沖縄の太陽光+電気自動車(EV)+定置型蓄電池の経済効果を徹底解説(沖縄電力エリア編)

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国際航業株式会社公共コンサルタント事業部カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG

樋口 悟(著者情報はこちら

国際航業 公共コンサルタント事業部カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG。国内700社以上・導入シェアNo.1のエネルギー診断B2B SaaS「エネがえる」(太陽光・蓄電池・オール電化・EV・V2Hの経済効果シミュレータ)を開発提供。

沖縄県の太陽光 電気自動車(EV)定置型蓄電池の経済効果を徹底解説(沖縄電力エリア編)

※2023年7月10日更新

沖縄電力エリアで、家庭用太陽光発電と蓄電池と電気自動車を組み合わせた時に、どれくらいの節電や売電ができて、そもそも儲かるかの経済効果シミュレーションについて知りたくありませんか?

そんなお悩みにお答えします。

?本記事の内容

  • 太陽光発電と蓄電池と電気自動車を購入した時に得られる経済効果シミュレーション(沖縄電力エリア)
  • 経済効果シミュレーションでわかる4つのこと
  • 家庭用太陽光発電と蓄電池とV2Hの相場費用

?本記事の信頼性

  • 現役の某太陽電池メーカーの営業マンが監修(営業キャリア10年以上)
  • 営業実績は、毎月120棟の家庭用太陽光発電を2年以上販売継続中
  • 多くの最新情報を組み込んだ最先端の経済効果シミュレーションソフト(エネがえる)を使用

電気自動車の普及が進んでおりますが、太陽光発電と蓄電池を組み合わせた時に具体的にどれくらいの経済効果があるのかわかりにくいですよね。

わかりにくい理由は、電気自動車を組み合わせるとガソリン代を加味しなければいけないこと、電気の使い方が複雑になることの2点が挙げられます。

この記事を見てもらえれば、沖縄電力エリアで家庭用太陽光発電と蓄電池と電気自動車を設置した場合に、どれくらいの経済効果(節電+売電)があるのか、どんな電気の使い方ができるのか理解できるようになります。

太陽光発電と蓄電池と電気自動車を購入した時に得られる経済効果シミュレーション(沖縄電力エリア)

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それでは、具体的に太陽光発電と蓄電池と電気自動車を購入した時にどれくらいの経済効果が得られるのか見ていきましょう。

今回は、2023年に新たに太陽光発電と蓄電池と電気自動車を購入した場合を想定して、10年間で得られる経済効果を算出しました。

?太陽光+蓄電池+電気自動車(EV)+V2H経済効果シミュレーションの条件

  • 6kWの太陽光発電を設置
  • 沖縄県那覇市在住
  • 片働き世帯で、昼間も電気を使う
  • 1ヶ月の電気使用量は600kWh
  • 電気料金プランは、Eeホームフラット
  • 太陽光発電の設置は2023年度(つまり売電単価は16円/kWh)
  • 蓄電池はニチコン製トライブリッド蓄電池4.9kWh
  • V2Hもニチコン製
  • 電気料金の上昇率は2%
  • 電気自動車の年間走行距離は12,000km
  • 12,000kmの内、平日は3,000km(夕方16時~18時買物を想定)、休日は9,000km(9時~20時ドライブを想定)走行
  • 現在はガソリン車(15km/L)、ガソリン代は169.5円/L
  • 買い替える電気自動車は日産自動車(アリアB6リミテッド)
  • V2Hの放電設定は20時~0時、充電設定は夜間1時~2時

条件が少し多いと思われると思いますが、太陽光発電と蓄電池と電気自動車の経済効果シミュレーションを正確に算出するには多くの条件がないと算出できないということです。

太陽光発電と蓄電池と電気自動車を組み合わせた経済効果シミュレーション自体が少ない理由は、多くの要素を組み込まないとシミュレーションが出せないためになります。

エネがえるの経済効果シミュレーションでは、お客様の状況に合わせた細かなシミュレーションが出せるのが大きな特徴です。

太陽光+定置型蓄電池+電気自動車(EV)+V2Hの経済効果シミュレーション結果

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結果は、上グラフの通り10年間で3,839,461円の経済効果が得られます。

2024年~2033年の10年間の経済効果の内訳としては、下記4点です。

  1. ガソリン代が0円
  2. 太陽光発電で節電(自宅への自家消費、蓄電池への充電、電気自動車への充電)
  3. 太陽光発電で売電
  4. 電気料金プランの最適化で電気代節約

4つ目の電気料金プランの最適化による電気代節約がわかりにくいと思いますが、電気自動車へ電力会社からの充電(使用電力量UP)を考慮すると契約電気プランを変更する必要があります。

エネがえるのシミュレーションでは、電気自動車を購入した場合の最適な電気料金プランの提案も可能です。

少し脱線しましたが、もう少しグラフの見方を細かく分解して解説すると下記になります。

スクリーンショット_2023-03-12_100451.jpg

太陽光発電と蓄電池と電気自動車を導入する前では、使った分のガソリン代(12,000km/年)と電気代(6,000kWh/年)がそのまま負担額となります。

電気自動車を購入するので、ガソリン代がかからなくなることと太陽光発電による節電と売電が見込める形に変わります。

太陽光発電によって電気代は大幅に削減できますが、電気自動車や家庭内の電気使用状況によっては電力会社から電気の購入は必要です。

ただ、太陽光発電は何kW設置できるのか、蓄電池は何kWhの容量なのか、電気自動車はどの機種なのか、普段の電気使用状況や電気自動車の使用状況に応じて、経済効果は大きく変わります。

エネがえるでは、お客様の普段の電気使用状況や自動車の使用状況から太陽光発電や蓄電池、電気自動車は何が最適なのかを逆算で提案することもできるのも大きな強みです。

太陽光+電気自動車(EV)+定置型蓄電池の経済効果シミュレーションでわかる4つのこと

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次に、エネがえるの経済効果シミュレーションでわかる4つのことを見ていきましょう。

エネがえるでわかるシミュレーションは以下の4つです。

  • 月別の電気代等の削減額
  • 1ヶ月の具体的な削減内容
  • 電気の使い方の詳細(平日と休日)
  • 電気料金プランの最適提案

それぞれのシミュレーションについて簡単に見ていきましょう。

月別の電気代+ガソリン代の削減額

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1つ目が、月別の電気代とガソリン代の削減額です。

月別の電気使用量やガソリン代がわかる方は、1ヶ月単位でどのような節電効果があるかシミュレーションすることができます。

ただ、過去1年分の電気使用量やガソリン代がわかる方は少ないと思いますので、せめて1ヶ月分の情報があれば概算で各月の削減額を想定したシミュレーションが可能です。

太陽光発電の発電量も、太陽電池メーカーや販売店が作成してくれる発電シミュレーションのデータを入力することで、より正確な削減額が算出できます。

太陽光発電の発電量もわからない方は、発電量の想定値を入れて削減額を出すことも可能です。

確かな情報があればあるだけ正確なシミュレーションが可能ですが、正確な情報がなくてもエネがえるでは概算でシミュレーションしてくれます。

1ヶ月の具体的な削減内容(電気代+ガソリン代)

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2つ目が、1ヶ月単位の具体的な削減内容です。

太陽光発電と蓄電池と電気自動車を購入する前のガソリンと電気使用量が、どのように削減できるかを示したグラフになります。

設備導入後に、1ヶ月当たりで34,346円が削減できることがわかります。

導入後の削減内容の内訳は下記です。

EV/V2H(ピンク色) ⇒ 太陽光発電から電気自動車(EV)に充電されて、その電気自動車から家に電気を供給

蓄電池(黄緑色) ⇒ 太陽光発電から蓄電池に充電されて、その蓄電池から家に電気を供給

太陽光自家消費(オレンジ色) ⇒ 太陽光発電からそのまま家に電気を供給

料金プラン変更(青色) ⇒ 太陽光発電と蓄電池と電気自動車を導入するときの最適な料金プランに変更して得られた削減分

つまり、ピンク色と黄緑色とオレンジ色は電気の供給元は異なりますが、太陽光発電で発電した電気による削減金額ということです。

また、太陽光発電で発電した電気は優先的に蓄電池や電気自動車に充電される形ですが、余った電気は電力会社に売電されるため売電収入(黄色)も少し入っています。

太陽光発電による電気で77.18%が賄えて、足りなかった22.82%の電気を電力会社から購入したことになります。

?自給率が低くなる理由

太陽光発電による発電量が少なく、家の電気使用量もしくは電気自動車の充電量が賄えず、電力会社から電気を購入しているため

自給率を100%に近づけられるほど、無駄のない効率の良いシステムということです。

電気の使い方の詳細(平日と休日)

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3つ目が、電気の使い方の詳細です。

平日と休日の電気自動車の使い方の違いを考慮しているため、平日と休日それぞれの電気の流れが理解できるようになっています。

上の図は、平日(およそ20日分)の太陽光発電の発電量と各電気の動きを表しています。

図の見方で注目すべき点としては、「太陽光発電で発電した電気の流れ」と「電力会社から購入している電気の流れ」の2点です。

?注目すべき理由

太陽光発電と蓄電池と電気自動車を組み合わせた時に、電気が足りているのか足りていないかがわかるため

今回のケースでは、電気が足りていないので電力会社から家と電気自動車に電気が送られていることがわかります。

また、太陽光発電からの電気がほぼ売電されていないので、太陽光発電の電気がほぼ100%使われていることもわかります。

下記は、平日1日の電気利用の流れを表したグラフです。

flow_of_the_one_day_electric_use_of_the_weekday.jpg

?各色の説明

  • 太陽光ー自家消費(オレンジ色) ⇒ 太陽光発電の電気で家に供給された電気
  • 系統-自家消費(青色) ⇒ 電力会社から購入した電気
  • 蓄電池ー自家消費(黄緑色) ⇒ 蓄電池から家に供給された電気
  • 系統ー蓄電池(水色) ⇒ 電力会社から蓄電池に充電した電気
  • 太陽光ー蓄電池(黄緑色) ⇒ 太陽光発電から蓄電池に貯めた電気
  • 太陽光ーEV(ピンク色) ⇒ 太陽光発電から電気自動車に貯めた電気
  • 太陽光ー売電(黄色) ⇒ 太陽光発電から電力会社に売電した電気
  • 系統ーEV(薄ピンク色) ⇒ 電力会社から電気自動車に充電した電気
  • EV給電(紫色) ⇒ 電気自動車から家に供給された電気

深夜1時~2時の薄ピンク色は、電気自動車の充電時間を1時~2時に設定しているためです。

充電時間も自由に設定することは可能になります。

ちなみに、休日(およそ10日分)の電気の使い方は下記になります。

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平日と違って、電気自動車が朝9時~夜20時までドライブに出かけている設定(家にいない設定)なので、太陽光発電で発電した電気の一部が売電されている形です。

売電収入は良いことだと思われがちですが、2023年度に太陽光発電を設置する場合の売電単価は16円/kWhのため、かなり安いです。

電力会社から昼間に買う電気単価は30円~35円/kWh程度なので、太陽光発電の売電単価が安いことがわかると思います。

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上のグラフのように売電単価は年々下がってきており、逆に電力会社からの買電単価は年々上がってきているのが実情です。

つまり、太陽光発電で発電した電気はできる限り家で使った方がお得ということになります。

蓄電池や電気自動車があれば、太陽光発電の電気を貯めて家で使えるので太陽光発電の自給率を高めることが期待できます。

最後に、休日1日の電気の流れを表したグラフを見ていきましょう。

flow_of_the_one_day_electric_use_of_the_holiday.jpg

太陽光発電で発電した電気は蓄電池に貯めてくれますが、蓄電池容量が小さかったり電気自動車が家になければ上グラフのように売電に回ってしまいます。

つまり、休日は太陽光発電の電気を少し無駄に使ってしまっているということです。

太陽光発電と蓄電池と電気自動車の購入予定がある方は、具体的な生活スタイルも加味して太陽光発電と蓄電池と電気自動車を選ぶようにしましょう。

電気料金プランの最適提案(太陽光+定置型蓄電池+EV+V2H導入時)

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4つ目が、電気料金プランの最適提案です。

太陽光発電と蓄電池と電気自動車を購入した場合に、どの電気料金プランが一番お得になるのかエネがえるが提案してくれます。

上のシミュレーション結果では、現行の沖縄電力の「Eeホームフラット」から「時間帯別電灯」に切り替えることで年間39,910円の節電に繋がるということを表しています。

太陽光発電や蓄電池を購入する場合でも、最適な電気料金プランが何なのかエネがえるのシミュレーションは提案してくれます。

太陽光発電+蓄電池+電気自動車の場合でも、最適な電気料金プランが何なのか教えてくれるので、お客様にとっても提案される販売店様にとっても使いやすいシミュレーションソフトです。

家庭用太陽光発電と蓄電池とV2Hの相場費用

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次に、家庭用太陽光発電と蓄電池とV2Hの相場費用を見ていきましょう。

太陽光発電の相場費用は、22万円~25万円/kW(工事込み)

蓄電池の相場費用は、15万円~20万円/kWh(工事込み)

V2Hの相場費用は、80万円~150万円(工事込み)

太陽光発電と蓄電池とV2Hの相場価格について、もう少し詳しく見ていきます。

家庭用太陽光発電の相場費用

まず、住宅用太陽光発電の初期費用の相場は太陽光発電の機器代と施工費を合わせて、22万円~25万円/kW程度です。

例えば、6kWの太陽光発電であれば132万円~150万円ということになります。

ちなみに、132万円~150万円に含まれている具体的な太陽光発電の機器構成は下記の通りです。

(住宅用太陽光発電の構成機器)

  • 太陽電池
  • 太陽電池の取付金具
  • 接続箱
  • パワーコンディショナ
  • 専用ケーブル
  • カラーモニター、送信ユニット

住宅用太陽光発電を適正価格で購入できる方法について、詳しく知りたい方は「【最新保存版】太陽光発電の相場価格をぶっちゃけ公開」の記事を確認してみてください。

どうやったら安く購入できるかのコツも理解できるようになっています。

家庭用蓄電池の相場費用

次に、家庭用蓄電池の相場費用は蓄電池本体と工事費用を合わせて、15万円~20万円/kWh程度です。

例えば、5kWhの蓄電池であれば75万円~100万円ということになります。

ただ、蓄電池と言っても種類がいくつかあり、蓄電池の種類によっても相場費用が大きく変わります。

一般的には、下記3タイプ(①スタンドアロン型 ②単機能型 ③ハイブリッド型)に分かれます。

kind_of_the_battery.jpg

スタンドアロン型は、太陽光発電と連携しない蓄電池なので電力会社から電気を貯めて使うタイプです。

単機能型とハイブリッド型は、太陽光発電と連携しますが単機能型は一般的に太陽光発電が設置済みのお客様向けに蓄電池のみを後付けするタイプになります。

ただ、今回の記事で取り上げた蓄電池はハイブリッド型の更にグレードが上のニチコン製のトライブリッド型蓄電池になります。

?ハイブリッド型とトライブリッド型蓄電池の違い

ハイブリッド型蓄電池 ⇒ 太陽光発電用のパワコンと蓄電池用の2つのパワコンが一体型になったパワコン蓄電池のこと

トライブリッド型蓄電池 ⇒ 太陽光発電用のパワコンと蓄電池用のパワコンと電気自動車用の3つのパワコンが一体型となったパワコン蓄電池のこと

電気自動車と組み合わせる蓄電池は、基本的にトライブリッド型のシステムとなります。

2023年は、ニチコントライブリッドシステムに加えて、パナソニックやオムロン、デルタ製といったラインナップが増えてくるため、これまで以上に太陽光発電+蓄電池+電気自動車のシステムが普及することが予想されています。

V2Hの相場費用(ニチコン)

次に、V2Hの相場費用は工事費用を合わせて、80万円~150万円程度です。

V2Hといっても、スペックの違いによって金額は大きく異なります。

また、V2H市場は2023年度現在ではニチコンがほぼ独占販売といっても過言ではありません。

今後は、パナソニックやオムロン製のV2Hが市場で販売されますが、今回は現在メインで販売されているニチコンに絞ってスペックの違いを解説します。

?V2Hの種類(ニチコン製品)

トライブリッド蓄電池システム ⇒ 新築時にニチコン製のパワコンを設置して、後からニチコン製のV2Hや蓄電池の組み合わせができるシステム(新築時に、パワコン+蓄電池+V2Hの設置も可能)

EVパワーステーション ⇒ 既に太陽光発電が設置済みで、後から電気自動車の電気も家に使えるシステム

トライブリッド蓄電池システムのV2Hは、急速充電器と言われるもので性能が高い充電器です。

金額は、電気自動車への充電ポッドが「一体型」と「分離型」で金額は多少異なりますが、およそ工事込みで100万円~120万円になります。

また、EVパワーステーションは下記3種類のラインアップがあります。

スタンダード:太陽光発電の電気を電気自動車に貯めることができない

プレミアム:電気自動車にケーブルを配線すれば電気を貯められる

プレミアムPlus:スイッチだけで自動で電気を貯められる

スタンダードプレミアムプレミアムPlus
サイズ(mm)

(W×H×D)
809×855×337809×855×337809×855×337
重さ88kg91kg91kg
ケーブル長さ3.7m7.5m7.5m
停電時の定格電圧AC101V

特定負荷
AC202V

全負荷
AC202V

全負荷
停電時の定格出力3kW6kW6kW
保証年数2年5年5年
操作本体スイッチのみ本体スイッチ+スマホ自動
設置場所屋外屋外屋外
動作温度-20℃~40℃-20℃~40℃-20℃~40℃

スタンダードタイプは、80万円程度で購入できますが停電時に太陽光発電の電気が貯められないというデメリットがあるため、あまりオススメできません。

また、停電時の定格出力が3kwなので充電スピードが遅いのもデメリットです。

金額は高くなりますが、最新スペックの「プレミアムplus」が使用感が良いと言えます。

V2Hは、国の補助金がかなり手厚く出ておりますので、「CEV補助金」を有効に活用すれば安く購入することは可能です。

まとめ -?太陽光 電気自動車(EV)定置型蓄電池の経済効果(沖縄電力エリア)

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今回は、沖縄電力エリアで太陽光発電と蓄電池と電気自動車を設置した時に得られる経済効果についてお伝えしました。

6kWの太陽光発電と4.9kWh蓄電池と日産自動車(アリアB6リミテッド)を購入することで得られる10年間の経済効果は、3,839,461円になります。

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また、6kWの太陽光発電と4.9kWh蓄電池の相場費用は、およそ207万円~250万円です。

 

つまり、太陽光発電と蓄電池の初期費用は10年で回収できる形になります。

 

もちろん、太陽光発電と蓄電池に加えて電気自動車の費用も追加になるので、電気自動車を含めると10年で初期費用の回収は現実的ではありません。

 

ただ、蓄電池や電気自動車やV2Hに対しては多くの補助金が出ています。

 

今年2023年度の蓄電池やV2Hに対しては「DP補助金」「CEV補助金」などがあります。

 

また、太陽光発電や蓄電池への補助金も地方自治体でも継続的に出ておりますので、太陽光発電と蓄電池と電気自動車などを購入検討されている方は積極的に補助金を活用しましょう。

 

 

そして、太陽光発電や蓄電池の設置が増えてきている背景として電気代高騰があります。

 

2023年10月からは政府による電気代軽減策も終わるので電気代が上がることになります。

 

高い電気代を払わないためにも、太陽光発電を設置できるかどうかの検討を始める人が増え、更に蓄電池や電気自動車も組み合わせた電気の自給自足を考える人が少しずつ増えてきております。

 

また、国はガソリン車から電気自動車への普及を急ぐために多くの補助金を出している背景もあります。

太陽光発電+蓄電池+電気自動車は、これからの時代で当たり前に設置されるシステムとしても考えられております。

お客様ごとに最適なシステム構成は変わってきますが、エネがえるのシミュレーションを使ってベストな組み合わせが何なのか考えるきっかけになれば幸いです。

太陽光発電と蓄電池と電気自動車を組み合わせた快適な生活を手に入れましょう。

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※その他エリアも続々と追加されます。?

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本記事の執筆者:スポンジ(太陽光・蓄電池のエキスパート)

某外資系の太陽電池メーカーの現役の営業マンです。 太陽光発電業界には10年以上おります。 中学時代から再生可能エネルギーの無限大な可能性に興味を持ちました。 某国内の太陽電池メーカーの営業として入社し、現在は某外資系の太陽電池メーカーの営業マンで働きながら、正しい太陽光発電や蓄電池の知識を広めるためにプライベートでは個人ブログ「太陽光発電と蓄電池をお伝えするブログ」を更新しております。

?良かったら、当ブログも覗いてみてください!

※本記事はエネがえるチームにてSNSなどでスポンジさんの超解像度の高い業界の営業マンならではの高品質なブログ記事を拝見し、寄稿記事としてエネがるを活用したシミュレーション公開記事を依頼して執筆していただいている記事です。スポンジさんのブログも都道府県別補助金やメーカー別蓄電池の特徴など幅広く記事が公開されてますのでぜひご覧くださいませ。(エネがえる運営事務局チームより)

 

 

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