電灯と動力の請求が分かれている施設は、契約ごとに試算して、最後に合算します。エネがえるBizは1施設につき1料金プランが前提です。2つの契約を1つの単価へまとめる前に、需要データと太陽光の連系先を確認しましょう。
電灯と動力を分けて、同じ条件で比較する
- 契約を2つに分けます。電灯側・動力側それぞれの料金プラン、対象期間、使用量、年間電気代を整理します。
- 太陽光をどこへ接続するか確認します。別メーターでは、連系する側の需要と発電を対応させます。連系先が不明なら、確認事項として残します。
- Bizで別施設として試算します。電灯側は電灯側の需要・料金、動力側は動力側の需要・料金を使い、設備を接続する側へ設定します。
- 導入前後の年額を合算します。太陽光が接続されない側も、導入後に残る電気代として含めます。売電収入や設備費は別項目にします。
根拠:単相の電灯契約と三相の動力契約を分けて試算する方法
https://faq.enegaeru.com/ja/articles/13628545
たとえば動力側だけを試算できた場合、電灯側は導入前後とも現状の年額が残るという暫定条件で整理できます。電灯側の効果を評価済みとは扱わず、データが揃った時点で更新してください。
30分データは、まず単位を確認します
| 元データ | Bizの電力量kWhへ | 確認例 |
|---|---|---|
| 30分の平均電力・デマンド値(kW) | kW × 0.5時間 | 500kW → 250kWh |
| 30分間の電力量(kWh) | 値をそのまま使う | 250kWh → 250kWh |
| 瞬時値・単位不明 | そのまま変換しない | 提供元の項目定義を確認 |
30分のデマンドkWを変換した場合は、30分値48コマの指定テンプレートへ転記します。既にkWhになっているデータを、もう一度0.5倍しないでください。
30分値を取り込めることと、30分刻みで内部計算することは別です。公式FAQでは、Bizの計算は365日・1時間単位で、30分値は1時間へ集約される前提が示されています。30分価格や短時間の制御性能と厳密に照合する場合は、この違いを前提に残します。
根拠:30分デマンドkWから電力量kWhへの変換と、内部計算の時間単位
https://faq.enegaeru.com/ja/articles/7182299
電灯と動力の結果を1枚にまとめる
Bizで別々に試算した2契約の年間電気代を入力します。売電収入、設備費、補助金、保守費はこの合算に含めません。
必要な金額を入力すると、差額と説明文を表示します。
数値の受け渡しで、抜けやすい3点
- 期間と税区分:電灯だけ税込、動力だけ税抜、片方だけ月額になっていないか確認します。
- 設備の二重計上:1つの太陽光設備の発電量や費用を、両方の施設へ丸ごと入れないでください。分割する場合は設計条件と配分を残します。
- 削減額と回収年数の区別:電気代の差額に、売電収入・追加費用・維持費等を整理してから投資を評価します。このツールは電気料金の合算だけを行います。
お客様へ渡す説明の一文
電灯と動力は契約ごとに計算し、施設全体の電気代として合算しています。太陽光を接続しない側の電気代も導入後に残しているため、施設全体でいくら変わるかをご確認いただけます。売電収入と設備費は別に整理します。
需要データ自体が揃っていない場合は?
実績がない部分をゼロで埋めず、推計した条件と実績を分けます。既存の入力支援資産で準備できる範囲を確認してください。
根拠:Bizの需要データや電気料金条件が不明な場合の入力支援
https://faq.enegaeru.com/ja/articles/17189216
最低購買電力を入れると、実機の負荷追従制御を再現できますか?
指定した購買電力を確保し、自家消費を抑える簡易的な試算です。実機の負荷追従による発電制御をそのまま計算する機能ではありません。採用値は案件の設計条件として残してください。
根拠:最低購買電力の用途と対応範囲
https://faq.enegaeru.com/ja/articles/10020578



