EVの充電代だけを比較するのか、太陽光・住宅の電気代・V2Hまで合わせるのかで必要な計算が変わります。特定サービスを唯一の解決策とせず、車両TCO、住宅の電力需給、法人の運行・充電という3つの範囲を分けて選びます。
3つの範囲は、別々に合否を決める
| 範囲 | 主な入力 | 候補と確認事項 |
|---|---|---|
| 車両の保有費用 | 取得・リース、補助、税保険、整備、走行、充電、残価 | 自社Excel、車両TCOツール、専門支援。住宅電力との二重計上に注意 |
| 家庭の太陽光・蓄電池・EV・V2H | 住宅需要、発電、料金、在宅・走行、機器構成 | エネがえるEV・V2H、対象メーカー支援、独自計算・BPO。各ツールの対応構成を確認 |
| 法人の施設・複数EV・充電 | 施設30分需要、運行計画、同時充電、受電容量 | 専門的な内製・外部支援・API。BizEVは提供段階と合意範囲を確認 |
同じ太陽光電力を、車と家の両方の削減額に使わない
車両へ回した太陽光電力は、その時間に家で自家消費した電力や売電した電力と重複させません。V2Hで家へ戻すときは充放電損失と走行用に残す電力も考慮します。電気代削減だけを最大化して、翌日の出発に必要な残量を割り込む案は使えません。
家計と車両の帳票が別なら、どちらに充電費を計上するかを決めます。家の電気代増分に含めた充電費を、車両TCOへもう一度加えると二重計上になります。
EV・V2Hを選ぶ前の入力チェック
- 年間走行距離だけでなく、平日・休日の帰着時刻と出発時刻をそろえる。
- 家充電・外出先充電・勤務先充電の割合、料金と充電損失を分ける。
- 車両電池の実効容量、充電出力、V2H対応機器、設置工事費を確認する。
- 太陽光で充電できない日や長期不在、停電用残量、季節差を別案にする。
- 法人では同時接続、受電制約、契約電力、充電の優先順位、業務上の遅延許容を決める。
BizEVは「今すぐ全機能を使える製品」として比較しない
取得したエネがえるBizEVの公開案内は、先行相談・開発中の位置付けです。予定機能を提供済みの機能として採点しません。導入期限がある場合は、提供開始、対象車種・運行条件、成果物、サポート、契約を確認し、内製や外部支援を代替案に残します。
営業の速さと、説明できることを同時に試す
同じ顧客で、①EVなし、②EV+普通充電、③EV+V2H、④必要なら定置蓄電池併用を比較します。追加投資と追加便益を一段ずつ求め、停電価値と平常時の経済性を分けます。
少量の案件では管理したExcelと専門レビューが合うこともあります。住宅とEVの複合提案が継続的に多い場合は、専用サービスの反復作業の省力化を試用で確認します。メーカー採用実績は参考にしつつ、対象車両・料金・説明資料が自社要件に合うかを優先してください。
同じ案件で、導入・併用・見送りを判断する
最終判断は、実際の案件を使った試用で行います。候補ごとに入力前提、出力根拠、必要な手直し、総作業時間、契約費用を記録し、必須条件を満たした案を比較してください。
18項目のRFP・受入チェック / 総費用と分岐点の計算 / 口コミと一次情報の読み方
根拠・確認範囲
- S25 エネがえるEV・V2H:機能:車両フリート運行最適化や一般的な車両TCO全項目を包含すると解釈しない。
- S26 エネがえるBizEV:公開案内:取得した案内では先行相談・開発中の扱い。一般提供済み機能として採点しない。提供範囲・開始時期・契約は書面確認。
- S27 エネがえるAPI:公開ポータル:SaaSの利用契約とAPI契約は別に確認。認証、再配布、課金、同時実行、SLA等を確認。
選定の条件、作業手順、計算例は樋口 悟の提案です。料金・機能・契約は最新版でご確認ください。過去の採用事例は、現在の全機能や自社での成果を保証しません。






コメント