エネがえる|屋根と太陽光の確認ガイド · 施工・発注
完成後の設備が設計条件に収まっていても、施工時に資材を1か所へ積む条件は別です。工事計画と完成後の設計を分けて確認し、固定部や変更内容を記録します。
資料確認日:2026年9月29日 / 個別建物の構造設計・安全証明を行うページではありません。
完成後より先に生じる荷重
例として24kgのパネル20枚は480kgです。同じ質量でも、広く分散して設置する場合と、搬入時にまとまって仮置きする場合では荷重のかかり方が異なります。総量を屋根全面で割って仮置き可としないでください。仮置き場所・量・時間・作業人数・機材を施工計画に示します。
30項目の確認表
| 工程 | 確認項目 |
|---|---|
| 計画 | 棟・屋根区画・配置図の版を特定した |
| 計画 | 所有者と設置権限を確認した |
| 計画 | 確認・竣工・改修年月を分けた |
| 計画 | 構造図・構造計算書の有無を記録した |
| 計画 | 現況と図面の相違を記録した |
| 計画 | 増設・重ね葺き・吊り物を確認した |
| 設備 | パネル型式と枚数を確定した |
| 設備 | 架台・金具・配線・基礎重量を集計した |
| 設備 | モジュール耐静荷重と屋根耐力を区別した |
| 設備 | 支持点・固定部と建物の対応を確認した |
| 設計 | 風・積雪・地震条件を専門家が確認した |
| 設計 | 建物全体・屋根部材・接合部の検討範囲を定めた |
| 設計 | 腐食・漏水・劣化調査の要否を確認した |
| 設計 | 排水・防水・点検経路を確保した |
| 設計 | カーポート・軽量工法の適用基準を確認した |
| 工事 | 仮置きする資材の量と場所を決めた |
| 工事 | 作業員・機材を含む施工時荷重を確認した |
| 工事 | 踏み抜き・墜落防止を専門施工者が計画した |
| 工事 | 工事動線・施設利用制限を調整した |
| 工事 | 固定部の施工・検査記録を残す段取りをした |
| 引渡し | 完成図・検討書・施工記録を受領した |
| 引渡し | 雨漏り・機器・施工の保証境界を確認した |
| 引渡し | 点検計画と災害後の連絡先を決めた |
| 引渡し | 計画変更時の再確認条件を記録した |
| 契約 | 構造調査費・補強費の負担を決めた |
| 契約 | 防水改修時の撤去再設置費を決めた |
| 契約 | 終了時の撤去・原状回復を決めた |
| 経済比較 | 構造確認後の容量で試算を更新した |
| 経済比較 | 屋根単独改修費と太陽光追加費を区別した |
| 経済比較 | 比較期間・税区分・設備範囲をそろえた |
チェック済みと検討済みを区別
この表にチェックを付けるだけでは安全性は証明されません。「誰が、何を根拠に確認したか」を残すための台帳です。未確認・非該当・確認済みを分け、非該当にも理由を記録します。
根拠・確認先:NEDO 建物設置型太陽光発電システム 設計・施工ガイドライン2025 / 神奈川労働局 スレート屋根の踏み抜き災害防止
引渡し後のために残すもの
設備の配置・型式・数量が変わったら検討結果との一致を見直します。点検者が変わっても追えるよう、屋根図、検討書、金具の施工記録、保証条件、災害後の連絡先をひとまとめに保管してください。
根拠・確認先:NITE 住宅用太陽電池発電設備の事故に注意
次に確認すること
確認した容量・工事条件で、経済効果を比べる
設置可能な範囲と必要な工事が分かったら、発電量・電気代・設備費の比較へ進めます。構造確認の依頼先とは役割を分けてご相談ください。
一次資料・適用範囲
- NEDO 建物設置型太陽光発電システム 設計・施工ガイドライン2025 — 1.2、5、7、9、10、13、14章。対象外設備あり。個別設計に適用する基規準の確認が必要。
- 神奈川労働局 スレート屋根の踏み抜き災害防止 — 事前調査と墜落防止。自己判断で屋根に登ることを勧めない。
- NITE 住宅用太陽電池発電設備の事故に注意 — 2025-08-29注意喚起。強風による飛散や災害後の二次被害。掲載図は事故そのものの写真ではない。



