現契約、料金変更、設備追加、DR参加の段階を分けて比較します。DRによって失われる自家消費や売電も確認し、同じ放電を二重に数えないことが重要です。
対象:販売施工店・住宅会社・小売電気/ガス・商社・メーカー・EPC・PPA・リース等の提案担当者
接点づくりから次の合意までの手順
| 手順 | やること |
|---|---|
| ① 接点・アポ | 既存契約更新・卒FIT・料金診断から設備条件の確認へ |
| ② 最初に集める | 現約款・加入資格・計測粒度・対応機器・制御同意・残量 |
| ③ 比較・シミュレーション | 料金だけ変更/設備追加/DR参加の便益を別評価。対応API等を個別選定 |
| ④ 次の段階へ進む条件 | 保証される料金条件と変動する報酬を分け、CSへ引き継ぐ |
| 起こしやすい誤り | 市場平均だけで安いと断言、DR便益を全額上乗せ |
| 持ち帰るもの | 便益分解表/制御同意説明/問合せ分担 |
| 見る指標 | 適合率、運開率、制御不満、解約率 |
そのまま使える会話案
小売・DR連携:便益を四つに分け、同じ電気を二回数えない
| 比較 | 固定する条件 | 別に扱うもの | 見せる成果物 |
|---|---|---|---|
| A 現設備・現契約 | 現状の需要と設備 | 将来の変更を混ぜない | 現在の請求の内訳 |
| B 現設備・新契約 | Aと同じ需要・設備 | 基本料、調整費、上限、割引期限、加入条件 | 料金変更のみの差 |
| C 新設備・新契約 | Bと同じ暮らし・料金条件 | 設備費・維持費・充放電損失・残量制約 | 設備追加による差 |
| D DR参加・新設備 | Cの設備と制御可能範囲 | 放電の競合、報酬条件、通信、参加制約 | 条件付き便益と参加しない場合 |
制御によって需要や運転が変わる場合、CとDを同じ時系列で評価する。DR報酬をCへ単純加算しない。将来の市場価格は予測として範囲を示す。エネがえるの経済試算と、機器の遠隔制御・DR実行・精算は別のシステムとして設計する。
公開事例では低圧VPPの商品設計と販売説明に経済効果試算を活用する例が確認できる。小売・VPP関連の公式事例。この事例だけで、すべてのDR制御・報酬計算がASPの標準機能だとは言えない。
コピーして使う記入テンプレート
本文を選択してコピーし、自社案件の条件を記入してください。以下は記入例ではなく空欄のテンプレートです。
T06 小売・DRの便益分解票
新契約・加入条件:
比較した需要・価格時系列:
料金変更のみの差:
設備追加の差:
DR参加で変わる運転:
DR報酬の発生条件:
失われる自家消費・売電等:
停電用残量・通信条件:
DR非参加時の結果:
保証される条件/変動する条件:
T04 買い手が持ち帰る一枚
選択肢:現状継続/案A/案B
比較期間と共通条件:
初期費用・毎月費用・将来費用:
得られる効果と条件:
工事・運用の負担:
まだ確認できていないこと:
誰が確認するか:
次回の判断日:
進める条件/見送る条件:
よくある質問
DRのお金も足せば回収できる?
参加条件と運転によって変わります。自家消費と同じ放電を二回数えないよう、DRなしの場合も出します。
制御・報酬は個別サービスの条件
市場連動ならいつも安い?
価格の高い時間もあります。使う時間帯と価格が合うか、高騰した場合を含めて比較します。
平均単価だけで結論を出さない
30分データを入れるなら30分で計算?
入力の粒度と内部の計算粒度は別です。使用する製品の処理方法を確認して説明します。
Bizの1時間計算と30分最大需要を混同しない
根拠と適用範囲
手順・台本は実務で使うための編集例です。特定企業の発言や、成約率の改善を保証するものではありません。設備・料金・機能は提案時の条件で確認してください。
自社案件の提案・試算を相談する
止まっている工程、手元の資料、比較したい案をお知らせください。無料相談で必要な情報と進め方を整理します。正式な試算・設計代行などの有償作業は、範囲と費用を別途ご案内します。
