エネルギー業界 業務フロー大全 | 課題別:稟議・社内承認

法人・自治体の再エネ導入は、担当者が社内で説明できる資料がそろわないと稟議で止まります。稟議・社内承認・投資判断がボトルネックになっている業務を、業種別に13業務・17か所で整理しました。各業種ページの稟議書テンプレートで、効果試算からWordの稟議書まで作れます。

この記事の要点

  • 稟議・社内承認は、エネルギー業界の業務フロー100件のうち13業務・17か所で課題として現れます(7業種)。
  • 特に多いのはPPA事業者、太陽光・蓄電池メーカー・商社、産業用 自家消費EPCで、代表例は「需要家の開拓と初期診断」、「新製品の導入効果訴求」、「リード獲得から需要データ収集まで」です。
  • 主な原因:効果が1つの数字だけで、下振れやリスクの説明がない/決裁者が気にする論点(回収年数・資金・責任分担)が資料にない/担当者が資料を一から作っている
  • 打ち手:IRR・回収年数・感度分析をそろえた資料を先回りして渡す/リスクと対策(制度・発電量・単価・契約)を明記する/稟議書の型を用意し、試算結果をそのまま差し込む
  • 効果の測り方:稟議の通過率、稟議提出までの日数、差し戻しの回数

企画・監修:樋口 悟(国際航業株式会社 カーボンニュートラル推進部/エネがえる)|エネルギー業界 業務フロー大全の課題別ページです

13該当する業務
7業種
17課題(ボトルネック)

稟議・社内承認が起きる主な原因

  1. 効果が1つの数字だけで、下振れやリスクの説明がない
  2. 決裁者が気にする論点(回収年数・資金・責任分担)が資料にない
  3. 担当者が資料を一から作っている

稟議・社内承認の円滑化の打ち手

  1. IRR・回収年数・感度分析をそろえた資料を先回りして渡す
  2. リスクと対策(制度・発電量・単価・契約)を明記する
  3. 稟議書の型を用意し、試算結果をそのまま差し込む

業種別の事例:稟議・社内承認が起きている13業務

業種ごとの件数です。名前を選ぶと、その業種の事例に移動します。図のサムネイルを選ぶと、改善前・改善後の業務フロー図を開きます。

PPA事業者(4業務)

太陽光・蓄電池メーカー・商社(3業務)

産業用 自家消費EPC(2業務)

この課題の改善に使うエネがえる

上の事例の改善後の業務フローで組み込んでいる製品・サービスです(数字は登場する業務の数)。

効果の測り方

  • 稟議の通過率
  • 稟議提出までの日数
  • 差し戻しの回数

導入前に1か月ほど記録し、導入後と同じ指標で比べると、社内説明と稟議に使える根拠になります。

効果を試算して稟議書を作る

業種ページの「導入効果の試算と稟議書テンプレート」で、対象業務と自社の数字を入れると、作業時間・人件費・処理能力・提案までの日数・投資回収を試算し、Wordの稟議書とExcelの効果試算表をダウンロードできます。

よくある質問

稟議・社内承認は、エネルギー業界のどの業務で起きやすいですか?

業務フロー大全の100業務のうち13業務で見られます。多い業種はPPA事業者、太陽光・蓄電池メーカー・商社、産業用 自家消費EPCで、代表的な業務は「需要家の開拓と初期診断」、「新製品の導入効果訴求」、「リード獲得から需要データ収集まで」です。

稟議・社内承認の主な原因は何ですか?

効果が1つの数字だけで、下振れやリスクの説明がない、決裁者が気にする論点(回収年数・資金・責任分担)が資料にない、担当者が資料を一から作っているが主な原因です。

稟議・社内承認を解消するにはどうすればよいですか?

IRR・回収年数・感度分析をそろえた資料を先回りして渡す、リスクと対策(制度・発電量・単価・契約)を明記する、稟議書の型を用意し、試算結果をそのまま差し込むが打ち手です。業務フロー大全の改善後の流れでは、エネがえるBiz、エネがえるASP、エネがえるコーポレートPPA、蓄電池の事業性評価などを組み込んでいます。

効果はどう測ればよいですか?

稟議の通過率、稟議提出までの日数、差し戻しの回数を、導入前と導入後で記録して比べます。各業種ページの「導入効果の試算と稟議書テンプレート」で、作業時間・コスト・処理能力の試算と稟議書の作成もできます。

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