公式情報・計算モデル確認:2026年9月27日
南向きは有力な条件。でも、容量の答えは屋根図面から
南向きという情報だけでは、載せられる枚数も年間発電量も確定しません。地域、傾斜角、影、屋根の寸法、設備の位置、強度、防水、保守の動線が必要です。方位ごとの一律の発電係数で全国を比較せず、同じ地点の条件をそろえます。
| 判断の順番 | 使う情報 | ここで決まるもの |
|---|---|---|
| 1 設置できるか | 屋根の劣化・構造・固定方法・防水 | 構造・施工上の可否 |
| 2 何枚置けるか | 平面図、離隔・通路、モジュール寸法 | 配置可能枚数 |
| 3 どれだけ発電するか | 地点、方位、傾斜、影、PCSと損失 | 発電予測 |
| 4 どれだけ役立つか | 時間別需要、売電条件、見積額 | 自家消費・収支 |
NEDOで方位・傾斜を比べるときの手順
現在のWEB版は月平均のMONSOLA-20と時刻別のMETPV-20です。地点を選び、屋根の方位と傾斜を実際の図面から入力して、同じ条件で比較します。月平均の検討と、時間別の需要との照合を分けます。気象データは日陰や個別設備の出力そのものではないため、設計側で損失と影を反映します。
出典:NEDO・日射量データベース(2026-04-30更新)
- 南面だけの案と、東西等の追加面を含む案を用意する。
- 地点・データ期間・傾斜・方位・損失の条件を両案で統一する。
- 年間発電だけでなく、朝夕の発電と需要の重なりを比べる。
- 増設分の見積差額を、増える自家消費と売電から評価する。
面積と配置の上限から枚数・容量を概算する
下では、同じモジュールを2面に使う場合を比較できます。面積による上限と、図面から数えた「配置可能枚数」の小さい方を採用します。面積が余っていても縦横寸法や通路で枚数が減るため、面積だけで設置可能とは判断しません。
屋根2面の枚数・容量・年間発電を比較
初期値は仮定です。原単位は地点・方位・傾斜・損失を反映した予測値へ置き換えてください。
入力内容は外部送信しません。保存できない場合は上の欄を選択してコピーしてください。表示は小数第2位まで、CSVは計算精度を残します。実際の請求の端数処理は契約に従います。
計算式と、結果が意味すること
各面の枚数 = min(利用可能面積÷1枚面積の切り下げ, 図面の配置上限) 各面の容量 = 枚数 × 1枚のW ÷ 1,000 各面の年間発電 = 容量 × その面の年間発電原単位
例:A面30㎡、B面20㎡、1枚2㎡・430W、図面の上限A14枚・B8枚なら、合計22枚・9.46kW。原単位A1,100、B1,000kWh/kW/年と仮定すると年間10,062kWhです。この数値は東京や南向きの標準値ではありません。
発電が多い案と、家計に有利な案が違う理由
南面で昼に発電が集中する案と、東西面で朝夕へ広がる案では、同じ年間発電でも直接使える量が変わります。屋根を広く使う追加費用、売電の適用年度、将来の屋根改修まで含めて比較します。2026年度の住宅用10kW未満は最初の4年24円/kWh、その後6年8.3円/kWhの二段階価格です。適用は認定区分等を原典で確認し、10kW境界の認定出力をパネル合計だけから決めないでください。
出典:経済産業省・2026年度FIT/FIP価格と賦課金(2026-03-19) / 資源エネルギー庁・現行の買取価格・期間等
専門家向け:設計条件・検証方法を詳しく確認
入力する年間発電原単位は、対象面の方位・傾斜・温度・影・配線・PCS損失を反映したAC側の値として定義します。既に損失込みの原単位へ効率を再度掛けると二重控除です。モジュール定格の合計はDC公称容量。PCSのAC上限、過積載、ストリングの電圧範囲、MPPTへの接続、積雪や風荷重の条件はこの概算に含みません。
屋根面積は傾斜面の実面積か水平投影かを統一してください。本ツールの面積は、離隔・通路を除いたモジュールを置ける面の面積です。定格出力の端数は表示丸めだけに使用し、枚数は整数で切り下げます。
屋根2案の比較テンプレート
CSV欄を選択してコピーし、UTF-8のCSVファイルとして保存できます。空欄は未確認です。
蓄電池を追加するかは住宅の太陽光と蓄電池追加の比較で、発電計画と切り分けて判断できます。
出典・更新履歴
出典:NEDO・日射量データベース(2026-04-30更新) / 経済産業省・2026年度FIT/FIP価格と賦課金(2026-03-19) / 資源エネルギー庁・現行の買取価格・期間等
2026-09-27改訂。NEDOの旧11系を現行WEB20系へ案内更新。全国一律の方位係数や家計の標準発電量を外し、図面・地域データの入力条件を明示。
制度・統計は自動更新されません。対象年度と適用期間を原典で確認してください。独自の計算例は、実測・導入事例・効果保証を表すものではありません。






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