47都道府県で家庭用太陽光は元が取れない?地域モデル世帯564ケースで回収年数と補助の効き方を実試算【2026年11月最新単価】

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国際航業株式会社カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG

樋口 悟(著者情報はこちら )

樋口 悟(Satoru Higuchi)。国際航業株式会社 カーボンニュートラル推進部 デジタルエネルギーグループで「エネがえる」の事業開発を担当。住宅・産業用太陽光、蓄電池、EV・V2H、PPA、電力料金・補助金の経済効果を扱い、SaaS・API・BPOによる比較提案・導入判断を支援しています。「太陽光・蓄電池導入意思決定白書2026」の監修、独自調査、官公庁・自治体の試算支援、APIを活用したサービス開発・協業にも取り組みます。執筆・更新では一次情報と試算条件の明示を重視し、公表値と独自の推計・仮定を区別します。 詳しいプロフィール・活動実績・参照資料 / 監修した白書

顧客の声・公開登壇記録
・共伸興建・市川様の公開インタビュー(2023年1月11日):「樋口さんが電話に結構すぐ出てくれる」「業界の知見がある」。操作に加え、提案方法や試算ロジックへの相談対応をご評価いただきました。同インタビューでは、利用者増加時にも同じ品質のサポートを求める声をいただいています。
・東京都・東京都環境公社のWEBシンポジウム(2024年3月15日):「太陽光発電と都市の可能性」の講演者として、樋口悟の氏名・所属・略歴が主催者の公式ページに掲載されています。
協業や資料のご案内では「迅速なご対応とご送付、ありがとうございます!」、AIサポートによる操作案内では「ありがとうございます。助かりました。」などのお客様の声をいただいています。
公開インタビュー以外のお客様の声は、企業名・氏名を省略して紹介しています。AIサポートへの声はサービスへのご感想です。

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47都道府県で家庭用太陽光は元が取れない?地域モデル世帯で46県が20年以内に回収、20年収支と年間使用量の相関0.71(平均単価0.42・発電量0.25)、蓄電池の損益分岐は約4〜9万円/kWh
47都道府県で家庭用太陽光は元が取れない?地域モデル世帯で46県が20年以内に回収、20年収支と年間使用量の相関0.71(平均単価0.42・発電量0.25)、蓄電池の損益分岐は約4〜9万円/kWh

結論から言います。家庭用太陽光(4kW)は、47都道府県のほとんどで20年のうちに元が取れます。ただし「どの県か」より「その家がどれだけ電気を使うか」と「電気の単価」で結果が大きく変わります。総務省の家計調査から県庁所在市の平均的な使用量で「地域モデル世帯」を47都道府県分つくり、2026年11月時点の電気料金で試算すると、20年の正味収支は約−0.5万〜88万円(中央値約49万円)、回収年数は約13.1〜19.5年でした(電気代上昇年2%・点検とパワコン交換込み・補助金なし)。上位は徳島・島根・福井・香川・山形など電気をたくさん使う県、下位は電気の単価が安い九州の各県で、福岡のモデル世帯だけは20年で回収しきれません。蓄電池は、電気代の削減だけではどの県でも想定価格(15万円/kWh)に届かず、東京都のように補助が厚い地域で初めて回収圏に入ります。

3つの答え

  1. 太陽光4kWは、地域モデル世帯47県のうち46県で20年以内に回収(15年以内は23県)。20年の正味は約−0.5万〜88万円で、福岡のモデル世帯(年約4,200kWh・九州電力)だけが20年で約0.5万円のマイナスでした。電気代を全県で月1.8万円にそろえると、47県すべてが13.2〜16.0年で回収し、15年以内は42県です。
  2. 差をつくるのは「使用量」と「単価」。日照の差は思ったほど効かない。地域モデル世帯の20年収支との相関は、年間使用量0.71、平均単価0.42、発電量0.25でした。1kWあたりの発電量の県差は約1,100〜1,310kWh(約1.2倍)なのに対し、使用量は約3,960〜7,570kWh(約1.9倍)、単価は約33〜47円(約1.4倍)と差が大きいためです。
  3. 蓄電池は電気代の削減だけでは、どの県でも回収できない。15年で回収できる蓄電池の価格は県により約4.3万〜9.0万円/kWhで、想定価格15万円/kWh(税込・工事込み)の半分前後です。東京都の補助(10万円/kWh、DR実証に参加すると1台10万円の加算)を入れると、東京のモデル世帯で回収約11〜13年になります。

数値の要点

  • 試算:47都道府県×電気代4水準(月1.2万・1.8万・2.5万円、地域モデル世帯)×電気代上昇率3水準=564ケース。積雪8道県の冬の発電ゼロ3パターン(144ケース)を別に試算。
  • 地域モデル世帯:県庁所在市の家計調査(2023〜2025年平均・二人以上の世帯)の年間電気使用量。約3,960kWh(千葉)〜7,570kWh(福井)。
  • 家計のエネルギー費(電気・都市ガス・プロパン・灯油・ガソリン):年約22.6万円(神戸)〜38.0万円(山形)。電気代の比率は約43〜60%。
  • 雪で冬に発電が止まると(1〜2月ゼロ)、積雪8道県の20年収支は約2〜36万円に目減り(冬のゼロなしは約41〜84万円)。
  • 何もしない20年の電気代は約317万〜641万円。太陽光で取り戻せるのは、その最大約16%(徳島・香川)。

なぜ今、都道府県ごとに「地域モデル世帯」で試算するのか

住宅用太陽光の損得は、全国一律の「4kWで回収10年」のような目安で語られがちです。しかし2026年は、2026年11月の電気料金の改定、燃料費調整の地域差、2025年10月以降の新設FITの価格の変更(1〜4年目24円・5〜10年目8.3円の初期投資支援スキーム)が重なり、同じ設備でも地域と家庭の条件で結果が大きく変わる年になりました。

一方、自治体の担当者や販売施工店が住民に説明するときに必要なのは「全国平均」ではなく、その地域の平均的な家庭ならいくらになるかです。そこで本記事は、総務省の家計調査で県庁所在市ごとに公表されている年間の電気使用量(二人以上の世帯)を、その県の「地域モデル世帯」として使いました。家計調査は県全体の平均ではなく県庁所在市の値で、オール電化の家庭も含みます。それでも、地域の電気の使い方の違い(寒冷地・北陸・四国で多く、首都圏・九州で少ない)を一貫したデータで比べられる、公的な出発点です。

エネがえるは「47都道府県の家庭のエネルギー判断ポータル」で、地域ごとの比較の考え方と制度の確認先をまとめています。本記事は、そのうち「太陽光のみ」「太陽光+蓄電池」の2構成について、地域モデル世帯の試算値を公開するものです。

家計の課題からエネルギー費の打ち手までを4段で整理する

エネがえるの業種別のエネルギー費マップと同じ4段の順番で、家庭を整理します。数値は家計調査と本記事の試算値、それ以外は専門家判断(区分H)です。

段寒冷地(北海道・東北・北陸・長野など)都市部(首都圏・関西の都市)地方の温暖地(中国・四国・九州・沖縄など)
①家計の課題暖房・給湯の燃料費が重い。冬の電気使用量が多い。雪で冬の発電が落ちる家計のエネルギー費は小さめ(年約23万〜26万円)だが、屋根が小さく集合住宅が多い車の利用が多くガソリン代が重い(年約8万〜11万円の県も)。九州は電気の単価が安い
②エネルギー費の構造灯油が年約2万〜9万円(青森は約9.2万円)。電気代も年約14万〜22万円と大きい(北陸は使用量が約6,700〜7,570kWh)電気代の比率が約51〜60%と高い。都市ガスが中心で灯油・ガソリンは小さいプロパンガスの比率が高い県が多い。ガソリンが家計のエネルギー費の約3割を占める県もある
③打ち手の順番断熱・暖房の効率化 → 太陽光(積雪を前提に角度と容量を決める) → エコキュートの昼沸き上げ → 蓄電池・EV料金プランの見直し → 太陽光(屋根の大きさに合わせる) → 蓄電池は補助と停電対策を合わせて判断太陽光 → エコキュートの昼沸き上げ → EV・V2H(ガソリン代を電気へ) → 蓄電池
④本試算の位置づけ③のうち「太陽光4kW」と「蓄電池10kWh」を、47都道府県の地域モデル世帯で定量化しました。積雪地は冬の発電ゼロの感度を別に示します。給湯の電化はエコキュートの昼沸き上げの比較、EV・V2HはV2Hの243ケース試算、卒FITの家庭は卒FITの選択肢の試算で扱っています。
家計のエネルギー費の打ち手の順番。①使い方(契約アンペア・料金プランの見直し、費用ほぼゼロ)→②省エネ(断熱窓・高効率エアコン・給湯の見直し)→③創エネ(太陽光、本記事の主試算)→④蓄エネ・熱(蓄電池・エコキュートの昼沸き上げ、補助・料金プラン次第)→⑤移動(EV・V2H、走行距離が多い県ほど効く)。家計のエネルギー費は年約22.6万〜38.0万円、電気代の比率は約43〜60%
図1 家計のエネルギー費の打ち手の順番(一般的な目安、専門家判断)。寒冷地や車の利用が多い地域では④⑤の比重が上がる

家計調査で県庁所在市のエネルギー費を並べると、地域の構造の違いがはっきりします。最も大きい山形市(年約38.0万円)と最も小さい神戸市(年約22.6万円)の差は約1.7倍です。寒冷地では灯油(青森市 年約9.2万円、札幌市 約7.2万円)、地方ではガソリン(鳥取市 約10.7万円、山口市 約10.6万円)が重く、東京都区部はガソリンが約2.2万円と最も小さい一方、電気代の比率が約60%と高くなります。

47都道府県の県庁所在市の家計のエネルギー費(家計調査 2023〜2025年平均、二人以上の世帯)。電気代・都市ガス・プロパンガス・灯油・ガソリンの積み上げ。最大は山形市約38.0万円、最小は神戸市約22.6万円
図2 家計のエネルギー費(総務省 家計調査、2023〜2025年平均、二人以上の世帯)。電気代は国の電気・ガス料金の支援があった期間を含む

太陽光が直接下げるのは電気代ですが、給湯をエコキュートの昼沸き上げに、暖房をエアコンに、車をEVにすれば、灯油・ガス・ガソリンの支出も太陽光の電気に置き換えられます。電気代の比率が低い県(長野市約43%、北海道約43%、三重県津市約44%)ほど、太陽光の価値は「電気代の削減」より「燃料の置き換え」で大きくなる余地があります(本記事の試算は電気代の削減と売電のみ)。

検証の方法:47都道府県×電気代4水準×上昇率3=564ケース

47都道府県の県庁所在地(東京は新宿区)を代表地点とし、1時間ごと(年8,760時間)に20年分を計算しました。料金・負荷・蓄電池の運転は、蓄電池243ケースの試算と住宅用太陽光729ケースの試算と同じモデルです。

項目設定
地点と発電量47の県庁所在地。PVGIS(欧州委員会共同研究センター)のERA5の時間別データ(2016〜2023年)、南向き30°・システム損失14%。全国一律の係数で国の想定設備利用率(13.7%、1kWあたり約1,200kWh)に合わせて補正。補正後の発電量は1kWあたり約1,100〜1,310kWh
電力エリア県庁所在地を供給する電力会社(10社)。県内で供給エリアが分かれる県(静岡・長野・福井・岐阜・三重・兵庫など)は県庁所在地のエリア
電気料金各社の標準の従量電灯(40A、関西・中国・四国は従量電灯A、沖縄は従量電灯)、2026年11月時点の単価。燃料費調整は2026年12月分、再エネ賦課金4.18円/kWh。すべて税込
電気代の4水準月1.2万円・1.8万円・2.5万円(全県同じ金額の家)と、地域モデル世帯(家計調査の県庁所在市の年間使用量。約3,960〜7,570kWh)
使い方の形平日・休日の時間別の型と、季節型(北海道・東北・新潟・北陸は冬に多い型、沖縄は夏に多い型、ほかは冬と夏に山がある型)。季節型の割り当ては仮定(H)
太陽光4kW・南向き。設置費31.9万円/kW(税込、計127.6万円)。点検1回3.8万円を4・8・12・16・20年目、パワコン交換38.4万円を13年目。劣化年0.5%
売電1〜4年目24円、5〜10年目8.3円(2025年10月以降の新設の初期投資支援スキーム)、11年目以降は各社の卒FIT買取単価(7.0〜9.0円)
蓄電池10kWh(実効9kWh)、15万円/kWh(税込・工事込み)。往復効率88%、劣化年1.5%、待機電力25W。従量電灯のまま、太陽光の余りを夜に使う自家消費優先の運転
電気代の上昇率年1%・2%・3%(買電の削減額に適用、売電単価には適用しない)。本文の代表値は2%
回収年数の定義累積の収支が最後にプラスへ転じた年。点検やパワコン交換で一度マイナスに戻る場合は、戻った後に再びプラスになる年を回収とします

全県で同じ電気代(月1.8万円)の家と、地域モデル世帯を並べることで、「その地域の条件(日照・単価)の差」と「その地域の家庭の使い方の差」を分けて見られるようにしました。

結果①:地域モデル世帯では、20年で残るお金が約−0.5万〜88万円と開く

地域モデル世帯・電気代上昇年2%で、太陽光4kWの20年の正味収支(売電収入+電気代の削減−設置費・点検・パワコン交換)を47都道府県で並べました。中央値は約49万円、回収年数は約13.1〜19.5年で、47県中46県が20年以内に回収しました。15年以内に回収したのは23県です。

47都道府県のタイル地図。地域モデル世帯・太陽光4kWの20年の正味収支。徳島+88万円、島根+86万円、福井+84万円、香川+83万円、山形+79万円が上位。福岡−0.5万円、長崎+3万円、宮崎+9万円、熊本+10万円、鹿児島+16万円が下位
図3 地域モデル世帯の20年の正味収支(太陽光4kW・上昇年2%・点検とパワコン交換込み・補助金なし)
47都道府県のランキング。20年の正味収支と回収年数。1位徳島(四国・5,775kWh)+88万円・回収13.1年、2位島根+86万円・13.3年、3位福井+84万円・13.5年。最下位は福岡(九州・4,202kWh)−0.5万円で20年で回収せず
図4 地域モデル世帯のランキング(括弧内は電力エリアと年間使用量)
順位都道府県(電力エリア)年間使用量20年の正味回収年数読み解き
1徳島(四国)約5,770kWh約+88万円約13.1年使用量が多く、単価も中程度。日照も多い
2島根(中国)約6,400kWh約+86万円約13.3年使用量が多く、発電の51%を自宅で使える
3福井(北陸)約7,570kWh約+84万円約13.5年単価は安い(約35円)が使用量が全国最大
4香川(四国)約5,680kWh約+83万円約13.4年徳島と同じ構造
5山形(東北)約6,130kWh約+79万円約13.8年日照は少なめ(1kWあたり約1,130kWh)だが使用量と単価で上位
…東京(関東)約4,050kWh約+28万円約17.1年使用量が少なく自家消費が約36%にとどまる
46長崎(九州)約4,230kWh約+3万円約19.5年九州の単価(約34円)と少ない使用量
47福岡(九州)約4,200kWh約−0.5万円20年で回収せず同上。点検・パワコン交換の費用が残る

補助金を入れない条件で、点検(5回)とパワコン交換(1回)の計57.4万円を含めています。これらを除くと回収年数は短くなりますが、パワコン交換は20年のうちに一度は起こりうるため、含めて判断することをおすすめします(考え方は住宅用太陽光729ケースの試算で詳しく説明しています)。

結果②:差をつくるのは使用量と単価。日照の差は思ったほど効かない

「日照の多い県ほど太陽光は得」と考えがちですが、試算の結果は違いました。まず、電気代を全県で月1.8万円にそろえると、47県すべてが13.2〜16.0年で回収し、20年の正味は約44万〜86万円(中央値約71万円)に収まります。このとき20年収支との相関は、自家消費1kWhあたりに減る電気代(主に最上段の電力量料金+燃料費調整・再エネ賦課金)0.73、発電量0.63でした(平均単価では0.48)。九州は県庁所在地の発電量が全国並みかやや少なく、単価も関西と並んで全国最安水準(約33円/kWh)で、発電1kWhで減らせる電気代が小さいため、収支が伸びにくくなります。

47都道府県の散布図。横軸は太陽光の電気を1kWh自家消費したときに減る電気代(約33〜44円/kWh)、縦軸は1kWあたりの年間発電量(約1,100〜1,310kWh)、色は20年の正味収支。月1.8万円にそろえた場合
図5 自家消費1kWhで減る電気代と発電量(電気代を月1.8万円にそろえた場合)。減る電気代が小さい九州・関西・北陸は収支が伸びにくい

次に、地域モデル世帯(実際の使用量)にすると、年間使用量との相関が0.71と最も強く、平均単価0.42、発電量0.25の順になりました。使用量が多い家ほど、昼に発電した電気を自宅で使える割合(自家消費率)が上がり(約33〜57%)、1kWhあたりの価値が売電の8.3円や卒FIT単価ではなく、買う電気の単価(約33〜47円)になるためです。福井(北陸)は単価が安い側(約35円/kWh)でも、使用量が全国最大で自家消費率が約57%に達し、3位に入りました。

地域モデル世帯の年間電気使用量(約3,960〜7,570kWh)と20年の正味収支の散布図。相関係数は使用量0.71、平均単価0.42、発電量0.25。九州の各県は単価が安く下側に位置
図6 年間使用量と20年の正味収支(地域モデル世帯)。オレンジは九州

そして、県の差よりも大きいのが家ごとの電気代の大きさの差です。同じ県でも、月1.2万円の家では20年の正味が中央値約20万円(2県は20年で回収せず)なのに対し、月2.5万円の家では中央値約121万円で、47県すべてが約8.6〜13.7年で回収しました。地域の代表値は方向をつかむためのもので、個別の判断は必ずその家の使用量(できれば30分値)で試算し直す必要があります。

電気代の4水準(月1.2万円・1.8万円・2.5万円・地域モデル世帯)ごとの20年の正味収支の分布。中央値は月1.2万円で約+20万円、1.8万円で約+71万円、2.5万円で約+121万円、地域モデル世帯で約+49万円
図7 電気代の大きさ別の20年の正味収支(各点が1県)

47都道府県の一覧(地域モデル世帯・太陽光4kW)

各都道府県の地域モデル世帯の試算結果です(電気代上昇年2%・補助金なし・点検とパワコン交換込み)。「月1.8万円の家の回収」は、使用量の差を除いて地域の条件(日照・単価)だけを比べた値です。蓄電池の損益分岐価格は、太陽光4kWに10kWh(実効9kWh)を足した差額を15年で回収できる価格です(想定価格15万円/kWh)。

都道府県電力エリア年間使用量平均単価(税込)1kWあたり発電量自家消費率回収年数20年の正味(順位)月1.8万円の家の回収蓄電池の損益分岐価格
北海道北海道4,294kWh46.8円1,211kWh35%14.4年+62万円(13位)13.9年7.5万円
青森県東北5,383kWh39.3円1,175kWh44%14.3年+67万円(9位)14.1年6.0万円
岩手県東北5,173kWh39.2円1,137kWh44%14.8年+59万円(16位)14.3年6.1万円
宮城県東北4,758kWh39.2円1,177kWh39%15.4年+49万円(25位)14.2年6.4万円
秋田県東北5,274kWh39.2円1,134kWh44%14.8年+58万円(18位)14.5年5.6万円
山形県東北6,134kWh39.4円1,130kWh50%13.8年+79万円(5位)14.6年5.9万円
福島県東北5,577kWh39.3円1,166kWh46%14.0年+73万円(6位)14.1年6.4万円
茨城県東京4,988kWh39.0円1,208kWh40%14.7年+59万円(17位)13.9年7.1万円
栃木県東京4,721kWh38.9円1,160kWh41%15.4年+49万円(24位)14.0年6.5万円
群馬県東京4,144kWh38.8円1,175kWh36%16.7年+33万円(35位)14.0年6.2万円
埼玉県東京4,377kWh38.9円1,154kWh38%16.4年+38万円(32位)14.1年6.4万円
千葉県東京3,963kWh38.8円1,191kWh34%16.9年+29万円(37位)13.8年6.1万円
東京都東京4,052kWh38.8円1,155kWh36%17.1年+28万円(38位)14.1年6.1万円
神奈川県東京4,102kWh38.8円1,173kWh36%16.8年+32万円(36位)14.0年6.2万円
新潟県東北4,770kWh39.2円1,098kWh42%16.2年+41万円(28位)14.8年5.3万円
富山県北陸6,978kWh34.9円1,178kWh54%14.1年+71万円(7位)14.9年4.9万円
石川県北陸6,691kWh34.9円1,188kWh52%14.3年+67万円(8位)14.8年5.1万円
福井県北陸7,566kWh34.9円1,194kWh57%13.5年+84万円(3位)14.8年4.7万円
山梨県東京4,238kWh38.8円1,205kWh36%16.2年+39万円(29位)13.7年6.5万円
長野県中部4,593kWh39.2円1,233kWh37%16.0年+42万円(27位)14.2年7.0万円
岐阜県中部5,327kWh39.1円1,229kWh43%14.4年+62万円(12位)14.1年7.2万円
静岡県中部4,835kWh39.1円1,273kWh38%14.9年+53万円(22位)13.9年7.5万円
愛知県中部4,415kWh39.2円1,277kWh35%15.9年+42万円(26位)13.8年7.2万円
三重県中部4,198kWh39.3円1,307kWh33%16.1年+39万円(30位)13.6年7.0万円
滋賀県関西5,030kWh33.1円1,173kWh42%16.3年+38万円(31位)14.2年5.7万円
京都府関西4,537kWh32.8円1,174kWh39%17.2年+27万円(40位)14.2年5.5万円
大阪府関西4,766kWh32.9円1,207kWh39%16.5年+35万円(34位)13.9年5.9万円
兵庫県関西4,017kWh32.5円1,236kWh33%17.7年+20万円(42位)13.7年5.4万円
奈良県関西4,853kWh33.0円1,201kWh40%16.4年+36万円(33位)14.0年6.0万円
和歌山県関西5,396kWh33.3円1,266kWh42%14.7年+58万円(19位)13.5年6.3万円
鳥取県中国5,698kWh36.7円1,134kWh48%14.5年+63万円(11位)14.3年6.3万円
島根県中国6,401kWh36.9円1,189kWh51%13.3年+86万円(2位)13.9年6.4万円
岡山県中国4,806kWh36.3円1,230kWh39%15.0年+53万円(23位)13.5年7.2万円
広島県中国5,325kWh36.5円1,198kWh43%14.6年+60万円(15位)13.9年7.2万円
山口県中国5,636kWh36.6円1,153kWh46%14.6年+61万円(14位)14.3年6.8万円
徳島県四国5,775kWh37.9円1,247kWh45%13.1年+88万円(1位)13.2年7.7万円
香川県四国5,680kWh37.9円1,234kWh45%13.4年+83万円(4位)13.3年7.6万円
愛媛県四国4,850kWh37.4円1,221kWh39%14.7年+57万円(20位)13.4年7.4万円
高知県四国4,967kWh37.5円1,257kWh40%14.2年+65万円(10位)13.2年7.8万円
福岡県九州4,202kWh33.6円1,129kWh37%20年超−0.5万円(47位)15.7年4.3万円
佐賀県九州5,403kWh33.5円1,102kWh47%17.5年+24万円(41位)16.0年4.5万円
長崎県九州4,234kWh33.6円1,164kWh36%19.5年+3万円(46位)15.4年4.4万円
熊本県九州4,784kWh33.5円1,104kWh42%18.6年+10万円(44位)16.0年4.5万円
大分県九州5,032kWh33.5円1,214kWh41%17.1年+27万円(39位)14.8年5.2万円
宮崎県九州4,360kWh33.6円1,188kWh37%18.7年+9万円(45位)15.0年4.9万円
鹿児島県九州4,868kWh33.5円1,139kWh42%18.1年+16万円(43位)15.6年4.9万円
沖縄県沖縄4,157kWh42.2円1,177kWh36%14.8年+55万円(21位)13.4年9.0万円

結果③:雪国は「冬の発電ゼロ」を見込むと、20年収支が大きく目減りする

本試算の発電量(PVGISのERA5)は、パネルに雪が積もって発電が止まる影響を含みません。そこで、積雪の多い8道県(北海道・青森・秋田・山形・新潟・富山・石川・福井)について、1月だけ・1〜2月・12〜2月の発電をゼロにする3パターンを試算しました。冬の発電ゼロは仮定のシナリオで、実際の積雪ロスは屋根の角度や雪の滑り方、地域の降雪量で変わります。

積雪8道県の20年の正味収支。冬のゼロなし・1月ゼロ・1〜2月ゼロ・12〜2月ゼロ。北海道は+62万円→+40万円→+16万円→−2万円、新潟は+41万円→+22万円→+2万円→−15万円、福井は+84万円→+60万円→+36万円→+16万円
図8 冬の発電ゼロの感度(地域モデル世帯・太陽光4kW・上昇年2%)
道県冬のゼロなし1月ゼロ1〜2月ゼロ12〜2月ゼロ
北海道+62万円(14.4年)+40万円(16.2年)+16万円(18.0年)−2万円(20年で回収せず)
青森+67万円(14.3年)+45万円(15.9年)+22万円(17.7年)+3万円(19.6年)
秋田+58万円(14.8年)+38万円(16.4年)+16万円(18.1年)−1万円(20年で回収せず)
山形+79万円(13.8年)+55万円(15.1年)+30万円(17.1年)+11万円(18.6年)
新潟+41万円(16.2年)+22万円(17.6年)+2万円(19.7年)−15万円(20年で回収せず)
富山+71万円(14.1年)+49万円(15.6年)+26万円(17.3年)+7万円(18.9年)
石川+67万円(14.3年)+46万円(15.9年)+23万円(17.6年)+4万円(19.3年)
福井+84万円(13.5年)+60万円(14.8年)+36万円(16.6年)+16万円(18.2年)

12〜2月の3か月を止めても失う発電は年間の約19〜23%ですが、20年の正味は約8割以上減り、北海道・秋田・新潟ではマイナスになります。収支は「設置費を回収した後に残る部分」なので、発電が少し減るだけで残りが大きく削られるためです。積雪地では、パネルの角度を立てて雪を落としやすくする、雪の少ない時期に発電が集中する前提で容量を決める、といった設計が収支を左右します。積雪地の世帯モデル別・電気代別の試算は積雪地域の太陽光の試算、事業所は雪国の産業用太陽光の試算にまとめています。

結果④:蓄電池は、電気代の削減だけではどの県でも回収できない

太陽光4kWに蓄電池10kWh(実効9kWh)を足したときの差額で、蓄電池を15年で回収できる価格(損益分岐価格)を県ごとに求めました。結果は約4.3万(福岡)〜9.0万円/kWh(沖縄)で、想定価格15万円/kWh(税込・工事込み)の約3〜6割です。電気代上昇3%でも約4.9万〜10.0万円で、47県すべてが届きません。

47都道府県のタイル地図。蓄電池を15年で回収できる価格(万円/kWh)。沖縄9.0万、高知7.8万、徳島7.7万、香川7.6万、北海道7.5万、静岡7.5万が高く、福岡4.3万、長崎4.4万、佐賀4.4万、熊本4.5万、福井4.7万が低い。想定価格は15万円/kWh
図9 蓄電池の損益分岐価格(地域モデル世帯・上昇年2%・従量電灯のまま自家消費優先)

損益分岐価格が高いのは、買う電気の単価が高い沖縄・北海道と、使用量が多く単価も中程度の四国です。低いのは単価の安い九州と、使用量が多くても昼の発電を自宅でかなり使い切ってしまう北陸(福井・富山)でした。1〜4年目は余った電気を24円で売れるため、蓄電池にためると売電収入が減り、初期の数年は蓄電池の効果がほとんど出ないことも、損益分岐価格を押し下げています。

この試算は、従量電灯のまま自家消費を優先する運転です。夜の安い電気でためて昼・夕方に使う時間帯別プランへの切替、停電時の価値、DR(需要の調整)の報酬は含みません。料金プランを含めた9エリアの試算は蓄電池243ケースの試算、DRの報酬はDRの需要家メリットの試算、停電の備えは家庭の停電時の持続時間の解説をご覧ください。

結果⑤:補助は回収年数を大きく縮める。ただし受付状況と併用条件で決まる

補助の効き方は、地域の制度で大きく変わります。本記事では、単価と受付状況を原典で確認できた東京都(クール・ネット東京の令和8年度事業、2026年11月7日確認)を例に試算しました。他の道府県・市区町村の制度は、受付状況と併用条件の確認なしに金額を当てはめられないため、仮の単価(太陽光5万円/kW・10万円/kW)での感度として示します。

補助の効き方。左は東京都の地域モデル世帯:太陽光は補助なし回収17.1年、都の既存住宅12万円/kWで7.4年、新築10万円/kWで8.5年。蓄電池は補助なしで20年で回収せず、都の10万円/kWhで13.1年、DR加算10万円で11.3年。右は市区町村の太陽光補助を仮の単価で全県に当てた場合:15年以内に回収は補助なし23県、5万円/kWで40県、10万円/kWで47県
図10 補助の効き方(左:東京都の地域モデル世帯、右:仮の単価を47県に当てた感度)
制度(確認日)単価・条件東京の地域モデル世帯への効果
東京都 家庭における太陽光発電導入促進事業(令和8年度、2026年11月7日)既存住宅:3.75kW以下15万円/kW(上限45万円)、3.75kW超12万円/kW。新築:3.6kW以下12万円/kW(上限36万円)、3.6kW超10万円/kW。いずれも助成対象経費が上限。事前申込は2026年5月29日開始、交付申請兼実績報告は2029年3月30日まで4kWの既存住宅で48万円 → 回収約17.1年が約7.4年、20年の正味は約28万円→約76万円。新築(40万円)で約8.5年
東京都 家庭における蓄電池導入促進事業(令和8年度、2026年11月7日)10万円/kWh(助成対象経費(税抜)が上限、国・他の自治体の補助を差し引いた額。DRに参加しない場合は1戸120万円まで)。DR実証に参加すると1台10万円(機器を設置する場合15万円)の加算。2026年10月1日以降の事前申込は、令和8年度にSIIが登録した機器のみ10kWhで100万円 → 蓄電池の上乗せ分が約13.1年で回収。DR加算を入れると約11.3年。補助なしでは20年で約58万円のマイナス
国 DR対応の家庭用蓄電システム(令和7年度補正、SII)補助額は初期実効容量1kWhあたり3.45万円(設備費・工事費の3/10以内・上限60万円)。価格の条件(目標価格)は、設備費+工事費(税抜)が蓄電容量1kWhあたり12.5万円以下(蓄電容量10kWhなら約125万円以下)。他の国の補助と併用不可。2028年3月31日までDR契約を継続。公募は2026年12月10日まで(予算に達し次第終了)本試算の想定価格(蓄電容量1kWhあたり15万円税込=約13.6万円税抜)は価格条件を満たしません。条件を満たす製品(蓄電容量10kWhで約125万円税抜=約137.5万円税込以下)で、初期実効容量9kWhなら3.45万円×9kWh=約31万円を受けても、15年の効果(最大でも沖縄の約90万円)には届きません

太陽光の回収年数が補助で17.1年から7.4年へと大きく縮むのは、回収の定義(累積収支が最後にプラスへ転じた年)のためです。補助がない場合は13年目のパワコン交換で一度マイナスに戻りますが、補助で交換前に十分なプラスを確保できると、交換後もマイナスに戻らなくなります。仮の単価を全県に当てると、15年以内に回収する県は補助なしの23県から、5万円/kWで40県、10万円/kWで47県に増えました。市区町村の補助は、国・都道府県の補助との併用可否と「国の補助を差し引いた額が上限」といった計算方法で実額が変わるため、申請前に必ず確認してください。補助の費用対効果は補助金の費用対効果の試算で詳しく比較しています。

電力会社別の単価:九州・関西・北陸は安く、北海道と沖縄は高い

太陽光の電気で減らせるのは「買う電気の単価」です。月1.8万円の家の平均単価は、九州(約33.4円)・関西(約33.7円)・北陸(約35.0円)が安く、北海道(約46.6円)・沖縄(約42.6円)が高くなりました。11年目以降の売電は各社の卒FIT買取単価(7.0〜9.0円)で、自宅で使う1kWhの価値の4分の1以下です。

電力会社10社の買う電気の平均単価(月1.8万円の家・従量電灯)と卒FIT買取単価。北海道46.6円/8.0円、東北39.3円/9.0円、関東39.1円/8.5円、北陸35.0円/8.0円、中部39.0円/7.0円、関西33.7円/8.0円、中国36.7円/7.15円、四国37.9円/7.0円、九州33.4円/7.0円、沖縄42.6円/7.5円
図11 電力会社別の買う電気の平均単価と11年目以降の売電単価(税込)

沖縄は単価が高く、蓄電池の損益分岐価格も全国で最も高い(約9.0万円/kWh)一方、地域モデル世帯の使用量は約4,160kWhと少なめで、太陽光の20年収支は約55万円(21位)でした。沖縄は台風に備えた架台・施工の仕様や、離島の系統の条件など、本試算で扱っていない費用と制約があります。設置費と出力制御の条件は、施工店と沖縄電力の最新の情報で確認してください。

反実仮想:何もしない20年と比べると

太陽光を入れない場合、地域モデル世帯の20年の電気代(上昇年2%)は約317万円(兵庫)〜641万円(福井)です。太陽光4kWで取り戻せる正味は、その最大約16%(徳島・香川)で、九州の下位県では0〜4%にとどまります。太陽光は「電気代をゼロにする設備」ではなく、電気代の一部を、自分の屋根でつくる電気に置き換える設備です。

20年収支の上位6県と下位6県の比較。太陽光なしの20年の電気代と、太陽光で残る正味。徳島は約532万円のうち約16%、福井は約641万円のうち約13%、福岡は約344万円のうち約0%
図12 何もしない20年の電気代と、太陽光で残る正味(地域モデル世帯・上昇年2%)

何が変わると結論が変わるか

条件変化結果への影響(地域モデル世帯)
電気代の上昇率年1% → 2% → 3%20年の正味の中央値が約33万 → 49万 → 68万円。上昇1%では4県が20年で回収せず、3%では全県が回収
家の電気代の大きさ月1.2万円 → 2.5万円20年の正味の中央値が約20万 → 121万円。県の差より大きい
冬の発電ゼロ(積雪地)なし → 1〜2月ゼロ8道県で約41〜84万円 → 約2〜36万円
太陽光の補助(仮の単価)なし → 5万円/kW → 10万円/kW15年以内に回収する県が23 → 40 → 47
蓄電池の補助(東京都)なし → 10万円/kWh → +DR加算蓄電池の上乗せ分が20年で回収せず → 約13.1年 → 約11.3年
料金プラン従量電灯 → 時間帯別プラン本試算の範囲外。蓄電池・エコキュートの価値が変わる(9エリアの試算を参照)

地方別の読み解き

地方地域モデル世帯の20年の正味(太陽光4kW)読み解き
北海道・東北約+49万〜79万円(北海道+62万、山形+79万、宮城+49万)使用量と単価が高く、雪がなければ上位。冬の発電ゼロを見込むと大きく目減りするため、積雪の前提が判断を分ける
関東約+28万〜59万円(茨城+59万、東京+28万)単価は中程度だが、都市部は使用量が少なく自家消費が約34〜38%。東京は都の補助で回収が大きく縮む
北陸・甲信越約+39万〜84万円(福井+84万、富山+71万、新潟+41万、長野+42万)北陸は単価が安いが使用量が全国最大級。新潟は日照が最も少ない(1kWあたり約1,100kWh)
東海約+39万〜62万円(岐阜+62万、静岡+53万、愛知+42万、三重+39万)日照は全国上位(三重は1kWあたり約1,310kWh)でも、使用量が少ないと自家消費が伸びない
関西約+20万〜58万円(和歌山+58万、兵庫+20万)関西電力の単価が安く(約33円)、都市部は使用量も少ない
中国・四国約+53万〜88万円(徳島+88万、島根+86万、香川+83万、岡山+53万)使用量が多く単価も中程度。上位の常連
九州・沖縄九州 約−0.5万〜+27万円、沖縄+55万円九州は単価が関西と並んで全国最安水準で、使用量の少ない都市部は20年でほぼ回収の境目。沖縄は単価が高い

追いかけるべき指標

指標意味目安(本試算)
年間使用量(kWh)太陽光の価値を最も左右する。検針票12か月分か、30分値で確認地域モデル世帯で約3,960〜7,570kWh
買う電気の平均単価(円/kWh)自宅で使う1kWhの価値。燃料費調整・再エネ賦課金込みで見る約33〜47円(税込)
自家消費率(%)発電のうち自宅で使える割合。高いほど得地域モデル世帯で約33〜57%
20年の正味収支(円)回収年数より安定した比較の軸。点検・パワコン交換を含めて見る約−0.5万〜88万円(中央値約49万円)
蓄電池の損益分岐価格(円/kWh)見積もりの単価と比べて、補助がいくら必要かを判断する約4.3万〜9.0万円/kWh(想定価格15万円)
家計のエネルギー費の内訳電気・ガス・灯油・ガソリンのどれを置き換えるか年約22.6万〜38.0万円、電気代の比率約43〜60%

よくある思い込みと、試算の結果

思い込み試算の結果
南の県ほど太陽光は得県庁所在地で比べると、九州の発電量は全国並みかやや少なく(1kWあたり約1,100〜1,210kWh)、単価も関西と並んで全国最安水準。地域モデル世帯の20年収支は全国の下位に並んだ。発電量の県差より使用量と単価の差が大きい
雪国は太陽光に向かない雪がなければ北海道・東北・北陸は上位(使用量と単価が高い)。冬の発電が止まる期間の見込みで結論が変わる
太陽光は10年で元が取れる補助なし・点検とパワコン交換込みで、地域モデル世帯の回収は約13.1〜19.5年。月2.5万円の家なら約8.6〜13.7年
蓄電池も一緒に入れれば電気代で元が取れる15年で回収できる価格は約4.3万〜9.0万円/kWhで、どの県も15万円/kWhに届かない。補助・料金プラン・停電の備えと合わせて判断する
都道府県の平均値で自分の家も判断できる同じ県でも電気代の大きさで20年の正味が約20万〜121万円(中央値)と変わる。個別の試算が必要

試算の前にそろえる5つのデータ

  1. 12か月分の電気の使用量と料金(検針票やWeb明細)。できれば30分値(スマートメーターのデータ)。
  2. いまの料金プランと契約(従量電灯か時間帯別か、契約アンペア、オール電化か)。
  3. 屋根の向き・角度・面積と、積雪の状況(冬に雪が何か月残るか)。
  4. ガス・灯油・ガソリンの年間支出(給湯・暖房・車を電気に置き換える余地を見るため)。
  5. 使える補助金の受付状況と併用条件(国・都道府県・市区町村の順に、確認日を残す)。

説明に使える一文

  • 住民向け(自治体):「この地域の平均的なご家庭(年約○kWh)なら、太陽光4kWで20年に約○万円が残る試算です。お宅の電気の使用量で結果は大きく変わるので、検針票をお持ちください。」
  • 販売施工店:「日照の差より、ご家庭の使用量と電気の単価の差のほうが効きます。県の平均ではなく、お宅の12か月分のデータで試算します。」
  • 蓄電池の相談:「電気代の削減だけでは、どの県でも元が取れる価格(約4万〜9万円/kWh)に届きません。補助、料金プラン、停電の備えを合わせて判断しましょう。」
  • 雪国:「雪のない計算では上位の地域です。ただ冬に何か月発電が止まるかで、20年に残る額が大きく変わります。」

自治体の担当者へ:地域モデル世帯の数字の使い方

地域モデル世帯の試算は、住民向けの説明会や広報、補助制度の設計で「この地域の平均的な家庭ならどうなるか」を示す出発点になります。たとえば、補助を太陽光5万円/kWにすると、15年以内に回収する県が23から40に増えるという感度は、補助の単価を決めるときの目安になります。ただし、補助で動くのは「補助がなくても入れた家庭」も含むため、費用対効果は別に評価する必要があります(補助金の費用対効果の試算)。公共施設の太陽光は公共施設の47都道府県の試算、自治体の施設は自治体施設の試算で扱っています。

エネがえるでできること

本記事の数字は、地域の代表値です。個別のご家庭では、使用量、料金プラン、屋根、補助金、蓄電池やEVの使い方で結果が変わります。エネがえるASPは、全国の電気料金プランと補助金のデータを使い、太陽光・蓄電池・エコキュート・EV・V2Hの組み合わせを、お客さまの条件で比べて提案書にまとめられる経済効果シミュレーターです。複数地域の一括試算や、自治体の地域モデル世帯の試算は、試算代行(BPO)でも対応しています。シリーズの他の試算はエネがえる試算ライブラリにまとめています。

よくある質問

家庭用太陽光は、どの都道府県でも元が取れますか?

地域モデル世帯(県庁所在市の平均的な使用量)・電気代上昇年2%・補助金なし・点検とパワコン交換込みで、47都道府県中46県が20年以内に回収しました(回収約13.1〜19.5年、20年の正味は約−0.5万〜88万円)。福岡のモデル世帯(年約4,200kWh)だけが20年で約0.5万円のマイナスでした。電気代が月1.8万円の家なら、47県すべてが約13.2〜16.0年で回収します。

太陽光の損得は日照で決まりますか?

日照より、その家の電気の使用量と買う電気の単価の差のほうが大きく効きます。地域モデル世帯の20年収支との相関は、使用量0.71、平均単価0.42、発電量0.25でした。1kWあたりの発電量の県差は約1.2倍、使用量の差は約1.9倍あります。

一番得な都道府県はどこですか?

地域モデル世帯では、徳島(約+88万円)・島根(約+86万円)・福井(約+84万円)・香川(約+83万円)・山形(約+79万円)が上位でした(太陽光4kW・上昇年2%)。ただし同じ県でも家ごとの使用量で結果が大きく変わるため、順位は「地域の平均的な家庭」の比較です。

九州はなぜ下位なのですか?

九州電力の単価が関西電力と並んで全国最安水準で(月1.8万円の家で約33.4円/kWh)、太陽光の電気で減らせる電気代が小さいためです。県庁所在地の発電量も全国並みかやや少なめ(1kWあたり約1,100〜1,210kWh)でした。県庁所在市の使用量も少なめ(福岡・長崎は約4,200kWh)で、自家消費率が上がりにくくなります。

雪国でも太陽光は元が取れますか?

雪の影響を入れない計算では、北海道・東北・北陸は使用量と単価が高く上位に入ります。冬の発電ゼロを見込むと、1〜2月ゼロで8道県の20年収支は約2万〜36万円、12〜2月ゼロでは北海道・秋田・新潟がマイナスになりました。屋根の角度と雪の落ち方の確認が欠かせません。

蓄電池は県によって元が取れますか?

電気代の削減だけでは、どの県でも回収できませんでした。15年で回収できる価格は約4.3万〜9.0万円/kWhで、想定価格15万円/kWh(税込・工事込み)に届きません。東京都の補助(10万円/kWh、DR実証に参加すると1台10万円の加算)を入れると、東京のモデル世帯で約11.3〜13.1年で回収します。

補助金を使うと、どれくらい変わりますか?

東京都の既存住宅向け太陽光補助(3.75kW超は12万円/kW)を4kWに使うと、回収は約17.1年から約7.4年に縮みました。仮の単価を全県に当てると、15年以内に回収する県は補助なしの23県から、5万円/kWで40県、10万円/kWで47県に増えます。受付状況と併用条件は制度ごとに異なるため、申請前に確認してください。

自分の家の場合はどう確かめればよいですか?

12か月分の使用量と料金、いまの料金プラン、屋根の条件、ガス・灯油・ガソリンの支出、補助金の受付状況をそろえ、その条件で試算します。販売施工店にエネがえるなどのシミュレーターで、本記事と同じ条件(点検・パワコン交換込み、20年)での比較を依頼すると、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。

試算の前提条件(すべて公開)

電力会社(料金)基本料金・最低料金(月・税込)電力量料金(税込、円/kWh)燃料費調整(2026年12月分・11月7日時点)卒FIT買取
北海道電力 従量電灯B(40A)2,288.40円35.77/42.06/45.78−4.59円8.0円
東北電力 従量電灯B(40A)1,642.84円31.01/37.76/41.71−5.84円9.0円
東京電力EP 従量電灯B(40A)1,568.24円29.85/36.45/40.54−4.65円8.5円
北陸電力 従量電灯B(40A)1,210.00円30.86/34.75/36.46−6.14円8.0円
中部電力ミライズ 従量電灯B(40A)1,791.68円21.25/25.73/28.68+5.36円7.0円
関西電力 従量電灯A最低料金763.81円(15kWhまで)20.89/26.29/29.27+2.24円8.0円
中国電力 従量電灯A最低料金983.37円(15kWhまで)33.32/40.00/42.12−7.62円7.15円
四国電力 従量電灯A最低料金953.13円(11kWhまで)31.42/38.04/41.55−5.22円7.0円
九州電力 従量電灯B(40A)1,766.76円18.33/23.93/26.93+1.94円(燃料費調整1.86円+離島ユニバーサルサービス調整0.08円)7.0円
沖縄電力 従量電灯最低料金767.82円(10kWhまで)42.06/47.60/49.58−8.96円7.5円

電力量料金は120kWhまで/120〜300kWh/300kWh超の3段階(関西・中国・四国・沖縄は最低料金の範囲を除く)。再エネ賦課金4.18円/kWhを別に加算。北陸電力以外の9社は、シリーズ共通の料金表(蓄電池243ケースの試算の前提条件)と同じ値です。北陸電力は2026年11月7日に同社の公式ページで取得しました。

項目値区分
地域モデル世帯の年間使用量家計調査(2023〜2025年平均、二人以上の世帯)の県庁所在市の電気の購入数量。東京は東京都区部A
使い方の形(時間別・季節型)平日・休日の時間別の型、季節型3種(寒冷・中間・南国)の割り当てH
発電量PVGIS ERA5(2016〜2023年)、南向き30°・損失14%、全国一律の補正(設備利用率13.7%相当)。積雪・影は含まないA/H
太陽光の設置費31.9万円/kW(税込)。4kWで127.6万円A/H
点検・パワコン交換点検3.8万円×5回、パワコン交換38.4万円(13年目)B/H
売電1〜4年目24円、5〜10年目8.3円、11年目以降は各社の卒FIT単価A
蓄電池10kWh(実効9kWh)、15万円/kWh(税込・工事込み)=約13.6万円(税抜)、往復効率88%、劣化年1.5%、待機25W、自家消費優先。産業用の試算の14万円/kWhは税抜・業務用で別の前提H
電気代の上昇率年1%・2%・3%(買電の削減額に適用)H
冬の発電ゼロ1月・1〜2月・12〜2月の発電をゼロ(積雪8道県のみ)H
補助(仮の単価)太陽光5万円/kW・10万円/kW(実在の特定の制度ではない)H

この試算の限界

  • 地域モデル世帯は県全体の平均ではありません。家計調査の県庁所在市の値で、二人以上の世帯が対象です。オール電化の家庭も含み、単身世帯や県内の他の市町村とは使用量が異なります。家計調査の電気代は、国の電気・ガス料金の支援があった期間を含む2023〜2025年の平均で、本試算は使用量(kWh)だけを使い、料金は2026年11月時点の単価で計算し直しています。
  • 料金は県庁所在地の電力会社の標準の従量電灯です。時間帯別プラン、オール電化向けプラン、新電力の料金は含みません。県内で供給エリアが分かれる県があります。
  • 発電量は県庁所在地の1地点の値です。PVGIS(ERA5)は雪の積もり方、周辺の影、パネルの温度の細かい差を反映しません。全国一律の係数で補正しているため、地点間の差はERA5の地域差に依存します。
  • 使い方の形は3つの季節型の仮定です。同じ使用量でも、在宅の時間帯によって自家消費率が変わります。
  • 蓄電池は電気代の削減のみで、停電時の価値、DRの報酬、時間帯別プランへの切替の効果を含みません。
  • 補助は東京都の例と仮の単価の感度のみです。他の道府県・市区町村の制度、国の補助との併用は含みません。
  • 沖縄の台風対策の施工費、離島の系統の制約は含みません。沖縄電力の卒FIT単価は、シリーズの前の試算で報道値を使っており、公式ページで再確認できていません(区分B)。
  • 電気代の上昇率、設置費、点検・交換の時期は仮定です。名目値で、割引率は考慮していません。

ファクトチェック・エビデンス検証一覧

主要な数値と主張の根拠と検証方法を一覧にしました。出典はできる限り一次情報(官公庁・電力会社・公的機関の公式資料)にリンクし、仮定とモデル計算は区分で区別しています(A=一次情報で確認、B=業界団体などの資料・二次資料、M=本記事のモデル計算、H=仮定・専門家判断)。

検証の方法

  • 一次情報との照合:家計調査の都市別の数量・金額、北陸電力の料金と燃料費調整、東京都の補助の単価と要件、FITの価格を公式資料で確認しました(確認日:2026年11月7日)。北陸電力以外の電気料金と再エネ賦課金は、シリーズ共通の料金表(2026年11月時点、燃料費調整は12月分)を使っています。
  • 独立レビュー:独立レビューで指摘された点を修正し、再確認しました。
  • 独立計算モデルによる再計算:8,760時間のモデルで564ケース(積雪の感度144ケースを別に)を試算し、コードとケース別データで管理しています。料金計算・蓄電池の運転は蓄電池243ケースの試算と同じモデルです。
主張・数値値区分出典・検証
県庁所在市の電気使用量・家計のエネルギー費電気 約3,960kWh(千葉市)〜7,570kWh(福井市)。電気・都市ガス・プロパンガス・灯油・ガソリンの合計 年約22.6万円(神戸市)〜38.0万円(山形市)A総務省統計局 家計調査 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2023年〜2025年平均)「食料以外」。合計は本記事で5品目を足した値(M)
北陸電力の従量電灯B40A 1,210.00円、30.86/34.75/36.46円(税込)A北陸電力 ご家庭向けの電気料金単価(2026年11月7日取得)
北陸電力の燃料費調整(低圧・2026年12月分)−6.14円/kWhA北陸電力 燃料費調整単価のお知らせ(2026年12月分)
北陸電力の卒FIT買取8.0円/kWh(2025年4月時点の単価として公表)A北陸電力 卒FITの買取
燃料費調整の再確認(低圧・2026年12月分)東京電力EP ▲4.65円(従量電灯)、九州電力 燃料費等調整1.94円(燃料費調整1.86円+離島ユニバーサルサービス調整0.08円)。関西電力は同社サイトが403のため再確認できず、シリーズ共通値(+2.24円)A(関西はB)東京電力EP 燃料費調整単価等一覧、九州電力 過去の燃料費等調整単価(2026年11月7日確認。九州は離島調整の0.08円を加えて再計算)
北陸以外の9社の料金・燃料費調整・卒FIT前提条件の表のとおりA(沖縄の卒FITはB)各社公式。シリーズ共通の料金表(蓄電池243ケースの試算)
再エネ賦課金4.18円/kWh(2026年度)A経済産業省
住宅用太陽光の売電単価10kW未満:1〜4年目24円、5〜10年目8.3円(2025年度下期の価格を2026年度にも適用、初期投資支援スキーム)A資源エネルギー庁 買取価格・期間等(2026年11月7日にPC経由で取得した写しで確認。作成環境からは403)
太陽光の設置費・設備利用率・点検とパワコン交換実績平均29.0万円/kW(本試算は×1.1で31.9万円/kW税込)、設備利用率13.7%、点検3.8万円・交換38.4万円A/B調達価格等算定委員会 資料(点検・交換はJPEAヒアリング値)
東京都の太陽光の補助(令和8年度)既存住宅 3.75kW以下15万円/kW(上限45万円)・超12万円/kW、新築 3.6kW以下12万円/kW(上限36万円)・超10万円/kW。助成対象経費が上限。交付申請兼実績報告は2029年3月30日までAクール・ネット東京 家庭における太陽光発電導入促進事業(令和8年度)(2026年11月7日確認)
東京都の蓄電池の補助(令和8年度)10万円/kWh(税抜の助成対象経費から国・他の自治体の補助を差し引いた額が上限、DRに参加しない場合は1戸120万円まで)、DR実証の加算10万円(機器を設置する場合15万円)、2026年10月1日以降の事前申込は令和8年度のSII登録機器のみAクール・ネット東京 家庭における蓄電池導入促進事業(令和8年度)(2026年11月7日確認)
国のDR対応の家庭用蓄電システムの補助3.45万円/kWh(初期実効容量)、3/10以内・上限60万円、目標価格は設備費+工事費(税抜)で蓄電容量1kWhあたり12.5万円以下、2028年3月31日までDR継続、公募は2026年12月10日までASII 公募要領(シリーズのDRの試算で2026年11月7日に原典を確認)
発電量補正後 1kWあたり約1,100(新潟)〜1,310kWh(三重)A/MPVGIS(ERA5)を全国一律の係数で補正。積雪・影は含まない
地域モデル世帯の太陽光の回収47県中46県が20年以内(約13.1〜19.5年)、15年以内23県。20年の正味 約−0.5万〜88万円(中央値約49万円)Mケース別データで確認(上昇年2%・補助なし・点検とパワコン交換込み)
電気代を月1.8万円にそろえた場合47県すべてが約13.2〜16.0年、15年以内42県、20年の正味 約44万〜86万円M同上
20年収支との相関地域モデル世帯:使用量0.71、平均単価0.42、発電量0.25。月1.8万円:自家消費1kWhあたりに減る電気代0.73(平均単価0.48)、発電量0.63M47県の相関係数
積雪地の冬の発電ゼロ1〜2月ゼロで8道県の20年の正味 約2万〜36万円、12〜2月ゼロで北海道・秋田・新潟がマイナスM/H冬のゼロは仮定のシナリオ
蓄電池の損益分岐価格約4.3万〜9.0万円/kWh(上昇年2%)、上昇年3%で約4.9万〜10.0万円/kWh。想定価格15万円/kWhM/H従量電灯のまま自家消費優先の運転
東京都の補助の効果太陽光 回収約17.1年→約7.4年(既存住宅)・約8.5年(新築)、蓄電池の上乗せ分 約13.1年・DR加算で約11.3年M東京の地域モデル世帯・上昇年2%
仮の補助単価の感度15年以内に回収:補助なし23県、5万円/kWで40県、10万円/kWで47県M/H実在の特定の制度ではない
何もしない場合の20年の電気代約317万円(兵庫)〜641万円(福井)。太陽光で取り戻せるのは最大約16%(徳島16.5%・香川15.9%)M上昇年2%・名目
家計の打ち手の順番・地方別の課題表と図1のとおりH専門家判断。試算値ではない

試算・分析:エネがえる(国際航業株式会社)/公開:2026年11月7日/試算条件の確認日:2026年11月7日。本記事は「47都道府県の家庭のエネルギー判断ポータル」の6構成のうち「太陽光のみ」「太陽光+蓄電池」について、地域モデル世帯の試算値を公開するものです。毎月、燃料費調整・再エネ賦課金・補助金の最新情報を確認し、変化があれば再計算して更新します。関連する試算:住宅用太陽光729ケースの試算/蓄電池243ケースの試算/卒FITの選択肢の試算/積雪地域の太陽光の試算/V2Hの243ケース試算/補助金の費用対効果の試算/業種別のエネルギー費マップ/エネがえる試算ライブラリ。

著者情報

国際航業株式会社カーボンニュートラル推進部デジタルエネルギーG

樋口 悟(著者情報はこちら)

樋口 悟(Satoru Higuchi)。国際航業株式会社 カーボンニュートラル推進部 デジタルエネルギーグループで「エネがえる」の事業開発を担当。住宅・産業用太陽光、蓄電池、EV・V2H、PPA、電力料金・補助金の経済効果を扱い、SaaS・API・BPOによる比較提案・導入判断を支援しています。「太陽光・蓄電池導入意思決定白書2026」の監修、独自調査、官公庁・自治体の試算支援、APIを活用したサービス開発・協業にも取り組みます。執筆・更新では一次情報と試算条件の明示を重視し、公表値と独自の推計・仮定を区別します。 詳しいプロフィール・活動実績・参照資料 / 監修した白書

顧客の声・公開登壇記録
・共伸興建・市川様の公開インタビュー(2023年1月11日):「樋口さんが電話に結構すぐ出てくれる」「業界の知見がある」。操作に加え、提案方法や試算ロジックへの相談対応をご評価いただきました。同インタビューでは、利用者増加時にも同じ品質のサポートを求める声をいただいています。
・東京都・東京都環境公社のWEBシンポジウム(2024年3月15日):「太陽光発電と都市の可能性」の講演者として、樋口悟の氏名・所属・略歴が主催者の公式ページに掲載されています。
協業や資料のご案内では「迅速なご対応とご送付、ありがとうございます!」、AIサポートによる操作案内では「ありがとうございます。助かりました。」などのお客様の声をいただいています。
公開インタビュー以外のお客様の声は、企業名・氏名を省略して紹介しています。AIサポートへの声はサービスへのご感想です。

エネがえるの導入・活用実績
エネがえるは、官公庁・自治体、大手メーカー、商社、電力・ガス会社、住宅メーカー、有力販売施工店など、全国700社以上に導入されています。主な導入・活用先には、環境省、地方自治体、シャープ、パナソニック、ニチコン、スズキ、村田製作所、ダイヘン、三菱電機、ネクストエナジー・アンド・リソース、エリーパワー、NTT-ME、東京ガス、東邦ガス、大和ハウス工業、東京センチュリー、ELJソーラーコーポレーションなどがあります。
導入事例を見る / 主な導入・活用先の掲載情報
エネがえる全体の実績です。掲載先には導入・連携・実証・事例掲載等を含みます。

ご相談・お問い合わせ
エネがえるのご相談はもちろん、新規事業開発、アライアンス、執筆・セミナー講演、リサーチやデータセット開発などのご相談も承ります。まだ具体的に決まっていないお話でも、お気軽にご連絡ください。
TEL:070-3669-8761 / Mail:satoru_higuchi@kk-grp.jp

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