家庭用太陽光・蓄電池・EV・V2H営業戦略 「ヒアリングとセールストークのポイント」(新築・既築×世代別)

著者情報

国際航業株式会社カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG

樋口 悟(著者情報はこちら

国際航業 カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG。環境省、トヨタ自働車、東京ガス、パナソニック、オムロン、シャープ、伊藤忠商事、東急不動産、ソフトバンク、村田製作所など大手企業や全国中小工務店、販売施工店など国内700社以上・シェアNo.1のエネルギー診断B2B SaaS・APIサービス「エネがえる」(太陽光・蓄電池・オール電化・EV・V2Hの経済効果シミュレータ)のBizDev管掌。再エネ設備導入効果シミュレーション及び再エネ関連事業の事業戦略・マーケティング・セールス・生成AIに関するエキスパート。AI蓄電池充放電最適制御システムなどデジタル×エネルギー領域の事業開発が主要領域。東京都(日経新聞社)の太陽光普及関連イベント登壇などセミナー・イベント登壇も多数。太陽光・蓄電池・EV/V2H経済効果シミュレーションのエキスパート。Xアカウント:@satoruhiguchi。お仕事・新規事業・提携・取材・登壇のご相談はお気軽に(070-3669-8761 / satoru_higuchi@kk-grp.jp)

ZEBとは?ネット・ゼロ・エネルギー・ビルのイメージ
ZEBとは?ネット・ゼロ・エネルギー・ビルのイメージ

家庭用太陽光・蓄電池・EV・V2H営業戦略 「ヒアリングとセールストークのポイント」(新築・既築×世代別)

はじめに:エネルギー高騰時代に求められる顧客志向の提案

近年、電気代の高騰や脱炭素ニーズの高まりを背景に、家庭用太陽光発電・蓄電池・EV・V2Hへの注目が一段と増しています。再生可能エネルギー設備の導入は、単に環境に優しいだけでなく、家計の光熱費削減にも直結するため、多くの家庭で関心が高まっています。

しかし営業現場では、「本当に投資回収できるのか」という顧客の不安や、「シミュレーション結果の信憑性」への疑念など、説得のハードルが存在します。実際、市場調査では57.0%の導入検討者が投資回収への懸念を抱き、75.4%提示された経済効果シミュレーションの信頼性に疑問を感じた経験があることが報告されています。こうした顧客心理を踏まえ、リアルで生々しい生活課題と再エネ導入メリットを結びつけて提案することが、成約率向上のカギとなります。

そこで本記事では、新築と既築、さらには世代別(20~60代など)の顧客セグメントごとに、最重要ヒアリング項目と最重要セールストークのポイントを徹底解説します。

たとえば、子どもの教育費親の介護費、毎月の食費や娯楽費といったリアルな関心事に対し、太陽光発電や蓄電池による電気代削減効果をどう結び付けて語るか――このような視点から具体策を提示していきます。営業担当者のみならず、住宅購入を検討する家庭再エネ分野の政策立案者にも役立つ、高解像度の洞察満載の記事を目指しました。

顧客の心に刺さる提案を行うためには、単なる設備スペックの説明ではなく、「その家庭にとってどんな新しい価値や安心をもたらすのか」を語る必要があります。本記事では各セグメントの典型的な課題や関心事を洗い出し、それに対して有効なヒアリングの質問例セールストークを紹介します。

また、提案の裏付けとなる経済効果シミュレーションの手法や数値モデル、国や自治体の補助金制度の活用、最新ツール(住宅用太陽光・オール電化・蓄電池経済効果シミュレーターEV・EV充電器・V2H&太陽光・蓄電池経済効果シミュレーターカスタマイズやWebシミュレーター開発が可能になるAPIサービス太陽光・蓄電池提案に必要な設計・試算・申請代行サービスなど)の活用戦略についても解説します。実証データや数式モデルも交え、読み応えと信頼性を両立した内容となっています。

30秒でわかる太陽光・蓄電池成約率アップのポイント

顧客の不安を解消信頼を獲得するには、科学的エビデンスに基づく提案が不可欠です。市場調査によれば、67.3%の消費者は「経済効果シミュレーション結果に保証がある場合にその業者で発注したい」と回答しており、シミュレーションの信頼性構築が成約率に直結することが示されています。

このため提案時には根拠データを示し、メリットだけでなくリスクやデメリットも正直に説明しつつ、対策も提案する姿勢が重要です。例えば、精度の高い経済効果シミュレーションツール(「エネがえる」など)の活用や、第三者認証されたデータの引用実際に導入したお客様の声や事例紹介などが有効でしょう。

参考:[独自レポートVol.20]シミュレーション結果の保証で、 約7割が住宅用太陽光・蓄電池の導入を検討 〜65.4%が保証があると導入に関する家族の同意を「得やすくなる」と回答〜 | エネがえる総合ブログ – リサーチ | 商品・サービス | 国際航業株式会社 

それでは、新築・既築それぞれの特徴と、主要な顧客層(子育て世帯、高収入層、都市部狭小住宅、卒FIT世帯、自宅兼事業所オーナーなど)ごとに、ヒアリングとセールストークの極意を探っていきます。家計簿レベルのリアルな関心事に寄り添った提案で、お客様に「これなら我が家に必要だ」と心から納得していただける営業手法を、一緒に考えていきましょう。


新築 vs 既築:住宅の種別によるニーズと提案アプローチの違い

まずは新築住宅既存住宅(既築)という大きな分類で、顧客ニーズと営業アプローチの違いを押さえましょう。それぞれのケースでヒアリングすべき項目や強調すべきメリットが異なります。

新築住宅への太陽光・蓄電池の提案ポイント

新築の場合、住宅の設計段階から太陽光や蓄電池、EV充電設備を組み込めるため、ゼロから最適なエネルギー計画を提案できるのが強みです。ヒアリングでは以下の点を重視しましょう。

  • 将来設計とライフプラン:新築を建てるお客様は今後長期にその家に住む前提です。まず「この家で何年くらい暮らすご予定ですか?」といった質問でライフプランを把握しましょう。太陽光発電システムは20年以上の寿命があり、長く住むほど恩恵が大きくなるため、「最低◯年で投資回収し、その後は電気代ほぼゼロの暮らしが実現できます」と長期メリットを伝えられます。

    例えば5kWの太陽光発電なら年間約10~15万円の電気代削減効果が見込まれ、20年累計で約200~300万円に達します。これは私立大学4年間の学費(平均約400万円)の半分以上にもなり、長期的に見ればお子様の教育資金を大いに助ける規模です。

  • 最新の省エネ基準や補助制度:2025年から新築住宅には省エネ基準適合が義務化され、また東京都など一部地域では新築戸建への太陽光パネル設置義務も始まっています。お客様がそれをご存知なければ、「実は東京都では2025年以降、新築住宅に太陽光設備の設置が事実上義務化されており…」といった説明をすることで、「うちは対象なのか?」という関心を引き出せます。

    さらに国や自治体の補助金も積極的に案内しましょう。全国約2,000件のスマートエネルギー補助金制度があり(月1回更新)、地域や世帯条件に応じて太陽光・蓄電池・EV充電設備への補助が受けられます。例えば自治体によっては太陽光パネル1kWあたり数万円、家庭用蓄電池に数十万円、V2H機器に補助が出るケースもあります。「補助金を上手に活用すれば、初期費用を△△万円程度抑えられます」と具体額を示せば、お客様の金銭的不安を和らげられます。( 参考:「自治体スマエネ補助金検索サービス」を提供開始 約2,000件の国や地方自治体の創・蓄・省エネ関連補助金を網羅 ~クラウド 型太陽光・蓄電池提案ツール「エネがえる」契約企業向けに無償提供~ )

  • 一体施工によるコストメリット:新築時に太陽光パネルや配線をまとめて施工すれば、あとから設置するより工事効率が良くコストも割安になります。例えば足場設置や屋根工事を住宅建築と同時に行えるため、「新築と同時なら設置費用もお得です。後付けより○○万円ほど安くできます」といったトークが効果的です。また新築ローンに組み込める場合は、「月々のローン返済は増えますが、それ以上に電気代削減で毎月プラスになる可能性があります」と、ライフサイクルコストでプラスになるシミュレーションを示しましょう。

    実際、2024年時点の価格調査では太陽光5kWシステムの平均価格は約131万円(税込)と報告されています。蓄電池は10kWhで約196万円ですが、太陽光+蓄電池のセットで導入する場合は6kW以下+10kWh以下のセットが200万円台後半(300万円未満)に収まるケースが多くなっています。新築工事と合わせた一括導入なら約250~280万円で太陽光と蓄電池が両方手に入る可能性もあり、補助金適用や住宅ローン減税等も考慮すればかなり現実的な投資であることを伝えましょう。(参考:【保存版】住宅用太陽光発電と蓄電池を購入した場合の経済効果シミュレーション結果まとめ

  • 将来のEVライフ見据えた設備:新築のお客様には、将来的なEV導入も見据えておくメリットを説きます。「今はEVをお持ちでなくても、次の買い替え時期(何年後?)にEVをご検討される可能性はありますか?」と質問し、興味があればV2H(Vehicle to Home)対応の配線やコンセント設置を提案します。EVは今後ますます普及が予想され、太陽光との相性も抜群です。自宅でEVを充電すればガソリン代がゼロになるだけでなく、蓄電池と合わせて非常用電源にもなります。

    例えば「日中は太陽光で発電→余剰電力でEVに充電→夜間や停電時にはEVから家に給電」というエネルギー自給サイクルが可能です。「停電してもお持ちのEVが○日分の電力を賄うので、お子さんや高齢のご家族も安心です」と具体的に伝えると、未来の暮らしの安心感をイメージしてもらえます。実際、パナソニック社がおうち向けEV充電サービスを開発する際には、電気料金プラン情報をリアルタイム活用して充電スケジュールを最適化できる「エネがえるAPI」を導入しています。

    新築時にパナソニックのおうち向けEV充電サービスのようなスマート充電の仕掛けを組み込めば、将来的にEVを導入した際に電気代を最小化する運用ができることもアピールポイントです。「夜間電力が安いプランをご契約なら、深夜にEVへ充電するだけで電気代を大幅節約できます。日中は太陽光、夜間は安価な深夜電力でEV充電と蓄電池充電、電力会社から高い電気を買う必要がなくなります」といった具合に、スマートな省エネ生活像を示しましょう。(参考:太陽光と電気自動車(EV・V2H)と定置型蓄電池の経済効果シミュレーション結果(地域別・容量別) 

新築向けヒアリング例

  • 「将来的にこのお住まいで何年、どのような暮らしをされるご予定ですか?」
    ポイント:居住予定年数やお子様の成長、ライフイベントを把握し、長期的メリットを提案に組み込む。

  • 「お子様の教育プランや将来設計はありますか?例えば大学資金などお考えでしょうか?」
    ポイント:教育費など長期資金ニーズを聞き出し、太陽光の長期節約効果が教育投資に回せることを後で示唆する(20年で200~300万円の節約=大学資金の一部)。

  • 「今後EV(電気自動車)をお考えになることはありますか?また停電対策について気になることは?」
    ポイント:EVや停電時の不安をヒアリングし、ニーズがあればV2H対応や非常用電源確保の提案につなげる。

参考:太陽光発電・蓄電池の経済効果シミュレーション完全ガイド(JIS発電量計算式とNEDO METPV20日射量データベースの活用) 

参考:蓄電池の8大メリットを徹底解説!経済価値・環境価値・防災価値+5つのメリットとは? 

参考:太陽光と蓄電池で“学費”が生まれる家へ――子どもと始める発電型教育の未来(Solar Kids Dividend™) 

参考:太陽光発電と蓄電池で子供の教育費を捻出!長期的な経済効果を解説 

参考:太陽光・蓄電池の導入は子どもの未来にどう役立つか?教育的価値の科学 

参考:蓄電池の災害時停電回避効果と金銭価値換算とは?:計算ロジックとシミュレーション手法 

新築向けセールストーク例

「新築だからこそのチャンスです。 太陽光や蓄電池を後付けするより、今なら家づくりと一緒に最適設計できます。太陽光・蓄電池をつけずにこのまま電気代上昇やインフレトレンドが年率2-3%ペースで続く35年間で払い続ける電気代は電気だけで累積1,000万円近くが垂れ流しになってしまいます。そこで、たとえば5kWの太陽光を載せれば月々1万円前後の電気代削減が期待でき、住宅ローンに組み込んでも光熱費削減で実質負担増なしにできます。20年で見ると約200~300万円の節約になり、これはお子様の中学受験塾代5年分大学4年間の学費の半分にも匹敵します。将来の教育資金を生む家と考えると大きいですよね。さらに今は自治体から補助金が出ますので、本来の価格より○○万円お得になります。東京都では太陽光パネル設置が新築で推奨されていますし、取り残される心配もありません。将来EVに乗り換えてもこの家なら安心。夜間電力や太陽光でガソリン代ゼロの車生活が可能になりますし、災害時もEVと蓄電池で数日間は生活できます。『エネルギー自給自足の家』として、お子様にも誇れる最先端のマイホームになりますよ。

※上記のようなお客様の個別事情や電気代上昇率を踏まえた経済効果シミュレーションを3-5パターン作るのにExcelやメーカーへのシミュレーション依頼では限界があり時間もかかります。クラウド型太陽光・蓄電池経済効果シミュレーターエネがえるがあれば10分程度で提案書を自動作成できます。

※太陽光・蓄電池購入検討の方はこちら:太陽光と蓄電池の見積もりをもらったがどうも信用できない?割高すぎる? 

既築住宅への太陽光・蓄電池の提案ポイント

一方で既築(持家のリフォームや後付け)の場合、すでに住んでいる家に追加導入するケースです。新築と比べて初期費用への抵抗感が強かったり、住宅の構造制約があったりしますが、その分切実な電気代の悩みを抱えていることも多いです。既築宅向けには以下の点を押さえてアプローチします。

  • 直近の光熱費負担と値上がり実感:まず現状の電気代・ガス代について詳しくヒアリングしましょう。「最近電気代は上がっていると感じますか?毎月どのくらい支払っていますか?」と尋ねることで、お客様のコスト痛感を引き出します。もし可能であれば、最低1ヶ月分(最大12ヶ月分)の直近の検針票(またはデータ)をお客様より受領してください。特に毎月の購買電力量(kWh)や契約している電力会社と料金プランに注目をしてください。

    2022~2023年にかけて日本の電気料金は燃料高騰等で大幅値上がりし、多くの家庭で家計を圧迫しました。例えば4人家族の平均食費は月約9.5万円ですが、電気代の高騰によってエンゲル係数(食費比率)を下げざるを得ないなど生活に影響が出ています。実際、総務省調査では2024年の4人家族の平均食費は94,962円/月に上昇し、他方で娯楽費などは平均2.35万円/月(年間約28万円)と限られた予算の中でやり繰りされている状況があります。ヒアリングで「電気代が上がって、外食や旅行を控えるようになった」といった声が聞ければチャンスです。

    そこに「太陽光+蓄電池で電気代を年間○○万円節約できれば、その分で年1回の家族旅行も可能になりますよ」と具体的なメリットを返せます。特に既築世帯は毎月の光熱費が見えている分、「このままでは将来○○万円の負担増になる」という試算を示すと効果的です。エネがえるのシミュレーションによれば、地域や使用量にもよりますが太陽光発電導入で年間10~15万円の電気代削減が見込め、仮に電気料金が今後さらに上昇しても節約額も比例して増えるため、将来のリスクヘッジになると伝えられます。「電気代が毎年2%上がると仮定すると、10年後には今より○割高くなります。その点、太陽光を入れれば上がる電気代を自給で打ち消せるので、将来の値上げ分を先取りして投資するイメージです」といった説明で、長期的視野の必要性を感じてもらいましょう。(参考:電気代高騰で必須となる電気代上昇率を加味した自家消費シミュレーションについて )

  • 設備設置の実現可能性:既築の場合、屋根の形状・強度日照条件屋内配線スペースなどの制約があります。ヒアリングでは「お宅の屋根材質や形状は○○でしょうか?以前業者から設置難しいと言われた等ありますか?」など、技術面の懸念点も確認します。もし「うちは屋根が小さいから無理かも」とお客様が思い込んでいるなら、「最新の高効率パネルなら小さい屋根でも発電量を確保できます」「寄棟屋根でもミニパワコンで複数方位に対応可能です」など、技術ソリューションを示します。

    また築年数が経っている場合は屋根の補強やメンテナンスも絡むので、「屋根の状態も含め無料診断します。必要なら補修も一緒にできます」と安心材料を提供します。費用面では、例えば「屋根が瓦で架台が必要ですが、その追加費用入れてもトータル○○万円程度でできます」とざっくり見積もりを伝え、思ったほど高額ではないと感じてもらうことが大切です。近年の相場では5kW太陽光が約130万円、10kWh蓄電池が約190万円程度ですから、合計300万円前後が目安になります。

    しかし補助金活用で例えば蓄電池に自治体から50万円出れば実質250万円、さらに国の設備導入支援策で数十万円となれば200万円台前半も見えてきます。「思ったより安い」と思ってもらえれば前向きになります。(参考:【保存版】住宅用太陽光発電と蓄電池を購入した場合の経済効果シミュレーション結果まとめ) 

  • 既存住宅ならではの緊急性・安心感:すでにお住まいということは、過去の停電経験災害不安をお持ちかもしれません。「これまでに停電や災害で困った経験はありますか?」と尋ね、エピソードを引き出しましょう。特に台風・地震の多い地域では、「昨年の台風で〇日間停電して大変だった」など具体的な苦労話が聞けるかもしれません。

    そこに対し「蓄電池と太陽光があれば昼夜問わず最低限の電力が確保できます。冷蔵庫やスマホ充電は問題なく、夜も照明やテレビが使えます。お子様もまだ小さいですし、照明が使えたり冷蔵庫が使えると食材も傷まずに安心ですよ。」と伝えれば、防災面での安心を強調できます。もし、過去に太陽光・蓄電池を導入したお客様がいらっしゃれば導入事例としてインタビューして実際の災害時や停電時にどの程度役に立ったかなど体験談を語ってもらいコンテンツ化しておくと、なおよいでしょう。最近では蓄電池メーカー等もそういった素材を提供しています。

    既築のお客様は新築と違い「今困っていること」が明確な場合が多いので、その痛みを繰り返さない解決策として提案するのです。例えば高齢の親御さんと同居の場合、「熱中症対策でエアコンを消せないが電気代が心配」という悩みには「太陽光があれば日中のエアコン代は実質タダになります」と答えられます。

    介護が必要な親御さんを抱えている場合には、「蓄電池+太陽光があれば電動ベッドや在宅医療機器(機器により注意が必要)も停電中ずっと動かせます。」といった切り口も有効です。平均して親の介護には初期費用74万円、月額8.3万円ほどの費用がかかるとの調査があります。介護期間は平均5年超と言われ、総額で数百万円規模の負担です。太陽光導入による年間10数万円の光熱費削減は、5年で50~60万円に達し、これは介護リフォーム費用の大半を相殺できる額です。「ご両親の介護費用の一部を光熱費削減で賄えます」と伝えれば、一層現実味を帯びるでしょう。

  • ファイナンス提案(ローンやリース):既築住宅の方は「初期費用〇百万円」が心理的ハードルになることが多いです。ここで効果を発揮するのが太陽光ローンやリースの紹介です。「初期費用0円で始められるリースプランもあります。毎月のリース料は○円ですが、電気代が△円下がるので実質負担はほぼ±0で最新設備が使えます」といった提案は非常に響きます。

    仮に月1万円の節約でリース料が1万円なら負担増なし、将来リース満了後はまるまる得になることを説明します。またローンの場合も低金利のソーラーローン商品があるので、「金利1~2%程度で組めます。仮に7年ローンでも月々○円の返済ですが節約額がそれを上回ります」と具体計算を示します。(今後は金利ある時代となり金利上昇が始まっているため綿密なリサーチが必須)。

    エネがえるBPOでは太陽光パネルの割り付け・レイアウト設計、経済効果試算から各種申請資料作成まで代行サポートするサービスもあり、事業者が提案書を作る負担を軽減しています。営業担当者としては社内にノウハウがなくとも、こうした専門サービスを活用することで的確なローン提案が可能です。「お客様のご負担を最小化できるプランを無料でシミュレーションします」と伝え、プロのシミュレーション結果を提示すると信頼性が増します。

既築向けヒアリング例

  • 「毎月の電気代は今いくらくらいでしょうか?ここ1~2年でかなり上がった実感はありますか?」
    ポイント:電気代負担への実感を聞き、お金の悩みを明確化する。ガス代や灯油代も含め光熱費全体を確認するとなお良い。

  • 「直近でご家庭の支出で気になる項目はありますか?例えばお子様の教育費や介護費、食費など…」
    ポイント:家計の中で負担に感じている項目を探り、光熱費削減による補填効果を示唆できるようにする。子育てや介護、娯楽費などのワードが出ればチャンス。

  • 「今のお宅で太陽光や蓄電池を付ける際にご不安な点は?屋根の大きさや強度など気になりますか?」
    ポイント:技術的制約に対する不安を先に言ってもらう。工事に対する心配事(屋根工事で雨漏りしないか等)も聞き取り、後で丁寧に対策説明する。

  • 「過去に停電や台風などで不便な思いをされたことはありますか?」
    ポイント:停電や災害エピソードを引き出し、蓄電池+太陽光による安心感提案につなげる。特に小さなお子様や高齢者がいる家庭では停電不安は強い。

既築向けセールストーク例

「今の電気代はいくらぐらいかかっていますか? ここ1~2年で電気代、本当に上がりましたよね。例えば昨年同月比で○割増というご家庭も珍しくありません。◯◯様の場合、今月は電気代が約△万円とのことですが、もし何もしなければ、過去10年の電気代上昇率は年率2.7%前後、今後さらに上昇率は3%前後で推移すると言われていますので30年で累計1,000万円以上の電気代払い続ける計算です。これはさすがにもったいないなと感じるお客様は多いです。それを、太陽光パネルと蓄電池を導入すれば半分以下に減らせる可能性があります。年間にして○○万円の節約、10年で見れば××万円の節約です。その浮いたお金で毎年ご家族旅行に行けるくらいの額です。特に〇〇様はお子様の塾代や食費も増えて大変と伺いましたが、電気代の節約分で塾代を実質まかなうこともできる可能性があります。実際、平均的な太陽光の節約額20年分(約200~300万円)は中学受験の塾代3~5年分に相当します。つまり太陽光はお子様の教育資金を生み出す先行投資とも言えるんです

※上記のようなお客様の個別事情や電気代上昇率を踏まえた経済効果シミュレーションを3-5パターン作るのにExcelやメーカーへのシミュレーション依頼では限界があり時間もかかります。クラウド型太陽光・蓄電池経済効果シミュレーターエネがえるがあれば10分程度で提案書を自動作成できます。

※太陽光・蓄電池購入検討の方はこちら:太陽光と蓄電池の見積もりをもらったがどうも信用できない?割高すぎる? 

「屋根が小さいから難しい」との心配についても、今は高性能パネルがありますので3-4kW程度(屋根半分くらい)でもしっかり発電します。お宅の屋根の形状でしたら私どもで過去にも施工実績があり、工事2日ほどで終わります。架台設置も含め雨漏り保証付きで施工しますのでご安心ください。費用は蓄電池込みで大体□□万円くらいですが、○○市の補助金が▲▲万円出ますので実質△△万円です。また月々1万円程度のソーラーローンをご利用になれば、節約額と相殺して手出しほぼゼロで始めることもできます。

※上記のようなお客様の個別事情や電気代上昇率を踏まえた経済効果シミュレーションや支払いローンシミュレーションを3-5パターン作るのにExcelやメーカーへのシミュレーション依頼では限界があり時間もかかります。クラウド型太陽光・蓄電池経済効果シミュレーターエネがえるがあれば10分程度で提案書を自動作成できます。

※太陽光・蓄電池購入検討の方はこちら:太陽光と蓄電池の見積もりをもらったがどうも信用できない?割高すぎる? 

停電対策としても安心できます。 蓄電池があれば夜間も必要最低限の電力が使えますし、昼間は太陽光が発電するので長期間の停電でも乗り切れます。介護中のご家族がおられるとのことですが、太陽光+蓄電池なら電動ベッドなどいざというときに電気が使えるので安心です。平均して介護には月8万円ほど費用がかかるそうですが、太陽光で生み出す節約はその費用補填として考えることもできます生活の安心感が大きく違いますよね。ぜひ詳しいシミュレーションをご覧ください。」

※上記のようなお客様の個別事情や電気代上昇率を踏まえた経済効果シミュレーションを3-5パターン作るのにExcelやメーカーへのシミュレーション依頼では限界があり時間もかかります。クラウド型太陽光・蓄電池経済効果シミュレーターエネがえるがあれば10分程度で提案書を自動作成できます。

※太陽光・蓄電池購入検討の方はこちら:太陽光と蓄電池の見積もりをもらったがどうも信用できない?割高すぎる? 


世代・家族構成別の顧客志向アプローチ

続いて、年代や家族構成ごとに異なるニーズと有効なセールストークを見ていきます。同じ「住宅用太陽光を検討しているお客様」でも、20~30代の子育て世帯50代のシニア世帯では関心の方向がまるで違います。それぞれのセグメントごとにカスタマイズした提案で、より響くプレゼンを行いましょう。ここでは代表的な5つのセグメントを取り上げます。

① 20代~40代の子育てファミリー:教育費・生活費に敏感な層

セグメント像20~40代前半くらいまでの比較的若い夫婦で、小学生以下から高校生くらいまでのお子さんがいる家庭です。世帯年収は様々ですが、共働きのパワーファミリーも多く、将来に向けて教育費住宅ローンを抱える世代と言えます。日々の食費やレジャー費もかさむ時期で、家計のやりくりに敏感です。一方で環境意識も比較的高く、「子供のために地球環境を良くしたい」という思いを持つ親御さんもいます。

ヒアリングの焦点:この層には「お子さん」に絡めた質問が効果的です。例えば「お子様は今おいくつですか?これから教育費もどんどん必要になりますね」と話題を振り、教育費負担の実感を聞き出します。また「将来、お子さんにどんな環境や世界を残したいと思われますか?」と理想論も尋ねてみます。若い親世代はSDGs脱炭素といった言葉にも理解があり、「子供のためになるなら」という動機づけが働きやすいのです。さらに生活費について「毎月の食費や習い事費用も大変ですよね」と共感しながら家計の痛点を探ります。狙いは、太陽光の節約が具体的に何を助けるかを明確にする材料を得ることです。

響くセールストーク:子育て世帯へのキーメッセージは、「太陽光+蓄電池で、未来の教育資金と安心を手に入れる」です。具体的には以下のようなポイントが響きます。

  • 教育資金の捻出:前述の通り、太陽光発電20年の節約額(200~300万円)私立大学の学費の半分以上に相当します。この世代には「お子様が大学に進学するころまでに、太陽光が**△△万円の教育投資を賄う貯金を生んでくれます」という言い方が刺さります。「教育費400万円問題ってご存知ですか?子供二人を大学まで出すと最低でもそのくらいはかかると言われます。でも太陽光と蓄電池があれば、電気代の節約で数百万円を捻出できます。つまり、お子さんの未来への先行投資になるんです。」と伝えれば、単なる設備ではなく金融商品や学資保険のような価値に感じてもらえます。実際、エネがえるの分析でも「太陽光・蓄電池導入は子どもの未来への教育的価値がある」と示されており、経済メリットが教育機会を広げる投資になり得ることを裏付けています。

  • リアルな家計支援:子育て中は何かと物入りです。習い事、食費、レジャー費…。総務省データでは子供が中学生くらいになると4人家族の食費は月約8.9万円に上ります。また娯楽費も平均で月2~3万円は使っています。この層には「太陽光のおかげで月1万円浮けば、年間12万円で家族旅行に行けますね」「蓄電池で夜間電力を使えば塾のエアコン代も気兼ねなくつけられますよ」と、家族の笑顔に直結するお金の話に落とし込みます。特にレジャー費用は家族サービスとして重要ですが、節約しがちな項目です。平均的なレジャー費は年間約30万円ですが、太陽光+蓄電池で例えば年間15万円節約できれば、その半分をレジャー費に回せます。「電気代に消えていたお金でディズニーランドに行けるとしたら、お子さんも喜びますよね?」といった具体的イメージを出しましょう。

  • 防災と健康の安心:小さな子供がいる家庭では、災害時の停電でミルクが作れない夏場にエアコン使えず熱中症が心配…など不安があります。蓄電池とEVがあればそれらをカバーできると強調します。「災害時でもおうちが電源になりますから、お子さんに怖い思いをさせません。スマホもテレビもついていれば情報も得られますし、冷蔵庫も止まらないので食材も安全です」と伝えます。また日常でも「停電を気にしてエアコンを我慢する必要なし、暑い日は遠慮なく付けてあげてください」と言えば、子供の健康を守る印象付けになります。この世代は自分のこと以上に子供のことを考えるので、「お子さんのため」という視点が最強のキーワードです。

  • 環境教育・SDGs:もし環境意識が高そうであれば、「太陽光の発電量をお子さんと一緒にモニターで見ることで、家庭でエネルギー教育ができます」というアプローチも。実際、家庭での太陽光発電体験は生きた教材となり、子供の科学への興味や環境意識を育むという報告もあります。例えば発電量データを親子でグラフ化して自由研究にしたり、「今日は天気がいいからいっぱい発電したね!」と会話したりすることで、自然とエネルギーの大切さを学べます。「将来は今のIT産業のように脱炭素や再エネ自体が巨大な産業になるのは間違いないです。昔は父親にマイコンやPCを買ってもらったのがきっかけでプログラマーになって有名になっている方々も多いですが、今後20年はITに変わる主役的な産業は脱炭素・GX産業になるでしょう。この子がGX産業(グリーントランスフォーメーション)に興味を持つきっかけになるかもしれませんよ」と付け加えれば、教育熱心な親御さんほど関心を示すでしょう。

セールストーク例(子育て世帯向け):

太陽光発電と蓄電池の導入は、お子様の未来への贈り物になります。毎月の電気代が1万円浮けば、その分を習い事や塾に回せますよね。例えば、太陽光+蓄電池の節約で20年間に300万円貯まれば、私立大学の学費(約400万円)の大半をまかなえます。つまり、この家が学資口座のようにお金を生み出してくれるんです。さらに、ご家族で過ごす時間も豊かになります。年に1回は旅行に行こうと計画しても、太陽光が旅費を捻出してくれるイメージです。お子さんにたくさんの体験をさせてあげられますよ。しかも停電が起きても蓄電池があれば安心夜になっても真っ暗にならず、冷房も効くから小さなお子さんもぐっすりです。何より、『うちは太陽光で地球に優しい暮らしをしている』と胸を張れるお子さんの環境教育にもなり、エコな家で育ったお子さんはきっと環境に関心を持ってくれます。将来、「うちには太陽光があったから電気って大事だと学んだ」なんて言ってくれたら嬉しいですよね。」

※上記のようなお客様の個別事情や電気代上昇率を踏まえた経済効果シミュレーションを3-5パターン作るのにExcelやメーカーへのシミュレーション依頼では限界があり時間もかかります。クラウド型太陽光・蓄電池経済効果シミュレーターエネがえるがあれば10分程度で提案書を自動作成できます。

※太陽光・蓄電池購入検討の方はこちら:太陽光と蓄電池の見積もりをもらったがどうも信用できない?割高すぎる? 

② 高収入パワーカップル・ファミリー:先進志向とステータスを求める層

セグメント像30~40代を中心とした、共働きで高所得の夫婦(子供がいてもいなくても)。いわゆるパワーカップル高年収のダブルインカムファミリーです。年収が高く経済的余裕はありますが、多忙で時間に余裕がない傾向も。最新のテクノロジーや高機能住宅に興味があり、環境問題への関心も強い場合が多いです。また、自分の家に最新設備があること自体がステータスと感じる層でもあります。

ヒアリングの焦点:この層はコスト云々よりも、「最新・最高のもの」「合理的でスマートな選択」であるかどうかが刺さります。ヒアリングでは「普段どんなところにお金や時間を投資されていますか?」と価値観を探る質問が有効です。例えば外車に乗っていたり、スマートホーム家電を揃えていたりすれば、テクノロジー志向が高いと判断できます。また「脱炭素とかSDGsにも関心ございますか?」と直接尋ねても良いでしょう。多くの場合「そういう話題は職場でも出ますね」などと返ってくるはずです。高所得層ゆえ電気代の家計に占める割合は小さいため、お金の節約よりはライフスタイルの向上に話題をシフトさせます。

響くセールストーク:キーワードは「最新テクノロジー」「快適性」「社会的意義(環境貢献)」「資産価値」です。

  • 究極のスマートハウス:この層には、太陽光・蓄電池・EV・V2Hを組み合わせた家はまさに最先端のスマートハウスであり、「誰もが羨むハイテク住宅」という切り口が響きます。「屋根で発電し、蓄電池とEVに蓄え、AIが最適制御する家」はガジェット好きには堪らない魅力です。例えば「電力が余ればAIがEVに充電し、不足しそうならEVから逆に家へ供給、といった自動制御も可能です。家全体がTeslaのようにアップデート可能な存在になります」と説明すれば、「面白い!」と乗ってくるでしょう。加えて、「パナソニックも自社のサービスにエネがえるAPIを導入し、時間帯別料金に応じた最適充電を実現しています。御宅でもパナソニックのおうちEV充電サービスを導入するととても便利ですよ」と実例を示すと説得力があります。IT企業勤務などの方には、「社内でも話題になりますよ。皆さん興味津々になるでしょうね」と、所有することの話題性にも触れます。

  • 快適性と時間の創出:高収入層は忙しく、快適さ時短にお金を払う傾向があります。太陽光+蓄電池+HEMS(ホームエネルギー管理システム)があれば、電力管理の手間が省けます。「電気代を気にして洗濯機や食洗機の時間をずらす必要もなくなります。いつでも好きな時に家電を使える自由が手に入ります」と伝えると、「細かい節電ストレスから解放される」メリットを感じてもらえます。また蓄電池があれば深夜でも騒音を気にせず在宅勤務ができる(停電でも仕事が止まらない)など、生産性向上の一面も伝えましょう。「在宅ワーク中に停電でも、非常用電源に切り替わるのでビジネスが中断しません」など、高付加価値な安心感です。さらに「電気自動車への充電も自宅で完結するので、ガソリンスタンドに行く時間も節約できます。週末に給油のために寄り道する必要もなくなります」と言えば、多忙な方ほど響きます。

  • 環境リーダーシップと社会貢献:高所得・高学歴の方は環境問題への意識も高く、自分たちが社会の先駆者であることに価値を見出します。「脱炭素に貢献する生活を実践されていること自体が次世代のロールモデルになります。周囲にも良い影響を与えられますよね」と持ち上げます。また企業勤めなら「御社でもRE100(再エネ100%)など推進されていると思いますが、ご自宅から体現されているのは素晴らしいですね」と共感します。CO2削減効果も具体的に伝えましょう。「5kWの太陽光で年間約2~3トンのCO2削減になります。これは杉の木200~300本を植樹するのと同じ効果です」と数値で示せば、「そんなに減らせるのか」と驚きと共に誇らしく思ってもらえます。事実、GX(グリーントランスフォーメーション)の流れで2030年には巨額の投資が見込まれ、グリーン分野が主要産業になるとの予測もあります。その中で率先して再エネ生活を実践していることは、社会的なステータスとすら言えます。「サステナブルな暮らしを先取りすることは、時代の先端を行くことです。きっとお子さんや周囲からも一目置かれるでしょう」と念押しします。

  • 資産価値と将来性:富裕層には「資産価値の維持・向上」も重要です。太陽光や蓄電池を導入すると、住宅の付加価値が上がり将来売却時にも有利になり得ます。「今後、太陽光が付いている家とそうでない家では評価が分かれると言われています。実際、不動産査定でも再エネ設備の有無はチェック項目になっています」と伝えます。欧米ではゼロエネルギー住宅が高く評価される流れがあり、日本でも2030年以降はそうなる可能性が高いです。「この設備投資は将来のリセールバリューにも返ってきます電気代を節約しつつ、家の価値も高める一石二鳥の戦略ですね。」と締めれば、“さすが良い投資をしている”という満足感を持ってもらえるでしょう。

セールストーク例(高収入層向け):

太陽光・蓄電池・EV・V2Hをフル装備したお宅は、まさに究極のスマートハウスです。家自体が発電所であり、巨大バッテリーでもある。エネルギーの自給自足って、最高にクールだと思いませんか?電力会社の料金変動に合わせてAIが自動で蓄電池やEVを最適制御してくれるサービスも付加できます。例えば深夜電力が安ければ勝手に充電、日中は太陽光でまかない、夕方ピークにはEVから放電…なんてことも可能です。つまり、ご自宅が最先端のエネルギーマネジメントシステムになるんです。

※上記のようなお客様の個別事情や電気代上昇率を踏まえた経済効果シミュレーションを3-5パターン作るのにExcelやメーカーへのシミュレーション依頼では限界があり時間もかかります。クラウド型太陽光・蓄電池経済効果シミュレーターエネがえるがあれば10分程度で提案書を自動作成できます。

※太陽光・蓄電池購入検討の方はこちら:太陽光と蓄電池の見積もりをもらったがどうも信用できない?割高すぎる? 

利便性も格段に向上します。 もう電気代の高い時間帯に家電を避けるなんて気遣いは不要。好きなときに料理し、洗濯し、EVに充電できる生活です。ガソリンスタンドに立ち寄る手間もなくなりますし、仮に停電が起きても仕事や生活は一切止まりません在宅勤務中でも蓄電池とEVがバックアップしますから、ビジネスへの影響ゼロです。時間と安心を買うという意味でも価値がありますよね。

さらに環境貢献の面でもリーダーになれます。 この導入だけで年間2~3トンのCO2削減になります。世間が2030年に向けてカーボンニュートラルだSDGsだと取り組んでいる中、◯◯様はもうご自宅でそれを実践されるわけです。これはお子様や周囲の方々への良い影響になるでしょうし、何よりご自身の暮らしが社会貢献に直結するのは誇らしいことだと思います。会社でも話題になるかもしれませんね、『うちはほぼ再エネ100%に近い感じで電気代賄えてるよ』なんて(笑)。

最後に資産価値のお話も。欧米では再エネ装備の家は高く売れる時代ですが、日本も追随するでしょう。実際、不動産査定では太陽光が付いているか否かは評価ポイントです。将来この家を売るにしても、エネルギー自給型の高性能住宅は引く手あまたですし、売却価格でも有利になる可能性が高いです。つまりこれは浪費ではなく先見的な投資です。最新テクノロジーを楽しみながら、ご家族の快適と資産価値向上を同時に叶える――まさに賢いご選択と言えるでしょう。」

③ 都市部の狭小住宅オーナー:スペース制約を創意工夫でカバーする層

セグメント像東京都心部など、土地が限られたエリアにお住まいの方。敷地や屋根面積が小さく、「うちは太陽光なんて載せるスペースないよ」と思い込んでいるケースです。年代は様々ですが、特に東京23区内の戸建てなどでは30~50代の現役世代が多いでしょう。電気代単価は都市部の方が高め(地域にもよるが東京電力管内は燃料調整費等で割高傾向)で、オール電化ではない家も多々あります。屋根が複雑な形状(片流れや寄棟で小面積)だったりして、導入ハードルを感じている層です。

ヒアリングの焦点:まずは設置に対する諦めをほぐすことが肝心です。「屋根面積が狭いと難しいのでは?という声をよく伺いますが、◯◯様もその点気になりますか?」と尋ね、案の定「そう、うちは小さいからムリだよ」と返ってきたらチャンスです。また「東京は補助も多いですが、周りで付けている方いらっしゃいますか?」などと聞くと、近所の導入状況も探れます。意外と「隣の家が最近つけたね」など情報が得られることも。ここで日当たりや影の状況も質問しましょう。「お宅は南向きでしょうか?周囲に高い建物は?」などです。この層は技術面不安と同時に費用対効果にも懐疑的なので、「仮に少容量しか載らなくても意味あるの?」という疑問を持っています。そこを「意味あります!」と覆す準備をします。

響くセールストーク:キーワードは「狭くても大丈夫」「都市ならではの高メリット」「省スペース機器」です。

  • ピンポイント設置でも効果絶大:狭小屋根でも高効率パネルを使えば十分な発電が可能です。最近の太陽光パネルは1枚あたり370W~500W超発電する高出力タイプもあり、南向き4枚(約6㎡ほど)で1.5~2kW確保できるものもあります。「最新パネルならわずか数㎡で1kW以上発電します。〇〇様の屋根でしたら△△枚置けるので、おおよそ××kW、年間で○○kWh発電できます」と具体的に示します。仮に2kWしか載らなくても、東京の条件なら年間2,200kWh前後発電できます。それは電気代換算で約6~7万円/年ですから、「コーヒー1日1杯分の電気は屋根で作れます」という言い方もできます。また狭小住宅は電気使用量もそこまで大きくないケースが多いので、「少ないパネル枚数でもご自宅の消費の○割をまかなえます」と自給率(エネがえるで30秒で自動計算できます)を強調します。例えば年間4000kWh消費なら2200kWhは55%になります。「半分以上を自給できるなんてすごいですよね?」と尋ねれば、「そんなに!」と驚くでしょう。

  • 都市電力は高単価東京や都市部は電気料金単価が地方より高いことが多いです。基本料金も含めた平均単価が1kWhあたり30円を超える場合も。例えば東京電力エリアでは標準的メニューで約27~30円/kWhですが、再エネ賦課金や燃料調整が加わると実質的負担はもっと上がる月もあります。これに対し余剰売電単価(FIT)は15円~24円(2025年)なので、「売るより自家消費した方が約2倍価値があります」と伝えます。つまり都市部ほど「高い電気を買わずに済む太陽光の価値が大きい」のです。「地方の田舎より、東京での太陽光の方が経済効果は高いんですよ。同じ1kWhでも30円の価値がありますから」と言えば、「なるほど」となります。併せて、「日射量は地域で多少差がありますが、東京は年間日照時間もそれなりに長いです。北海道より10%以上多く発電しますし、十分メリットがあります」とフォローします。

  • 省スペース蓄電・EV活用:狭小住宅は屋内外の設置スペースも限られます。蓄電池は屋外設置が一般的ですが、狭い場合は屋外機(室外機)1台分程度の省スペース型や、屋内設置型(例えば壁掛け蓄電池等)もあります。「コンパクトな蓄電池もありますので、エアコン室外機くらいのスペースで収まります」と安心させます。また「将来的にEVを購入予定なら、車自体を蓄電池代わりにできます」と伝えるのも手です。駐車場があるなら「EVなら最大40~60kWhもの電力を貯めておけます。お宅がもし屋根に載せる太陽光が小規模でも、EVに溜め込んで夜間にフル活用できますから、決して無駄にはなりません」とします。つまり「小さく産んで大きく貯める」戦略です。エネがえるでちょっと工夫すれば適正容量を探索することもできます。例えば「夜間に平均5kWh使うなら、安全係数1.3を見て約6.5kWhの蓄電池が最適」などと提案できます。その程度の容量なら小型機で十分なので、「ムダに大きいのはいらないですよ」と言えば安心です。

  • 東京ならではの補助と将来性東京都や都市自治体は補助金が充実している傾向があります。東京都は太陽光パネル設置義務化(大手住宅事業者への義務)を始めましたが、それに先立ち補助事業も行っています。例えば東京都は既築住宅向けの太陽光・蓄電池補助を2022年度まで行っていました(2023年度は一旦中断し新制度検討中)。23区や市部でも独自補助があります。「東京にお住まいのメリットとして、補助金が手厚いんです。地方より都内の方がお得に導入できます」と強調します。また都市ガスやガソリンから電化への転換(オール電化化)にも触れ、「将来的に都市部でも停電リスクへの備えが重要です。人口密集地の停電は復旧に時間がかかる場合もありますから、蓄電池があればご近所で唯一明かりが点いている家になりますよ」と少し冗談めかして言うのもいいでしょう。そうすると「それは頼もしいね」と感じてもらえます。都市部狭小でもできる工夫(パネルの縦横配置調整や、1kWずつ小分け設置しても良い等)を具体的に示し、「◯◯さんのお宅で最大限載せるとしたらこれくらい発電できます」とエネがえるのシミュレーション結果を提示すれば説得力は十分です。

セールストーク例(狭小住宅向け):

「◯◯様のお宅、確かに大きなお屋敷というわけではないですが、全然太陽光いけますよ。今のパネルは性能が良くて、押し入れ半分の面積で1kWくらい発電しちゃいます。南側の屋根に4枚設置できれば2kW近くになりますから、年間で約○○kWh=電気代にして△万円以上発電します。狭いから意味がないなんてことはありません。むしろ東京の電気は高いですから、発電した電気1kWhの価値が30円以上あります。地方の田舎で1kWh節約するより、東京で1kWh節約する方が家計には大きいんです。

※上記のようなお客様の個別事情や電気代上昇率を踏まえた経済効果シミュレーションを3-5パターン作るのにExcelやメーカーへのシミュレーション依頼では限界があり時間もかかります。クラウド型太陽光・蓄電池経済効果シミュレーターエネがえるがあれば10分程度で提案書を自動作成できます。

※太陽光・蓄電池購入検討の方はこちら:太陽光と蓄電池の見積もりをもらったがどうも信用できない?割高すぎる? 

おっしゃる屋根形状の件ですが、たとえば片流れ屋根ならその面に集中して載せればOKですし、寄棟でも小型パワコンを使って2面に分けて載せることもできます。弊社にはその辺柔軟に施工するノウハウがありますのでお任せください。蓄電池も『置き場が…』と心配されますが、最近は省スペース型が多いです。屋外機1台分くらいのスペースで10kWhクラスも収まりますし、最適容量としては◯◯様宅ならシミュレーションすると6~7kWhもあれば十分ですから、それこそエアコン室外機と同じ感覚です。

それに将来的にもしEVをお持ちになれば、そのEVがでっかい蓄電池代わりです。車一台に50kWhとか蓄えられますから、屋根が小さくても全然問題なくエネルギー自給できます。昼間は太陽光、夜はEVから給電、というふうに24時間フル活用できますので、隙がないです。東京は政策的にも再エネ推進が強くて、補助金もしっかり出ますからトータルコストも下がります。限られたスペースをフル活用してエコな暮らしをするのって、なんだか江戸の長屋の知恵みたいで粋じゃないですか?(笑) 『都会のど真ん中でエネルギー自給なんて面白いと思いませんか? 我々も全力で工夫しますので、ぜひ前向きに検討しましょう!」

④ 50代~60代・卒FIT太陽光ユーザー層:既設PVの有効活用と将来不安解消を求める層

セグメント像50代~60代のミドル~シニア世代。10~15年前に太陽光発電を設置してFIT(固定価格買取制度)による売電を行ってきた「卒FIT」層、あるいは退職を見据えて新たに蓄電池やEV導入を検討している層です。当初の高額買取期間(余剰電力売電10年間など)が終了し、売電単価が大幅に下がったため余剰電力の処理に課題を感じています。また、この世代は老後の生活費や健康・介護などに不安があり、電気代の高騰=年金暮らしの負担増も気にしています。中には地方在住で郊外に広い家を持ち、太陽光は載せたが蓄電池は高くて入れなかった、という人もいます。

ヒアリングの焦点:この層には現在の太陽光稼働状況今後の暮らしの見通しを聞きます。例えば「太陽光パネルは◯年前に設置されたとのことですが、調子はいかがですか?毎月どのくらい発電してます?」と尋ねます。売電収入が以前の1/3以下(FIT期間終了後は売電単価が約11円/kWhに低下)になっているはずなので、「売電の単価が下がってもったいないですよね、余った電気はどうされています?」と聞いてみます。多くは「ほとんど売ってるけど微々たる額だよ」と嘆くでしょう。これは蓄電池提案への絶好の布石です。また、今後のライフスタイルについて「退職後はご自宅で過ごす時間も増えますか?」とか「お子さんは独立されましたか?」などと尋ね、昼間在宅が増えるかどうかや家族人数の変化を探ります。もし「これから夫婦2人です」となれば「昼間ご在宅なら太陽光の恩恵をもっと使えますね」と話を展開できます。さらに「停電や非常用電源について考えたことはありますか?」も重要。高齢化する中で停電は死活問題になり得るので、蓄電池やV2Hへの関心につなげられます。

響くセールストーク:この層には「今ある太陽光を活かし切る」「老後の安心」「愛着ある我が家のアップデート」がキーワードです。

  • 余剰電力の有効活用:卒FIT層最大の悩みは、せっかく発電しているのに売電単価が低く利益が出ないことです。ここに「蓄電池を入れて自家消費率を高めましょう」と提案します。「売ると1kWh15円-24円程度ですが、自分で使えば電気代30-40円も節約できます。ざっと2倍お得になるんです」と強調します。さらに、「10年前は蓄電池が高かったので見送られた方が多いですが、今は価格も下がり性能も上がりました。平均相場で見ると蓄電池10kWhが約196万円ほどですが、補助金次第では150万円前後、さらに長期サポートや保証も充実しています。」と現状をアップデートします。自宅の太陽光パネルはまだ寿命を迎えておらず、あと10年以上使えるはずなので、その期間蓄電池があればほぼ電気代ゼロ生活も狙えます。「昼間の余剰電力を全部蓄電池に貯めて夜使えば、電力会社から買う量は大幅に減らせます。極端な話、基本料金+わずかな買電だけで暮らせるかもしれません」。さらに、「◯◯様宅は既に太陽光があるので、蓄電池を足すだけでエネルギー自給率80%以上の生活が明日から始められます」と高い数字を示します。実際、エネがえるのシミュレーションでも、蓄電池導入で自家消費率が大幅に向上し、経済効果が最大化することが示されています。

  • 老後の固定費削減:50~60代は退職や年金生活が視野に入り、収入が減る一方で光熱費など固定費が負担になることを心配しています。「年金生活になっても電気代ゼロなら安心ですよね。年金はそのまま生活費や趣味に使えます」と伝えれば、「それは助かるね」となります。特にここ数年電気代が上がったことで、「このままじゃ将来払えないかも」と不安な方もいます。「でもご自宅が発電所になれば、燃料費調整だ再エネ賦課金だと関係なくなります。まさに自前の年金を作るようなものです」と例えます。さらに「太陽光の恩恵をフルに活かせば、老後20年で○○万円節約できます。これはほぼパネル設置時の投資回収も終わっているでしょうから、純粋な利益としてご夫婦の旅行やお孫さんへのプレゼントに使えますね」と、豊かな老後図を示します。ここで投資回収年数の数理モデルも参考に、「ROI(投資収益率)の面でも、既設太陽光+蓄電池の組合せは非常に高くなります」と専門的な話を織り交ぜても良いでしょう。ROIは例えば以下の式で評価できます:

    • ROI(%) = {(年間総便益 – 年間総費用) × 運用年数 – 初期投資額} ÷ 初期投資額 × 100
      既に太陽光は初期投資回収済みなので、蓄電池導入のROIは年間節約額(B)と蓄電池費用(C)で簡易計算できます。仮にB=10万円、運用年数N=15年、補助金を加味するとC=150万円ならROI = ((10万×15年 – 150万) ÷ 150万)×100 = 0%(15年でトントン)となりますが、電気代上昇や停電リスク回避など無形の便益を考えればメリットは十分あります。「補助金を加味すると蓄電池は単体では15年で元が取れる計算ですが、太陽光が既にあるので実質的にはもっと早く元が取れます。なぜなら太陽光の売電が低価値のままだと損失が出続けるけれど、蓄電池がそれを食い止める役割を果たすからです」と論理的に説明すると、納得度が増します。

  • 停電・災害への備え:この世代は東日本大震災や台風停電など、実際に長期停電を経験している人も少なくありません。健康上の理由で医療機器を使っていたり、在宅介護をしていたりする場合、電気は命綱です。「太陽光パネルは停電時に自立運転モードで最大1.5kWほど使えますが、天気が悪いと厳しい。でも蓄電池やEVがあれば夜間も安定供給できます」と教えます。特に既に太陽光を持っているお客様は「前に停電したとき太陽光あったのに結局使えなかった(パワコンが停止した)」という体験をしているかもしれません。その痛点には「蓄電池があれば自動で切り替わり、太陽光と連係して家中に電気を送れます」と解決策を提示します。「非常時にはご近所に携帯の充電を提供してヒーローになれますよ」と冗談交じりに言うと和むかもしれません。

  • EV・PHEVへの興味:50~60代は次に買う車が最後の車…となるかもしれない時期で、EV(電気自動車)やPHEVへの興味も高まりつつあります。「次のお車はEVも候補ですか?」と聞き、興味があればV2H(EV給電)の話も詳しくします。「EVを持てば蓄電池+EV+太陽光の最強セットになります。ガソリン代も浮くので、ご夫婦でドライブ旅行に行っても燃料代0円です」と明るい未来を語ります。「実際、電気自動車を購入された方の多くが太陽光や蓄電池とのセット導入を検討しています。◯◯様は先進的ですのでぜひEVも視野に入れて、この家をエネルギー完全自給のモデルハウスにしてください」。「我々もプロの試算支援サービスを使って精緻に試算しますので、後悔のないベストな組合せを見つけましょう」と提案します。

セールストーク例(卒FIT層・シニア向け):

「◯◯様、10年前に設置された太陽光、大切なお宝ですよ。まだまだ現役で20年以上働きます。ただ、売電価格が今は1/3以下になってしまって、本当にもったいない! 例えば1kWhあたり15円の売電では、当時の42円の約1/3です。ここからは賢く自家消費する時代です。蓄電池を付ければ昼間余った電気を夜使えますから、電力会社から買う電気を大幅カットできます。今までは毎月〇〇円の売電収入だったかもしれませんが、蓄電池導入後は売電ほぼゼロでも電気代節約がその数倍の価値になります。年金生活になって電気代が痛いな…という状況でも、太陽光+蓄電池さえあれば電気代ゼロ円も夢じゃないですよ。退職後の20年で見れば、軽く▲▲万円は節約できる計算です。それって純粋に年金▲▲万円上乗せと同じ効果です。蓄電池の寿命もそのくらいありますから、導入しない手はないですよね。

それと、安全・安心の面でも蓄電池はぜひ備えていただきたいです。ご夫婦二人の生活になって、停電したら心細いですよね。太陽光はあるけど夜は発電できない…というのが従来の弱点でしたが、蓄電池があれば夜通し照明や冷蔵庫を動かせます。台風で1日停電しても、昼は太陽光・夜は蓄電池で凌げるから家の中だけ普段通りです。万が一医療機器が必要になっても電源が確保できますし、本当に命と暮らしを守る保険になります。

さらに、電気自動車とも相性抜群です。次のお車はEVも良いんじゃないでしょうか? EVならガソリン代がかからず、太陽光で充電すればほぼ無料で走れます。ご夫婦で温泉旅行に行かれるのがお好きとのことですが、道中の燃料代がタダになったら嬉しいですよね。しかもEVは走る蓄電池ですから、クルマと蓄電池と太陽光の三位一体で、ご自宅が完全にエネルギー自給できます。何かあっても電気もガソリンも自給、最強の安心生活です。」

「◯◯様が太陽光を設置されたのは先見の明でした。ここに来て蓄電池やEVを組み合わせることで、当時描いていた未来のエコ生活が完成します。ぜひ愛着ある我が家をアップデートするつもりで、再エネ設備をフル活用してください。我々も責任を持ってサポートいたします。一緒に、『電力会社に頼らない悠々自適なシニアライフ』を実現しましょう!」

⑤ 自宅兼店舗・医院など経営者層:事業の光熱費削減とレジリエンスを重視する層

セグメント像:自宅が店舗や事務所を兼ねているケース、あるいは敷地内にクリニックや工房などを構えるオーナー経営者層です。年齢は幅広いですが、30~60代で地域のビジネスを営む方々。店舗や事業の電気代が売上に直結するので関心が高く、また事業継続のための非常用電源確保にも敏感です。例としては、飲食店を自宅で営む、コンビニオーナー、クリニック院長、農家で農業用倉庫がある等、多様です。この層は法人税・減価償却などの節税の観点もあります。

ヒアリングの焦点:まず事業部分の光熱費を詳しく聞きます。「お店(または医院)の電気代は毎月おいくらくらいでしょうか?やはり業務用だからご家庭より多いですよね」と。店舗の冷暖房や照明、厨房機器などでかなり使っているはずです。例えば飲食店なら冷凍庫冷蔵庫が24時間稼働、エアコンも長時間なので高額でしょう。そこで「月々〇万円ですか、年間だと△△万円にもなりますね…」と大きな数字に変換してみせます。また「電気代が今後上がるリスクはどうお考えですか?」と経営者目線の質問もします。多くは「上がったら値上げか節約か…困るね」と答えるでしょう。そこを「先手を打って固定化しませんか?」と畳みかけます。さらに「停電時、お店はどうされます?非常用電源などは?」とも確認します。飲食店なら食材ロスや休業損失、クリニックなら医療機器停止など、リスクが大きいはずです。ここも「前に停電したときどうでした?」と体験談を聞き、「それは大変でしたね、もしまた起きたら?」と将来不安を顕在化させます。また税務的な話題も出し、「太陽光や蓄電池は設備投資として減価償却できますが、顧問税理士さんとはお話されましたか?」と探ります。知らなければ「有利な節税策」を教える流れにできます。

響くセールストーク:事業者層には**「ランニングコスト削減」「事業継続計画(BCP)強化」「脱炭素経営PR」「税制優遇」**を押し出します。

  • 光熱費の固定化=利益確保:商売では経費削減は即利益増です。「電気代が年々読めない状況ですが、太陽光を入れれば20年間燃料費0円で一定の電力が得られます。これはもう自前で発電所を持つようなものですから、電気代の変動リスクを大きく低減できます」と説明します。具体的に、「今お店で年間△△万円の電気代が、太陽光と蓄電池で**▲▲万円削減できれば、その分が純利益に上乗せされます。仮に利益率10%のビジネスなら、▲▲万円売上を増やすのと同じ効果がありますよね。」と経営指標に例えます。例えば年間50万円節約なら、利益率10%の業種では500万円の売上増に相当します。「お店の売上500万円アップと同じと考えたら、投資する価値感じませんか?」と畳みかければ、「それはすごい」となります。また、太陽光発電+蓄電池システムは初期投資になりますが、「減価償却で定率法なら◯年で償却できますし、定額法でも10年程度です。減価償却費として計上すれば節税にもなります」と伝えます。中小企業向けには国の即時償却税額控除制度(グリーン投資減税など)が適用できる場合もあります。「制度を使えば初年度に全額経費化**も可能です【要確認】。そうすれば法人税・所得税がその分減りますから、実質的な負担は○割引きみたいなものです」と試算してあげます。

  • BCP(事業継続計画)対策:停電で店が休業すると売上損失が出ます。「蓄電池やV2Hがあれば、停電しても照明・レジ・冷蔵庫くらいは維持できて営業続行できます。少なくとも半日~1日くらいは太陽光と合わせて持ち堪えられます」と伝えます。「近隣が真っ暗でもあなたのお店だけ明るければ、お客様が集まるかもしれませんね」と笑いを交えつつも、実際に「震災の時、発電機があった店に客が押し寄せた」というエピソードなどを紹介します。クリニックであれば「患者さんの生命に関わるので、停電でも医療機器を止めないことが求められます。蓄電池+太陽光はそのための強力なバックアップです」とシリアスに言います。さらに「災害時には地域住民に携帯充電や電気の無料提供ができて、地域貢献と評判アップにもつながりますよ」とコミュニティ貢献の視点も示します。自治体によっては、防災拠点となるべく太陽光・蓄電池設置に補助金を出すケースもあります。「実は〇〇市では、防災設備として蓄電池入れると補助が○万円出ます【仮】。地域を守るお店として、ぜひご活用ください」と背中を押します。

  • 脱炭素経営のPR効果:最近は企業や店舗でもカーボンニュートラルの看板を出すところが増えています。「太陽光で走るお店」「再エネ100%の工房」といったキャッチコピーは、それ自体が集客やブランド価値向上に役立ちます。「お客様にも環境に配慮したお店と思ってもらえます。特に意識の高い若い世代の集客に効果的です」と伝えます。例えば飲食店なら「うちは自家発電の電気で調理していますとアピールすれば、SNS映えする話題になりますよ」とか、クリニックなら「環境に優しい医院だと患者さんにも安心感を与えられます」とか、それぞれの業種に合わせてメリットを語ります。実際のデータも挙げ、「ある調査では再エネ導入企業の約9割が人材不足・ノウハウ不足に悩み、BPOでそれを補おうとしているそうです。それだけ皆、再エネ導入に前向きだということですね」と示します。エネがえるBPOの提携も引用し、「専門家に任せれば試算から補助金申請まで丸ごと代行できます。◯◯様がお忙しくても、弊社と提携先でしっかりサポートしますので安心して再エネ経営に踏み切ってください」と約束します。

  • 電力契約の見直し:店舗や事業所だと電力契約(高圧・低圧、動力契約など)が関係します。太陽光を入れることで契約容量を下げられる場合もあります。「太陽光で日中の需要を賄えれば、契約容量(kVA)を下げて基本料金を節約できるかもしれません。そこも含めて最適プランをご提案します」と言います。また電力会社の新料金プラン(時間帯別メニュー等)への切り替えも有利になる可能性があります。「蓄電池で夜間電力活用すれば深夜安価プランが有効ですし、エネがえるAPIで3000プラン以上の中から最安プランをシミュレーションできます。最適な電力契約選びもお手伝いできますよ」と付け加えます。実際、EV/V2H提案では担当者の41.1%が経済メリット試算に最も工数がかかると感じていますが、そうした複雑な計算もツールで一発です。「複数プランのシミュレーション結果にばらつきが出て困るなんて課題も、エネがえるAPIなら解消できます。御社の省エネ顧問としても機能します」と売り込みます。

セールストーク例(自宅兼店舗オーナー向け):

「◯◯さん、毎月の電気代○万円は、年間で△△万円もの経費ですよね。太陽光と蓄電池を導入すれば、そのうち▲▲万円は削減できる見込みです。▲▲万円のコストカットってことは、利益率20%のお店なら売上でいうと▲▲×5=■■万円アップと同じ価値があります。500万円の売上増って聞くと大きいでしょう? それが、設備投資一つで実現できるんです。しかもこの投資、減価償却で経費化できますから税金も減ります。うまくやれば初年度に即時償却も可能で、そうすれば法人税・所得税がドンと安くなります【制度適用条件によりますが】。政府もグリーン投資減税を用意してますし、活用しない手はないですよ。**

停電への備えとしても強力です。 太陽光と蓄電池があれば、災害で周りが停電でも店の冷蔵庫もレジも動き続けます。商品ロスも防げますし、看板がついて明るければ「ここだけ営業してる!」とお客さんが来るかもしれません。実際、震災のときに自家発電機のあるお店は地域のヒーローになりました。◯◯さんのお店も、地域で頼られる存在になりますよ。クリニックでしたら患者さんの命を守れますし、コンビニでしたら地域インフラとして機能できます。自治体によっては、そういう防災拠点になる設備に補助金も出ます。**

そして何より、PR効果が抜群です。 『この店は太陽光で運営しています』『脱炭素経営実践中』なんて掲げたら、今の時代、環境意識の高いお客様から選ばれる理由になりますよ。特に若い方やファミリー層はエコなお店を応援したい気持ちがありますから。実際、再エネ導入に積極的な企業ほどブランドイメージが良いというデータもありますし、◯◯さんのお店も地域初のエコ○○店としてメディアに取り上げられるかもしれません。弊社のお客様でも、太陽光導入をInstagramで発信したらバズって集客につながった例があります。**『電気代ゼロで営業中!』なんてキャッチフレーズ、ウケますよきっと。

手続きやノウハウ面は心配無用です。 私たちにはエネがえるBPO/BPaaSという強い味方がありまして、経済効果試算から補助金申請、社員教育まで丸ごと支援できる体制があります。再エネ導入に必要な計算や資料作りは全てお任せください。◯◯さんには本業に集中していただきつつ、最適なプランをこちらで組み立てます。実は同じ悩みを持つ事業者さんは多くて、92.5%がEVやV2H提案業務に課題を感じているという調査もあるほどです。でも◯◯さんは一足先に解決できる。先進的な経営判断で、コスト削減もブランディングもBCP強化も一挙に叶えてしまいましょう!」**


経済効果の見える化と試算ロジック:根拠ある数字で安心感を提供

ここまで各セグメント別のヒアリングポイントとセールストークを解説してきましたが、最後に提案の裏付けとなる経済効果の見せ方についてまとめます。どんなに魅力的なセールストークも、数字的な根拠がなければ説得力に欠けます。「本当にそんなに得するの?」という疑問に即座に答えられるよう、高精度なシミュレーションとわかりやすい可視化が重要です。

経済効果シミュレーションの活用

現代の営業では、シミュレーションツールの活用が必須と言えます。顧客ごとに異なる使用状況・地域条件・補助金を反映し、正確な経済効果を提示しましょう。エネがえるをはじめとするシミュレーターでは、以下のような計算・表示が可能です。

  • 年間発電量・売電収入・削減額の試算:住所(地域の日射量データ)やパネル容量、方位角度を入力すれば、その家での年間発電量が算出できます。それを元に、何kWh自家消費し何kWh売電に回るか、電気代削減額はいくらかをグラフや表で可視化します。例えば「年間発電○○kWhのうち、△△kWh(□□円相当)は自家消費、余剰分××kWh(11円/kWhで計算)が売電で◇◇円」といった明細です。これにより、「電気代が●●円→■■円に減ります」とビフォーアフターを示せます。シミュレーション結果の信憑性を高める工夫も必要です。前述のように消費者の75.4%がシミュレーションの信頼性に疑念を持った経験があるので、出典データ(気象庁やNEDOの日射量データを使用等)を説明したり、過去の実績値と近似していることを伝えると安心されます。また、エネがえるAPIでは100社・3,000プランの最新電気料金データが毎月自動更新されており、これを使えば時間帯別料金や市場連動型プランでも正確な計算が可能です。「東京電力△△プランの場合、蓄電池併用で深夜電力を活用するとさらに○○円お得になります」といったプラン比較も即座にできます。

  • 投資回収シミュレーション:顧客によっては「何年でペイするの?」を最重視します。そこで、キャッシュフロー表累積収支グラフを見せます。横軸に年、縦軸に累積キャッシュフローをとり、初期投資でマイナスから始まり、毎年の純メリット分上昇していく折れ線グラフです。0を超える点が回収年数になります。「蓄電池込みで約10年でプラスに転じます。20年後には累計△△万円のプラスです」と明確に示しましょう。ROI計算式も参考に、ROIや内部収益率(IRR)といった投資指標も算出できます。例えばROI 25%なら「銀行預金の利息の何十倍ものリターン」と表現できますし、IRRが5%なら「年率5%で運用しているのと同じ、これはかなり健全な投資です」と伝えます。エネがえるの戦略PR資料によれば、67.3%の消費者がシミュレーション結果に保証があれば購入意向を示すとのことです。従って、この回収シミュレーションに保証やアフターフォローを付けるのも有効です。「もしシミュレーションより大幅に効果が出なかった場合は○○します」という約束をすると信頼度が上がります。実際、アメリカなどではソーラーレンタルで発電量保証が付くケースもあります。日本でも今後そうした動きが出るかもしれません。

  • 最適容量・組合せの試算:複数の設備(太陽光○kW+蓄電池○kWh+EV○台など)の最適な組合せを提案するには、シナリオ比較が必要です。例えば「蓄電池5kWh vs 10kWh」「EVなし vs あり」の4通りを比較し、どのケースが最も経済効果が高いかを評価します。これは手計算では大変ですが、ツールで自動化できます。調査では、最適組合せ選定が19.4%の担当者にとって時間のかかる業務との結果もあります。それだけ重要ということです。「Aプラン(小型蓄電池)だと投資回収○年、Bプラン(大型蓄電池)は△年、Cプラン(+EV導入)は◇年ですが、Cプランはガソリン代削減も含めると実質一番有利です」などと比較表で示すと、お客様も判断しやすくなります。こうした解析にはAPI連携でデータを取り込み、自社システム上で何パターンも試算できるエネがえるAPIが役立ちます。実際、産業用シミュレーションではエネがえるAPIを導入したことで1件あたり2~3時間かかっていた試算が5~10分に短縮された例もあります。これにより、お客様の前で「じゃあ蓄電池容量を変えたらどうなる?」という問いにもすぐ答えられるようになります。「その場でシミュレーション」できれば信頼度も満足度も格段に上がります。

効果的な資料・グラフの提示方法

数字は示し方も大事です。顧客が直感的に理解できる資料を心がけましょう。

  • 円グラフ・帯グラフ:電気代の内訳(買電何kWh・何円、太陽光自家消費何kWh分・何円、売電何円)を円グラフで示すと、「自給できる割合」が一目でわかります。または1日の電力使用を帯グラフ(時間帯別棒グラフ)で示し、そこに太陽光発電量と蓄電池出力のエリアを重ねる方法も有効です。発電がオレンジ、蓄電池放電が緑、買電がグレーなど色分けして、「昼間オレンジ部分でまかない、夜間グリーン部分(蓄電池)で補い、この灰色の小さな部分だけが電力購入です」という図は非常に分かりやすいです。エネがえるAPIからは需要・発電の推計データも取得でき、こうした詳細な可視化も容易です(調査結果では、30分値の入手・整形が32.8%の負担とされていますが、自動化できればクリアできます)。

  • 比較ビジュアル:「導入前 vs 導入後」の比較をビジュアルで示します。例えば家計簿の支出グラフで、光熱費がこれだけ減って教育費や娯楽費に回せる…といった図や、CO2排出量の棒グラフで家庭のCO2が何kg→何kgに激減するなど。お客様自身が「これは大きな変化だな」と感じられる視覚効果が必要です。家庭向けなら「年間光熱費:○万円→△万円へ減少」の大きな矢印、経営者向けなら「利益率○%向上」の赤字強調など、インパクトある見せ方を工夫します。

  • 信頼性の担保:資料の片隅に出典や条件を必ず書きます。「日射量データはNEDO METPV20データベース参照」「電気料金は2025年○月時点東京電力従量電灯B」「電気代上昇率3%/年見込み」等です。これらは詳細すぎて普通のお客様は読みませんが、きちんと記載していること自体が信頼感につながります。また算出根拠について質問されたらデータソースをすぐ答えられるよう準備しましょう。エネがえる導入中の販売施工店や大手メーカーでは、「このシミュレーションは国際航業のエネがえるという官公庁自治体や大手メーカーの6割が導入している業界標準の信頼できるエンジンで計算しています」と伝えることで客観性や信頼性を担保しているケースも多数あります。そうすれば「自社で勝手に都合よく計算したのではない」と納得してもらいやすいです。実際、エネがえるはシャープ、パナソニック、東京ガスなど大手新電力やメーカーにも採用(導入事例されており、「みんなが使っている実績あるロジックなんですよ」と言えます。

  • エビデンス提示:提案資料の中に、関連する調査結果や第三者の声も織り交ぜます。例えば「経産省のデータでは一般家庭5kWの平均価格は約130万円です」「生命保険文化センター調べで介護費用は月8.3万円平均。当社試算の節約額○万円はこの負担の●割に相当します」など、適宜引用しましょう。お客様に渡す資料にそれらの出典付きで載せておけば、後からじっくり検討する際にも信ぴょう性の裏付けになります。必要に応じて、エネがえるの太陽光・蓄電池白書や過去20回以上の調査資料バックナンバーをご活用ください。許諾不要で編集・転載可能にしてありますので業界の皆様の顧客向け提案資料やWebサイト掲載などにお役立ていただけたら幸いです。

  • FAQ形式で懸念払拭:提案資料の最後にQ&Aを載せておくと親切です。例えば「Q: 雨の日や冬場はどうなる? A: 発電量は落ちますが蓄電池に前日余剰を充電しておけば大丈夫です」「Q: 蓄電池の寿命は? A: ○○年程度で、その時点の残存容量80%を保証(メーカー○年保証あり)」など、よくある疑問を先回りして回答しておきます。これにより、お客様が感じていても言い出しにくい不安(例えば「火災の心配は?」など)もフォローできます。「火災リスク」に関しては「国内規制を満たした製品で正しく施工すれば極めて低いこと」「実績として何万件に1件レベルだが万一に備え蓄電池には多重安全装置あり」等を書いて安心させます。こうしたFAQは営業マン自身の知識整理にもなり、会話でも自然と盛り込めます。必要に応じて、こちらのエネがえるFAQをご活用ください。各種計算ロジックやエビデンス、セールストーク集まで検索すると出てきます。

最後に、シミュレーションした結果の共有も重要です。提案後に「この前お話しした試算の詳細レポート」をPDFや紙で渡す、メールで送るなどしておけば、お客様は家族や同僚ともその資料を見ながら検討できます。エネがえるBPOサービスでは提案資料の作成代行も行っており、営業の効率化に役立ちます。作り込まれた綺麗な資料はそれだけで説得力が増すので、活用を検討しましょう。


おわりに:顧客志向の提案が生む新たな価値

以上、新築/既築や世代別のセグメントに応じたヒアリングとセールストーク、そして裏付けとなる経済効果シミュレーション活用のポイントを解説してきました。共通して言えるのは、どの顧客層にも「自分事」と感じてもらうことが肝心だということです。

太陽光発電・蓄電池・EV・V2Hといったテクノロジー自体の話をするのではなく、それらを通じてその人の生活がどう変わるのかを具体的に描いてあげること。子育て世帯には教育資金や家族の笑顔シニアには老後の安心と節約経営者にはコスト削減と事業継続…と、相手の関心ごとにフォーカスして語ることで、初めて心に響きます。その際、数字やデータという客観的な裏付けを示すことで、「営業トーク」ではなく信頼できる提案になるのです。

エネがえる活用の成功事例で成約率や効果を確かめてください。大企業から中小企業まで様々な業態で成功事例が続出しています。

さらに、営業担当者自身が最新の知見やツールを使いこなすことで提案の質は飛躍的に向上します。エネがえるBPOのようなサービスを駆使すれば、煩雑な試算業務は効率化でき、空いた時間でより丁寧なヒアリングや提案準備に充てられます。実際、業界では人的リソース不足やノウハウ分断が課題となっていますが、こうしたソリューションを取り入れることは成約率向上の近道です。

国際航業とエコリンクスの提携によるエネがえるBPOサービスでは、1件10,000円~で提案書作成代行、最短即日納品という柔軟性で業界を支援しています。人に任せられるところは任せ、営業は顧客との対話に集中するというスタイルが今後ますます求められるでしょう。

最後に強調したいのは、我々の提案一つひとつが、お客様の人生や事業をより良くするだけでなく、社会全体のエネルギー転換にも貢献しているという誇りです。再生可能エネルギーの普及拡大は脱炭素社会への大きな一歩であり、その担い手は設備を導入いただく顧客であり、背中を押す我々営業です。顧客志向の提案によって成約率を高めることは、自社の業績向上に留まらず、エネルギー自給率の向上やCO2削減、災害に強い地域づくりにもつながります。

一人ひとりの顧客に寄り添い、リアルな課題解決と未来志向の価値提案を積み重ねていくことで、やがては誰もが当たり前に自宅でエネルギーを創り・蓄え・使う時代が訪れるでしょう。その先駆けとなるのが今この瞬間の提案活動です。ぜひ本記事の内容を参考に、お客様にとっても営業担当者にとっても良い出会いだったなと思えるような成約を勝ち取ってください。顧客志向の営業が、新たな価値創造の扉を開きます。

 

無料30日お試し登録
今すぐエネがえるASPの全機能を
体験してみませんか?

無料トライアル後に勝手に課金されることはありません。安心してお試しください。

著者情報

国際航業株式会社カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG

樋口 悟(著者情報はこちら

国際航業 カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG。環境省、トヨタ自働車、東京ガス、パナソニック、オムロン、シャープ、伊藤忠商事、東急不動産、ソフトバンク、村田製作所など大手企業や全国中小工務店、販売施工店など国内700社以上・シェアNo.1のエネルギー診断B2B SaaS・APIサービス「エネがえる」(太陽光・蓄電池・オール電化・EV・V2Hの経済効果シミュレータ)のBizDev管掌。再エネ設備導入効果シミュレーション及び再エネ関連事業の事業戦略・マーケティング・セールス・生成AIに関するエキスパート。AI蓄電池充放電最適制御システムなどデジタル×エネルギー領域の事業開発が主要領域。東京都(日経新聞社)の太陽光普及関連イベント登壇などセミナー・イベント登壇も多数。太陽光・蓄電池・EV/V2H経済効果シミュレーションのエキスパート。Xアカウント:@satoruhiguchi。お仕事・新規事業・提携・取材・登壇のご相談はお気軽に(070-3669-8761 / satoru_higuchi@kk-grp.jp)

コメント

たった15秒でシミュレーション完了!誰でもすぐに太陽光・蓄電池の提案が可能!
たった15秒でシミュレーション完了!
誰でもすぐに太陽光・蓄電池の提案が可能!