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ニチコンV2Hの特徴やメリットとは?他社メーカーとの違いを解説!
【情報更新:2026年8月】本文の製品名・グレード・仕様・対応車種・市場シェアは公開当時の情報を含み、現行ラインナップを網羅・順位付けするものではありません。購入前にニチコンと車両メーカーの最新仕様で、車種・年式・グレード・ソフトウェア、停電時出力、保証、施工条件をご確認ください。エネがえるEV・V2Hは国内外18メーカー90車種・定置型蓄電池80製品に対応しています(対応状況は更新されます)。診断結果は入力条件に基づく試算で、実際の削減額・経済効果を保証するものではありません。
V2Hシステムは電気料金の節約ができることや、災害時の備えになるなどのメリットから注目を集めています。V2Hシステムを製造するメーカーの中でも、ニチコンの製品は高い人気があります。本記事ではV2Hとニチコンの関連性、ニチコンV2Hの特徴や導入メリット、他社メーカーとニチコンの違いを解説するので、参考にしてください。
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ニチコンとは?
ニチコンがどのような企業なのか、ニチコンの製品などについて解説します。
ニチコンはV2Hのリーディングカンパニー
V2Hシステムは複数メーカーから提供されています。本文公開当時はニチコン、デンソー、東光高岳、三菱電機などを例示していましたが、現在のメーカー構成・市場シェアは集計時期と範囲で変わります。本記事では現在の順位を断定せず、製品仕様・対応車種・保証・施工体制で比較します。
ニチコン「EVパワーステーション」
ニチコンが製造・販売するV2Hシステムの名称は「EVパワーステーション」です。高機能ながら低価格に抑えられていることが特徴で、スタンダードモデル・プレミアムモデル・プレミアムplusモデルの3グレードが展開されています。それぞれのグレードのスペックについては次項で詳述します。
ニチコンV2Hの特徴
ニチコンのV2Hシステム「EVパワーステーション」について、スタンダードモデル・プレミアムモデル・プレミアムplusモデルの3つのグレードをそれぞれ解説します。
ニチコン「EVパワーステーション」【スタンダード】
スタンダード(VCG-663CN3)のスペックは以下のとおりです。
・寸法:W809×H855×D337(突起物除く)
・重量:88kg
・ケーブル長:約3.7m
・タイプ:特定負荷型
・発電モード:シングル発電
・停電時の定格出力:3,000W(通常時:6,000W)
・保証期間:2年
スタンダードモデルは比較的リーズナブルに購入できます。
ニチコン「EVパワーステーション」【プレミアム】
プレミアム(VCG-666CN7)のスペックは以下のとおりです。
・寸法:W809×H855×D337(突起物除く)
・重量:91kg
・ケーブル長:約7.5m
・タイプ:全負荷型
・発電モード:シングル発電
・停電時の定格出力:6,000W
・保証期間:5年
プレミアムモデルは本体スイッチの他、スマートフォンによる操作も可能です。
ニチコン「EVパワーステーション」【プレミアムPlus】
プレミアムPlus(VCG-666CN7K)のスペックは以下のとおりです。
・寸法:W809×H855×D337(突起物除く)
・重量:91kg
・ケーブル長:約7.5m
・タイプ:全負荷型
・発電モード:シングル発電
・停電時の定格出力:6,000W
・保証期間:5年間(UPS:3年間)
プレミアムPlusモデルは停電時でもワンクリックで放電できる、利便性の高い仕様です。
ニチコンV2Hの導入メリット
ニチコンのV2Hシステムを導入すると、電気料金の節約や非常用電源としての利用、倍速充電などが可能で、電気がスムーズに使えてエコにもなります。それぞれのメリットについて解説します。
ニチコンV2Hで電気料金を節約
ニチコンのV2Hシステムがあれば、夜間に充電しておいた電気を昼間に利用可能です。電気の利用料金は電気を使う人が多い日中に高く、利用者が少ない深夜帯は安く設定されていることがあります。電気を安い時間に買っておいて、ニチコンV2Hに蓄えておくことで電気代の節約に役立ちます。
非常用電源として利用できる
V2Hで利用できる蓄電容量は車両によって異なり、停電時にまかなえる時間は残量、消費電力、給電上限、車両の在宅状況で変わります。全負荷・200V機器への対応や最大出力も製品・構成で異なるため、現行仕様書と停電時に使いたい機器の消費電力を照合してください。
ニチコンV2Hなら倍速充電が可能
3kWの普通充電器と6kWのV2H充電を同じ条件で比べると、対応車両では充電時間を短縮できる場合があります。実際の充電出力・時間は車両の受入能力、残量、温度、制御条件で変わるため、車両とV2H機器の仕様をご確認ください。
ニチコンV2Hはエコにつながる
太陽光発電の余剰電力をEVへ充電すると、系統からの購入電力量を減らせる場合があります。ただし設備費、変換損失、売電機会、天候、走行時間を含めた比較が必要です。走行時の直接排出は抑えられますが、設備・車両の製造を含むライフサイクル全体の環境負荷がゼロになるわけではありません。
ニチコンV2Hで電気がスムーズに使える
家庭の電力は「電力会社から送られてくる電気」「太陽光発電システムで発電された電気」「家庭用蓄電池に貯められた電気」の3種類に分けられます。ニチコンのV2Hシステムは系統連系でき、電気自動車から自宅に給電している間も、電力会社や太陽光発電の電気を使用可能です。系統連系とは2種類以上の異なる電力を、並列して運用するために接続することをいいます。
ニチコンV2Hのデメリット
メリットの多いニチコンのV2Hシステムですが、電気自動車のバッテリー劣化が懸念されるというデメリットもあります。
電気自動車のバッテリー劣化の懸念
V2Hによる充放電は車載バッテリーの利用回数・温度・充電率に影響します。劣化の程度は車両・運用で異なるため、車両メーカーのV2H対応条件、推奨設定、バッテリー保証をご確認ください。
他社メーカーとニチコンの違い
他社メーカーのV2Hシステムと、ニチコン製品との主な違いを解説します。
スマートフォンで操作可
ニチコンのV2Hシステムにはスマートフォンで操作ができるものもあります。プレミアムモデル・プレミアムPlusモデルなら機器本体のスイッチからだけでなく、スマートフォンのアプリから操作可能です。自宅の外でも電気自動車の充電・放電が操作できるため、外出中でも便利です。
停電時の作業が不要
ニチコンのV2HシステムのプレミアムPlusなら、停電時でも配線作業が必要ありません。
通常は停電した場合、電気自動車に貯めた電力を使うためには、配線作業をしなくてはなりません。一方、プレミアムPlusモデルなら2時間以内であれば、放電ボタンを押すだけで家中の電気が使用可能となります。
EVパワーステーションの対応車種
ニチコンのV2Hシステム「EVパワーステーション」はどの電気自動車でも使えるわけではなく、対応車種が決まっています。メーカーごとに対応車種を紹介します。
トヨタ自動車のEVパワーステーション対応車種
トヨタ自動車の主なEVパワーステーション対応車種は下記のとおりです。
・プリウスPHV
プリウスPHVとはエコカーの代名詞ともなっているプリウスのプラグイン・ハイブリッド車です。通常のプリウスと比べてプリウスPHVは、電力のみで長距離を走行できます。
・MIRAI
MIRAIはセダンタイプの燃料電池自動車で、水素を燃料・電力を動力に走行します。
・bZ4X
bZ4Xはトヨタ自動車がSUBARUと共同開発したクロスオーバーSUVです。
日産自動車のEVパワーステーション対応車種
日産自動車の主なEVパワーステーション対応車種は下記のとおりです。
・アリア(ARIYA)
アリアは日産初のクロスオーバーSUVです。
・リーフ(LEAF)、リーフe+
リーフは5ドアハッチバックのBEVで、世界初の量産型EVとしてデビューしました。
・サクラ(SAKURA)
サクラは軽の電気自動車で、日産自動車と三菱自動車の共同開発によって誕生しました。
・e-NV200
e-NV200はミニバンタイプの商用車です。日本での生産は終了していますが、欧州では販売が続けられています。
三菱自動車のEVパワーステーション対応車種
三菱自動車の主なEVパワーステーション対応車種は下記のとおりです。
・エクリプスクロス(PHEVモデル)
エクリプスクロス(PHEVモデル)は、クロスオーバーSUVであるエクリプスクロスのPHEVです。
・アウトランダーPHEV
アウトランダーPHEVは、同名のクロスオーバーSUVをベースにしたミッドサイズSUVです。
・ekクロスEV
ekクロスEVは軽のクロスオーバーSUVです。
・MINICAB-MiEV VAN(ミニキャブ・ミーブ バン)、MINICAB-MiEV TRUCK(ミニキャブ・ミーブ トラック)
MINICAB-MiEV VANは軽の商用EV、MINICAB-MiEV TRUCKは軽トラックEVです。
その他の【国産】のEVパワーステーション対応車種
その他の国産の主なEVパワーステーション対応車種は下記のとおりです。
・マツダ:MX-30 EV MODEL、CX-60 PHEV
MX-30は比較的小型のハイブリッドクロスオーバーSUV、CX-60はマツダのラージ商品群に分類されるラグジュアリーSUVです。
・HONDA:Honda e
Honda eは5ドアハッチバックの都市型コミューターです。
・SUBARU:SOLTERRA(ソルテラ)
SOLTERRAはSUBARUとトヨタ自動車の共同開発によって誕生したクロスオーバーSUVです。
【外車】のEVパワーステーション対応車種
その他の外車の主なEVパワーステーション対応車種は下記のとおりです。
・メルセデス・ベンツ:EQS、EQE
EQSはクーペ風の5ドアハッチバック、EQEはミドルサイズの4ドアセダンです。
・BYD:ATTO 3、e6、J6、K8
BYDは中国の自動車・IT部品会社で、電気自動車に力を入れています。
V2Hシステムは日本発祥の技術であることもあって、外車(輸入車)では対応しているものが少ない傾向です。
まとめ
近年注目が集まるV2Hシステムの中でも、ニチコンのEVパワーステーションは性能・価格から人気があります。ニチコンV2Hの導入によって電気代が節約でき、停電時にも備えることが可能です。充電速度も速くなり、ライフスタイルがエコになります。EVパワーステーションは対応車種が決まっているため、購入前に確認しておくことがおすすめです。
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著者プロフィール(太陽光・蓄電池シミュレーションエキスパート)
会社名:国際航業株式会社
部署名:公共コンサルタント事業部カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG
執筆者名:樋口 悟
執筆者の略歴:国際航業株式会社エネルギー部デジタルエネルギーグループ。エネルギー診断クラウドサービス「エネがえる」担当。1996年東京学芸大学教育学部人間科学課程スポーツコーチ学科卒業。1997年上場大手コールセンター会社に入社、2000年大手上場小売企業グループのインターネット関連会社で最年少役員に就任。2011年に独立起業。大企業向けにSNSマーケティングやアンバサダーマーケティングを提供するAsian Linked Marketingを設立。30以上の大手上場企業のプロジェクトを担当。5年で挫折。2016年国際航業株式会社新規事業開発部に入社しエネルギー領域の事業開発、エネがえる事業開発を担当。
太陽光・蓄電池経済効果シミュレーションの実務支援を担当し、電力・ガス会社、太陽光・蓄電池メーカー、販売施工店・工務店、官公庁・地方自治体の担当者へ、エネがえるを活用した試算や運用支援を提供している。
執筆記事:https://energy-shift.com/news/author/71cbba7e-dbbc-4728-9349-9cdbed975c6e
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