「元が取れない」への答え方|太陽光・蓄電池の販売提案と説明例
著者:樋口 悟(国際航業株式会社)/確認日:2026年10月3日/公開概算モデル v1.0.0
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「元が取れないのでは?」への回答は、否定するより先に比較条件をそろえると進みます。お客様が確認したいのは、他の家の成功例よりも、自宅の見積で費用を取り戻せるか、取り戻せなくても納得できるかです。
商談で最初に聞く6つの情報
電気の使用量と時間帯、屋根と影、保有予定年数、現金・借入、必要な停電時機器、補助金条件。この6つを確認して、太陽光のみ、セット、小容量、導入しない案を作ります。補助金が取れない場合の負担も先に伝えます。
| お客様の質問 | 避けたい説明 | そのまま使える回答例 |
|---|---|---|
| 元が取れないですよね? | どの家でも必ず得です | 回収できない条件もあります。太陽光だけと蓄電池追加を分け、自宅の見積で比較しましょう。 |
| セットならお得? | 合計が黒字だから電池も得です | セットの合計と、蓄電池追加費用だけの収支を両方お見せします。 |
| 補助金で安くなる? | 最大額を確実に受け取れます | 対象機器と申請順序を確認します。補助なしの支払額も先に提示します。 |
| 電気代は上がりますよね? | 毎年3%は確実です | 将来は確定できません。0%、下落、上昇の3条件で比較します。 |
| 停電時に安心? | 家じゅう何でも使えます | 必要な機器の出力と時間を確認し、200Vや全負荷の条件をご説明します。 |
| 高い蓄電池を勧める理由は? | 高性能なので長期で必ず得です | 必要な容量・出力・保証を先にそろえ、追加費用に見合うか比べます。 |
エネがえるで提案する順序
①明細・屋根・生活条件を入力、②太陽光のみを作成、③同じ前提で蓄電池を追加、④追加差分を確認、⑤補助なし・上昇率0%・悲観を比較、⑥保守交換とローンを補足、⑦停電時要件を別表にする、⑧前提とレポートをお客様へ渡す。対応する出力項目・単体効果の表示は、利用する製品とバージョンで確認してください。
回収が難しい結果をどう提示するか
「この条件では25年で蓄電池追加分の費用は回収しません。一方、必要機器を停電時に動かすために○kWhと○kWが必要です。備えにいくらまで払えるか、小容量案とも比較しましょう」と伝えます。○の部分は実際の機器・出力・時間の確認値を入れ、想像で埋めません。
工務店の提案で屋根と資金をまとめる
新築は屋根面・配線・設置スペースを早期に調整できます。既築は屋根寿命、防水、足場、再設置と施工保証の責任分担を確認します。住宅ローンへの組込みが可能でも金利・期間をそろえ、家計負担を確認してください。設備費だけ安い案が、屋根工程を含めた総額で安いとは限りません。
営業資料に記載する前提
見積日、容量、型番、税込範囲、日射・屋根・影、発電予測、生活パターン、単価、上昇率、劣化、実効容量、効率、補助金制度と確認日、保守・交換・撤去、金利・返済期間、診断ID又は計算版番号。回収年だけを大きく抜き出さず、条件を追える形にします。
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