公式情報・計算モデル確認:2026年9月27日
宿泊施設は「客室数×標準容量」で決めない
同じ客室数でも、温泉・プール・レストラン・ランドリー、空調方式、給湯の燃料、稼働率で電力の形が違います。客室が空いていても動く設備と、宿泊人数で増える設備を分けると、太陽光を使える昼の需要と夜の需要を説明できます。
| 施設の特徴 | 太陽光検討で見ること | 蓄電池検討で見ること |
|---|---|---|
| 温浴・リゾート | ポンプ・厨房・空調等の昼需要と季節 | 維持すべき循環・通信・照明の負荷 |
| 都市型ホテル | 清掃・空調・給湯の時刻、屋根面積 | 非常時に開けるエリアと給電経路 |
| 旅館・小規模宿 | 営業日、繁閑、厨房と夕朝食の時刻 | 守る機器を優先順位で選ぶ |
| 宴会・会議機能 | 開催日と瞬間的なピーク | ピーク対策と停電予備残量の両立 |
省エネ・太陽光・蓄電池を順番に比較
空調や給湯の改修予定があるなら、改修後の需要を作ってから容量を決めます。月別の稼働率だけでは30分のピークを表現できません。直近12か月の30分電力、燃料使用量、客室稼働、休館日を同じカレンダーにまとめます。省エネの制度報告と太陽光の経済計算は、目的や評価単位を区別してください。
比較条件をそろえて提案まで進める実務は、IBeeTの事例:容量変更にも社内で対応し、月約50パターンを検討で確認できます。
出典:資源エネルギー庁・定期報告書等の作成支援とベンチマーク / NEDO・日射量データベース(2026-04-30更新)
停電時は「施設全部」ではなく、提供するサービスを選ぶ
停電時に宿泊を続けるのか、待機場所と連絡手段を確保するのかで必要量は大きく変わります。厨房・客室空調・エレベーターまで通常どおり動かす前提と、照明・通信だけを維持する前提を混ぜないでください。
- 避難・連絡・保安のために守る負荷を列挙する。
- 連続稼働か間欠稼働か、何時間必要かを決める。
- 同時に動く最大kWと必要なkWhを別に求める。
- 停電発生時に残っているSOCから、取り出せる量を確認する。
- 配線・切替・起動電流・非常用発電機との役割を電気設計者と確認する。
維持するサービスから容量と時間を計算
初期値は仮定の施設です。安全設備の設計・認定や実際の停電継続時間を保証する計算ではありません。
入力内容は外部送信しません。保存できない場合は上の欄を選択してコピーしてください。表示は小数第2位まで、CSVは計算精度を残します。実際の請求の端数処理は契約に従います。
計算式と、結果が意味すること
平均負荷 = 連続負荷 + 間欠負荷×稼働率 必要電力量 = 平均負荷×必要時間 取り出せる電力量 = 容量×(開始SOC−下限SOC)×放電効率 継続時間 = 取り出せる電力量÷平均負荷
仮定例:連続3kW、間欠4kWを50%の時間使うと平均5kW。8時間なら40kWhが必要です。公称60kWh、開始SOC90%、下限20%、放電効率90%なら取り出せる量37.8kWh、約7.56時間。8時間には約63.49kWhが必要で、同時稼働の定常出力は7kWです。
太陽光は天候や時間に左右されるため、この停電計算では発電の上乗せを0としています。晴れた日の追加発電は別シナリオにし、夜間・悪天候の最低条件を先に確認します。消防等の法定非常電源を代替できるかどうかは、本計算だけでは判断できません。
専門家向け:設計条件・検証方法を詳しく確認
SOCは充電状態の割合です。残しておく予備SOCと下限SOCを混同しないでください。本モデルは停電開始時の実際のSOCを入力し、下限まで取り出す前提です。経年容量低下を考慮する場合は、診断・保証に基づく将来容量に置き換えます。低温補正、待機電力、変圧器損失、起動電流、力率、相数、切替時間、単独運転時のPCS能力は別確認です。
このテーマを、導入企業の現場から
産業用の比較提案を、実務でどう回す?
需要データを集めて試算し、条件を変えて再提案する。提案側の運用と作成時間を事例で確認できます。
エネがえるBiz 活用事例ダイヘン太陽光・蓄電池の試算約3時間 →10分未満産業用蓄電池を含む提案を、短い時間で作成。導入前には3Dモデル作成を含む。比較する作業範囲・試算条件は本文参照。ダイヘンの事例を読む
エネがえるBiz 活用事例電巧社現場での取り組み自家消費型太陽光・産業用蓄電池の提案に対応取材時の取り組みを、担当者の声で紹介しています。電巧社の事例を読む 数値・取り組みは各社の取材時点の事例です。作業範囲と条件はリンク先の本文で確認できます。
間欠負荷の稼働率は時間平均のエネルギーにのみ使います。出力定格を稼働率で小さくすると同時起動で停止する恐れがあります。設備表には定常kWと始動条件の双方を残し、供給可能な分電盤を図面で示します。
宿泊施設の非常時サービス設計票
CSV欄を選択してコピーし、UTF-8のCSVファイルとして保存できます。空欄は未確認です。
日常の料金削減を狙う場合は営業日と休業日を分けるPPA比較、ピーク電力対策は産業用の出力・容量計算で別々に評価します。
出典・更新履歴
出典:NEDO・日射量データベース(2026-04-30更新) / 資源エネルギー庁・定期報告書等の作成支援とベンチマーク
2026-09-27改訂。根拠未確定の客室数別容量マトリクスを推奨値として扱わず、負荷・SOC・出力・停電サービスの条件付き計算へ変更。
制度・統計は自動更新されません。対象年度と適用期間を原典で確認してください。独自の計算例は、実測・導入事例・効果保証を表すものではありません。






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