07 / 日陰
日陰の面積だけでは分からない、発電への影響
いつ、どこが、どれだけ隠れるか。さらに、電気的につながる範囲まで分けて検討します。
1. 影面積と発電損失
pvlibの遮蔽モデルでは、影の比率に加えバイパスダイオードの区分等を扱います。影の面積が10%だから発電も必ず10%減る、とは置けません。モデルの適用条件と製品構成を確認します。初版は日陰の物理解析を行わず、別途評価した年間損失率を入力します。
2. 隣家・樹木・屋上設備
障害物の高さと位置、屋根との距離、調査日を記録します。パラペットなど近い物体と周辺建物を区別します。初版の中央除外区域は、その上に配置しないための領域です。区域が落とす影を計算しているわけではありません。
3. 配置と電気構成を一緒に比較
影響が大きい場所を避ける案と、配置を維持して電気構成を変える案では、費用と損失の両方を確認します。機器を追加するだけで損失が消えると仮定せず、製品条件と計算根拠を求めます。影のない区域だけで候補容量を出す方法も比較対象です。
4. 将来の変化
樹木の成長、設備更新、隣接地の建築予定など、確認できた情報を記録します。将来情報がない場合は断定せず、損失が増えたケースでも採算が維持できるかを見ます。ラボの感度分析は発電量低下ケースを比較するためのものです。
この屋根で確認する4項目
- 障害物の高さは分かるか
- 年間の影響を確認したか
- 電気構成の条件はあるか
- 将来変化を別ケースにしたか
このテーマを自分の条件で確かめる入力済みの条件は同じタブ内で引き継ぎます。
参照する一次資料
本文は資料の転載ではなく、比較検討のための編集です。個別適合の判断には、原典の本文と対象製品の施工要領を確認してください。
- direct_martinez:遮蔽損失モデルpvlib公式ドキュメント · 参照日 2026-10-03
バイパスダイオードの区分等を考慮するモデル。初版はこのモデルを実装せず、入力損失率を使用。
- 3D都市モデルの特徴と活用法国土交通省 PLATEAU · 公式解説
建物の幾何形状と詳細度。初版はPLATEAU未接続。構造耐力や下地劣化の情報源にはしない。
