エネがえるBizの帳票単価が契約と違う理由|分母・税・再試算を確認

公式FAQから、試算・提案の確認手順へ|確認日:2026年10月1日

帳票の「円/kWh」が契約単価と違っていても、まず何を何で割った数字かを確かめます。エネがえるBizの「初年度電気料金単価比較」は、施設全体の消費電力量に対する電気料金負担を表す参考指標です。

対象はBizのExcelレポートです。同じ「単価」という言葉でも、契約の電力量料金単価、平均買電単価、施設全体の負担を表す参考単価は、用途が異なります。

1. 比較したい単価を、3つに分ける

見たいこと確認先・計算気をつける点
契約の電力量料金単価契約資料とレポートの「単価」シート時間帯・季節・使用量段階の違いを残す
購入した電力1kWh当たりの負担同じ範囲の買電費用 ÷ 購入電力量基本料金を含むかで変わる
施設全体の消費1kWh当たりの負担「初年度電気料金単価比較」:対象の年間電気料金 ÷ 年間電力消費量(設備負荷)導入後も、買電量だけを分母にしない

太陽光を自家消費すると、施設の電力消費の一部を太陽光でまかないます。買電量は減っても、この参考指標の分母は施設全体の消費量です。数値が下がったことを、そのまま「電力会社との契約単価が下がった」とは説明しません。

根拠:初年度電気料金単価比較の定義・分母
https://faq.enegaeru.com/ja/articles/16034413

2. 分母を変えると、同じ年間費用でも数字が変わる

説明用に、同一年度・税抜で、年間電気料金800万円、施設全体の年間電力消費量50万kWh、購入電力量32万kWhと仮定します。

計算する指標計算結果
施設全体の負担を表す参考単価8,000,000円 ÷ 500,000kWh16.00円/kWh
同じ費用範囲で見た平均買電単価8,000,000円 ÷ 320,000kWh25.00円/kWh

16円と25円の差は、この例では分母の違いで説明できます。実案件に差があるときも、まず費用の範囲と分母を合わせます。それでも差が残る場合は、丸めや仕様のせいと決めつけず、両方の値と計算条件を残してください。

3. 基本料金・税・燃料費調整を揃える

  • 基本料金:帳票には基本料金を含む場合と含まない場合があります。同じ区分で比較します。
  • 税区分:この参考単価のFAQは税抜表示を案内しています。請求書の税込額と直接比較せず、帳票の注記と対象額を照合します。
  • 燃料費調整:プラス・マイナスの符号と対象月を確認します。マイナスを削除したり、プラスに置き換えたりしません。
  • 再エネ賦課金・個別条件:適用年度と単価を確認します。独自の契約単価や値引きを使う場合は、カスタムプランに反映した値と契約資料を照合します。

設備費、保守費、更新費まで含む投資判断には、電気料金の参考単価だけでは足りません。設備導入の収支・投資回収と、この指標を分けて説明します。

根拠:費用項目・税区分・カスタム単価の確認
https://faq.enegaeru.com/ja/articles/16034413

4. 再試算で数字が変わったら、単価取得日を見る

Bizの公式案内では、2026年4月8日の変更により、施設に料金プランを設定・編集した時点の単価を保持する方式が導入されています。保存されていない旧診断は、再計算時に最新単価を使う扱いです。

状況最初に照合するもの
変更後に作成・料金プラン編集された施設レポートの単価取得日、施設に保持された料金プランと単価
単価を保持していない変更前の診断再計算時に適用された最新単価と、以前の出力レポート
設備容量だけ変えたつもりの比較料金単価・需要CSV・発電CSVが同じか
後日も同一単価で比較したいカスタム料金プランの設定値と、その根拠資料

CSVについても登録日とファイル名を確認できます。名称が似ている別版のファイルを使っていないか、原本・取込済みデータ・出力帳票を対応させます。「再計算すればすべて自動で最新になる」「古い診断も必ず当時の単価を保持する」と一律には案内しません。

根拠:2026年4月8日の単価保持・CSV識別の変更
https://faq.enegaeru.com/ja/articles/14480138

5. 需要家へ渡す前の確認は、5項目に絞る

  1. 同じ施設・年度・診断条件か。
  2. 比較する費用に基本料金を含むか。税区分は同じか。
  3. 分母は施設全体の消費量か、購入電力量か。
  4. 単価取得日・カスタム単価・対象のCSVは同じか。
  5. 揃えても差が残る箇所を、未確認として残したか。

そのまま使える説明文

この円/kWhは、施設全体の年間消費量に対する電気料金負担を表した参考値です。電力会社から購入した電力量だけで割った単価や、契約の料金単価とは分母・範囲が異なります。今回は同じ年度・税区分・基本料金の扱いに揃え、単価取得日と使用データも確認して比較します。

差が残る場合の共有メモは「診断名・出力日/比較しているシートとセル/両方の値/分母/税区分/単価取得日/CSVのファイル名・登録日/確認済み項目」で整理できます。既に共有した情報を繰り返し入力する必要はありません。

次に確認すること

操作・表示は確認日時点の公式FAQに基づきます。実際の画面・帳票の版、項目名、注記も確認してください。数値例は説明用の仮定で、料金相場や効果の保証ではありません。

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