ENEGAERU METHOD 01 / 08
空欄で止めない仮置き設計
資料がそろわない
いま依頼すべき資料が絞れます。概算を出したあとも、どの数字を差し替えればよいかが分かり、最初から聞き直す手間を減らせます。
この記事が役立つ方:提案の初動を担う営業担当者、施設の情報を集める事業会社の担当者
たとえば、来週が初回提案なのに、届いたのは電気料金の請求書1枚。図面は施設担当、契約内容は経理、デマンドは別の窓口。「資料がそろったら着手」で、また一週間が過ぎそうになる。これは、あなたの計算が遅いからとは限りません。
空欄で止めない仮置き設計とは
空欄で止めない仮置き設計とは、入力を「確認済み・仮置き・要確認」に分け、今回決めてよい範囲と、正式判断の前に埋める情報を同時に定める方法です。
空欄をなくすより、空欄の意味をそろえる。
本シリーズの名称は、エネがえるの公開情報と実務上の判断手順を顧客視点で整理した編集上の提唱です。新機能名・特許技術名・実証済みの学術理論を示すものではありません。
手元の一件で、ここから進める
- 今回の判断を一つに絞る候補施設を残すための概算なのか、正式見積もりを採用する判断なのかを先に書きます。用途が違えば、求める根拠の深さも変わります。
- 数字に状態と根拠を付ける実測値には対象期間と出典、仮置き値には置き方と幅、未取得項目には確認先を付けます。不明をゼロとして入力しません。
- 差し替える順を決める結論を変えそうな項目から確認します。需要の時間帯、契約単価、設備価格など、案件で影響の大きい条件を優先します。
請求額だけから、使った電気を確定しない
同じ月額の電気代でも、料金プラン、基本料金、調整額、使用量は異なります。金額しかない段階で推定した使用量は、実測のkWhと区別して残しましょう。住宅では生活時間帯、法人では操業日・休日・昼夜の負荷が自家消費の見込みを左右します。住所と年間使用量が同じでも、使う時間が違えば試算の意味が変わります。
概算の出口を決めておく
想定例として、工場の平日稼働は確認済み、土曜日の稼働は未確認だったとします。「土曜休業」と「土曜稼働」を別ケースに置けば、土曜の確認が候補選定を左右するかを調べられます。ただし、屋根の構造安全性や設置可否を経済試算の仮置きだけで確定することはできません。概算の出口は「現地調査へ進む」「データを追加取得する」「いったん保留する」など、段階に合わせて設定します。
エネがえるを使うと、何を自分で抱えずに済むか
エネがえるBizには、デマンドデータが未取得の段階で業種別ロードカーブと稼働カレンダーから初期検討を始める選択肢があります。これは個別施設の実測と同じという意味ではありません。推定のケースを先に作り、データ取得後に見直すという使い方に結び付けられます。自分で入力や前提整理を進める余力がない場合は、BPOの対応範囲を相談できます。
「ひとまず平均で」の前に、たった一行
「この試算は候補選定用。採用判断前に、直近の使用量・契約条件・設置条件を確認する」。この一行と未確定項目を一緒に渡します。数値だけが転送され、概算が確定値として独り歩きするのを防ぐためです。
書き込んで使える確認シート
手元の案件を一つ選び、分かるところから記入してください。不明な項目は「未確認」のまま残せます。
入力欄は自動保存されません。移動・再読み込み前にコピーまたはテキスト保存してください。このシートから外部AIへの送信は行いません。
AIに相談するなら、この質問から
必要な部分だけ匿名化して貼り付けてください。AIの回答は、元資料や製品仕様と照合して使います。
よくある質問
検針票が1か月分でも太陽光シミュレーションを始められますか?
初期検討を始められる場合はありますが、年間の使用量や季節差を確定できるとは限りません。推定した部分を明示し、正式判断までに必要な資料を決めておきます。
30分値がない工場は検討できませんか?
Bizでは業種別ロードカーブと稼働カレンダーを使う選択肢があります。実測の代替精度を一律に保証するものではないため、用途と追加確認事項を設定します。
次に一つだけ進めるなら
自社の提案で使えるか、画面で確認する
対象設備、手元のデータ、比較したい案をそろえると、必要な製品・支援を選びやすくなります。
根拠・関連資料
公開情報確認日:2026年9月29日。仕様・提供範囲は対象製品と契約条件で確認してください。本文の場面・数値例は説明用の想定例であり、特定顧客の発言や効果実績ではありません。
企画・構成:エネがえるBlog|再エネ判断の工程削減メソッド
8つのメソッドを一覧で見る


