施設CSV、8,760時間データ、JSON、GeoJSONの入力仕様。熱量・電力・時刻・欠測の扱いを確認できる、開発中プロトタイプの操作ガイド。 初期デモには実際のPLATEAU建物形状と仮定の熱源・需要を使用し、表示値は実測値や導入実績ではありません。計算の前提・対応範囲・必要な入力データを確認しながら、施設や地域の検討に役立てることを目指します。

エネがえるTHERMAL ENERGY LAB
熱エネルギー特集 / 熱需要データ・CSV入力ガイド
THERMAL ENERGY / data guide

実データに近づく。
最初は、単位と時刻から。

実データを使うときは、量の意味、時刻、計測の境界を揃えます。対応形式と補完ルールを把握し、仮定モデルのどこを置き換えたか確認しながら進めます。

開発中プロトタイプv7の解説・想定ユースケース|内容確認日:2026年10月10日

入力前に、まず初期デモで試す。

  1. 体験画面を開き、シネマで熱源と需要の関係を見る。
  2. シネマを停止して施設を選択し、時間・単位・シナリオを確認する。
  3. 目的に近いテンプレートやシナリオを選ぶ。
  4. 入力データと係数を変更し、結果と警告を確認する。
  5. CSV・JSONや印刷用提案表示で、前提と結果を保存する。

施設一覧CSV:熱と電気の境界を揃える。

ヘッダーは次の形式です。ダウンロード例の値は操作確認用の架空値です。

id,name,type,area,electric,heat,cold,waste,temp,pv,x,y,height

項目単位・意味入力時の注意
id / name / type施設ID/施設名/用途IDを時系列データと一致させる。typeはテンプレートの値を参照
area / height㎡/m延床面積と高さを区別
electrickWh/年冷熱用消費電力を除いたベース電力。冷房電力の二重計上を避ける
heat / coldkWhth/年燃料投入量ではなく、需要側の有効熱・冷熱
waste / tempkWhth/年/℃回収前の排熱量と熱源温度。計測境界を記録
pvkW設備容量。年間発電量とは異なる
x / ym同じ原点・座標系の相対座標。緯度経度をそのまま入れない

時系列CSV:2025年・日本時間・1時間ごと。

現版の対象は、2025年の非うるう年8,760時間です。時刻は日本時間の区間開始を表します。30分データや別年のデータは、そのまま投入せず、単位と期間を揃える前処理が必要です。

id,timestamp,electric_kwh,heat_kwh,cold_kwh,waste_kwh

任意列 hp_source_temp_c で熱源側温度を指定できます。温度の扱いは、採用する計算モードとともに確認してください。

検査現版の扱い
短い内部欠測エネルギー系列の連続3時間以下の内部欠測は補間対象
長い欠測・端の欠測受け付けず、元データの確認が必要
重複時刻受け付けず、計測・集計方法を確認
温度系列自動補間しない。入力範囲は−50〜100℃
サイズ・行数10MB・100,000行のガードがある。大きなデータは対象を絞る

地理情報・保存・検証データ。

形式使い方・範囲
JSON対応スキーマのプロジェクトを保存・復元。初めて使う場合はアプリから書き出した形式を基準にする
GeoJSON対応するPoint/Polygonを施設の地理表現に利用。任意のGIS属性が自動的に熱需要へ変換されるわけではない
検証用CSVtimestamp,observed_kwh,predicted_kwh で独立した実測・予測の比較を行う
未対応の自動取込XLSX、PDF/OCR、IFCからの自動熱負荷解析。CSV等への整理や専門的な前処理が必要

数字の横に、由来を残す。

入力前の管理表には、実測・推計・仮定の区分、計測位置、単位、対象期間、欠測、変換方法、原典、更新日を残します。年間集計値を時間別に展開したものは、時間別実測と区別してください。

初期デモの需要と太陽光発電量は簡易な合成モデルです。実データの代わりに使える精密な気象・負荷データベースではありません。データを追加したら、元データとの差と推計で補った割合を点検します。

入力で迷ったときは

電気の請求書だけで、正確な熱需要を計算できますか?

電気の総使用量だけでは、冷暖房・給湯・工程・照明等の内訳を一意に決められません。用途と設備効率、運転時間、必要に応じた計測を加えて推定し、推計値として管理します。

CSVを入れれば結果が自動で正しくなりますか?

形式が合っていても、単位、計測境界、時刻、二重計上が誤っていれば結論は変わります。取込後に年間合計と代表日の波形を元データと照合してください。

提案資料はどの形式で出せますか?

現版にはCSV・JSONの保存や印刷用の提案表示があります。PPTXの自動生成や任意レイアウトの出力を実装済みとはしていません。

検討を進める問い

PLATEAUの建物データだけで熱需要を正確に予測できますか?

建物形状・用途等は熱需要を推計する入口になりますが、実際の在館者、設備効率、運転時間、工程負荷まで確定できません。原単位による推計と実測値を区別し、利用可能な計測データで補正・検証します。 次の検討に必要な情報を読む →

電気料金明細しかなくても熱シミュレーションを始められますか?

対象施設と設備、年間使用量を整理して不足データを洗い出すところから始められます。ただし電気料金明細だけで暖房・給湯・冷房の熱量を一意に分離できません。用途別の仮定や追加計測を明示する必要があります。 次の検討に必要な情報を読む →

自分の条件で、次の一歩へ。

施設・目的から検討事項を整理する / 計算例で条件を変える / 相談の成果物見本を見る

出典と確認範囲

  1. 国土交通省|PLATEAU
    建物形状・属性等の公開3D都市モデル。実測の熱需要・排熱量を提供するものではありません。
  2. 米国DOE FEMP|M&V Guidelines 5.0(2024)
    省エネルギー効果の計測・検証に関する指針。本デモが認証を受けたことを意味しません。

掲載内容は公開資料、都市プロトタイプv7、本特集の補助ツールの実装を照合して整理しています。外部機関による本システムの推奨・監修・精度認証を示すものではありません。

エネがえる / THERMAL ENERGY LAB | 開発中プロトタイプ v7 | 内容確認日:2026年10月10日
数値は入力条件に基づく試算です。投資・設計・契約の判断には、現地調査と専門的な検証が必要です。
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