ENEGAERU METHOD 07 / 08
試算業務の引き算法
ツールを増やすほど、忙しくなる
ソフトの機能一覧から選ぶ前に、自社の負荷に合う導入形態を考えられます。繁忙期のスポット対応と継続的な仕組みづくりを分けて検討できます。
この記事が役立つ方:試算業務を抱える営業責任者、メーカー・商社・EPC、DX担当者
入力は速くなった。でも、請求書の確認、表の転記、グラフの貼り付け、説明の修正は残っている。忙しさが変わらないなら、計算の手前と後ろに仕事が詰まっているのかもしれません。新しいツールを選ぶ前に、消したい工程を一つ決めましょう。
試算業務の引き算法とは
試算業務の引き算法とは、案件受付から説明までを分解し、「自分で使う・自社業務に組み込む・業務を任せる」を工程ごとに選んで、重複作業と受け渡しを減らす方法です。
速く打つ工夫の前に、二度打たない仕事の形を。
本シリーズの名称は、エネがえるの公開情報と実務上の判断手順を顧客視点で整理した編集上の提唱です。新機能名・特許技術名・実証済みの学術理論を示すものではありません。
手元の一件で、ここから進める
- 一件の作業を最後まで書く資料回収、整形、入力、条件確認、計算、比較、提案書、説明、差し戻しまでを並べます。
- 人の時間と待ち時間を分ける手を動かす時間、確認待ち、やり直しを別に記録します。月間件数と季節変動も見ます。
- 最も詰まる工程で試すSaaS・API・BPOを一律に優劣付けせず、自社の運用責任や件数に照らして小さく確認します。
三つの選択肢は、担当者の持ち方が違う
SaaSは、自社の担当者がサービスを使って試算する形。APIは、計算機能を自社の画面や業務フローへ組み込む形。BPOは、合意した業務を依頼する形です。APIには実装・保守・エラー対応が必要で、BPOにも依頼条件と納品物の確認が必要です。どれも「何もしなくてよくなる」とは言えません。何を社内に残すかを先に決めます。
エネがえるの価値を、三つの入口から見る
エネがえるには、SaaS製品、計算機能を利用するAPI、試算等を依頼するBPOの選択肢があります。例えば、普段の提案は社内で行い、繁忙期の複数案件は代行を相談する、といった業務設計を検討できます。同じ契約ですべて使えるという意味ではないため、対象製品・連携項目・納期・責任分担は個別に確認します。
内製Excelの比較に、保守を入れる
Excelの作成費が小さくても、料金変更への対応、計算の点検、属人化した引き継ぎに時間がかかることがあります。一方、件数が少なく仕様が限定的なら、内製が合う場面もあります。作る費用だけでなく、使い続ける費用を並べて比較します。導入後に消える工程と、新しく増える管理工程を両方書くのがポイントです。
試行の合格条件は、作業全体で決める
「代表案件3件で、出力に必要な項目を満たし、手戻りの理由を記録できる」など、自社で確認できる条件を置きます。営業成果への影響は、案件難易度や担当者の違いもあるため、時間短縮から自動的に成約率向上を言い切らないようにします。まず一つ、確実に減らせる仕事を特定しましょう。
書き込んで使える確認シート
手元の案件を一つ選び、分かるところから記入してください。不明な項目は「未確認」のまま残せます。
入力欄は自動保存されません。移動・再読み込み前にコピーまたはテキスト保存してください。このシートから外部AIへの送信は行いません。
AIに相談するなら、この質問から
必要な部分だけ匿名化して貼り付けてください。AIの回答は、元資料や製品仕様と照合して使います。
よくある質問
SaaS・API・BPOはどれが一番効率的ですか?
件数、変動、社内の開発・運用体制、必要な出力で変わります。作業全体と追加の管理負荷を含めて比べます。
APIを導入すれば転記はなくなりますか?
連携対象や画面・業務設計によります。どの入力からどの出力までをつなぐかを定義し、実装後に確認する必要があります。
次に一つだけ進めるなら
自社の提案で使えるか、画面で確認する
対象設備、手元のデータ、比較したい案をそろえると、必要な製品・支援を選びやすくなります。
根拠・関連資料
公開情報確認日:2026年9月29日。仕様・提供範囲は対象製品と契約条件で確認してください。本文の場面・数値例は説明用の想定例であり、特定顧客の発言や効果実績ではありません。
企画・構成:エネがえるBlog|再エネ判断の工程削減メソッド
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