目次
- 1 家庭用蓄電池メーカー全31社164製品をプルダウンで選ぶだけで太陽光・蓄電池や卒FIT蓄電池の提案書が自動作成(エネがえるASP)
- 2 第1章 転換点:日本の2025年エネルギー危機と自家消費時代の幕開け
- 3 第2章 太陽光+蓄電池ソリューションとその隠れた「複雑性の罠」
- 4 第3章【決定版ガイド】エネがえるASPが網羅する全31社164製品の徹底解析
- 5 第4章 複雑さから成約へ:エネがえるASPのコアエンジン
- 6 第5章 日本の脱炭素化への処方箋:エネがえるが解決する根源的課題
- 7 第6章 よくあるご質問(FAQ)
- 8 第7章 結論:新たなエネルギー時代の、不可欠なパートナー
- 9 第8章 ファクトチェック・サマリーと主要出典
家庭用蓄電池メーカー全31社164製品をプルダウンで選ぶだけで太陽光・蓄電池や卒FIT蓄電池の提案書が自動作成(エネがえるASP)
第1章 転換点:日本の2025年エネルギー危機と自家消費時代の幕開け
日本のエネルギー市場は、歴史的な転換点を迎えようとしています。これは単なる緩やかな変化ではありません。
2025年を境に、家庭のエネルギー戦略、そして関連事業者のビジネスモデルを根底から覆す、構造的な地殻変動が目前に迫っています。この変動は「電気料金の急騰」と「卒FIT(固定価格買取制度の終了)」という、二つの強力な圧力によって引き起こされます。この章では、なぜ今、太陽光発電と蓄電池による自家消費が、選択肢ではなく「必須戦略」となるのか、その不可逆的な背景をデータに基づいて解き明かします。
参考:「エネがえる」が環境省の脱炭素推進を支援 ~補助金申請が劇的に増加した定量分析の力~
2025年の価格ショック:補助金終了と賦課金上昇のダブルパンチ
2025年、一般家庭の電気料金は、これまでにない規模で上昇することが確実視されています。この価格ショックの主因は、二つの制度変更が同時に発生することにあります。
第一に、政府による「電気・ガス価格激変緩和対策事業」の終了です。この事業は、物価高騰に対する家計支援として、電気料金から一定額を値引きするものでした。しかし、この補助金は2025年4月使用分(5月請求分)から完全に終了します
第二に、「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」の単価上昇です。再エネ賦課金は、再生可能エネルギーの普及を支えるために、すべての電気利用者が負担する料金です。この単価は毎年見直され、2025年5月請求分からへと引き上げられることが決定しています
から大幅な上昇であり、例えば月間400kWhの電力を使用する家庭では、賦課金だけで年間約2,400円の追加負担が発生します
以下の表は、大手電力会社10社における、補助金終了と再エネ賦課金上昇を反映した2025年4月および5月の電気料金(月額)の見通しを示したものです。
電力会社名 | 2025年4月請求額 | 2025年5月請求額 (予測) | 負担増加額 (予測) | |
北海道電力 | 9,155円 | 9,550円台 | 約400円 | |
東北電力 | 8,485円 | 8,900円台 | 約415円 | |
東京電力EP | 8,595円 | 9,000円台 | 約405円 | |
中部電力ミライズ | 8,379円 | 8,800円台 | 約421円 | |
北陸電力 | 7,406円 | 7,800円台 | 約394円 | |
関西電力 | 7,326 | 7,790円台 | 約464円 | |
中国電力 | 8,103 | 8,550円台 | 約447円 | |
四国電力 | 8,197 | 8,630円台 | 約433円 | |
九州電力 | 7,223 | 7,620円台 | 約397円 | |
沖縄電力 | 9,232 | 9,650円台 | 約418円 | |
出典: NHK、日本経済新聞等の報道データを基に作成 |
この二つの要因が重なることで、2025年春以降、多くの家庭で月々700円以上の電気料金値上げが現実のものとなります
「卒FIT」の経済的逆転:売電から自家消費へのパラダイムシフト
もう一つの巨大な圧力は、「卒FIT」問題です。FIT(固定価格買取制度)は、太陽光発電で生み出した余剰電力を、10年間(住宅用の場合)固定価格で電力会社が買い取ることを保証する制度でした
しかし、2019年から始まった卒FIT、つまり10年間の買取期間が満了した太陽光発電システムは、この優遇された価格での売電ができなくなります。卒FIT後の買取価格は、電力会社がそれぞれ設定する自由なプランに移行し、その価格は多くの場合程度まで大幅に下落します
ここで起きるのが「経済的価値の逆転」です。
2025年以降、電力会社から電気を買う価格(買電価格)が30円/kWhを超えていく一方で、余剰電力を売る価格(売電価格)は10円/kWhにも満たない状況が常態化します。つまり、太陽光で発電した1kWhの電気は、安く売るよりも、高く買わなければならない電気の購入を回避する(=自家消費する)方が、3倍以上の経済的価値を持つことになるのです。
この「経済的逆転」は、太陽光発電の価値を根本的に変えました。かつての「売電で儲ける」モデルは完全に過去のものとなり、これからは「自家消費で支出を抑える」モデルが唯一の合理的な選択となります。
そして、この自家消費を最大化するための鍵こそが、昼間に発電した電気を貯めて、夜間や天候の悪い日に使うための「蓄電池」なのです。
2025年のエネルギー危機は、すべての家庭とエネルギー関連事業者に対し、明確な問いを突きつけています。高騰し続ける電気を買い続けるのか、それとも自ら創り、蓄え、賢く使う「エネルギー自給」の道を選ぶのか。その答えは、もはや明白です。
第2章 太陽光+蓄電池ソリューションとその隠れた「複雑性の罠」
前章で明らかになった2025年のエネルギー危機、すなわち「電気料金の急騰」と「卒FITによる経済的価値の逆転」という二重の課題。これに対する最も論理的かつ効果的な解決策は、太陽光発電システムと家庭用蓄電池を組み合わせ、電力の自家消費率を最大化することです。
このソリューションは、コンセプトとしては非常にシンプルです。しかし、その提案と販売の現場には、多くの事業者が陥る深刻な「複雑性の罠」が潜んでいます。
論理的な答え:自家消費最大化という新たな常識
太陽光発電で創った電気を、高価な買電を避けるために自家消費し、使いきれない余剰分を蓄電池に貯める。そして、太陽が沈んだ夜間や、雨天で発電量が少ない日に、蓄電池から電気を供給する。このサイクルを確立することで、電力会社からの購入電力量を劇的に削減し、高騰する電気料金の影響を最小限に抑えることができます。これはもはや、一部の先進的な家庭だけの選択ではなく、すべての太陽光発電設置世帯にとっての新たな常識となりつつあります。
「複雑性の谷」:なぜシンプルな答えを売るのが難しいのか
しかし、この「太陽光+蓄電池」というシンプルな答えを顧客に提案し、納得してもらい、契約に至るまでの道のりは、決して平坦ではありません。そこには、営業担当者が越えなければならない深く、広大な「複雑性の谷」が存在します。
この谷を形成する要因は、圧倒的な選択肢の数です。具体的に見てみましょう。
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メーカーの多様性: 市場には、本レポートで後述するだけでも31社もの蓄電池メーカーが参入しています
。7 -
製品の膨大さ: 各メーカーは複数の製品ラインナップを展開しており、その総数は164製品を超えます。
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仕様の複雑さ: 製品ごとに蓄電容量、ハイブリッド型か単機能型か、全負荷対応か特定負荷対応か、サイクル寿命、V2H連携の可否、AI制御機能の有無など、無数の仕様差異が存在します。
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料金プランの迷宮: 顧客が契約している電力会社の料金プランは、全国100社以上、3,000プランにものぼり、それぞれに基本料金、電力量料金単価、時間帯別設定、燃料費調整額が異なります
。9
この状況で、一人の営業担当者が、ある特定の顧客(例えば、4人家族、月間電力使用量450kWh、オール電化、東京電力の特定の時間帯別プランを契約)に対して、「シャープの8.4kWhの蓄電池と、ニチコンの12.0kWhの蓄電池、どちらが15年間のトータルで経済的メリットが大きいか」を、正確かつ迅速に提示することは可能でしょうか。
答えは、「専用ツールなしでは不可能」です。
結果:営業の停滞と機会損失
この「複雑性の谷」は、販売・施工店のビジネスに深刻な影響を及ぼします。
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提案作成時間の増大: 手作業やExcelでのシミュレーションは、膨大な時間と労力を要します。ある導入企業では、提案作成に2週間かかっていたケースもありました
。11 -
提案の精度低下と信頼性欠如: 手計算ではミスが発生しやすく、前提条件も曖昧になりがちです。顧客から見れば、業者ごとに言うことが違う、根拠の薄い提案が横行し、業界全体への不信感につながります。
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営業担当者の育成困難: 新人営業担当者がこの複雑さをマスターするには長期間の教育が必要となり、即戦力化が困難です。結果として、ベテラン頼りの属人的な営業体制から抜け出せません。
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機会損失: 提案に時間がかかることで商談のスピードが落ち、顧客の熱が冷めてしまったり、競合他社に先を越されたりするケースが頻発します。
これらはすべて、企業の収益を直接的に圧迫する要因です。あるべきソリューションは目の前にあるにもかかわらず、その複雑さゆえに顧客に価値を届けきれない。
これが、現在の住宅エネルギー市場が抱える根源的な課題なのです。この課題を解決し、「複雑性の谷」に橋を架けることこそが、これからの時代に求められる必須の能力と言えるでしょう。
第3章【決定版ガイド】エネがえるASPが網羅する全31社164製品の徹底解析
太陽光・蓄電池市場の「複雑性の罠」を乗り越えるためには、まずその複雑さの全体像を正確に把握することが不可欠です。ここで示すのは、まさにその羅針盤です。
経済効果シミュレーションツール「エネがえるASP」は、国内の住宅用蓄電池市場を牽引する主要31メーカー、164製品(市場の主要製品の98%以上をカバー)という圧倒的なデータベースを標準搭載しています。これにより、販売・施工店の皆様は、プルダウンで製品を選択するだけで、あらゆる顧客の状況に合わせた最適な提案を瞬時に作成することが可能になります。
この章では、エネがえるASPに登録されている全メーカー・全製品を一切省略することなくリストアップし、その主要製品の特徴を詳細に解析します。この網羅性こそが、エネがえるASPが皆様のビジネスにとって、いかに強力な武器となるかの動かぬ証拠です。
エネがえるASP対応 主要蓄電池メーカー・製品一覧
以下の表は、エネがえるASPが対応する主要メーカーとその製品群の概要です。これにより、各社がどのような戦略で市場にアプローチしているかを一望できます。
メーカー | 主な製品シリーズ | エネがえる登録製品数 | 蓄電容量範囲 (kWh) | 主な特徴 |
長州産業 | スマートPVシリーズ | 14 | 6.3 – 16.4 | ハイブリッド/単機能, 多彩な容量, AI制御 |
オムロン | フレキシブル/マルチ蓄電 | 15 | 4.2 – 16.4 | OEM供給元, 柔軟なシステム構成, 長寿命 |
シャープ | クラウド蓄電池 | 7 | 4.2 – 15.4 | HEMS連携, AI制御, V2H対応, 多彩な容量 |
パナソニック | 創蓄連携システムS+ | 10 | 3.5 – 12.6 | 全負荷, ユニット増設可, AiSEG2連携 |
伊藤忠商事 | Smart Starシリーズ | 2 | 9.8 – 13.16 | 全負荷, AI(GridShare), EV充電対応 |
Anker | Anker Solix | 3 | 5.0 – 15.0 | モジュール式, コンパクト設計, コスト競争力 |
ニチコン | ESSシリーズ | 17 | 4.0 – 16.6 | トライブリッド(V2H), 大容量, 全負荷, 国内No.1シェア |
ネクストエナジー | iedenchiシリーズ | 2 | 9.8 – 10.24 | 全負荷, AI機能, ハイブリッド/単機能 |
エリーパワー | POWER iE5シリーズ | 8 | 5.4 – 12.9 | リン酸鉄, 安全性, 全負荷/特定負荷 |
スマートソーラー | スマート蓄電システム | 5 | 10.0 – 15.0 | 大容量, AI機能, ファブレスによる低価格 |
トヨタ自動車 | おうち給電システム | 1 | 8.7 | 車載電池技術, V2H連携, 全負荷 |
日本エネルギー総合システム | JEBハイブリッド | 3 | 5.0 – 15.0 | リン酸鉄, 高効率PCS, モジュール式拡張 |
住友電気工業 | POWERDEPOシリーズ | 4 | 3.2 – 12.8 | コンパクト, 屋内/マンション設置可, 長期保証 |
エクソル | XSOLハイブリッド | 6 | 5.0 – 21.5 | モジュール式拡張, AIによる独立制御, AFCI機能 |
ダイヤゼブラ電機 | EIBS7 (アイビス7) | 4 | 4.0 – 14.08 | 12,000サイクル長寿命, 2サイクル運転, 全負荷 |
HUAWEI | LUNA2000 | 6 | 5.0 – 21.5 | 超薄型, モジュール式拡張, AFCI機能, 高い安全性 |
カナディアン・ソーラー | EP Cube | 3 | 6.6 – 13.3 | モジュール式拡張, 15年保証, コンパクト設計 |
Looop | Looopでんち/SOLABOX | 5 | 4.0 – 11.5 | AIによる最適化, コストパフォーマンス |
Solax Power Network | solaxbattery | 5 | 5.8 – 17.3 | ハイブリッド, 12,000サイクル, 全負荷/特定負荷選択可 |
村田製作所 | All-in-One蓄電池 | 8 | 2.3 – 26.1 (組み合わせ) | 安全な自社製セル, 15年保証, コンパクト |
京セラ | Enerezzaシリーズ | 11 | 5.0 – 16.5 | クレイ型電池, 長寿命, 国内生産, -20℃対応 |
DMM | DMM.make.smart | 4 | 5.0 – 15.0 | 全負荷対応(9.8kWh), AI連携, ハイブリッド |
ハンファQセルズ | Q.READYシリーズ | 3 | 5.6 – 9.7 | 拡張型システム(V2H後付け可), 全負荷 |
荏原実業パワー | EJ-POWER | 4 | 5.8 – 17.3 | 全負荷, リン酸鉄, AIモデルあり |
リミックスポイント | remixbattery | 4 | 5.8 – 11.5 | 全負荷/重要負荷選択可, リン酸鉄, 8000サイクル |
エネルギーギャップ | 蓄電システム | 2 | 6.525 – 26.1 | 家庭用から産業用まで展開 |
デルタ電子 | セイバーH | 2 | 5.6 – 11.2 | 全負荷, 高出力, DICT技術 |
ジンコソーラー | SUNTANK | 3 | 6.1 – 12.2 | 全負荷, 12,000サイクル, -30℃対応 |
正興電機製作所 | ENEPAC-HyBrid | 1 | 10.24 | 全負荷, 200V対応 |
長瀬産業 | eneEase | 1 | 3.0 | コンパクト, HEMSセット, 低価格志向 |
サカイガワ | SUN-RAGE | 1 | 10.24 | 全負荷, ハイブリッド, 大容量 |
メーカー・製品別 詳細解析
ここからは、上記31社のメーカーごとに、エネがえるASPに登録されている全製品リストと、その主力製品の戦略・特徴を詳細に解説します。
■長州産業(14製品)
長州産業は、太陽光発電の老舗メーカーとして高いブランド力を持ち、蓄電システムにおいても多様なニーズに応える盤石なラインナップを展開しています。特に「スマートPV」シリーズは、オムロンなど信頼性の高いメーカーからのOEM供給を積極的に活用しつつ、自社の販売網とサポート体制を活かして市場での存在感を確立しています
エネがえる登録製品リスト
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太陽光発電用ハイブリッド蓄電システム(6.5kWh)
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スマートPVマルチ ハイブリッド(6.3kWh)
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スマートPVマルチ 単機能(6.5kWh)
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スマートPVマルチ 単機能(9.8kWh)
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スマートPVマルチ 単機能(12.7kWh)
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スマートPVマルチ 単機能(16.4kWh)
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スマートPVマルチ 単機能(6.3kWh)
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スマートPVマルチ ハイブリッド(6.5kWh)
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スマートPVマルチ ハイブリッド(9.8kWh)
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スマートPVマルチ ハイブリッド(12.7kWh)
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スマートPVマルチ ハイブリッド(16.4kWh)
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スマートPVプラス(7.04kWh)
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スマートPVプラス(14.08kWh)
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スマートeストレージ 単機能(9.8kWh)
キー製品解析
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スマートPVマルチ: このシリーズの最大の強みは、その名の通り「多様性(マルチ)」です。6.3kWhから16.4kWhまで幅広い容量を選べるだけでなく、太陽光発電を新設する顧客向けの「ハイブリッド型」と、既設の太陽光発電システムに後付けできる「単機能型」の両方を用意しています
。さらに、AIが翌日の天気予報を学習し、夜間の充電量を自動で最適化する「グリーンモード」や、気象警報と連動して自動で満充電する機能など、インテリジェントな運用が可能です13 。12 -
スマートPVプラス: こちらは高機能モデルで、最大の特徴は1日に2回の充放電サイクルを可能にする「スマートモード」です
。これにより、7.04kWhの容量でも実質的に倍近い働きが期待でき、電力消費量が多い家庭に対応します。また、停電時の出力が5.5kWと高く、エアコンやIHクッキングヒーターなど200V機器も使える全負荷対応である点も大きな魅力です。12,000サイクルという長寿命も特筆すべき点です14 。15 -
スマートeストレージ: 既設の太陽光発電システムを活かしたい顧客向けの単機能型蓄電池です。特定負荷対応で、停電時にはあらかじめ決めた2回路に電力を供給します
。コストを抑えつつ、災害への備えをしたいというニーズに応える製品です。17
エネがえるでの活用ポイント
長州産業の製品群は、選択肢の多さが強みであると同時に、営業担当者にとっては「どの組み合わせが顧客にとって最適か」を説明する難しさにも繋がります。例えば、「スマートPVマルチの9.8kWh単機能型」と「スマートPVプラスの7.04kWh」では、初期費用、停電時の利便性、日々の経済効果が全く異なります。エネがえるASPを使えば、この複雑な比較が一瞬で完了します。 顧客の電力使用データに基づき、試算した後に、製品モデルをプルダウンで選択するだけで、同じ条件で容量を変えた場合の15年間の経済メリット、投資回収年数、実質的な月々の負担額などを複数パターン試算して診断レポートを複数作成できます。エネがえるASPで長州産業の蓄電池を用いた説得力のある提案書が自動作成されます。これにより、顧客は自身のライフスタイルに最適な選択をデータに基づいて行うことができ、成約率の向上が期待できます。
■オムロン(15製品)
オムロン(オムロンソーシアルソリューションズ)は、パワーコンディショナ(パワコン)の分野で絶大なシェアを誇るトップメーカーであり、その技術力は蓄電システムにも活かされています。多くの蓄電池メーカーにOEMとして基幹部品やシステムを供給しており、業界のデファクトスタンダードとも言える存在です。自社ブランド製品としては、後付け可能な「フレキシブル蓄電システム」や、究極の柔軟性を誇る「マルチ蓄電プラットフォーム」を展開しています。
エネがえる登録製品リスト
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住・産共用フレキシブル蓄電システム(4.2kWh)
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住・産共用フレキシブル蓄電システム(6.5kWh)
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住・産共用フレキシブル蓄電システム(9.8kWh)
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太陽光発電用ハイブリッド蓄電システム(6.4kWh)
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太陽光発電用ハイブリッド蓄電システム(6.5kWh)
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マルチ蓄電池プラットフォーム単機能(6.3kWh)
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マルチ蓄電池プラットフォーム単機能(6.5kWh)
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マルチ蓄電池プラットフォーム単機能(9.8kWh)
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マルチ蓄電池プラットフォーム単機能(12.7kWh)
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マルチ蓄電池プラットフォーム単機能(16.4kWh)
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マルチ蓄電池プラットフォーム ハイブリッド(6.3kWh)
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マルチ蓄電池プラットフォーム ハイブリッド(6.5kWh)
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マルチ蓄電池プラットフォーム ハイブリッド(9.8kWh)
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マルチ蓄電池プラットフォーム ハイブリッド(12.7kWh)
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マルチ蓄電池プラットフォーム ハイブリッド(16.4kWh)
キー製品解析
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住・産共用フレキシブル蓄電システム (KPACシリーズ): このシリーズは、主に既設の太陽光発電システムへの「後付け」を想定した単機能型蓄電池です。世界最小・最軽量クラスのコンパクト設計が特徴で、壁掛け設置も可能なため、都市部の狭小住宅でも設置しやすいのが魅力です
。特に4.2kWhモデル(KPAC-B)は、1日2サイクルの運転を前提とした15年保証という長寿命設計で、小容量ながら大容量品に相当する価値を発揮します19 。20 -
マルチ蓄電プラットフォーム (KPBP-Aシリーズ): オムロンの最新コンセプトを体現した製品群です。最大の特徴は「進化する蓄電システム」であること。単機能型で導入した後、ライフスタイルの変化に合わせてPVユニットを追加して「ハイブリッド型」に、さらにトランスユニットを追加して「全負荷型ハイブリッド」へと、システムを自在に拡張できます
。5種類の蓄電容量と3つのシステム構成を組み合わせることで、15通りものバリエーションが生まれ、あらゆる顧客ニーズに対応可能です22 。-15℃まで対応する寒冷地性能や、業界最小クラスのコンパクト設計も強みです22 。23
エネがえるでの活用ポイント
オムロン製品、特に「マルチ蓄電プラットフォーム」の提案は、「将来の拡張性」という時間軸を含んだ複雑なものになります。「今は単機能で導入し、5年後に子供が独立したら全負荷型にアップグレードする」といったシナリオの経済効果を提示する必要があります。エネがえるASPは、こうした長期的なライフプランに合わせたシミュレーションを得意とします。 初期導入時の経済効果はもちろん、将来のシステム変更を見越した複数パターンのシミュレーションを瞬時に作成できます。「単機能で導入した場合」と「最初から全負荷ハイブリッドで導入した場合」の15年間の長期経済効果や支払いシミュレーション結果を比較提示することで、顧客は自身の将来設計に合った最適な投資判断を下すことができます。この「未来を可視化する提案」は、他社との強力な差別化要因となります。
※参考:蓄電池とは?仕組み・種類・メリット・選び方をわかりやすく解説|再生可能エネルギーを創り活用するエネルギーソリューション|オムロン ソーシアルソリューションズ
■シャープ(7製品)
シャープ(シャープエネルギーソリューション)は、家電メーカーとしての高い知名度と技術力を背景に、エネルギーソリューション分野でも強力なブランドを築いています。「クラウド蓄電池システム」は、同社のHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)と連携し、AIを活用した賢いエネルギー管理を実現する点が最大の特徴です。V2H(Vehicle to Home)への対応も見据えた先進的なシステム構成が魅力です。
エネがえる登録製品リスト
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クラウド蓄電池システム(4.2kWh)
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クラウド蓄電池システム(6.5kWh)
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クラウド蓄電池システム(7.7kWh)
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クラウド蓄電池システム(8.4kWh)
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クラウド蓄電池システム(9.5kWh)
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クラウド蓄電池システム(13.0kWh)
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クラウド蓄電池システム(15.4kWh)
キー製品解析
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クラウド蓄電池システム: このシステムの心臓部は、クラウド上のAIと連携するHEMSです。AIは各家庭の電力使用パターンや天気予報を学習し、蓄電池の充放電を自動で最適化します
。例えば、翌日が晴れなら夜間充電を控え、雨予報ならしっかり充電するなど、無駄のない運転を実現します。特筆すべきは、気象警報や雷注意報と連動し、災害に備えて自動で充電を開始する機能で、これは業界初とされています24 。24 -
柔軟なシステム構成: 4.2kWhから15.4kWhまで幅広い容量をラインナップし、多くのモデルで屋内・屋外設置の両方に対応しているため、設置場所の制約が少ないのが特徴です
。また、停電時には家全体に給電できる「全負荷対応」と、特定の回路だけをバックアップする「特定負荷対応」を選択でき、顧客のニーズに合わせた提案が可能です25 。25 -
V2H連携と家電連携: EV用コンバータを追加することで、電気自動車(EV)を巨大な蓄電池として活用するV2Hシステムにも発展可能です
。さらに、シャープ製のエアコンや給湯器と連携させ、外出先からスマホで操作したり、電力使用状況に応じて自動制御したりすることもでき、スマートホームの中核としての役割を果たします25 。24
エネがえるでの活用ポイント
シャープ製品の価値は、単なる蓄電池としての経済効果だけでなく、HEMSやAIがもたらす「快適性」や「安心感」にあります。しかし、これらの付加価値を金額に換算して示すのは困難です。ここでエネがえるASPが活躍します。まず、エネがえるASPで太陽光+蓄電池の基本的な経済効果(電気代削減額)を明確に数値で示します。 これにより、顧客は投資のベースとなるリターンを確実に理解できます。その上で、「この確実な経済メリットに加えて、AIによる自動最適化でさらなる節電効果が期待でき、気象警報連動機能でこれだけの安心が手に入ります」と付加価値を訴求するのです。エネがえるASPが提供する「揺るぎない経済的根拠」があるからこそ、AIやHEMS連携といった付加価値がより一層輝きを増し、顧客の購入意欲を強力に後押しします。
※参考:太陽光発電・蓄電池導入シミュレーション-シャープ | 発電Dr
■パナソニック(10製品)
総合家電メーカーの巨人であるパナソニックは、その高い技術力と信頼性を背景に、「創蓄連携システム」という強力なブランドを確立しています。太陽光発電用と蓄電池用のパワコンを一体化した「パワーステーション」を核に、高い変換効率と柔軟な拡張性を実現しています。同社のHEMS「AiSEG2(アイセグ2)」との連携による高度なエネルギーマネジメントも大きな特徴です。
エネがえる登録製品リスト
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LJB1156(5.6kWh)
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LJPB1156×2(11.2kWh)
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LJB1235(3.5kWh)
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LJB1256(5.6kWh)
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LJB1235×2(7.0kWh)
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LJB1235+LJB1256(9.1kWh)
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LJB1235×3(10.5kWh)
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LJB1256×2(11.2kWh)
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LJB2263(6.3kWh)
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LJB2263×2(12.6kWh)
キー製品解析
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創蓄連携システムS+: このシステムの核となるのは、太陽光用と蓄電池用の2つのパワコンを1台に集約した「パワーステーションS+」です
。これにより、太陽光で発電した直流(DC)の電気を、交流(AC)に変換することなく直接蓄電池に充電できるため、変換ロスが少なく非常に効率的です27 。27 -
柔軟な容量拡張性: 3.5kWh、5.6kWh(屋内用)、6.3kWh(屋外用)の蓄電池ユニットをベースに、顧客のライフステージの変化に合わせて後から増設が可能です
。例えば、最初は3.5kWhで導入し、数年後に子供が生まれて電力使用量が増えたら、もう1台追加して7.0kWhにする、といった柔軟な対応ができます。最大で37.8kWhまで拡張できるモデルもあり、幅広いニーズに応えます28 。28 -
AiSEG2によるAI制御: パナソニックのHEMS「AiSEG2」と連携することで、AIが天気予報を先読みし、蓄電池の充放電を自動で最適化します。翌日が雨予報なら、深夜の割安な電力を多めに充電。晴れ予報なら、太陽光での発電が見込めるため夜間充電を控える、といった賢い運転を行います
。また、気象警報と連動して自動で充電を開始する安心機能も備えています28 。28 -
全負荷対応: 停電時には家中のコンセントや照明に電力を供給できる「全負荷型」が基本。エアコンやIHなど200V機器も使用でき、停電時でも普段に近い生活を維持できます
。29
エネがえるでの活用ポイント
パナソニック製品の「幅広い製品ラインナップ」という特長を顧客に理解してもらうには、初期導入時点での適切な容量選択と、長期的な運用シナリオの可視化が重要です。エネがえるASPは現時点で選べる複数容量プランを時間軸込みで比較し、顧客に長期的なメリット・デメリットを明確に伝えることができます。例えば、「5.6kWhで15年間運用した場合」「3.5kWhで15年間運用した場合」のように、容量別の経済効果をグラフと数値で提示できます。これにより、顧客は「今、大きめ容量を導入して将来の増設リスクを避ける」選択肢と、「初期投資を抑えて必要になったら後から増やす」選択肢を、経済メリットベースで比較検討できます。このようにエネがえるASPは顧客の納得感を高め、長期的な信頼関係構築に寄与します。
※参考:エネがえるAPIが実現したパナソニックの「おうちEV充電サービス」
■Anker(3製品)
スマートフォン関連製品で世界的なブランドを築いたAnkerは、そのバッテリー技術とサプライチェーンのノウハウを活かして、住宅用蓄電システム市場に参入しました。「Anker Solix XJ」シリーズは、同社が得意とするモジュール設計、洗練されたデザイン、そして高いコストパフォーマンスを武器に、市場で急速に存在感を高めています。
エネがえる登録製品リスト
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Anker Solix XJ蓄電システム(5.0kWh)
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Anker Solix XJ蓄電システム(10.0kWh)
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Anker Solix XJ蓄電システム(15.0kWh)
キー製品解析
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Anker Solix XJ蓄電システム: この製品の最大の特徴は、5kWhの蓄電池モジュールを積み重ねることで、5kWh、10kWh、15kWhと容量を柔軟に選択・拡張できる「モジュール式」である点です。これにより、初期投資を抑えたい家庭から、多くの電力を必要とする家庭まで、幅広いニーズに一つの製品ラインで対応できます。
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デザインと設置性: Anker製品らしい、シンプルで洗練されたデザインは、住宅の外観を損ないません。また、モジュール式であるため、搬入や設置が比較的容易であることもメリットです。
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コストパフォーマンス: Ankerはグローバルな生産体制と直販に近い販売モデルを組み合わせることで、高性能ながらも競争力のある価格を実現しています。これは、蓄電池導入の初期費用を重視する顧客層にとって大きな魅力となります。
エネがえるでの活用ポイント
Ankerのような新規参入蓄電システムを提案する際、顧客は「実績のある国内大手メーカーと比べて、本当に経済的に有利なのか?」という疑問を抱きがちです。エネがえるASPは、この比較を客観的かつ公平に行うためのプラットフォームとなります。 例えば、顧客のデータに基づき、「Anker Solixの10.0kWh」と「国内A社の9.8kWh」の経済効果を並べてシミュレーションします。初期投資額、15年間の総節約額、実質負担額などを横並びで比較することで、ブランドの知名度だけでなく、純粋な経済合理性に基づいた判断を顧客に促すことができます。エネがえるASPを使えば、営業担当者は「こちらのAnker製品は、大手メーカーのこの製品と比較して、初期費用がこれだけ安く、15年間の経済メリットはほぼ同等です。コストパフォーマンスで選ぶなら、非常に有力な選択肢です」という、データに裏打ちされた力強い提案が可能になります。
※簡易シミュレーション:Ankerの家庭用蓄電池 Anker Solix XJシリーズ
※認定販売施工店制度 Anker Home Partner | Anker Japan
■伊藤忠商事(2製品)
大手総合商社である伊藤忠商事は、エネルギー分野での知見を活かし、「Smart Star」シリーズという高機能な家庭用蓄電池を展開しています。特に、単機能型でありながら家全体をバックアップできる「全負荷対応」や、AIによる最適制御が標準搭載されている点が特徴です。商社ならではのネットワークを活かし、性能と価格のバランスに優れた製品を提供しています。
エネがえる登録製品リスト
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Smart Star L(9.8kWh)
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Smart Star3(13.16kWh)
キー製品解析
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Smart Star L: この製品の画期的な点は、既設の太陽光発電システムに後付けできる「単機能型」でありながら、停電時に家中の電気をまるごとバックアップする「全負荷型」であることです
。通常、単機能型は特定負荷対応が多い中、この仕様は大きなアドバンテージです。9.8kWhという大容量で、一般的な家庭の1日の消費電力をほぼまかなえます30 。また、AI「GridShare」と連携し、各家庭の電力使用パターンや天気予報を学習して充放電を自動で最適化する機能も標準装備されています31 。30 -
Smart Star 3: 「Smart Star L」をさらに進化させた大容量・高出力モデルです。蓄電容量は13.16kWhと、平均的な家庭の約1.5日分の電力をカバー
。停電時の出力も5.5kVAと非常に高く、エアコンやIH調理器などの200V機器を複数同時に使用することも可能です。さらに、EV(電気自動車)への充電機能も備えており、太陽光の余剰電力で車を走らせる、環境に優しく経済的なライフスタイルを実現します33 。35
エネがえるでの活用ポイント
「Smart Star」シリーズの強みは「全負荷」と「AI」という明確な付加価値です。しかし、顧客にとっては「その付加価値に、いくら払う価値があるのか?」が最大の関心事です。エネがえるASPは、この価値判断の土台となる「基準」を提供します。 まず、エネがえるASPを使って、太陽光の売電収入と自家消費による電気代削減額をシミュレーションし、基本的な経済メリットを確定させます。その上で、「この基本的なメリットに加えて、Smart Starなら停電時も全部屋で電気が使える安心感と、AIによるさらなる節電効果が得られます」と提案するのです。エネがえるASPが示す「最低限保証される経済効果」という客観的な数値があるからこそ、顧客は安心して「全負荷」や「AI」といったプラスアルファの価値に対する投資判断を下すことができます。特に、オール電化住宅の顧客に対して、停電時も200V機器が使えるメリットを訴求する際に、この手法は絶大な効果を発揮します。
■ニチコン(17製品)
ニチコンは、家庭用蓄電システムの国内販売台数でトップシェアを誇る、まさに業界のリーディングカンパニーです
エネがえる登録製品リスト
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ハイブリッド蓄電システム H1L1(12.0kWh)
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ハイブリッド蓄電システム H2L1(12.0kWh)
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単機能蓄電システム(4.1kWh)
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単機能蓄電システム(11.1kWh)
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単機能蓄電システム U2L1(12.0kWh)
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単機能蓄電システム U2L2(12.0kWh)
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単機能蓄電システム(16.6kWh)
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トライブリッド蓄電システム(4.0kWh)
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トライブリッド蓄電システム(4.0kWh+4.0kWh)
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【新】単機能蓄電システム(11.1kWh)
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【新】単機能蓄電システム(16.6kWh)
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【新】トライブリッド蓄電システム(4.9kWh)
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【新】トライブリッド蓄電システム(7.4kWh)
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【新】トライブリッド蓄電システム(9.9kWh)
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【新】トライブリッド蓄電システム(14.9kWh)
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ESS-E1M1 発展型太陽光パワーコンディショナ(7.7kWh)
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ESS-E1L1 発展型太陽光パワーコンディショナ(9.7kWh)
キー製品解析
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トライブリッド蓄電システム: ニチコンの代名詞とも言える画期的な製品です。「太陽光」「蓄電池」「EV(電気自動車)」の3つの電池を、1台のトライブリッドパワコンで最適に制御します。これにより、太陽光から蓄電池、蓄電池からEV、EVから家庭へと、電気を無駄なく、かつ自在に融通しあうことが可能になります
。将来EVを購入する可能性がある顧客にとって、これ以上ないソリューションです。4.9kWhから14.9kWhまで容量も柔軟に拡張できます。37 -
単機能/ハイブリッド蓄電システム: ニチコンは基本的な単機能型・ハイブリッド型においても、4.1kWhの小容量から16.6kWhの大容量まで、業界随一の幅広いラインナップを誇ります
。これにより、どんな家庭の電力使用状況や予算にも最適な一台を見つけることができます。多くのモデルが停電時に家中の電気が使える「全負荷対応」であり、災害への備えとしても非常に心強いです。36 -
安心機能: 気象警報と連携して自動で充電を開始する機能や、蓄電池の残量を常に一定割合(例:30%)確保する設定など、利用者の安心感を高める機能も充実しています
。37
エネがえるでの活用ポイント
ニチコン製品、特に「トライブリッド蓄電システム」の提案は、もはや単なる蓄電池の経済効果シミュレーションでは不十分です。「将来EVを購入した場合、ガソリン代は年間いくら節約できるのか?」「EVを蓄電池として活用することで、買電量はさらにどれだけ減らせるのか?」といった、より高度な分析が求められます。エネがえるASPは太陽光・オール電化・蓄電池の提案のみの対応ですが、エネがえるEV・V2Hを使うと、太陽光+蓄電池+EV+V2H(または充電器)などニチコントライブリッドとEVと太陽光を絡めた提案も簡単にできます。EV/V2Hの経済効果シミュレーションにも対応しています。 9 顧客の車種や走行距離を入力することで、蓄電池導入による電気代削減効果に加えて、EV連携による燃料費削減効果まで含めた、トータルな経済メリットを算出できます。この「家と車のエネルギーコストを統合したシミュレーション」は、トライブリッドシステムの価値を最大限に引き出し、顧客に未来のライフスタイルを具体的に想像させる、極めて強力な提案ツールとなります。
■ネクストエナジー・アンド・リソース(2製品)
ネクストエナジー・アンド・リソースは、再生可能エネルギーのメーカー・専門商社として、国内外の優れた製品を組み合わせ、コストパフォーマンスの高いソリューションを提供することに長けています。「iedenchi(イエデンチ)」シリーズは、大容量・全負荷対応といった市場のトレンドを的確に捉え、AI機能なども搭載した高機能な製品を競争力のある価格で提供しています。
エネがえる登録製品リスト
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iedenchi-NX(9.8kWh)
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iedenchi-Hybrid(10.24kWh)
キー製品解析
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iedenchi-NX: この製品は、9.8kWhの大容量を持つ単機能型蓄電池です。最大の特徴は、単機能型でありながら停電時に家全体をバックアップする「全負荷対応」であること
。これにより、既設の太陽光発電システムを持つ家庭でも、パワコンを交換することなく、停電時の安心感を大幅に向上させることができます。エアコンやIHなど200V機器も使用可能です。さらに、AI機能が搭載されており、家庭の電力使用パターンや天気予報を学習して、充放電を自動で最適化します39 。39 -
iedenchi-Hybrid: こちらは10.24kWhの大容量を持つハイブリッド型蓄5t電池です。太陽光発電を新設する家庭向けで、パワコン一体型のため変換効率が高く、設置もスマートです。こちらも同様に「全負荷対応」で、停電時にも家中の電気が使えます
。40
エネがえるでの活用ポイント
「iedenchi」シリーズのような、高機能ながらも専門商社ブランドの製品を提案する際には、大手メーカー製品との客観的な性能・経済性比較が不可欠です。エネがえるASPを使えば、この比較を公平かつ説得力をもって行うことができます。 例えば、「iedenchi-NX (9.8kWh)」と、同容量帯の他社有名ブランドの単機能蓄電池を、同じ顧客データでシミュレーションします。エネがえるASPは、それぞれの製品の変換効率や待機電力といった細かいパラメータまで反映して計算するため、非常に精度の高い経済効果比較が可能です。これにより、「iedenchiは、有名ブランドの製品と比べて、これだけの初期費用差がありながら、15年間の経済メリットは遜色ありません。非常に賢い選択です」といった、具体的なデータに基づいたロジカルな提案が実現します。
※参考:ネクストエナジー・アンド・リソースが国際航業の「エネがえるAPI」を導入 〜 複数ツールによるシミュレーション結果のばらつき課題を解決 月間5,000件超の活用事例に〜 | 国際航業株式会社
■エリーパワー(8製品)
エリーパワーは、大型リチウムイオン電池の専業メーカーとして、特に「安全性」と「長寿命」を追求した製品開発で高い評価を得ています。同社が採用する「オリビン型リン酸鉄リチウムイオン電池のPOWR iEシリーズ」は、熱暴走のリスクが極めて低く、釘刺し試験など厳しい安全性試験をクリアしています
エネがえる登録製品リスト
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POWER iE5 Link(5.4kWh)
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POWER iE5 Link(10.8kWh)
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POWER iE5 GRID(5.4kWh)
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POWER iE5 GRID(10.8kWh)、
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POWER iE5 GRIDⅡ(6.4kWh)
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POWER iE5 GRIDⅡ(12.9kWh)
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POWER iE5 Connect(6.4kWh)
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POWER iE5 Connect(12.8kWh)
キー製品解析
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POWER iE5 Link: 既設の太陽光発電システムに接続する単機能・特定負荷型の蓄電池です。エリーパワーの代名詞である安全な電池セルを搭載し、10年間の長期保証が付帯します
。まずは手軽に停電対策を始めたいというニーズに応えます。42 -
POWER iE5 GRID / GRIDⅡ: 太陽光発電と連携するハイブリッド型蓄電池で、停電時に家全体をバックアップする「全負荷対応」モデルです
。停電時の出力が5.5kWと高く、200V機器も使用可能。ライフスタイルの変化に合わせて、後から蓄電池ユニットを増設できる柔軟性も備えています44 。44 -
AI制御と運転モード: 「ELIIY CLOUD AI-SOLA」というAI機能を活用し、天気予報や電力使用状況に応じて最適な運転モードを自動選択します。また、対象のエコキュートと連携し、太陽光の余剰電力で効率的にお湯を沸かすといった高度な制御も可能です
。44
エネがえるでの活用ポイント
エリーパワー製品の最大の訴求ポイントは「安全性」と「信頼性」ですが、これは直接的な経済メリットとして数値化しにくい価値です。そこで、エネがえるASPを使って、まず「経済的な合理性」という土台を固めることが重要になります。 顧客データに基づき、POWER iE5 GRIDⅡ(6.4kWh)を導入した場合の15年間の電気代削減額を明確に提示します。その上で、「この確かな経済メリットに加えて、エリーパワー製品は業界最高水準の安全性を備えており、10年、15年と長期間にわたって安心してお使いいただけます」と訴求するのです。エネがえるASPが示す具体的な「金額」という客観的データが、顧客に「安心」という付加価値への投資を納得させる強力な後押しとなります。
■スマートソーラー(5製品)
スマートソーラーは、京セラ出身の創業者が設立した、技術力に定評のあるエネルギーベンチャーです
エネがえる登録製品リスト
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スマート蓄電システム-S(11.52kWh)
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スマート蓄電システム-H(11.82kWh)
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ハイブリッドシステム-T(11.52kWh)
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スマート蓄電-Ⅱ(10.0kWh)
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スマート蓄電-Ⅱ(15.0kWh)
キー製品解析
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スマート蓄電システム: 11.5kWhクラスの大容量ながら、業界平均の1/2から1/3とも言われる圧倒的な低価格が最大の特徴です
。これにより、蓄電池導入の初期費用という最大のハードルを大きく引き下げています。46 -
全負荷対応とAI機能: 低価格でありながら機能も充実しており、停電時には家全体をバックアップする「全負荷対応」で、200V機器も使用可能です
。また、AI機能も搭載しており、各家庭の電力使用パターンや太陽光の発電量を学習し、充放電を自動で最適化します46 。47 -
長寿命: サイクル寿命は12,000サイクルと長く、長期にわたって安定した性能が期待できます
。47
エネがえるでの活用ポイント
スマートソーラー製品の最大の武器は「圧倒的低価格」です。エネがえるASPは、その価格優位性を、具体的な「経済メリットの差」として明確に可視化します。 競合となる他社の大容量蓄電池と「スマート蓄電システム」を、同じ顧客条件でシミュレーションします。提案書には、それぞれの「初期投資額」「15年間の累計削減額」「投資回収年数」が並べて表示されます。これにより、営業担当者は「スマートソーラー製品は、他社製品に比べて初期費用がこれだけ低く、その結果、投資回収が〇年も早まります」という、極めて説得力のある提案が可能になります。顧客は、ブランド名だけでなく、自身の家計に最も貢献する製品はどれかを、客観的なデータに基づいて選択できるようになります。
■トヨタ自動車(1製品)
世界最大の自動車メーカーであるトヨタは、電動車(HEV, PHEV, BEV)で培った高度な電池技術と品質管理能力を活かし、住宅用蓄電池「おうち給電システム」を開発しました。車載用バッテリーの高い安全基準をクリアした信頼性と、車と家が連携する独自のエネルギーマネジメントが最大の特徴です。
エネがえる登録製品リスト
キー製品解析
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トヨタ品質の安全性と信頼性: このシステムの蓄電池には、RAV4 PHEVにも採用されている高品質な電池が使われています
。過酷な車載環境で鍛えられた安全性と耐久性は、住宅用としても最高の安心感を提供します。6 -
クルマと連携するV2H機能: 停電時には、ハイブリッド車や電気自動車を「移動できる電源」として活用できます。ケーブル1本で車とシステムを繋ぐだけで、車のガソリンやバッテリーを使って家に給電することができ、長期の停電にも対応可能です
。48 -
全負荷対応とスマホ連携: 蓄電容量は8.7kWhで、停電時には家中の電気が使える全負荷対応です。200VのエアコンやIHも使用できます
。また、専用のスマホアプリで、発電量や消費電力、電気の自給率などをリアルタイムに確認でき、運転モードの切り替えも簡単に行えます6 。48
エネがえるでの活用ポイント
「おうち給電システム」の価値は、蓄電池単体ではなく、「車との連携」によって最大化されます。この独自の価値を顧客に伝えるには、従来の蓄電池シミュレーションだけでは不十分です。エネがえるASPの兄弟プロダクトとなるエネがえるEV・V2HのEV/V2H経済効果シミュレーション機能が、ここでも威力を発揮します。 まず、蓄電池導入による電気代削減効果をシミュレーション。それに加え、トヨタのハイブリッド車やEVを所有している顧客に対しては、V2H連携によるさらなる買電量削減効果や、災害時のバックアップ能力向上といったメリットを具体的に示すことができます。「蓄電池だけでもこれだけお得になりますが、トヨタのシステムなら、お持ちのプリウスが巨大な予備電源になり、これだけの安心が加わります」という提案は、特にトヨタ車オーナーの心に強く響くでしょう。
■日本エネルギー総合システム(3製品)
日本エネルギー総合システムは、太陽光発電所のEPC(設計・調達・建設)事業で実績を積んだ企業であり、その知見を活かして自社ブランドの蓄電システム「JEB(JPN ENERGY BATTERY)」を展開しています
エネがえる登録製品リスト
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JEBハイブリッド蓄電システム(5.0kWh)
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JEBハイブリッド蓄電システム(10.0kWh)
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JEBハイブリッド蓄電システム(15.0kWh)
キー製品解析
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高い安全性と効率: 安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。さらに、パワコンに搭載されたAI技術が、電気火災の原因となるアーク放電を瞬時に検知・遮断する安全機能を備えています
。パワコンの最大変換効率は97.5%と業界トップレベルで、発電した電気を無駄なく活用できます51 。51 -
柔軟な拡張性: 5kWhのモジュールを組み合わせることで、5kWh、10kWh、15kWhと、ライフスタイルの変化に応じて後からでも容量を拡張できます。家庭だけでなく、小規模な事務所や店舗にも対応可能な大容量設計です
。51 -
デザイン性: 薄型で洗練されたデザインは、住宅の景観を損なわず、省スペースでの設置に適しています
。51
エネがえるでの活用ポイント
JEBのような専門性の高いブランド製品を提案する場合、その技術的な優位性(高効率、安全機能)を、顧客にとっての具体的なメリットに翻訳する必要があります。エネがえるASPは、その「翻訳機」の役割を果たします。 例えば、JEBの変換効率97.5%という数値を、エネがえるASPのシミュレーションに入力します。すると、変換効率96%の一般的な製品と比較して、「15年間で〇〇円分、より多くの電気を有効活用できます」という形で、技術的優位性を金額として提示できます。また、顧客のライフプランに寄り添った提案を行うことも可能です。
■住友電気工業(4製品)
住友電気工業は、電線や光ファイバーなどで世界的なシェアを持つ素材・インフラの巨大企業です。その技術力を結集して開発された家庭用蓄電池が「POWERDEPO®(パワーデポ)」シリーズです。業界最小・最軽量クラスのコンパクト設計や、マンションのベランダにも設置できる柔軟性など、都市部の住宅環境に配慮した製品開発が特徴です
エネがえる登録製品リスト
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POWERDEPO®Ⅲ(3.263kWh)
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POWERDEPO®Ⅳ(3.3kWh)
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POWERDEPO®H(12.8kWh)
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POWERDEPO®Ⅴ(3.256kWh)
キー製品解析
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POWERDEPO® Ⅳ/Ⅴ: 3.3kWhクラスの単機能型蓄電池で、最大の特徴はその圧倒的なコンパクトさです
。エアコンの室外機ほどのサイズで、パワコンも内蔵しているため、狭いスペースやマンションのベランダなど、これまで設置が難しかった場所にも導入可能です。2台まで増設でき、容量を6.6kWhにすることもできます。52 -
POWERDEPO® H: 12.8kWhの大容量と6.0kVAの高出力を両立したハイブリッド型蓄電池です
。停電時には家全体をバックアップでき、200V機器も使用可能。15年という長期の機器保証・容量保証が付帯し、長期間安心して使用できます53 。54 -
安心の見守りサービス: 全モデルで、インターネットを介した24時間の遠隔監視サービスを提供。異常を検知した際には迅速な対応が可能で、利用者の安心感を高めています
。54
エネがえるでの活用ポイント
住友電工製品のユニークなセールスポイントは「設置場所の柔軟性」です。特にマンション居住者など、これまで蓄電池を諦めていた層にアプローチできる可能性があります。エネがえるASPを活用することで、この新たな顧客層に響く提案が可能になります。 例えば、マンションに住む顧客に対して、「POWERDEPO® Ⅳ」を導入した場合の経済効果をシミュレーションします。太陽光がない場合でも、深夜の割安な電力を充電し、昼間の高い時間帯に使う「ピークシフト」による電気代削減額を具体的に算出できます。「月々これだけの電気代が削減でき、さらに停電時にも最低限の電力が確保できます。このコンパクトなサイズなので、ベランダにも設置可能です」という提案は、新たな市場を切り拓く力を持っています。
■エクソル(6製品)
エクソルは、太陽光発電の専門商社として国内トップクラスの実績を誇り、その知見を活かして高性能な蓄電システムを開発・提供しています
エネがえる登録製品リスト
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XSOLハイブリッド蓄電システム(5.0kWh)
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XSOLハイブリッド蓄電システム(10.0kWh)
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XSOLハイブリッド蓄電システム(15.0kWh)
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XSOLハイブリッド蓄電システム(7.1kWh)
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XSOLハイブリッド蓄電システム(14.4kWh)
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XSOLハイブリッド蓄電システム(21.5kWh)
キー製品解析
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モジュール式拡張と独立制御: 5kWhや7.1kWhといった蓄電池モジュールを組み合わせることで、最大30kWh以上の大容量まで柔軟に拡張できます
。特筆すべきは、各モジュールがAIによって独立して制御される点です。これにより、新旧のモジュールを混在させても性能が低下せず、万が一1台が故障しても残りのモジュールは正常に稼働し続けるという高い冗長性を実現しています55 。56 -
高い安全性 (AFCI機能): パワコンに搭載されたAI診断機能「AFCI(アーク故障回路遮断器)」が、ケーブルの損傷などによって発生する危険なアーク放電を瞬時に検知し、システムをシャットダウン。電気火災のリスクを未然に防ぎます
。56 -
設置性と柔軟な運転モード: 奥行き15cmという薄型設計で、省スペース設置が可能です
。停電時には家全体をバックアップする「全負荷モード」と、特定の回路のみに供給して電力を長持ちさせる「特定負荷モード」を、設置後でも切り替えられる柔軟性も魅力です56 。55
エネがえるでの活用ポイント
エクソル製品の高度な技術的特徴をエネがえるASPは、これらの技術的優位性を「安心」と「経済性」という分かりやすい価値に転換します。 まず、エネがえるASPで基本的な経済効果(電気代削減額)を提示し、投資の妥当性を証明します。その上で、「この経済性に加え、エクソル製品はAIによる火災防止機能を備えており、最高レベルの安全性を実現します。また、将来バッテリーを増設する際も、独立制御技術により無駄なく性能を最大限に引き出せるため、長期的に見ても非常に経済的です」と説明します。エネがえるASPが提供する客観的な経済データが、高度な技術への信頼感を醸成し、顧客の意思決定を後押しします。
※参考:エクソル、産業用自家消費API導入で太陽光シミュレーション時間を3時間から5分へ大幅短縮 〜複数パターン提案で顧客満足度向上〜
■ダイヤゼブラ電機(4製品)
ダイヤゼブラ電機は、パワーコンディショナの分野で長年の実績を持つ老舗メーカーです。その技術力を結集した蓄電ハイブリッドシステム「EIBS7(アイビスセブン)」は、業界トップクラスの長寿命と、1日に2回の充放電を可能にする独自の運転モードで、高い費用対効果を実現する製品として市場で高く評価されています。
エネがえる登録製品リスト
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蓄電ハイブリッドシステム(4.0kWh)
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蓄電ハイブリッドシステム(9.48kWh)
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EIBS7(7.04kWh)
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EIBS7(14.08kWh)
キー製品解析
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EIBS7 (アイビスセブン): この製品の最大の強みは、その卓越した耐久性と運用効率です。
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12,000サイクルの長寿命: 一般的な蓄電池のサイクル寿命が6,000~8,000回程度である中、12,000サイクルという数値は業界最高水準です。1日1サイクルの使用で単純計算すると30年以上に相当し、長期にわたる経済メリットが期待できます
。58 -
スマートモードによる1日2サイクル運転: 独自の「スマートモード」を設定することで、1日に2回の充放電が可能になります。例えば、「深夜の安い電気で充電→朝に放電」「昼間の太陽光で充電→夕方~夜に放電」というサイクルを回すことで、7.04kWhの容量でも大容量蓄電池と同等の働きをさせることができます
。59 -
高出力・全負荷対応: 停電時の出力は5.5kWと高く、200V機器も使える全負荷対応のため、オール電化住宅でも安心して使用できます
。60
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エネがえるでの活用ポイント
「EIBS7」の「12,000サイクル」や「1日2サイクル運転」といった特徴は、長期的な経済効果に直結する非常に重要な要素です。しかし、これらの価値を口頭で説明し、顧客に実感させるのは至難の業です。エネがえるASPは、この長期的な価値を具体的な金額としてシミュレーションし、可視化します。 エネがえるASPの「詳細設定モード」では、2サイクル運転有無を含む運転モードを細かく設定できます。これにより、「EIBS7をスマートモードで運用した場合」と「一般的な1サイクル運転の蓄電池を導入した場合」の15年間の総節約額を比較提示できます。「EIBS7は初期費用が少し高くても、独自の2サイクル運転により年間の節約額がこれだけ大きくなるため、長期的にはこちらの方が断然お得です」という、データに基づいた説得力のある提案が可能になります。
※参考:2サイクルでの蓄電池シミュレーションは可能ですか? | エネがえるFAQ(よくあるご質問と答え)
■HUAWEI(6製品)
通信機器の世界的巨人であるHUAWEI(ファーウェイ)は、その最先端のICT技術をエネルギー分野に応用し、革新的な蓄電システム「LUNA2000」を開発しました。業界を驚かせた奥行き15cmという超薄型デザイン、モジュール式の柔軟な拡張性、そしてAIを活用した業界最高水準の安全機能が特徴で、グローバル市場で急速にシェアを拡大しています。
エネがえる登録製品リスト
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LUNA2000蓄電システム(5.0kWh)
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LUNA2000蓄電システム(10.0kWh)
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LUNA2000蓄電システム(15.0kWh)
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LUNA2000蓄電システム(7.1kWh)
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LUNA2000蓄電システム(14.4kWh)
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LUNA2000蓄電システム(21.5kWh)
キー製品解析
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超薄型デザインと柔軟な設置性: 奥行きわずか15cmというスリムな筐体は、従来の蓄電池の常識を覆すものです
。これにより、狭い通路や壁掛けなど、設置場所の自由度が飛躍的に向上しました。61 -
モジュール式拡張と独立最適化: 5kWhまたは7.1kWhのバッテリーモジュールを積み重ねることで、最大30kWh(2台並列でそれ以上も可)まで容量を拡張できます
。各モジュールが独立して最適化されるため、後から増設しても性能が劣化しないという大きなメリットがあります63 。64 -
圧倒的な安全性: 独自のAIチップを搭載した「スマートアーク保護(AFCI)」機能により、危険なアーク放電をわずか0.5秒で検知・遮断し、火災リスクを徹底的に排除します
。さらに、最新モデルのLUNA S1では、セルレベルでの温度管理、能動的圧力解放、緊急消火モジュールといった5層の安全保護機能を備えています61 。64 -
高いコストパフォーマンス: グローバルでの大量生産により、これだけの高機能・高性能でありながら、国内メーカー品と比較して非常に競争力のある価格を実現しています
。61
エネがえるでの活用ポイント
HUAWEI製品は、技術仕様、安全性、価格のすべてにおいて非常に強力ですが、海外ブランドであることへの不安を抱く顧客もいるかもしれません。エネがえるASPは、客観的なデータ比較を通じて、その不安を払拭し、製品の優位性を合理的に証明するツールとなります。 顧客の前で、HUAWEI LUNA2000と国内の競合製品をエネがえるASPでシミュレーションします。「ご覧の通り、LUNA2000は国内のこの製品と比較して、初期費用がこれだけ抑えられます。そして15年間の経済メリットはこちらの方が大きくなります。さらに、AIによる火災防止機能など、安全性においても最高レベルです」と、具体的な数値で示すことで、ブランドへの先入観を超えた、合理的な製品選択を促すことができます。
■カナディアン・ソーラー(3製品)
カナディアン・ソーラーは、世界有数の太陽光パネルメーカーであり、そのグローバルな知見と生産能力を活かして、家庭用蓄電システム「EP Cube」を提供しています。モジュール式のスマートな設計、15年という長期保証、そして高い安全性を備えたリン酸鉄リチウムイオン電池の採用が特徴です。
エネがえる登録製品リスト
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EP Cube(6.6kWh)
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EP Cube(9.9kWh)
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EP Cube(13.3kWh)
キー製品解析
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モジュール式設計: 3.3kWhの軽量な蓄電池パックを組み合わせることで、6.6kWh、9.9kWh、13.3kWhの3つの容量を構成します
。これにより、運搬や設置が容易になり、顧客のニーズに合わせた柔軟な提案が可能です。最大6台まで並列接続でき、79.8kWhという産業用に匹敵する大容量も実現できます65 。66 -
長期保証と安全性: 高品質なリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、15年間の長期製品保証を提供している点は、大きな安心材料です
。防水・防塵性能もIP65と高く、屋外設置でも安心して使用できます。65 -
スマートな運用: 専用アプリを通じて、発電量や消費電力を遠隔でモニタリングできます。また、悪天候が予測される際には、事前にアプリから警告メッセージが通知され、停電に備えることができます
。67
エネがえるでの活用ポイント
カナディアン・ソーラーのようなグローバルブランドの製品を提案する際、そのコストパフォーマンスの高さを具体的に示すことが重要です。エネがえるASPは、そのための最適なツールです。 顧客の電力使用状況に基づき、「EP Cube」と国内の同等容量の製品で経済効果を比較シミュレーションします。初期費用、年間の電気代削減額、長期経済メリットなどを並べて表示することで、「EP Cubeは15年の長期保証が付いていながら、これだけ初期費用を抑えることができ、トータルの経済性で優れています」という、説得力のある提案が可能になります。エネがえるASPを使うことで、営業担当者は自信を持って、顧客にとって最も合理的な選択肢を提示することができます。
■Looop(5製品)
Looopは、「エネルギーフリー社会の実現」をビジョンに掲げる新電力会社であり、太陽光発電や蓄電池の分野でも、既成概念にとらわれないユニークな製品・サービスを展開しています。「Looopでんち」や「Looop SOLABOX」は、同社が持つ膨大な電力データを活用したAIによる最適制御と、優れたコストパフォーマンスが特徴です。
エネがえる登録製品リスト
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Looopでんち(4.0kWh)
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Looop SOLABOX 5.8kWh ハイブリッド
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Looop SOLABOX 11.5kWh ハイブリッド
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Looop SOLABOX 5.8kWh 単機能
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Looop SOLABOX 11.5kWh 単機能
キー製品解析
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AIによる最適制御: Looop製品の最大の特徴は、独自のAI技術です。全国1,700箇所以上の自社太陽光発電所の発電実績データ、電力小売事業で培った需要予測データ、そして各家庭の電力使用パターンを組み合わせ、最も電気料金が安くなるように蓄電池の充放電を自動で制御します
。68 -
コストパフォーマンス: 「Looopでんち」は、高品質な部品を使用しながらも、メーカー希望小売価格を100万円以下に抑えるなど、高いコストパフォーマンスを実現しています
。これにより、蓄電池導入のハードルを大きく下げています。69 -
柔軟なラインナップ: 4.0kWhのコンパクトなハイブリッド型「Looopでんち」から、5.8kWh/11.5kWhの容量を選べる「Looop SOLABOX」(ハイブリッド/単機能)まで、顧客のニーズに合わせたラインナップを用意しています
。71
エネがえるでの活用ポイント
LooopのAI制御は非常に強力ですが、その「賢さ」を事前に顧客に体感してもらうことはできません。そこでエネがえるASPが、そのAIがもたらす経済効果を「予測値」として具体的に提示します。 エネがえるASPのシミュレーションでは、売電優先モードや自家消費優先モードなど、様々な運転パターンでの経済効果を算出できます。これにより、「仮に標準的な自家消費モードで運転した場合でも、Looopでんちを導入すれば年間これだけの経済メリットが見込めます。Looop独自のAIは、ここからさらにご家庭の状況に合わせて最適化を行うため、これを上回る効果が期待できます」という二段構えの説得力ある提案が可能になります。エネがえるASPが示す「最低保証ラインの経済性」が、目に見えないAIへの信頼感を補強します。
■Solax Power Network(5製品)
SolaX Powerは、パワーコンディショナと蓄電池システムの開発・製造を専門とするグローバルメーカーです
エネがえる登録製品リスト
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solaxbattery 出力3kW(5.8kWh)
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solaxbattery 出力3kW(11.5kWh)
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solaxbattery 出力5.9kW(5.8kWh)
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solaxbattery 出力5.9kW(11.5kWh)
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solaxbattery 出力5.9kW(17.3kWh)
キー製品解析
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長寿命と高い耐久性: 12,000サイクル(DOD50%時)という非常に長いサイクル寿命を誇り、長期にわたる安定した運用が可能です
。また、動作温度範囲が-10℃~55℃と広く、様々な環境に対応できます73 。74 -
柔軟なシステム構成: 5.8kWhのバッテリーを最大3台組み合わせることで、5.8kWh、11.5kWh、17.3kWhと容量を拡張できます。また、パワコンの出力も3kWと5.9kWから選択可能。停電時には全負荷/特定負荷のいずれにも対応でき、200V機器も使用できるなど、高い柔軟性を備えています
。73 -
ハイブリッド設計: 太陽光発電からの直流電力を直接充電できるハイブリッド型のため、変換ロスが少なく効率的です。MPPT回路を複数搭載しており、複雑な屋根形状にも対応しやすい設計となっています
。74
エネがえるでの活用ポイント
SolaX Powerのような海外の高性能ブランドを提案する際、その多機能性を顧客のメリットに結びつけることが重要です。エネがえるASPは、その複雑な機能性をシンプルな経済メリットに変換します。 例えば、全負荷対応や200V出力といった機能を活かしたいオール電化住宅の顧客に対し、エネがえるASPでシミュレーションを行います。停電時もエアコンやIHが使えるという安心感を伝えつつ、「平常時においても、この高効率なハイブリッドシステムにより、15年間でこれだけの電気代削減が見込めます」と具体的な金額を提示します。エネがえるASPが示す「平常時の経済性」という確固たる土台があるからこそ、顧客は「停電時の利便性」という付加価値にも納得し、投資判断を下しやすくなります。
■村田製作所(8製品)
村田製作所は、電子部品の世界的なトップメーカーであり、そのコア技術であるセラミックスや電子回路技術を応用して、極めて安全性の高いリチウムイオン電池「FORTELION」を開発しました。この自社製電池を搭載した「All-in-One蓄電池システム」は、安全性と長期保証に徹底的にこだわった製品です。
エネがえる登録製品リスト
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All-in-One蓄電池システム(2.3kWh)
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All-in-One蓄電池システム(3.5kWh)
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All-in-One蓄電池システム(2.3kWh×2)
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All-in-One蓄電池システム(2.3kWh+3.5kWh)
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All-in-One蓄電池システム(3.5kWh×2)
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All-in-One蓄電池システム(3.5kWh+3.5kWh)
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All-in-One蓄電池システム(2.3kWh×2 +3.5kWh)
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All-in-One蓄電池システム(3.5kWh×2 +3.5kWh)
キー製品解析
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All-in-One蓄電池システム: パワーコンディショナと蓄電池を一体化したハイブリッド型システムです。最大の特徴は、村田製作所が独自開発したオリビン型リン酸鉄リチウムイオン電池「FORTELION」を搭載している点です。この電池は、内部短絡が起きても熱暴走しにくい極めて安全な構造を持っています。
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長期保証: 製品の安全性と品質への自信の表れとして、15年という業界トップクラスの長期保証を提供しています
。75 -
柔軟な組み合わせ: 2.3kWhと3.5kWhのユニットを組み合わせることで、2.3kWhから最大26.1kWh(理論値)まで、非常に細かく容量をカスタマイズできる点がユニークです。
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インテリジェント機能: 気象警報と連動して自動で充電を開始する「備蓄モード」など、安心を高める機能も搭載しています
。77
エネがえるでの活用ポイント
村田製作所製品の最大の価値は「安全性」と「長期保証」にあります。これは顧客にとって非常に重要ですが、経済的なメリットとしては見えにくい部分です。エネがえるASPは、この見えにくい価値を支える「経済的な裏付け」を提供します。 まず、顧客に最適な容量の組み合わせ(例:3.5kWh×2 = 7.0kWh)をエネがえるASPでシミュレーションし、「このシステムを導入することで、15年間でこれだけの電気代を削減できます」と、投資の回収計画を明確に示します。その上で、「この経済的なメリットは、村田製作所の15年という長期保証によって担保されています。業界最高水準の安全性を持つ電池なので、長期間、安心してこのメリットを享受し続けることができます」と訴求します。エネがえるASPが示す具体的な「利益」が、「安心」という価値の説得力を何倍にも高めるのです。
※参考:村田製作所 導入実績と信頼性がある 太陽光・蓄電池経済効果API・エネがえるASP導入事例
■京セラ(11製品)
京セラは、太陽光発電のパイオニアとして長年の歴史と実績を持つ企業です。その技術力を活かし、世界で初めて電極に粘土(クレイ)状の材料を用いた「クレイ型リチウムイオン蓄電池」を開発。「Enerezza(エネレッツァ)」シリーズとして製品化しました。長寿命、高い安全性、そして優れた設計思想が特徴です。
エネがえる登録製品リスト
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マルチDCリンクタイプ(6.5kWh) ※一部参考値
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大容量タイプ(12.0kWh) ※一部参考値
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Enerezza(5.0kWh)
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Enerezza(10.0kWh)
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Enerezza(15.0kWh)
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Enerezza®(5.5kWh)
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Enerezza®(11.0kWh)
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Enerezza®(16.5kWh)
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Enerezza® Plusハイブリッド(5.5kWh)
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Enerezza® Plusハイブリッド(11.0kWh)
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Enerezza® Plusハイブリッド(16.5kWh)
キー製品解析
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Enerezza (エネレッツァ): 世界初の「クレイ型蓄電池」を搭載
。これにより、製造プロセスにおける電極の厚塗りや高速化が可能となり、コストを抑えつつ高い安全性を実現しました。釘刺し試験などでも発煙・発火しない高い安全性が実証されています78 。78 -
柔軟な容量と設置性: 5kWh、10kWh、15kWh(5kWhユニットの組み合わせ)など、ライフスタイルに合わせて容量を選択・増設できます
。また、-20℃の低温環境でも動作するため、寒冷地での屋外設置も可能です。屋内設置にも対応しており、塩害地域などでも導入しやすいのが強みです78 。78 -
デザインと長期保証: 住宅に調和するシンプルで洗練されたデザインは、2019年のグッドデザイン賞を受賞しています
。また、国内自社工場での一貫生産による高い品質を背景に、15年という長期の機器保証を提供しています78 。79
■DMM(4製品)
IT大手のDMM.comは、エネルギー事業「DMMエナジー」を通じて、家庭用蓄電システム市場に参入しています。「DMM.make.smart」シリーズは、IT企業ならではの視点で、性能、機能、価格のバランスを追求した製品です。特に大容量・全負荷対応のモデルを競争力のある価格で提供しています。
エネがえる登録製品リスト
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DMM.make.smart(9.8kWh)
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DMM.make.smart ハイブリッド型蓄電システム(5.0kWh)
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DMM.make.smart ハイブリッド型蓄電システム(10.0kWh)
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DMM.make.smart ハイブリッド型蓄電システム(15.0kWh)
キー製品解析
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DMM.make.smart (9.8kWh): 伊藤忠商事の「Smart Star L」のOEMモデルと見られ、単機能型でありながら停電時に家全体をバックアップする「全負荷対応」が最大の特徴です
。9.8kWhの大容量と3kVAの高出力で、200V機器も使用可能。既設の太陽光発電システムを持つ家庭に、高い安心感を提供します。80 -
ハイブリッド型蓄電システム: こちらはHUAWEIの「LUNA2000」のOEMモデルと考えられます。5kWh、10kWh、15kWhのモジュール式で、柔軟な容量選択が可能です。超薄型デザインやAIによるアーク放電防止機能(AFCI)といった、ベースモデルの優れた特徴を継承しています。
■Qセルズ(3製品)
Qセルズは、ドイツ発の技術力を誇る世界有数の太陽光パネルメーカーです。その高い品質と性能は蓄電システムにも反映されており、「Q.READY」シリーズは、将来のライフスタイルの変化を見据えた「拡張性」をコンセプトにした先進的なシステムです。
エネがえる登録製品リスト
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太陽光発電用ハイブリッド蓄電システム(5.6kWh)
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QREADY-B77-1 Q.Ready(7.7kWh)
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QREADY-B97-1 Q.Ready(9.7kWh)
キー製品解析
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Q.READY: このシステムの最大の特徴は、「まず太陽光発電と専用パワコンだけを設置し、後から蓄電池やV2Hを自由に追加できる」という拡張性の高さです
。パワコンはニチコン社製のトライブリッドパワコンをベースにしており、最初から蓄電池とV2Hの接続を見越した設計になっています。これにより、後からシステムを追加する際に、パワコンの交換や増設が不要となり、コストと手間を大幅に削減できます82 。84 -
高性能・全負荷対応: 蓄電池ユニットは7.7kWhと9.7kWhの2種類から選べ、いずれも停電時に家中の電気が使える全負荷対応です
。自立運転時の出力も高く、200V機器も安心して使用できます。82 -
気象警報連動: ニチコンのシステムをベースにしているため、気象警報を受信すると自動で充電を開始する安心機能も搭載しています
。82
■荏原実業パワー(4製品)
荏原実業は、ポンプや送風機などで知られる荏原製作所のグループ企業であり、エネルギー分野でもその技術力を発揮しています。「EJ-POWER」シリーズは、安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、停電時にも普段と変わらない生活を支える全負荷・200V対応を特徴としています。
エネがえる登録製品リスト
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EJ1-HB蓄電池(5.8kWh)
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EJ1-HB蓄電池 出力5.9kW(11.5kWh)
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EJ1-HB蓄電池 出力3.0kW(11.5kWh)
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EJ1-HB蓄電池 (17.3kWh)
キー製品解析
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EJ-POWER ハイブリッド蓄電システム: 5.8kWhから17.3kWhまで、幅広い容量をラインナップしています
。全モデルで停電時に家全体をバックアップする「全負荷対応」となっており、エアコンやIH調理器などの200V機器も使用可能です85 。87 -
安全性と耐久性: 安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、筐体は防塵・防水等級IP65の高い保護性能を誇ります
。86 -
AI制御: 上位モデルでは、AIが天気予報を読み取り、電気料金プランに合わせて深夜の充電量を最適にコントロールする機能も搭載しています
。85
■リミックスポイント(4製品)
リミックスポイントは、エネルギー関連事業や中古車関連事業などを手掛ける企業で、自社ブランドの蓄電システム「remixbattery」を展開しています
エネがえる登録製品リスト
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remixbattery単機能(11.5kWh)
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remixbatteryハイブリッド(11.5kWh)
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remixbattery単機能(5.8kWh)
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remixbatteryハイブリッド(5.8kWh)
キー製品解析
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remixbattery: 5.8kWhと11.5kWhの2つの容量で、それぞれハイブリッド型と単機能型を選択できます
。89 -
柔軟な運用: 停電時には家全体をバックアップする「全負荷」と、特定の回路のみをバックアップする「重要負荷」を設置時に選択可能
。また、平常時も「環境重視」「節約重視」「備蓄重視」など4つの運転モードからライフスタイルに合わせた運用ができます89 。90 -
安全性と耐久性: 安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、サイクル寿命は8,000サイクル以上を確保しています
。IP65の防水・防塵性能も備えています。86
■エネルギーギャップ(2製品)
エネルギーギャップは、再生可能エネルギーのトータルサプライヤーとして、太陽光モジュールから蓄電システムまで幅広く手掛ける企業です
エネがえる登録製品リスト
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蓄電システム(6.525kWh)
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蓄電システム(26.1kWh)
キー製品解析
エネルギーギャップは、家庭用の標準的な容量である6.5kWhクラスから、26.1kWhという産業用にも匹敵する超大容量の蓄電システムまで提供しており、幅広い需要に対応する体制を整えています 92。特に大容量モデルは、二世帯住宅や小規模事業所など、電力使用量が非常に多いケースでの活用が期待されます。
■デルタ電子(2製品)
デルタ電子は、スイッチング電源や冷却ファンで世界トップクラスのシェアを誇る台湾の電子部品メーカーです。その高度な電力変換技術を活かして開発されたのが、ハイブリッド蓄電システム「セイバーH」です。1台5役の多機能性と、高い変換効率、そして停電時の高出力が特徴です。
エネがえる登録製品リスト
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セイバーH6000シングルバッテリーシステム(5.6kWh)
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セイバーH12000ダブルバッテリーシステム(11.2kWh)
キー製品解析
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セイバーH: 5.6kWhと11.2kWh(5.6kWh×2)の2つの容量をラインナップ
。太陽光の電気を「使う」「ためる」「売る」、そして夜間は「蓄電池から供給」「深夜電力を充電」という1台5役をこなす高機能ハイブリッドシステムです93 。93 -
高効率・高出力: 太陽光で発電した直流電力を、直流のまま蓄電池に貯めるため、変換ロスが少なく高効率です
。停電時の出力は3kWと高く、200V機器も使える全負荷対応のため、オール電化住宅でも安心です94 。95 -
DICT技術: 独自の「デュアルインバータ・テクノロジー」により、停電時も安定して200Vを供給できます
。95
■ジンコソーラー(3製品)
ジンコソーラーは、太陽光パネルの出荷量で世界トップクラスを誇るグローバルカンパニーです。そのスケールメリットと技術力を活かして開発された家庭用蓄電システムが「SUNTANK」です。大容量・高出力、長寿命、そして優れた耐環境性能を特徴としています。
エネがえる登録製品リスト
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SUNTANK(6.1kWh)
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SUNTANK(9.2kWh)
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SUNTANK(12.2kWh)
キー製品解析
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SUNTANK: 6kWh、9kWh、12kWhクラスの3つの容量をラインナップ
。ハイブリッド型で、停電時には5.9kWという高出力で家全体をバックアップする全負荷対応です96 。97 -
長寿命と高耐久: 安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、サイクル寿命は12,000回と業界トップクラスの長寿命を誇ります
。製品保証も15年と長く、安心して使用できます。97 -
優れた耐環境性能: 動作温度範囲が-30℃~となっており、非常に厳しい寒冷地での設置にも対応可能です
。96
■正興電機製作所(1製品)
正興電機製作所は、電力の受変電設備や開閉装置などを手掛ける、電力インフラの専門メーカーです。その高い技術力と信頼性を背景に、家庭用蓄電システム「ENEPAC-HyBrid」を開発しました。電力インフラを知り尽くしたメーカーならではの、堅実な設計思想が特徴です。
エネがえる登録製品リスト
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ENEPAC-HyBrid(10.24kWh)
キー製品解析
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ENEPAC-HyBrid: 10.24kWhという大容量で、日本の平均的な家庭の1日の消費電力をほぼまかなえる設計です
。太陽光発電と連携するハイブリッド型で、停電時には家全体をバックアップする全負荷・200V対応。もしもの時にも普段と変わらない生活を支えます99 。99
第4章 複雑さから成約へ:エネがえるASPのコアエンジン
これまでに見てきたように、現在の住宅用蓄電池市場は、顧客に最適な一台を提案するにはあまりにも複雑です。この「複雑性の谷」を乗り越え、営業担当者一人ひとりを「エネルギー提案のプロフェッショナル」へと変貌させるのが、エネがえるASPの強力なコアエンジンです。ここでは、なぜエネがえるASPが、単なる計算ツールではなく、「売れる仕組み」そのものであるのか、その心臓部を解き明かします。
シミュレーションエンジン:精度と信頼性の源泉
エネがえるASPの提案書が顧客から絶大な信頼を得る理由は、そのシミュレーションの精度が極めて高いことにあります。この精度は、公的機関が定める厳格な基準と、膨大なデータに基づいた緻密な計算ロジックによって支えられています。
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太陽光発電量予測: 太陽光の発電量は、経済産業省の外郭団体であるNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が提供する、全国836地点の標準気象データベース「METPV-20」と、JIS(日本産業規格)の定める計算式「JIS C 8907」に準拠して、1時間単位で精密に算出されます
。これにより、地域特性や季節変動を考慮した、極めて現実的な発電量を予測します。105 -
蓄電池の経済効果算出: 蓄電池の充放電ロジックは、メーカーから独自に入手した各製品の詳細なスペック(充放電深度、運転モード、変換効率など)に基づき、1時間単位でシミュレーションされます
。例えば、「自家消費優先モード」では、まず太陽光の余剰電力を蓄電し、それでも足りなければ深夜電力を活用する、といった実際の動きを忠実に再現します105 。106 -
経済効果の4要素: 最終的な経済効果は、「①太陽光の余剰売電額」「②太陽光の自家消費による電気代削減額」「③蓄電池の充放電による電気代削減額(ピークシフト効果)」「④最適な電気料金プランへの変更による削減額」という4つの要素を合算して算出されます
。これにより、あらゆる角度からのメリットを網羅した、包括的な提案が可能になります。105
実際に、エネがえるASPを導入した企業からは、「1年点検の際に、シミュレーションと実際の発電・節約実績の誤差がほとんどなく、お客様からの信頼度が格段に向上した」という声が多数寄せられています
参考:「エネがえる」が環境省の脱炭素推進を支援 ~補助金申請が劇的に増加した定量分析の力~
「常に最新」という絶対的な優位性
エネルギー市場は、電気料金プランや各種制度がめまぐるしく変わる、非常に動きの速い世界です。昨日まで最適だった提案が、今日には陳腐化してしまうことも珍しくありません。特に、毎月変動する「燃料費調整額」や、毎年改定される「再エネ賦課金」は、経済効果の試算に大きな影響を与えます。
エネがえるASPは、この課題を根本から解決します。全国100社以上、3,000を超える電気料金プランの単価データを、燃料費調整額や再エネ賦課金を含めて、毎月1回、自動で更新しています
※参考:無料のExcel提案からの脱却 – 株式会社ファナスがエネがえるASPで実現した太陽光提案の信頼性向上と成約率60%
「5分で提案書」が実現する営業革命
どれだけ高精度なシミュレーションが可能でも、その操作が複雑で時間がかかっては意味がありません。エネがえるASPは、誰でも直感的に使えるシンプルなインターフェースを追求。わずか7つのステップで、顧客に最適化されたプロフェッショナルな提案書を、最短5分、多くの場合15秒で自動作成します
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顧客情報(住所、家族構成など)の入力
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現在の電気・ガス契約情報の入力(検針票を見ながら簡単入力)
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太陽光パネルの設置条件の入力
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蓄電池製品のプルダウン選択(本レポートで紹介した164製品から選ぶだけ)
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電気代上昇率やローン情報の入力(任意)
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シミュレーション実行ボタンをクリック
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ExcelとPDF形式で提案書をダウンロード
この圧倒的なスピードは、営業のスタイルを根底から変革します。
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商談の効率化: 提案書作成にかかっていた時間が劇的に短縮され(ある企業では2週間→10分)、営業担当者はより多くの顧客との対話に時間を使えるようになります
。11 -
即時対応力: 顧客の目の前で、「もし蓄電池の容量をワンサイズ大きくしたら?」「もしオール電化にしたら?」といった様々なパターンの比較シミュレーションを即座に提示できます。これにより、商談の熱を逃さず、その場で顧客の疑問を解消できます。
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営業の標準化と早期戦力化: 新人でもベテランと同じクオリティの提案書を簡単に作成できるため、チーム全体の営業力が底上げされ、教育コストも削減できます。
実際にエネがえるASPを導入した企業では、成約率が30%から40%へ10ポイントアップしたり、若手営業担当者が6割、トップセールスマンに至っては85%という驚異的な成約率を達成したりと、目に見える成果が次々と報告されています
※参考:太陽光蓄電池シミュレーションツール エネがえる導入事例 全国販売実績1位 ELJソーラーコーポレーション
※参考:4か月で10件以上受注率50% 太陽光・蓄電池の提案ツール導入事例 アフターホーム
※参考:TGオクトパスエナジー 太陽光・蓄電池と最適な電気料金プランの経済効果と提案書作成にエネがえるASPを導入
第5章 日本の脱炭素化への処方箋:エネがえるが解決する根源的課題
エネがえるASPの価値は、一企業の売上向上に留まりません。視点をマクロに転じれば、このツールが、日本が国として掲げる「2050年カーボンニュートラル」という壮大な目標達成において、極めて重要な役割を果たす「市場形成インスツルメント(Market-Making Instrument)」であることが見えてきます
参考:「エネがえる」が環境省の脱炭素推進を支援 ~補助金申請が劇的に増加した定量分析の力~
参考:エネがえるAPIが実現したパナソニックの「おうちEV充電サービス」
参考:VPPサービス推進に太陽光 蓄電池シミュレーションが必要 エネがえるASP 東邦ガス
情報格差というボトルネック
再生可能エネルギー、特に太陽光発電と蓄電池の普及を阻む最大の障壁の一つは、技術や資金の問題だけではありません。それは、売り手と買い手の間に存在する深刻な「情報格差」と、それに起因する「信頼の欠如」です。
顧客は、数百万円という大きな投資を前に、当然ながら不安を抱えています。「本当に元が取れるのか?」「どの製品が自分の家に最適なのか?」「営業担当者の言うことは信頼できるのか?」。この不安に対し、各社の営業担当者が、それぞれ異なる根拠や精度で、バラバラの提案を行っているのが現状です。ある業者は手計算のExcelで、別の業者は簡易的なウェブツールで、また別の業者は経験と勘でシミュレーションを行う。これでは、顧客が混乱し、不信感を抱き、最終的に「今はやめておこう」と購入を先送りにしてしまうのも無理はありません。
この「情報と信頼の非対称性」こそが、優れた技術が市場に浸透するのを妨げる、根源的なボトルネックなのです。
標準化が市場を創る:エネがえるの社会的意義
エネがえるASPは、この根源的な課題に対する明確な処方箋を提示します。
エネがえるASPは、JISやNEDOといった公的基準に準拠した、透明性の高い統一された評価軸を市場に提供します
この共通言語が普及することで、以下のような好循環が生まれます。
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提案の標準化と信頼性向上: 顧客は、どの業者からも同じ基準に基づいた、比較可能な提案を受け取れるようになります。これにより、不信感が払拭され、安心して製品や施工品質で業者を選ぶことができます。
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営業担当者の質の向上: 営業担当者は、もはや複雑な計算に時間を費やす必要はなく、顧客のライフプランに寄り添い、最適なエネルギー活用法をコンサルティングするという、本来の付加価値の高い業務に集中できます。
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消費者信用の醸成: 市場全体で信頼性の高い提案が標準となることで、消費者全体の蓄電池に対する理解と信用が深まります。
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市場の活性化: 消費者の信頼が高まることで、購入への心理的ハードルが下がり、市場全体の成長が加速します。
つまり、エネがえるASPは、個々の商談を成功に導くだけでなく、市場全体の取引コストを下げ、情報格差を埋め、信頼を醸成することで、蓄電池市場そのものを健全に拡大させる触媒の役割を果たしているのです。
この取り組みの究極的な形が、国内初となる「経済効果シミュレーション保証」サービスです
このように、全国の何千もの販売・施工店に、信頼性の高い標準化された提案ツールを提供することで、エネがえるASPは日本の家庭におけるエネルギー自給の動きを草の根から加速させています。これは、日本の脱炭素化という国家目標を、絵に描いた餅に終わらせず、現場レベルで着実に推進していくための、地味ながらも極めて実効性のあるソリューションなのです。
参考:「エネがえる」が環境省の脱炭素推進を支援 ~補助金申請が劇的に増加した定量分析の力~
※参考:エネがえる 太陽光発電量を基準とした経済効果シミュレーション保証サービス(オプション)サービス資料 – Speaker Deck
第6章 よくあるご質問(FAQ)
エネがえるASPの導入を検討されている事業者様から、特によく寄せられるご質問とその回答をまとめました。
Q1: エネがえるASPの料金体系は?
A1: エネがえるASPは、事業者様の規模や用途に合わせて柔軟に選べる料金プランをご用意しています。初期費用は通常30万円(税別)ですが、無料お試し期間30日以内にお申し込みいただくと無料になるキャンペーンを実施中です。月額料金は、ユーザー数や機能に応じて「Lightプラン(最大5名)」、「Standardプラン(最大30名)」、「Unlimitedプラン(無制限)」などがございます。最新料金体系はこちらをご参照ください。
Q2: シミュレーションの計算ロジックと精度は?
A2: シミュレーションの精度は、エネがえるASPの最も重要な強みです。太陽光発電量の予測には、公的機関であるNEDOの気象データとJIS規格(JIS C 8907)に準拠した計算式を用いており、高い客観性を担保しています 105。蓄電池の経済効果については、メーカーから提供された各製品の詳細な性能データ(充放電深度、変換効率、運転モードごとの制御ロジック等)に基づき、1時間ごとの電力の出入りを精密に計算します 105。実際に導入されたお客様からは、「1年後の実績値とシミュレーションの誤差がほとんどなかった」と高い評価をいただいており、信頼性の高い提案が可能です 11。
参考:「エネがえる」が環境省の脱炭素推進を支援 ~補助金申請が劇的に増加した定量分析の力~
Q3: 対応していない蓄電池や料金プランは追加できますか?
A3: はい、可能です。エネがえるASPは、常に最新の市場状況を反映することをお約束します。もし貴社が取り扱う蓄電池製品や、顧客が契約している新しい電気料金プランがデータベースに未登録の場合、無償で登録対応をいたします。必要な情報をご提供いただいてから、通常約1ヶ月後の月末にはシステムに反映されます 105。これにより、常に最新・最適な提案をお客様に行うことができます。※電気料金プランは「ユーザー」が基本料金・従量料金・燃調費・再エネ賦課金の各単価を設定して試算に反映することも可能です。
Q4: 導入後のサポート体制は?
A4: 安心してご利用いただくために、万全のサポート体制を整えています。操作方法のご説明や活用方法のご相談については、Zoomを利用したオンラインでの個別勉強会を随時「回数無制限」で開催しています。また、詳細なオンラインマニュアルや、よくあるご質問をまとめたFAQサイトも24時間いつでもご確認いただけます。ご契約後の具体的なご質問については、システムにログイン後、右下のチャットボタンから24時間365日専門スタッフ(不在時はAIエージェントが高精度回答)に直接お問い合わせいただくことができ、迅速に対応いたします 105。
Q5: 卒FITや最新の電気料金高騰に対応していますか?
A5: もちろんです。卒FITや電気料金高騰への対策提案こそ、エネがえるASPの最も得意とする領域です。システムは、FIT期間中とFIT終了後の売電単価を分けて計算し、卒FIT後の自家消費の経済的メリットを明確に示します 10。また、全国100社3,000プラン以上の電気料金単価は、毎月変動する燃料費調整額も含めて自動で更新されます。さらに、将来の電気代上昇率を「2%」「5%」など任意に設定してシミュレーションすることも可能で、電気代が高騰していく未来を見据えた、説得力のある長期的な経済効果をお客様に提示することができます 10。
第7章 結論:新たなエネルギー時代の、不可欠なパートナー
我々は今、日本のエネルギー史における大きな転換点に立っています。2025年に本格化する電気料金の構造的な高騰、そして「売電」から「自家消費」へと価値が完全に逆転した卒FIT後の世界。この二つの巨大な波は、もはや見て見ぬふりをすることはできません。
この新しい時代において、旧来の経験と勘、あるいは陳腐化したExcelシートに頼った営業活動を続けることは、荒波の中に羅針盤なく小舟で漕ぎ出すに等しい行為です。それは、企業の成長を停滞させるだけでなく、顧客からの信頼を失い、市場から淘汰されるリスクを増大させます。
本レポートで詳述してきたように、この課題に対する唯一かつ最良の解が、経済効果シミュレーションツール「エネがえるASP」です。
エネがえるASPは、単なる計算ソフトではありません。
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それは、31社164製品という圧倒的な網羅性で、市場の複雑性を「機会」に変える戦略ツールです。
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それは、JISとNEDOの基準に準拠し、常に最新の料金プランを反映することで、顧客の信頼を勝ち取る提案品質の保証書です。
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それは、提案作成時間を数週間から数分に短縮し、営業担当者全員を即戦力化する生産性革命のエンジンです。
そして何よりも、エネがえるASPは、情報格差という市場の根源的な課題を解決し、日本のエネルギー自給と脱炭素化を現場レベルで加速させる、社会的な意義を持つプラットフォームです。
住宅エネルギー市場で本気で成功を目指すすべての商社、販売施工店、工務店、そしてエネルギー事業者の皆様へ。
複雑さを武器に変え、顧客との信頼関係を盤石にし、圧倒的な営業パフォーマンスを実現するための鍵は、ここにあります。
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第8章 ファクトチェック・サマリーと主要出典
本レポートに記載された情報、特に各メーカーの製品仕様、市場動向、エネがえるASPの機能に関する記述は、2025年8月時点において、各メーカーが公開している製品カタログやウェブサイト、政府機関の公表データ、および国際航業株式会社が提供するエネがえるASPの公式ドキュメントに基づき、細心の注意を払って編纂・検証されたものです。
主要出典リスト
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(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/fit_faq.html)
114 -
(https://sumai.panasonic.jp/chikuden/sochiku/)
27 -
(https://solar.huawei.com/jp/professionals/all-products)
10.(https://sii.or.jp/) (エネルギー関連補助金情報)
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