。さらに、簡易的なExcelツールも併用していたため、ツール間で結果がズレることもしばしば発生していました。

藤村さん:この結果の違いに対し、お客様から「なぜ発電量が違うのか?」という問い合わせが頻発し、営業担当者への負担が大きかったです。同一会社から出すシミュレーションなのに結果が違うと、お客様の信頼を損なうリスクもありました。

エネがえるAPI導入の経緯

導入のきっかけを教えてください。

藤村さん:問題解決のため、設計ソフト間で使用する発電量シミュレーションエンジンを統一する方針を決定しました。

エネがえるAPIを採用し、すべての設計ツール、さらにはExcelからも、同一条件であれば同一結果が得られる環境を整えました。

小井さん:もともと社内の別部門で「エネがえるASP」「エネがえるBiz」を活用していたため、エネがえるAPIの信頼性は十分認識しており、導入もスムーズでした。

エネがえるAPI選定の理由

なぜエネがえるAPIを選んだのでしょうか?

藤村氏:他社APIとの比較検討は行いませんでした。理由は主に3つです。

  1. 社内実績と信頼性
     既存でエネがえるBiz利用実績があり、ロジックやデータの信頼性を確認済みだった。
  2. 継続的なアップデート
     太陽光発電業界は技術進化・制度変更が激しいため、外部APIの方が常に最新データを反映してくれる点を重視しました。
  3. 機能の豊富さと拡張性
     APIでは発電量シミュレーションだけでなく、将来的には経済効果シミュレーションなど多くの機能を同一料金で活用できる柔軟性に魅力を感じました。

導入プロセスと苦労した点

導入の流れと課題はありましたか?

藤村さん:既存の複数のツールからエネがえるAPIへの接続を可能とするため、個別のツール毎にデータ連携のための改修が必要でした。また、APIコール用の中継サーバーを内製し、これに2~3ヶ月を要しました。

小井さん:社内決裁は非常にスムーズでした。シミュレーション結果の不一致という課題の深刻さが経営層にも共有されており、全社的な優先課題として推進できたことが背景にあります。販売店からも強い要望があり、現場のニーズとも合致していました。

導入後の効果

導入による効果を教えてください。

小井さん:最大の効果は、シミュレーション結果不一致に関する問い合わせがゼロになったことです。これにより、営業現場のリソース負担が大幅に軽減されました。

藤村さん:また、ExcelベースからWebシステムへ移行したことで、「誰が・いつ・どんな条件でシミュレーションしたか」を可視化できるようになりました。現在、月間5,000件超のシミュレーションが生成されており、社内・販売店ともに活用が進んでいます。

販売店の反応

販売店からのフィードバックはありましたか?

小井さん:非常に好評です。以前は異なるツールの結果を説明するのに苦労していましたが、統一された結果でスムーズな提案が可能になり、商談のスピードも向上しました。

今後の展望

エネがえるAPIをさらにどう活用していきますか?

藤村さん:現在は発電量シミュレーション中心ですが、今後は経済効果シミュレーションAPIなども積極的に活用していきたいと考えています。

お客様の意思決定をサポートし、販売店の提案力強化にもつなげていきます。

エネがえるAPI導入を検討している企業へのメッセージをお願いします。

藤村さん:複数システムによる結果の不一致は、多くの企業が抱える共通課題です。

エネがえるAPIは、システム統一による業務効率化信頼性向上を同時に実現できる優れたソリューションです。

もし同様の悩みをお持ちであれば、ぜひエネがえるAPIの導入を検討してみてください。

■「エネがえるAPI」とは

「エネがえるAPI」は、国際航業が提供するB2B SaaS型の電力・エネルギーシミュレーションサービスをAPI化し、電力・ガス会社、太陽光・蓄電池メーカー、商社、自治体などに提供するエネルギー診断特化型APIサービスです。

主な機能
1.電気料金・太陽光・蓄電池の経済効果診断(住宅用・産業用対応)
2.EV・EV充電器・V2Hの経済効果診断
3.電気料金プラン単価参照(全国100社・3,000プラン以上を月1回自動更新)
4.全国自治体のスマートエネルギー補助金情報参照(約2,000件の補助金情報を提供)

APIの詳細:https://www-v4.enegaeru.com/apidoc/api-general.html

「エネがえるAPI」でシミュレーション結果のばらつきを解消、ネクストエナジーが導入

会社概要
ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社
事業内容 太陽光発電システムの販売・導入、太陽光発電関連機器の開発・販売、太陽光発電設備の施工、太陽光発電設備の保守管理 (O&M)、太陽電池モジュールのリユース・リサイクル、オフグリッド太陽光発電システムの提供、海外事業
サイト https://www.nextenergy.jp/

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