判断基準 / 需要開拓と適地選定
パネル種類より、負荷・PCS・蓄電・切替・運用の構成が重要です。
PVだけで停電時の電源にはならない
停電時に使えるかは自立運転機能、電源切替、接続先、日射条件などで決まります。住宅向けの自立運転の説明を、そのまま工場や病院全体のBCPへ拡張しません。メーカーの仕様と施設の電源設計を確認します。
守る負荷を絞る
機器名、連続電力、始動電力、必要時間、許容停止時間を一覧にします。照明・通信、給水、空調、冷蔵、生産・医療では要件が異なります。重要負荷へ給電できる回路かどうかを、年間使用量からは判断できません。
容量の簡易整理と正式設計
一定負荷の必要電力量はkW×時間で整理できますが、出力制約、変換損失、SOC、劣化、始動、気温を別途考慮します。日中の発電量を夜間の供給可能量へ直接足しません。発電ゼロの条件を含めて電源構成を確認します。
価値を過大に貨幣換算しない
停電損失の回避額は、停電頻度・継続時間・被害・代替手段の仮定に依存します。根拠がなければ経済効果へ自動加算せず、供給できる機器と時間、訓練・復旧手順として見せます。
運用で成立を確かめる
操作担当者、緊急連絡先、切替手順、定期試験、復電時の操作を定めます。電源があっても、担当者が操作できない、給電先へ接続できない状況を避けるため、机上計算と運用確認をセットにします。
参照する一次資料
技術・制度の事実は以下の原典を参照。提案の順序と営業仮説はラボの編集内容です。
- JPEA 停電時の自立運転(2026-10-03参照)
機器の操作・仕様確認が必要。PV設置だけで非常用電源は成立しない。 - 環境省 PPA等の第三者所有による導入(2026-10-03参照)
価格以外の社会的便益を含めて検討する考え方。
