判断基準 / 需要開拓と適地選定
屋根の制約を壁面へ移せば解決するとは限りません。
面積より先に外壁の役割
外壁には防水、防火、断熱、開口、換気、避難、景観などの条件があります。発電に使わない範囲を先に定め、外装を担う建材一体型か、既存壁面への付加設備かを明確にします。
方位と時間帯を比較する
壁面方位、周辺建物、庇、バルコニーの日陰で発電の時間分布が変わります。屋根の年間原単位を流用せず、面ごとに日射・温度・電気的構成を評価します。発電時間と需要が重なるかは時系列で確認します。
荷重・落下・火災への確認
壁面は固定部への力、端部の風、第三者動線、延焼や避難への影響を確認します。曲げられることと、任意の壁に接着できることは同義ではありません。対象下地と温湿度、接着仕様、試験条件を製品・工法ごとに照合します。
清掃と交換を設計へ入れる
足場、ゴンドラ、道路使用、作業時間、配線アクセスを初期から検討します。パネル単価が低くても、外装工事のために交換費が大きく変わる場合があります。故障区画だけ交換できるか、外壁保証を維持できるかを確認します。
需要開拓の提案単位
ビル全体の容量を先に売るより、外壁改修と合わせた一面・一区画の検討資料を作ります。壁面、窓、看板、開口を分けた立面図に、評価対象と除外理由を記載し、所有者と設計者に確認を依頼します。
参照する一次資料
技術・制度の事実は以下の原典を参照。提案の順序と営業仮説はラボの編集内容です。
- NEDO フレキシブル太陽電池 設計・施工ガイドライン2026年版(2026-03-18)
構造・電気・施工・維持管理。軽量性だけで適合を判断しない。 - NEDO 建物設置型ガイドライン(2025年版)
屋根・壁面の個別設計確認。
