ENEGAERU METHOD 03 / 08
条件そろえ比較法
見積もり3社、結論3つ
なぜ数字が違うのかを質問できます。価格交渉の前に、比較できていない項目を見つけ、社内で同じ表を見ながら話せます。
この記事が役立つ方:複数の提案を受けている企業、提案の説明基準をそろえたい販売会社
A社は回収8年、B社は11年。安いのはA社なのか、条件が違うだけなのか。会議で聞かれても、見積書を3枚並べただけでは答えられない。たとえばA社は電気代の上昇を見込み、B社は現在単価のまま。比較の入口で、すでに別の未来を計算している場合があります。
条件そろえ比較法とは
条件そろえ比較法とは、各社の提案条件を保存したうえで、共通にできる前提をそろえ、設備・価格・運用の本当の違いを分けて読む方法です。
数字の大小を読む前に、数字の生まれ方をそろえる。
本シリーズの名称は、エネがえるの公開情報と実務上の判断手順を顧客視点で整理した編集上の提唱です。新機能名・特許技術名・実証済みの学術理論を示すものではありません。
手元の一件で、ここから進める
- 各社の原案をそのまま残す原案の数値を上書きせず、資料の日付、対象期間、設備・保証条件を保存します。
- 共通前提と固有条件を分ける電気使用量・契約単価・評価期間などは共通化します。一方、実際の機器性能や設置費の違いは、そのまま比較対象に残します。
- 差の理由を三つに分ける前提の差、設備・契約の差、未確認の差に仕分けます。確認できない数値に順位を付けません。
そろえるべきなのは、結論ではない
共通条件にすると順位が変わることも、変わらないこともあります。この方法の目的は特定の案を勝たせることではなく、判断理由を説明できる状態にすることです。設備が異なるのに、性能まで同じ値で固定すると、今度は実際の違いを消してしまいます。比較のための統一条件と、評価したい製品差を分けてください。
最低限、同じ表へ移す項目
対象期間、使用量と時間帯、電気料金の算定条件、発電前提、売電条件、設備費、維持・更新費、補助金の扱い、料金上昇・劣化の仮定を確認します。税の扱いや工事範囲もそろえます。単純回収年数と、割引率を使うNPV・IRRは違う指標です。数字のラベルだけで同一視せず、算式と含む費用を問い合わせましょう。
二枚の表で、先方とも話しやすくする
一枚は「各社の提案そのもの」。もう一枚は「共通前提で見直した比較」。この二枚を分ければ、先方の試算を否定することなく、何を確認したいかが伝わります。依頼文は「公平に比較するため、電気使用量と評価期間を添付条件にそろえた場合の結果をご提示ください」で十分です。
エネがえるで比較の説明を標準化する
エネがえるASPでは複数の設備構成を比較できます。ELJソーラーの公開事例は、提案時の説明基準をそろえる活用例として参考になります。ツールを入れれば自動で全社の見積もり条件が一致するわけではありません。比較条件票とセットで運用することで、担当者ごとの説明のばらつきを減らす方向に使えます。
書き込んで使える確認シート
手元の案件を一つ選び、分かるところから記入してください。不明な項目は「未確認」のまま残せます。
入力欄は自動保存されません。移動・再読み込み前にコピーまたはテキスト保存してください。このシートから外部AIへの送信は行いません。
AIに相談するなら、この質問から
必要な部分だけ匿名化して貼り付けてください。AIの回答は、元資料や製品仕様と照合して使います。
よくある質問
業者によって回収年数が違うのは、計算が間違っているからですか?
計算誤りのほか、料金、期間、費用、補助金などの前提差もあり得ます。まず定義と入力条件を照合します。
比較のために全ての条件を同じにすべきですか?
共通化できる前提をそろえます。機器性能・工事範囲・保証など、提案の実際の違いまで消してはいけません。
次に一つだけ進めるなら
自社の提案で使えるか、画面で確認する
対象設備、手元のデータ、比較したい案をそろえると、必要な製品・支援を選びやすくなります。
根拠・関連資料
公開情報確認日:2026年9月29日。仕様・提供範囲は対象製品と契約条件で確認してください。本文の場面・数値例は説明用の想定例であり、特定顧客の発言や効果実績ではありません。
企画・構成:エネがえるBlog|再エネ判断の工程削減メソッド
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